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除染土が野菜栽培に用いられる 

福島第一原発事故後の当該地域の除染に、3兆円超をかけている。

除染土は、公共事業に用いられて、さらには農業にも用いられている。当初は、農地の下部に除染土を入れ、そこに被覆する土を乗せることになっていた。だが、環境省は、野菜の栽培に除染土を直接用いることに決めた。

当初、この決定は、当該地域の農家の方からの要望だったと報じられていたが、飯館村村長は何も事前に知らされていなかったと述べている。

3兆円をかけたこの事業の効果をきちんと検証すべきだ。除染事業には多くの業者が下請け・元請け関係で関与し、業者の利益率は50%を超えている。業者選定に関係して、政官へのキックバックが行われた可能性がある。実際に行政の人間を業者が饗応した事件も明るみに出ている。福島の復興に名を借りた、この巨額の公共事業に政官のシロアリが食らいついている。

で、その費用は、主に電気料金として国民が負担させられる。挙句の果ては、除染土で栽培された野菜を国民は食べさせられるのだ。福島で農業を営む方にとっても、これは深刻な問題だ。

大島堅一教授による論考;

こちら。

汚染土を畑に埋め、そこで農作物栽培をするという・・・ 

除染土を、土木事業に用いるのはすでの始まっている。が、今度は農地に用いるとの記事。

50cmの深さ等すぐに露出しうる。二次汚染が起きうる。さらに、地下水の汚染は大丈夫なのか。勿論、農作物への汚染がいますぐ起きないとしても、何世代か後に起きるのではないか。放射能汚染は、そう簡単には片付かない。

汚染土を畑に埋め、その上で農作業を行うのは、リスクが大きすぎる。

数兆円をかけて行った除染作業は、汚染土をまとめて保存するためだったのではないのか。一体何のための除染だったのだろうか。

この記事は、NHK福島放送局発だが、福島のマスコミとして、もっと批判的に論評すべきなのではないか。

以下、引用~~~

福島 NHK NEWS WEB
除染土再利用地で野菜試験栽培
07月10日 19時12分

除染で出た土の上に、ほかの土をかぶせて作られた飯舘村の畑で、ことしから野菜や花の栽培が始まり、今月から放射性物質の検査が行われることになっています。

この畑は、原発事故による帰還困難区域となっている飯舘村の長泥地区にあり、環境省が作物への放射性物質の影響を確かめる実証事業を行っています。
10日、取材を申し込んでいた報道機関が初めて撮影を行いました。
6アールほどの広さの畑は除染で出た土を、50センチほどの厚さのほかの土で覆って整備されました。
5月ごろからトマトやキュウリ、カブなどが栽培されていて、10日は地元の住民が実を間引く作業を行いました。
農業ハウスではトルコギキョウなどの花も育てられていて、環境省は、今後、摘み取った野菜や花の放射性物質の検査を行い、市場には流通させません。
また、長泥地区では、除染で出た土を再生利用する新たな34ヘクタールの農地の造成工事が今週から始まっています。
環境省は実証事業を続け、安全性が確認されれば農業を本格的に進められるようにしたいとしています。
環境省福島地方環境事務所の百瀬嘉則土壌再生利用推進室長は、「長泥地区の復興に向けて科学的に影響がないか検証し、事実を発信していきたい」と話していました。
環境省は除染で出た土を全国の公共工事などで再生利用する計画ですが、農地での実証事業が行われているのは、飯舘村の長泥地区だけです。
実証事業に参加している飯舘村長泥地区の元区長の鴫原良友さんは「山砂を使った畑にしては野菜の成長がいいと感じた。ゼロからのスタートだが、農作物を作れる状況になり売れるようになればと考えている」と話していました

除染土を全国にばら撒くための省令が成立しようとしている 

FoEが、除染土再利用の省令案に反対する声明を出している。

8000Bq/kg以下の放射線量の除染土が際限なく土木工事などに再利用され、住民の知らぬ間に全国の汚染が拡大されようとしている。

FoEは、それに対して反対のパブコメを環境庁に送ることを呼びかけている。

除染土再利用の省令案では、用途制限・濃度制限記載なし 責任は不明 「知る権利」すら担保されないということだ。

これでは、何のための除染だったのか意味がなくなる。放射能汚染を全国にばら撒くことになる。

こちら。

フランスのヴォエリア社が、低濃度放射性廃棄物処理をわが国で行う意向を2,3年前に表明していた。8000Bq/kgの廃棄物が自由に処理できるようになったら、世界各地から放射性廃棄物をわが国に集めて廃棄する、ということだ。こちら。この省令が実現すれば、ヴォエリア社は予定通り、世界中からわが国に原発廃炉により生じた低濃度放射性廃棄物を集め廃棄することになる。住民にはその情報が与えられない。

現政権は、金のためであれば何でもする。国土が放射能で汚染されつくしても構わないのだ。

グリホサート安全神話の終焉 

何度も繰り返しアップしてきた話題・・・グリホサートの安全性に強い疑念が生じ、欧米では同薬を禁止にした国・地域が増えてきている。ところが、日本では、グリホサートの食品含有基準に関して大幅な規制緩和を最近行っている。こちら。国民の食の安全を無視する暴挙だ。

グリホサート安全神話の終焉を報じる週刊金曜日の記事。

こちら。

マイクロプラスチック汚染 

プラスチックが環境内に遺棄され、その量が莫大なものになっている。2015年現在、3億トン。海洋汚染が酷い。飲用水も汚染されている。プラスチックは、細かな破片マイクロプラスチックとなり、食物連鎖を通して魚介類に取り込まれる。マイクロプラスチックは、毒物を吸着する性質を持つ。とくに養殖ではなく、天然の魚介類は酷く汚染され、我々はそれらの摂取を通してマイクロプラスチックを体内に取り込む。もっとも微小なマイクロプラスチックは、血流内に入り込む。まだ健康被害は明らかになっていないが、長期間のスパンでは健康を害する可能性が高い。

ニューズウィーク

The Guardian

生物としての人類は、寒冷化という自然環境の変化により、一旦滅亡しかかったことが分かっている。

現在、環境汚染が、人類の存続への静かな脅威になっている。

先日のG7で、海洋プラスチック汚染問題協議に、米国とわが国だけが署名しなかった。