愛媛県文書を否定するなら、国会証人喚問を 

愛媛県から、加計疑惑解明の決定打となる書類が国会に提出された。

だが、安倍首相、加計理事長ともに、この文書の内容を否定している。

だとしたら、安倍首相を含む関係者全員の国会証人喚問をせざるを得ないだろう。首相側は、愛媛県が公文書の形で、首相を「誹謗中傷している」わけだから、対処をすべきである。

もし、安倍首相・加計理事長が、この文書公表に対して、何も対処しないとしたら、自分たちがクロであることを白状していることになる。

もう加計疑惑は、「詰んでいる」のだ。それを認めず、みっともない抗いをしているのが、安倍首相だ。

以下、引用~~~

「安倍首相が『獣医大学はいいね』」愛媛県新文書に記録
5/21(月) 18:28配信 朝日新聞デジタル

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設について、2015年2月に学園の加計孝太郎理事長が安倍晋三首相と面会して学部新設の目標について説明し、首相が「新しい獣医大学の考えはいいね」と返した、と記録された愛媛県の文書が存在することがわかった。打ち合わせをした際の加計学園側の発言を記録したものだという。愛媛県は21日、こうした内容を含む獣医学部関連の文書を、参院予算委員会に提出した。

 これまで安倍首相は、加計氏について「私の地位を利用して何かをなし遂げようとしたことは一度もなく、獣医学部の新設について相談や依頼があったことは一切ない」と語っていた。また、加計学園の獣医学部新設計画を知ったのは17年1月20日、と説明。文書には15年2月の段階で加計氏から相談があったと記録されており、発言の整合性が問われそうだ。

 愛媛県の文書は「報告 獣医師養成系大学の設置に係る学園関係者との打合せ会等について」との題名で、「27.3.」と時期が記されている。文書は、「加計学園から、理事長と安倍首相との面談結果等について報告したいとの申出があり、3月3日、同学園関係者との間で打合せ会を行った」と始まる。

 この中で、加計学園から県への報告として、「(1)2月25日に理事長が首相と面談(15分程度)」し、加計理事長から首相に「今治市に設置予定の獣医学部では、国際水準の獣医学教育を目指すことなどを説明」。「首相からは『そういう新しい獣医大学の構想はいいね』とのコメントあり」と記されていた。

 別の文書では、15年3月24日に首相官邸で柳瀬氏と加計学園関係者が面会した際のやりとりとして、柳瀬氏が「獣医師会の反対が強い」とし、「この反対を乗り越えるため」「内閣府の藤原地方創生推進室次長に相談されたい」と述べたことが記載されていた。加計学園は今治市、愛媛県とともに同年4月2日、藤原豊地方創生推進室次長(当時)と面会を実現させている。

首相国会答弁に、前川氏が強く反論 

安倍首相が、獣医学部新設に関して、京産大よりも、岡山理科大の方が優れていると、前川前事務次官「さえも」述べていたと、国会答弁した。それに対して、前川氏は、事実に反すると抗議し、氏の名前を使うなと述べている。以下の引用文章を参考。

前川氏は、事務次官当時、和泉首相補佐官から「首相に代わって言う」と、加計案件を進めるように強要されたことを告発した人物である。従って、上記のような発言を前川氏がしたということはあり得ないことは、いかに知性を欠く安倍首相と言えども、分かっていたはずだ。ところが、その明らかな嘘を国会答弁で繰り出す、その精神構造はどうなっているのだろうか。

加計・森友疑惑ともに、すでに安倍首相が仲間を優遇したということが明らかなのだ。残すは本人が正直に話すのみ。ところが、それを徹底して安倍首相は拒み、周囲の官僚を巻き込んで虚偽・改ざん・隠蔽を繰り返している。

このような人物が首相に居座るのは、我が国の国難であると心底思う。

以下、引用~~~

 5月14日の衆参両院の予算委員会において、安倍首相は再三にわたり私の名前に言及しましたが、その発言内容は私の事実認識に反するものでしたので、以下の点を明らかにしておきたいと思います。

 1 国民民主党玉木雄一郎衆院議員の質問に対し、安倍首相は、「(加計学園は)ずっと構造改革特区のときから岩盤規制に穴を開けようとしてきたのは事実であります。安倍政権になってからも構造改革特区については安倍政権では4回却下をしているわけであります。そこであの前川前次官ですらですね、前川次官ですら、京産大はすでに出していたんですが、そのことをですね、そのことはまだ準備が十分ではないという認識の上にですね、熟度が十分でないという認識の上に、加計学園しかなかったということをおっしゃっていたわけであります。」と述べましたが、この発言は事実に反します。

 国家戦略特区ワーキンググループが2016年10月17日に京都府・京都産業大学からのヒアリングを実施したこと及びその内容については、その当時私は全く知りませんでした。文部科学省はこのヒアリングに呼ばれていなかったからです。「加計学園しかなかった」という認識は持っていましたが、それは首相官邸や内閣府が初めから加計学園の獣医学部新設を認めようとしていたこと、すなわち「加計ありき」という認識を持っていたということです。2016年10月17日の京産大の提案内容を知らされていない私が、加計学園の提案と京産大の提案とを比較考量することは不可能でした。

 したがって、加計学園と比べて「(京産大は)まだ準備が十分ではない」「熟度が十分でない」という認識を私が持っていたとする安倍首相の発言は事実に反し、極めて心外です。

 2 公明党中野洋昌衆院議員の質問に対し、安倍首相は、「これまでの国会審議を通じて、柳瀬元秘書官のみならず、前川前次官も含め、誰一人として私から国家戦略特区における獣医学部新設について、何らの指示も受けていないことが、すでに明らかになっています。」と述べました(共産党田村智子参院議員の質問に対しても同様の答弁あり)。

 たしかに、私は、国家戦略特区における獣医学部新設について、安倍首相から直接の指示は受けておりません。

 しかし、私は、2016年9月9日に和泉洋人首相補佐官に首相官邸へ呼ばれ、国家戦略特区における獣医学部新設について速やかな対応を求められました。その際、和泉補佐官は「総理は自分の口から言えないから、私が代わっていう。」と発言されましたので、私はこれを安倍首相自身の意思だと受け止めました。

 また、内閣府から文科省担当課に伝えられた内容を記録した文書(「官邸の最高レベルが言っている」や「総理のご意向」と記された文書)からも、私は加計学園の獣医学部の平成30年度新設が安倍首相自身の強い意向だという認識を持っていました。

 したがって、安倍首相が加計学園の獣医学部新設に自分が関与していないと主張するための材料として、私の名前に言及することは極めて心外であり、私の名前をこのように使わないでいただきたいと思います。

 2018年5月15日

       前川喜平

安倍首相の滅茶苦茶答弁 

もう笑っちゃうほど滅茶苦茶な首相答弁。どうも、ネトウヨの書き込みをそのまま国会で答弁したらしい。ちょっと考えれば分かるはずだ。これが通用すると思っている安倍首相は、やはり知性を欠いている。

政治の劣化が甚だしい。これは、国民の側の問題だ。この政権を3割強の国民がまだ支持している。

冷戦構造化では資本主義陣営の一員として、庇護され、経済的利益を与えられてきたわが国が、冷戦終了とともに、米国発のグローバリズムにより搾取され、今度は、自衛隊の海外派兵により血を流すことを強要される。政権は、米国への隷従をさらに強める。国民は「他に適当な人物がいないから」という理由で、その政権のトップを支持し続ける。まさに、漂流し、徐々に落下して行く国家だ。

NHK NEWS WEBより引用~~~

前川前次官 予算委員会の首相答弁「事実に反する」
5月15日 17時31分

加計学園の獣医学部新設をめぐり、安倍総理大臣が14日の予算委員会で京都産業大学の獣医学部の提案について、「文部科学省の前川前次官ですら、加計学園しかなかったとおっしゃっていた」などと答弁したことについて、前川氏は「事実に反する」として反論するコメントを出しました。

加計学園の獣医学部新設をめぐり、14日行われた衆・参両院の予算委員会で、安倍総理大臣は今治市と同じく獣医学部新設を目指していた京都産業大学の提案について、「文部科学省の前川前次官ですら、まだ熟度が十分でないという認識のうえに、加計学園しかなかったということをおっしゃっていた」などと述べ、選定プロセスに問題はなかったという考えを示しました。

この発言について、前川氏は「京都産業大学の提案内容は知らされておらず、加計学園と比較考慮することは不可能だった」としたうえで、「京都産業大学の準備や提案の熟度が十分ではないという認識を私が持っていたとする総理の発言は事実に反する。極めて心外だ」と反論するコメントを出しました。

柳瀬元秘書官の国会答弁、それに関する安倍首相の嘘 

柳瀬氏の国会参考人招致に関して、さまざまなコメントが出されている。多くは、柳瀬氏の発言には、あまりに無理がある、嘘をつかされているというものだ。

だが、安倍首相、政権側は、それでもシラを切る積りらしい。

〇柳瀬秘書官から首相への報告の有無

一つは、首相秘書官が首相に加計側と面談したことを報告しないことはあり得ない、という批判。それに対して、安倍首相は「全然問題ない。国家の重大事でない限り、途中経過を報告することはない」と答えている。

だが、柳瀬氏は参考人招致で「加計さんと総理は永年のご友人にて敢えてお耳に入れるまでもなかった」と答弁していたのだ。つまり、「加計ありきを総理が知らぬはずない」と柳瀬氏が考えていたことを吐露している。本来ならば首相の耳に入れるべき情報であったことを前提にして語っている。首相秘書官の職務を良く知る江田衆議院議員等から、首相に報告が上げないということはあり得ないと、柳瀬氏の答弁は批判されている。首相は嘘をついている。

首相秘書官は、首相の分身であり、それだからこそ様々な情報をしっかり共有するはずだ。特区申請前の業者と、官邸で三回も面談し、それを首相秘書官が首相に報告しないということはあり得ない。

〇県・市職員が同席したのか否か 何を議論したのか

そもそも、昨年4月2日の面談に、愛媛県・今治市の職員が同席していたのか覚えていないと柳瀬氏は、まだしらばっくれようとしている。だが、下記のニュースの通り、職員はテーブルに陣取り、柳瀬氏とやり取りをしたという記録が、愛媛県にある。その面談で、加計獣医学部の学部長にその後なる人物から獣医学の状況、感染症対応をする獣医師の不足などについて延々と聞かされたと柳瀬氏は、はっきり答えているのに、テーブルに並ぶ県・市の職員のことを覚えていないというのは作為的過ぎる。要するに、県・市職員と会った事実が判明すると、過去の嘘がばれてしまい、都合が悪くなるということなのだろう。

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首相秘書官は、「官邸で誰にでも会い」「誰に会ったか記録もなく」「面談の報告を上司である首相に上げない」としたら、行政統治以前に官邸のリスク管理の点から失格である。そのようなことはあり得ない。

あり得ぬことを、あったと主張したのが、この参考人招致だった。特区選定前、公募前の時点で、県・市職員および特定業者を官邸に呼び出し、指導するというのは、その業者の特別扱いに他ならない。国家戦略特区に関わった283業者中、官邸で首相秘書官と面談したのは、加計だけだった。加計ありきで最初からことが進んでいたということだ。

柳瀬氏、他の「証人喚問」が必須である。

以下、愛媛県知事の真っ当な議論を引用する~~~

愛媛知事、柳瀬氏の名刺を公表=県職員説明メモも

2018年05月11日 12時37分 時事通信

愛媛県の中村時広知事は11日、学校法人「加計学園」の同県今治市での獣医学部新設問題に関し、同県職員が保存していた柳瀬唯夫元首相秘書官の名刺と、首相官邸で県職員が柳瀬氏に説明した内容のメモを公表した。柳瀬氏は10日の参考人質疑で、県職員の名刺は保存しておらず、面会した定かな記憶がないと答弁しており、野党の証人喚問要求が強まるのは必至だ。 中村知事は記者会見で、柳瀬氏の答弁について「愛媛県の信頼に関わるようなこともあったので、非常に残念に思う」と語った。 公開された名刺は「内閣総理大臣秘書官 柳瀬唯夫」の印刷の下に手書きで「(経産)」とあり、面会の日にちとみられる「27.4.-2」のスタンプが押されている。 メモでは、獣医師養成系大学設置の必要性、県と市のこれまでの取り組み、今後の対応の3項目について説明内容が記載されている。

 【時事通信社】

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中村愛媛県知事は、この問題に関して国会で証言すると言っているが、政権はそれを頑なに拒否している。

柳瀬氏、国会参考人招致 

昨日、柳瀬氏の国会参考人招致を部分的に視聴した。

彼は、加計学園関係者と面会したことを認めた。特区申請前に、三度。首相秘書官が、官邸で三度も会うこと自体が異様な出来事だと、江田議員から指摘されてきた。そこで話し合われたことは、獣医医師の必要性など一般論だったと言葉を濁していたが、そうして三度面会したこと自体が、最初から加計ありきであったことを示す。今治・愛媛の担当者と会ったことは明言しなかった。これについては、愛媛県知事から厳しい批判のコメントが出されている。

柳瀬氏の国会答弁の記録。

こちら。

彼が唯一、明確に否定したことは、安倍首相からの指示、それに面会後の安倍首相への報告である。これらの、秘書官としては当然行うべき業務を行わなかったということだけは、力を込めて言明していた。秘書官として失格であることを、自ら力を込めて述べる・・・違和感どころではない。これが嘘であり、安倍首相の盾になれと命じられた挙句の言葉であることを強く示唆している。

佐川前理財局長の国会答弁と同じである。

安倍首相は、官僚を犠牲にして生き残ろうと画策している。愚かなことだ。

宮台真司氏の安倍政権批判 

ラジオ番組、TBSデイキャッチでの 宮台真司氏による安倍政権、安倍首相についてのコメント。正鵠を得ている。

これだけの嘘で塗り固めた首相、政権はかってなかった。この政権が、行政・政治に残した爪痕を回復させるのに、どれだけのエネルギー、コスト、そして時間がかかることだろうか。いや、これから人口・国力の低下してゆくこの国に、それを回復させられる余力はあるのだろうか。この政権を支持しているのが、その回復過程の苦労を自ら担わせられる若い人々であるということは大いなる皮肉だ。

こちら。

今日、柳瀬氏の国会証言がある。与党が、頑なに「証人喚問」を拒んできた。それは、偽証により罰則が与えられる証人喚問では都合が悪い、この期に及んでも、まだ何とか隠し通そうという積りなのだろう。大体、政府与党と「調整をして」、記憶が蘇るというのもおかしな話だ。柳瀬氏は、嘘をつく、何かを隠すことを強要されている。見苦しいことこの上ない。

森友も、加計もすでに詰んでいる。

官僚を苦しめているのは誰か? 

柳瀬氏、苦しいだろうね。

優秀な官僚を、こんな苦しみにあわせているのは、誰だろうか?

と記したところで、日刊ゲンダイが、柳瀬氏の置かれた状況をよくまとめた記事を載せた。こちら。

やはり、彼は安倍首相を中心とするcronysmに収まり切れなかった人物のようだ・・・だが、自らの官僚としての将来を考えて、安倍首相を庇う発言を参考人として行うことになるのか。それとも、真実を語ることになるのか。

本当のことを話した方が、肩の荷が下りるというものだろうと思うのだが・・・。

この文科省で発見された文書は、彼の「記憶喪失」を癒す効果があるだろうか。

以下、引用~~~

加計問題 内閣府の文科省伝達メールに「柳瀬氏とも面会」

毎日新聞2018年4月20日

林芳正文部科学相は20日の閣議後記者会見で、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡り、愛媛県の職員らが首相官邸を訪れたとされる2015年4月に文科省が内閣府から受け取ったメールを公表した。印刷された形で省内から見つかり、その日に柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会する予定と記されていた。愛媛県作成の文書に「首相案件」と発言したと記載された柳瀬氏は「記憶の限り会っていない」と面会を否定しているが、文書とメールの日時は一致している。

ミッシングリングがすべて見出された 

「今治の獣医学部、速く作れ」と和泉補佐官が総理に代わって言い、

内閣府の藤原さんも「これは官邸の最高レベルが言ってる」、

萩生田官房副長官も「総理は30年4月開設とお尻を切ってる」、

愛媛県それに農水省からも「首相案件だ」という書類が出てきた。

京産大の獣医学部構想責任者は、「官邸に呼ばれたことはない」と述べている。

ミッシングリングが完成した。

安倍首相が、加計学園獣医学部ありきで進めた案件。お友達への優遇、行政の私物化、ここに極まれり。

愛媛県の文書を否定しているが・・・ 

愛媛県の役人が作成した文書の「首相案件」という一件、安倍首相はきれいに否定していた。そうした言葉を述べたことがないという、元秘書官の柳瀬氏を「信じる」からだそうだ。

しかし、文科省から出てきた「官邸の最高レベル」と同じもので、どう考えても、愛媛県の文書の方が真実で、安倍・柳瀬ラインは嘘をついている。

もういい加減止めにしたらどうかと思うのだが、安倍首相にしてみたら、ここを認めると、進退窮まるということなのだろう。国はどうなっても良い、自分の権力だけは死守するということなのだ。

あちこちから隠蔽されていた文書が出てきている。もう、安倍首相は詰んでいる。

だが、こうしたブザマな首相を生み、権力にしがみつくことを可とする、我が国の政治制度・社会は本当に不味い。

もう、関係者全員・・・安倍首相も含めて・・・証人喚問しかない。

以下、引用~~~

安倍首相、加計文書の内容否定=元秘書官を「信頼」-愛媛県と主張対立
時事通信
2018/04/11 20:25

 安倍晋三首相は11日の衆院予算委員会で、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる愛媛県が作成した文書に、首相が学園の加計孝太郎理事長との会食の場で計画を話題にしたと記されていることについて、内容を否定した。柳瀬唯夫経済産業審議官が首相秘書官時代に計画を「首相案件」と発言したとされる記述を否定したことに関しても、柳瀬氏を支持。愛媛県側と首相側の主張が対立する異常な事態となった。

 愛媛県の文書には、首相が当時の下村博文文部科学相から聞いた話を加計氏に伝達したとの趣旨の記述がある。これについて首相は、「下村文科相から『加計学園が文科省の要請に対応していない』と聞いたこともないし、下村氏が言ったことを私から加計理事長に伝えるということはない」と言明した。

 首相は「私が意図していないこと、私的なことについて、私の秘書官が首相の意向を振り回すということはあり得ない」と強調。柳瀬氏が「首相案件」との発言を否定していることについては「私は元上司として信頼している」と述べた。立憲民主党の枝野幸男代表への答弁。

 希望の党の今井雅人氏は、柳瀬氏が「記憶の限りでは、お会いしたことはない」と主張している2015年4月の首相官邸での愛媛県や同県今治市職員との面会の事実関係について、調査を要請。首相は、昨年調べたものの入館記録がなく、確認できなかったと説明。その上で「もう一度確認する」と応じた。 

 枝野氏や今井氏は、双方の主張が食い違っていることから、柳瀬氏や当時、内閣府地方創生推進室次長だった藤原豊経産省貿易経済協力局審議官の証人喚問を要求。愛媛県担当者の国会招致も求めた。(了)

安倍首相は真実を語っていない 

2015年4月に、官邸で、今治市および愛媛県担当者、加計学園幹部が、首相秘書官と会った。今治市への獣医学部誘致に関する話し合いであることは間違いない。事業主体が加計学園になる、ということもすでに決まっていたことだ。首相秘書官の背後には、もちろん首相がいる。秘書官の独断で、彼らを官邸に招き相談したとは考えられない。

この事実が明らかになっても、安倍首相は今年1月20日まで、加計学園が今治市に獣医学部新設をすることを知らなかったと言い張るのか。

安倍首相が、丁寧に真実を説明するというのは、口先だけのことのようだ。このような人物が首相を務められるということ自体が不思議だ。

以下、引用~~~

加計幹部、首相秘書官と面会 新学部提案前に官邸で
2017年8月10日05時00分

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設をめぐり、愛媛県と同県今治市の担当者が2015年4月、協議のため首相官邸を訪れた際、加計学園事務局長が同行していたことがわかった。また、面会の経緯を知る関係者は、官邸で対応したのが当時の柳瀬唯夫・首相秘書官(現・経済産業審議官)だったと朝日新聞に認めた。

 この面会は、愛媛県と今治市が獣医学部新設を国家戦略特区に正式に提案する2カ月前にあたるが、その時期に、県、市だけでなく事業主体の加計学園が首相に極めて近い立場の首相秘書官と会っていたことになる。安倍晋三首相は国会で、県、市の特区申請は知っていたが、加計学園の獣医学部計画を知ったのは今年1月20日だったと答えた。だが、その約1年9カ月前、首相秘書官の柳瀬氏が県、市の計画が加計学園と一体であることを認識していた可能性がある。

 今治市がこれまでに公開した文書によると、市企画課長や課長補佐が15年4月2日、首相官邸を訪問。目的は「獣医師養成系大学の設置に関する協議」と明記されている。ただ、面会相手とみられる部分は黒塗りだった。また、愛媛県の中村時広知事は今月1日、記者団に、この面会に愛媛県の担当者が同行したと述べた。面会相手や内容は明らかにしなかった。

 関係者の証言などによると、この面会に県や市の担当者のほか、加計学園事務局長も同席。首相官邸で対応したのは柳瀬氏だった。柳瀬氏は当時、国家戦略特区やTPP(環太平洋経済連携協定)、地球環境問題などを担当していた。

 面会での具体的なやり取りは不明だが、面会から2カ月後の15年6月、県と市は国家戦略特区での獣医学部新設を国に提案。16年1月に今治市が特区に指定され、17年1月に加計学園が獣医学部新設の事業者に認められた。

 加計学園の獣医学部新設をめぐっては、内閣府から「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」などと言われたと記録された文部科学省の文書が存在している。また、前川喜平・前文部科学事務次官が、和泉洋人首相補佐官から昨年秋、「総理は自分の口からは言えないから、私が代わって言う」と言われ、獣医学部新設を早く認めるよう求める趣旨だったと発言。首相や首相官邸の関与があったかどうかが、国会審議での焦点になっている。

     ◇

〈首相秘書官〉 首相に政権運営や政策で助言するほか、与党や各省庁との連絡、首相の国会答弁のチェックなどを担う。国内外への出張にも常に同行するなど、首相とは密接な関係にある。安倍内閣では6人おり、外務、財務、経済産業、防衛、警察の各省庁から派遣された5人の事務担当のほか、首相の政権運営や政治活動を支える政務担当がいる。