森友疑惑スクープ記者の左遷 

森友疑惑をスクープしたNHKの記者が、希望する記者職から外され、閑職に異動させられると報じられている。2,3日前から、facebook等でこの情報が流れていたが、まさかそんなことがあるはずがないと思っていた。その「まさか」が進行中なのだ。

現場から閑職への左遷は、森友疑惑を報じたことへの報復であるのは間違いない。それが官邸からの指示によるのかどうかは大きな問題ではない。官邸の「意向」に逆らう者は、このようになるという見せしめの効果が絶大だろう。

NHKの上層部は一体何を考えているのか。こうした人事異動によって、現場を萎縮させるのが、彼らの意図なのか。これは、報道機関としてのNHKの自殺行為に等しい。

twitterに流れた情報によると、この記者は、大阪放送局報道部副部長。来月8日付での異動が内示されたらしい。NHK東京本社に、抗議のメールをする。

NHK宛の意見は、こちら。

以下、引用~~~

森友問題スクープ記者を“左遷” NHK「官邸忖度人事」の衝撃

2018年05月17日 15時00分 日刊ゲンダイDIGITAL

森友問題スクープ記者を“左遷” NHK「官邸忖度人事」の衝撃
記者は籠池前理事長にいち早くインタビューしていた(C)日刊ゲンダイ

「皆様のNHK」どころか、これでは“安倍様のNHK”だ。森友学園問題に関するスクープを連発していたNHK大阪放送局の記者が突如“左遷”されるというのだ。安倍政権の急所である森友問題を報道させないための“忖度人事”ではと、NHK内部に衝撃が走っている。

 森友問題を最初に指摘した木村真豊中市議が15日、フェイスブックに〈大阪NHKの担当記者さんが、近く記者職から外されるということです!〉〈NHKが「忖度」したということなのか〉と投稿し、物議を醸している。

 これを受け、日刊ゲンダイが調べたところ、木村氏が言及したA記者は現在、大阪放送局の報道部の副部長だが、来月8日付で記者職を離れ、番組チェックなどを行う「考査室」へ異動する内々示が出されたという。

「考査室は、定年間際の社員が行くような部署で、悪くいえば“窓際”。A記者は昨年、森友問題が発覚した後、いち早く籠池前理事長のインタビューを行い『籠池に最も近い記者』とメディア関係者の間で一目置かれていました。今年4月4日の『財務省が森友学園側に口裏合わせ求めた疑い』をスクープしたのもA記者。文書改ざん問題など、検察の捜査が進んでいて、真相究明はまさにこれからというタイミングだけに、A記者も上層部に記者職を継続したいと伝えていた。なのに“考査室”ですからね」(NHK関係者)

 スクープ記者がいなくなれば、安倍首相を追い詰めるような森友問題の報道はNHKからガタ減りするだろう。やはり“忖度人事”なのか。

 A記者に話を聞こうとしたが、「私の立場ではお答えすることはできません」と口をつぐんだ。NHKに問い合わせると、「職員の人事に関して、原則、お答えすることはありません」(広報局)と返答した。

 前出の木村市議はこう言う。

「スクープ記者を外すようではNHKは終わりです。視聴者を見て番組を作っているとはいえず、今後、受信料を払いたくないという国民も出てくるのではないでしょうか」

 NHKの森友報道をめぐっては、先日、共産党議員の国会事務所に〈森友報道をトップニュースで伝えるな〉と、上層部が部下に指示したとのNHK内部からとみられるタレコミもあった。いったい誰のための公共放送なのか。

官房長官記者会見の制限 

記者クラブには大手マスコミしか入れない。従って、小規模マスコミや、独立ジャーナリストが、政府関連のニュースを得ることが難しくなっている。大手マスコミと、政府・安倍首相は、親密な関係を築き、多くのマスコミが政府の宣伝機関に成り下がっている。記者クラブは、大手マスコミが政府からの情報を独占する、そして政府と親密な関係を築く場になっている。国民の知る権利を制限する組織になってしまっている。

内閣記者会は、とくにその傾向が強い。多くのマスコミは、政府の方を向き、政府の宣伝をすることだけを仕事にしている。

官房長官の記者会見で、質問の記者人数・時間を制限することを、内閣記者会は官邸側から打診され、それを受け入れた、という。幹事報道機関の恣意的な判断で、官邸に対して疑問をぶつける報道機関が締め出される可能性が高い。

政府は、マスコミを利用し、世論を自らに有利になるように誘導することに必死になっている。

政府が当面国民に忘れてもらいたいのは、森友学園・加計学園の疑惑だ。国民の関心を集めたいのは、北朝鮮問題だ。

以下、東京新聞望月記者のフェースブックでの発言を引用~~~

取材によると、8月に菅官房長官側から「後何人、後何問まで」と、官邸広報室の担当者が発言することで、会見を打ち切って良いかどうかを内閣記者会に打診、そして聞いた瞬間、耳を疑ったが、その打診に内閣記者会が応じてしまったようだ。以降、質問は打ち切られるようになり、会見で森友・加計はじめ疑惑の追及がしづらくなっている。これは、メディアの自殺行為ではないだろうか。

2008年以降の福田内閣下での、町村官房長官から、河村長官、平野長官、仙谷長官、枝野長官、藤村長官の500回以上の官邸会見を見続けてきた、ある政治部記者によると、官邸会見で手を挙げているのに、内閣記者会の番記者が、質問を打ち切るという光景は、いまだかつて見たことがないそうだ。(8月以降は、これが散見されるようになっているが。。。)

それだけ、いまの内閣記者会の政治部記者が、官邸の意に沿った動きしかせず、疑惑の追及をしていく姿勢に乏しいことがわかる。勿論、政治部記者の全員がそういう思いだとは決して思わないが、しかし、菅長官側の会見打ち切りの打診を認めてしまった罪は、あまりにも大きいのではないか。

会見は、政府の広報をそのまま垂れ流す場では決してないはずだ。しかし、いまの会見を見ていると、事前に記者が質問を官邸広報室に投げているからか、殆ど秘書官らが用意しただろう文書を菅官房長官が淡々と読み上げている光景が続いている。このような会見を「歌舞伎会見」とも言うと聞いた。

政府の公式見解を聞くことは勿論大切なのだと思うが、一方で、官房長官会見は、私や市民の疑念や疑問を率直にぶつけ、政権の中枢部に、その姿勢を問うことができる、大切な場でもあるはずだ。その場を、マスメディアが自らの判断で、政権の意に添い、縮めることを認めてしまった。その判断が良かったとはとても思えない。

後世の記者たちに、メディアを通じての民主主義のあり様を歪めて伝える契機を作ってしまったのではないか。日本のメディアの在りようが、いま改めて問われていると感じる。

本人たち・宮内庁の意向無視の報道 

眞子さんの婚約者が、記者会見を開いた。だが、婚約等に関する質問に彼の返答は、時期が来たら、公表するの一点張り。おめでたい話なのに、ずいぶん剣もほろろの挨拶だとびっくりした。

すると、宮内庁、当事者たちにはまだ公表する積りがなかったことが明らかになった。

NHKがスッパ抜いた報道らしいが、皇室の人間の婚約報道という順序を踏むべき出来事を、このように本人たちの意向を無視して報道した理由は一体何なのだろうか。

何かから国民の目を逸らさせたい、人物・党派があるのではないだろうか。マスコミを通して、皇室を政治利用したと言われても仕方あるまい。南スーダンからの自衛隊の突然の撤退報道、という前例もあることだ。マスコミによって国民の視線を何とでもできると思っているのだろうか。


日刊スポーツから引用~~~

NHKが1番速報!宮内庁は発表前報道に「不本意」
[2017年5月17日9時57分 紙面から]

 秋篠宮家の長女眞子さま(25)が国際基督教大(ICU)時代の同級生の男性と婚約に向けて準備を進めていることが16日、分かった。宮内庁の山本信一郎長官が明らかにした。男性は法律事務所に勤務し、一橋大大学院にも通う小室圭さん(25)で、大学時代の2010年、神奈川県藤沢市の観光協会の「湘南江の島 海の王子」に選ばれている。

 「眞子さま婚約へ」のニュースはNHKが「ニュース7」(午後7時)で速報した。対応に追われた宮内庁は午後8時半から山本信一郎長官が報道陣の取材に答えた。山本長官は結婚などの具体的な時期については「しかるべき時期に発表すべく、計画を進めようとしているところだ」と説明。「皇族方の気持ちに密接に関わることについて、発表を待たずに報道がなされたことは不本意であり、残念だ」と苦い表情を見せた。