日本医療機能評価機構のラジオ宣伝
日本医療機能評価機構が、産科医療補償制度についてラジオ放送で宣伝を流している。
曰く、「お産のときに、脳性まひになったお子さんとご家族を救済する」制度が、上記補償制度であり、それを担当するのが、上記機構である、と。
この「お産の時に」、という表現が引っかかる。
脳性まひは、乳児期後半に入っても筋緊張が弱いままか、かえって筋緊張が高まるという経過で判明することが多い。勿論、周産期に問題があると、その後慎重に経過を観察されるので、早期に発見されることもある。が、前者の経過が多いことは事実だろう。
とすると、この「お産の時に」という句は、時間的な関連を意味するのではなく、因果関係を意味することになる。不幸にして、お子さんが脳性まひになってしまった親御さんは、そう受け取るはずだ。
この後、宣伝は「脳性まひの成因を究明する」と続く。その「究明」の一端が、過日マスコミが大々的に報道した「陣痛促進剤」の「不適切な使用」と脳性まひとの関連ということなのだろう。
同機構には、脳性まひが専ら周産期の低酸素状態によって引き起こされる、という誤った先入観がないか?脳性まひの8割程度が、遺伝的な問題で生じる、即ち胎生期の問題で生じることを理解しているのだろうか?同機構は、陣痛促進剤が脳性まひの原因であるとは断言していないが、原因であるかのように大いにミスリードする情報を垂れ流している。そうした情報操作は、自らの社会的存在意義をアピールするためなのだろう。
同機構は、繰り返し言及している通り、産科医療補償制度により、毎年100億円規模の内部留保を蓄え続けている。そして、多くの独立行政法人と同様に、官僚の天下り先になっている。そうした組織が、自らの存続のために、このような不正確な情報を垂れ流すことは決して許されない。
- [2013/05/18 08:23]
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第三者医療事故調のアドバルーン
この記事にある通り、先日、第三者による医療事故調を設置して、予期せぬ以上事故による死亡例の原因究明を行うという新聞記事がでかでかと載っていた。こともあろうに、その第三者医療事故調の候補が、かの「日本医療機能評価機構」であるらしい。
医療事故調は、調査結果を捜査機関に渡すことはないとしているが、ご遺族には手渡されるはずで、それによって医療訴訟が提起される可能性は十分ある。
それにしても、かの「日本医療機能評価機構」が出てくるとは・・・。この天下り団体は、昨日もラジオで広告を流していた。「お産の時に」脳性まひになったお子さんとご家族を救う、らしい。脳性まひの原因の大多数は胎内での問題、遺伝的な問題であることが分かってきているのに、である。
予期せぬ死亡事故とは一体何なのか?ちょっと頭に上がったのが、精神科における患者の自殺である。それがすべて予期せぬ死亡事故と扱われるとなると、精神科医療は成立しがたくなる。また、救急医療での重篤な外傷、高齢者の急性疾患等々、ハイリスクな症例では、「予期せぬ」死亡は頻繁に生じうる。医療には絶対はない。確率的な事象で、患者の死は予期せぬ形で起こりうる。
個々のケースで、死亡に至った経過に徹底した医学的な検討を加えることは重要だろう。が、それは「日本医療機能評価機構」のような天下り団体が行うべきことではない。彼らには行えない。
あの新聞記事は、厚労省が出したものではないとのこの室長の話だが、彼女が担当したものではないとしても、やはり厚労省しか出所はあり得ない。よくある、アドバルーンを上げて、世論の反応を見るというやり方だ。行政は、この手法で世論を誘導し、自らの政策を実現してきた歴史がある。さて、このアドバルーンをそのまま認めると、急性期医療が成立しがたくなるわけだが・・・。
以下、MRICより引用~~~
厚労省・大坪室長「予期せぬ死亡届け出義務 全病院・診療所に拡大」は今は「厚労省方針」ではない
井上法律事務所
弁護士 井上 清成
2013年5月17日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
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1. 5月13日(月)新聞各紙に「厚労省方針」「厚労省決定」と載ったけれども
5月15日(水)、日本医療法人協会は、日野会長・小田原医療安全調査部会長、協会事務局員と筆者(協会医療安全調査部会委員)で、厚生労働省医政局を訪問した。対応したのは、この4月に医療安全推進室長に就任したばかりの大坪寛子氏と同室員である。当初は約束してくれてはいたのだが、残念ながら吉岡総務課長は不在であり、急用が生じてしまったらしい。
もともと、訪問の目的は、4月18日に厚労省が提示した医療事故調の取りまとめ案に対して、この1月と2月に成立した四病協合意と日病協合意といった病院団体の諸合意をもっと尊重して欲しいと申し述べ、同協会としては、医療事故調に関して「医療法改正」をするのは現状では反対であると表明することにあった。当然、所期の目的は達したものの、話題の中心は、丁度その2日前の5月13日(月)に新聞各紙が全国的に派手に報じた「予期せぬ死亡届出義務 全病院・診療所に拡大 厚労省方針」(2013年5月13日・東京新聞朝刊より)などといった記事の内容に移って行く。
そうしたところ、結局、大坪室長は、それらの記事(特に、厚労省方針とか厚労省決定といったところ)を明確に否定したのである。現に、大坪室長自身が新聞数紙に対し、記事に関して既に異議を述べてあるとのことであった。
2. 厚労省は今は検討部会の議論をまとめてみただけ
たとえば、前出の東京新聞は、冒頭で「厚生労働省は医療事故の実態把握のため、国内すべての病院・診療所約十七万施設を対象に、診療行為に絡んで起きた予期せぬ患者死亡事例の第三者機関への届け出と、院内調査を義務付ける方針を決めた。関係者が十二日、明らかにした。」としている。他の各紙もほとんど同じ内容の記事であったし、全国各地の地方紙にも派手に掲載された。
ところが、大坪室長によると、厚労省は自ら立案を決めたことはなく、ただ検討部会の議論をまとめてみていただけとのことである。現時点においては、検討部会(正式名称は、「医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会」)の結論待ちという立場であった。
つまり、5月29日(水)午後1時に開催される次回の検討部会が、医療界としての正念場ということであろう。ここ数年にわたって議論されて来た医療事故調問題も、いよいよクライマックスを迎えるらしい。医師の検討部会構成員のみならず、医療界全体がいよいよ大きな決断を迫られる。
3. 医療法改正は不要、医療法施行規則の改正だけで必要十分
末尾に、医療法改正が必要な法律所管事項と、医療法施行規則改正で足りる省令所管事項との対比一覧表を示す( http://expres.umin.jp/mric/mric.vol116.doc )。これは、日本医療法人協会で法的観点から検討し、5月15日の厚労省訪問時に提出した資料の一つである。
四病協や日病協の病院団体合意の範囲ならば、医療法の改正は要らない。ところが、厚労省取りまとめ案のように、第三者機関を創設したり、予期せぬ死亡届出義務化をしたりするならば、確かに医療法改正は必要である。
大坪室長は、医療の見識のみならず、法的見識も十分に有しており、この点を的確に理解していた。大坪室長の意図するところは、「これまでも病院の先生方が十分にご努力されていることは理解しているが、患者や社会に対しては見えにくいところもある」「医療者の努力が見える形へ」(5月10日金曜日メディファクスより)といったところにあるらしい。これも一つの識見だと評価しえよう。
しかしながら、もしも、刑法の業務上過失致死罪の見直しや、民法の責任制限(軽過失免責)への道筋に何ら言及せずに、ただ医療法改正をしてしまったとしたら、少なくとも近い将来には二度と再び、そのような議論は「決着済み」として蒸し返せなくなってしまうかも知れない。日本医療法人協会の提言は、今はまず医療のプロセスの内のことだけを、再発防止・医療安全のために、自律的に医療者だけできちんと事故調査をしてしまおうというものである。だからこそ、医療法施行規則の改正で足りてしまう。そして、その後5年くらいで見直して、医療法改正をして、刑法の業務上過失致死罪等を排除しようという構想である。すべての医療者と医療界には、これらの点を十分に考慮して、重大な政策決断を行って欲しいと思う。
- [2013/05/17 10:22]
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シュタルケル逝く
ヤーノシュ シュタルケルが亡くなったことを新聞記事で今日知った。
シュタルケルは、学生時代に「ブラームスのチェロソナタ1番」の演奏で知った。鬱屈した気分の満ちたこの曲を、若々しい情熱で弾く演奏だと思った。カミソリのような切れ味のボーイング。正確無比の演奏技術。何時かは彼に近づけるようにと大それたことを考えていた・・・大学時代、寮で良く聞いたものだった。
ハンガリー系のアメリカ人。ユダヤ系で兄二人はナチズムの犠牲になったらしい。才能には恵まれていたのだろうが、苦労なさってあの名声を築き上げられたのだろう。堤剛の師匠でもある。日本のコンクールで佑諸氏勇んで米国に留学した堤が、暮ども暮せども音階練習ばかりシュタルケルに命じられた話が記憶に残っている。難曲をそれと感じさせずにすらすらと弾くシュタルケルの技術は、そうした努力の積み重ねから生れたのだろう。でも、あの自由で軽やかなボーイングによるフレージングはやはり天才的なものだったと思う。
また、一つの時代が私にとって終わった。
ご冥福をお祈りしたい。
- [2013/05/16 23:16]
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ヨーロッパの友人たち
昨日は、コンテストさえなければ(笑)、絶好のCONDXだったのだが、ロシアのコンテストでヨーロッパ方面はごった返していた。これだけ良いCONDXなのに、呼ばれ続けることがないコンテスター達は、もうすぐコンテストがインフレ状態であることを理解することになるのだろう・・・。それはさておき、コンテストの混信を避けて、ヨーロッパの友人たちとしばらくぶりに交信をした。14メガの夜。
Villi TF3DX/Mは、モービルとはいえ、結構な強さで、終始了解度は5であった。当初、Oskar TF3DCと勘違いしてしまった。それを言うと、良く間違えられる、Oskarは良い友人だけれど、との話であった。Villiは、レイキャビクから75kmほど離れた、別荘にやって来ているところだった。100wにホイップなのだが、ホイップは全長4.8mだそうで、14メガではほぼ1/4波長のフルサイズである。自慢のアンテナらしく、ローバンドではコイルを入れて運用する、160mでJAとも交信した、とのことだった。
Villiとの交信を手短に切り上げ、その後呼んでくれたのが、Anders SM6CNN。気温が15度まで上がり、湖の氷も解け、ようやく春がやってきたと喜んでいた。これから野菜作りをしたい、とのこと。だが、まだ霜の振る可能性があり、温室が必要かもしれない、とのことだった。目指すはトマト作りらしい。雑草の心配はないらしい。先日、IARU RegIの仕事で、アイスランドを訪れたのだが、あちらでは、温泉のお湯を使って大規模な温室栽培をしている。三日間で3トンのトマトを収穫するような規模だそうだ。家の暖房、発電等にも温泉・地熱が利用されており、エネルギーがとてもクリーンであった、とのこと。アイスランドのハムが30名ほど集まってくれて、楽しい会合だったらしい。アイスランドは、先年の金融危機では大分酷いダメージを受けたようだけれど、と言うと、経済は大幅に回復してきているようだ、とのことだった。
経済問題から、ユーロ圏の問題に話題が移った。ユーロの制度を作る際に、新たに加盟した国々の審査をしっかりすべきだったのだ・・・ギリシャを始め、所謂PIIGS諸国のことを指しているのだろう・・・と、Andersは述べていた。恐らく、ドイツを始め「北」の国々の人々の正直な感想なのだと思う。だが、ユーロによって、「北」の国々も大きな恩恵を受けているはずなので、今後リスクマネージメントの制度を整えて対処するようにすべきなのではないか、と申し上げた。それには、彼も同意してくれた。ユーロが崩壊するという悲観論もあるが、あれだけ時間をかけて生み出したこの制度だ、そう簡単に壊れるはずはない。
これからは、時々ビームを北西に向けよう・・・。
- [2013/05/13 13:02]
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「国会版社会保障制度改革国民会議」の中間とりまとめ
河野太郎氏が、「国会版社会保障制度改革国民会議」の中間とりまとめを公表している。こちら。
「持続可能な」医療介護制度を確保するために、医療では、まず総合診療医がすべての患者を診る、さらに総合診療医が必要に応じて、「正しい」専門医へ紹介するという制度を考えているようだ。持続可能性を言い換えると、医療費は削減するということだ。この提言の肝は、医療費削減政策である。総合診療医には、住民の一定数を割り当て、その報酬は定額制にする、という。これは、医療崩壊をきたした英国の制度にそっくりである。患者が医療機関を選べるフリーアクセスを維持すると述べているが、本音は違うだろう。現状であっても、国民は専門医志向が強く、様々な情報を得て、大病院・専門医にかかる傾向がある。この現状を、総合診療医をゲートキーパーとする制度に改めるためには、フリーアクセスは取りやめにせざるを得ないからだ。
この二昔、三昔前の英国風の制度にすると、確かに、医療費の削減は容易になることだろう。だが、そこで何が始まるかと言うと、現状を上回る医療の崩壊だ。総合診療医の診療予約をとるのに時間がかかり、専門医に容易に紹介してもらえない、紹介されたとしても数カ月、下手をすると一年以上待ちという状況になる。大多数の医師にとっては、やりがいが失われ、かなりの数が外国に仕事を求めて出てゆくことになるだろう。英国では、この医療崩壊から脱するために、ブレアー政権になって、結局大幅な医療費の増加を余儀なくされた。それを、河野氏らは繰り返そうとしているのだ。
また、この報告には詳述されていないが、介護の面でも、要介護度の低いケースは介護保険が使えぬことにするらしい。医療介護の地域包括ケアである。介護保険対象から外れる方々をどうするのか。介護保険が担ってきた介護を、地域のボランティアに担わせる積りらしい。地域でケアすると言えば聞こえが良いが、軽症要介護者のケアから行政・政府は撤退するということだ。
「正しい」医療や、「地域全体で」ケアする介護、そして医療介護を国民の手に、というスローガンは虚しい。診療報酬の出来高制によって、医療機関に設備投資のインセンティブを与えているという現状認識の乏しさ。そしてあたかも国民の立場にたったかのようでいて、結局、行政の描く医療介護体制に変えようというやり方が、どれほど欺瞞的なことか、政治家として恥を知るべきだ。政府は、これまでの失政によって、これまで通りの医療介護を提供できなくなった、故に今後は、これだけの医療介護しか提供できないと、謝罪の上、説明すべきだ。この中間とりまとめでも提言されている、70から74歳までの医療費自己負担が特例で1割負担になっていたものを、元来の2割負担に戻す決定を、「選挙後」まで先延ばしすることに、政府与党は決めたらしい。この有り様では、腰の据わった医療介護政策の改革などできるはずがない。
- [2013/05/08 22:16]
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「脳性まひ児は、出産時陣痛促進剤を用いられている」という日本医療機能評価機構の報告
今朝の朝日新聞朝刊に、日本医療機能評価機構による報告について報道されていた。脳性まひ児188名出産時の陣痛促進剤の使用に関する報告である。
調査した脳性まひ児のうち、3割の例で、陣痛促進剤が用いられ、その内77%が産婦人科学会のガイドラインを守っていなかった、という内容である。最後に、愛育病院の岡田崇院長によるコメントがある。それによると、脳性まひ児の出産にはリスクがあり、出産を促進させなければならないこともある、とのこと。これが正しい認識だと思うのだが、この記事は、陣痛促進剤が脳性まひの成因であると誤った方向に誘導する。
脳性まひ症例の大部分は、胎内で生じる問題であり(従って、出産方法の問題でないことが圧倒的に多く)、その出産にはリスクが伴い、場合によっては陣痛促進剤を用いざるを得ない。陣痛促進剤投与がまるで脳性まひの原因・誘因であるかのように報告する日本医療機能評価機構、または/かつそれを誤解されやすいように報道するマスコミは、間違っている。ガイドラインはあくまでガイドラインである。その指示を超すかどうかは、医療現場の裁量の範囲であることが多い。マスコミは、センセーショナルな内容でないと、記事にできないのだろう・・・それにしても、困ったことだ。
ところで、日本医療機能評価機構は、産科医療補償制度によって、巨大な内部留保を毎年貯めこんでいる。詳細はこちら。その詳細を公表しないばかりか、集める補償金の金額を下げようとしない。こうした組織に、産科医療現場の状況を把握できるはずがない。同機構は、最近、ラジオでこの補償制度のことを宣伝している。その宣伝曰く、脳性まひの成因を究明する由。このような報告を出しているところをみると、成因究明など彼らの手に余ることに違いない。こちらの一件も、マスコミには是非突っ込んで報道してもらいたい。が、金の有り余る天下り法人、それもマスコミに宣伝を流す法人であると、批判的には取り上げにくいのだろう。持ちつ持たれつ、という関係である。
- [2013/05/08 10:07]
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FOC 75周年
FOCが発足して75周年だそうで、今月中、その記念行事が行われている。詳細は良く知らないのだが、FOCメンバー、FOC特別局(サフィックスにFOCとつく局)と一定数交信すると、アワードが授与されるというもの。今月上旬から、それらの特別局、それにメンバーも活発に運用し始めている。
当初、この記念行事では、昔の思い出を共有する連中が出てきて、昔話をすることを、私は期待していた。が、今までのところ、特別局へのパイルごっこ、という言い方が悪ければ、パイル合戦を、皆で楽しんでいる様子だ。WまたはK*FOCという局が特にたくさん出ていて、何日かでそのコールを持ち回りで皆で運用しているらしい。日本だったら、さしずめ宅配便でリグと免許証を、次の運用者に送るところだろうが、米国では、そのような馬鹿げたことはなく、何日の午前0時から、誰それの順番ということで、途切れることなく運用されているようだ。
特別局へのパイルに参加しても、はじかれてしまうことも度々あり、それが理由と言うことではないが、あまり関心もなくなってしまった。毎週末開催される種々のコンテストが、異様な数に増えていることと、このFOCのパイルごっこも根は同じなのかもしれない。コミュニケートする道具としてのアマチュア無線は、過去のものとなり、一種のゲームとしての存在でしかなくなってしまったのかもしれない・・・という、私がいつも繰り返している結論にたどり着く。ま、楽しみ方は様々、他人の楽しみに異を唱えても仕方あるまい。
昨夜、CONDXがとても良く、14メガで北米が強力に入感していた。Rod K5BGBが、昔懐かしい美しいキーイングで呼んできてくれた。彼のことは以前にも何度か記しているが、1980年代に7メガの夕方に出没していた常連であり、さらに1988年私がFOCに入るときに、推薦者の一人になってくださった方でもある。私を推薦してくださった方は7、8名いたはずなのだが、覚えている範囲では、Rod以外に存命の方は、Chris G4BUEだけになってしまった。いずれにせよ、大切な友人・先輩のお一人である。
彼は、昔は、バーチカルを2エレのフェーズドアレーにして出ておられたが、数年前に引っ越してからは、屋根すれすれのOCF DPしか張れず、さらに通常5WのQRPでの運用になってしまったので、7メガでお目にかかることは殆どなくなってしまった。昨夜は、QRO 40Wで出ているとのことだった。奥様ともども元気にしておられること、仕事も継続している、テニスも現役で、シングルの試合でも3セット程度はできることなどを伺った。やはりダブルスの方が楽だけれどね、と言って、笑っておられた。現在71歳。近いうちに、トップローディングのバーチカルを7、10メガ用に作って試してみたいとのことだった。昔の交信仲間である、Tim VK3IMがモービルで使っていた、大きなトップハットにすると良いですねと話すと、「そうそう!」と受けていた。
Rodは、CWopsが発足した時に(またはその前だったか・・・)、FOCを去り、CWopsも彼の望むクラブではなかったと言って、1,2年で辞めてしまった。その経緯の詳細を尋ねたことはないが、今回のパイルごっこのFOCイベントを見てみると、同じようなことを彼も考えていたのではあるまいか、と考えてしまう。彼の音楽的ともいえるキーイングを聴きながら、何時までもお元気で無線や仕事、テニスに活躍なさってもらいたいものだと強く思った。きっとまたお目にかかれることがあるだろう・・・。私にとっては、パイルごっこよりは、こうした交信の方が比較にならぬほど重要なのだ。
- [2013/05/06 14:58]
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庭仕事が続く
相変わらず、雑草をとり、庭の一部を耕し、そこに植物・野菜を植える仕事を続けている。野菜では、ジャガイモ、トマト、スイカ、大根、うり等を植えた。農作業について、何も知らないので、ネットや書物で調べて、仕事を進めている。日差しが強く、1,2時間根を詰めて仕事をしていると、うっすらと汗をかき、皮膚が日焼けして痛くなる。すると、しばらく室内に戻り、休憩し、人心地つくとまた外に出るという生活だ。
昼は、うどん等簡単なもので済ます。午後3、4時になると、そろそろ夕食の支度・・・いやぁ、これは父親が20、30年ほど前にやっていたのと同じことをしていると、時々苦笑している。
世の中の喧騒や、自分の身分や出世、様々なしがらみから離れた静かで平和な時間が流れる。
椿の花。八重咲なので、西洋椿なのか・・・。

家の東側にある、名称不詳の木。庭師さんの一人が、「神の木」と言っていたような・・・二階のベランダから。この季節に、ご覧のような見事な花が一面に咲く。
- [2013/05/05 22:49]
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日経が混合診療に誘導している
日経が、混合診療に誘導する記事を載せたらしい。ダイアモンドオンラインで見事に論破されている・・・というか、新聞記事に載せる段階で、もう少し調べないのか>日経。
日経という新聞、結構良い記事も載せると思っていたが、基本的には、大企業のための記事を載せるようだ。混合診療になると儲かるのは、保険会社のみ。国民、医療機関双方ともにひどい目に会う。
ダイアモンドオンラインの記事はこちら。
- [2013/04/30 17:02]
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母没後2年
母が、遠く仙台近郊の病院で亡くなって、2年経った。明日、弟夫婦が仙台からやって来る。両親がかって住んでいた離れを数日かけて掃除し、今日は布団を干した。狭い居間兼台所、各々の居室、それに廊下を掃いて、拭き上げた。生活感はさすがに徐々に薄れてゆくが、まだ両親がふっと現れそうな気配を感じる、
もうだれも住むことのない離れをいつまでこうして維持するのか・・・きっと我々兄弟のこころのなかから、両親がすっと別な世界に移りゆくまでだろう。私たちの次の世代になれば、きっとさっさと取り壊されるのだ。
庭もできるだけきれいに保つようにしている。雑草との戦い。欅が新緑の葉を豊かに茂らせ始めた。離れの東側に植えられた梅には、実がなっている。庭には、さまざまな花を植えた。父が植えたジャーマンアイリスが涼しげな花を咲かせている。
こうしたことは長くは続かない。だが、このひと時が、私たちにとっては永遠の相を垣間見ることに繋がるのだ。

- [2013/04/28 13:15]
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