安倍首相等の西日本豪雨に際しての発言 

森友加計問題は、うやむやなまま。西日本豪雨では、初動対応が遅れ多くの犠牲者・被害を出した。

普通の政権だったら、何度も倒れておかしくない事態が続いている。

安倍首相と、彼の周囲の政治家は、自らの不明を恥じ、責任をとろうとしない。

西日本豪雨では、国が率先して行方不明者の捜索や、避難者への援護、被災者の復興を行わなければならない。だが、国会は、自公の利権に関わる、参院議員定数増、カジノにかかりきりだ。

この政治の無策、無責任さは、歴史に刻まれる。

安倍首相等の、西日本豪雨に際しての発言。こちら。

各政権、災害対策本部立ち上げに要した時間 

安倍政権、安倍首相の西日本豪雨に対する初動が遅かったことが指摘されている。遅いというより、安倍首相の外遊の可能性を最後まで追い求めて、初動をサボタージュしていた、というのが真実だ。過去の大災害と比べて、災害対策本部を立ち上げるのに要した時間が、今回は大幅に長い。自衛隊の自然災害派遣は、首相が命令することになっている。この66時間の間、自衛隊員の大多数は待機させられていた。その間、twitterでは救助を求めるポストが殺到していた。今後、この初動の遅れが、犠牲者の増加にどれほど関係しているか検討されるべきである。

自然災害に際して、各政府が災害対策本部を立ち上げるのに要した時間;

自然災害名 当時の首相 要した時間

淡路阪神大震災 村山 

東日本大震災 菅 0.5

西日本豪雨 安倍 66

これだけからしても、安倍首相、安倍政権の初動がいかに緩慢だったかが分かる。

安倍首相は、8日に災害対策本部を立ち上げた際に、「時間とのたたかいだ」とぶち上げたが、それは完全な欺瞞である。

政府初動対応の遅れ 

西日本豪雨に対する政府の初動体制が遅れていたのは明白だが、安倍首相は、発災当時から政府は一丸となって対応したと、またまた見え透いた嘘をついている。5、6、7日と、安倍首相が何も対応しない66時間の間に、多くの人命が失われ大きな被害が生じた。

安倍首相の明白な嘘をバックアップするような言説が、ネット界で飛び交っている。曰く・・・

〇関係省庁災害警戒会議・内閣府情報連絡室を2日に開催した

〇5日には、立憲民主党がある議員の政治生活25周年を祝う会を開催していた=だから自民党の飲み会を批判できない

等々。

後者に関しては、野党は、危機対応を促すことはできても、危機対応を行う責任主体ではない。枝野党首はあいさつしたあとすぐに会場を後にした。立憲民主党等野党は、すぐに災害対策本部を立ち上げている。この災害の結果は、自公与党が負うべきものだ。

繰り返すが、気象庁から最高度の災害を警戒するようにアナウンスが出て、すでに犠牲者が生まれ、16万人に避難勧告が出ていた状況で、危機対応すべき安倍首相以下政府の幹部が、飲み会に出ていたという初動の遅れは明白だ。さらに、より大きな問題なのは、最初に述べた通り、先頭に立って対応すべき安倍首相が66時間に渡り、何も対応しなかったこと。66時間後にようやく立ち上げた非常災害対策本部でのあいさつで、「時間との戦いだ」とぶち上げた安倍首相には二の句が継げない。

政治は、結果責任がすべてである。

以下、政府の初動体制の遅れ、政府の弁明の嘘を明らかにした論考である。

HARBOR BUSINESS onlineより引用~~~

こちら。

石井国交相は、カジノ法案を通すことに必死だ 

カジノ法案を通すのに、政府・石井国交相は必死だ。

昨日、広島の榎川が氾濫した情報を、石井国交相は、テレビニュースで知った、と内閣委員会で答弁した。

杉尾議員にそれを突っ込まれると、その後秘書官から報告を受けたと石井国交相。

二次災害が報じられている西日本豪雨。河川、災害復興などを担当する石井国交相は、カジノにかかりきりだ。

どうしてカジノ法案を通すことにこれほどに必死なのだろうか。政権にとって、これはよほどおいしい話に違いない。

政府は一体どこを向いているのか。少なくとも、豪雨被災地、被災者ではないことだけは確かだ。

西日本大水害への政府の対応 

フランスのルモンド誌が、安倍首相は自分のやりたいようにできると考えている、そして実際やりたいようにやっている、と報じたらしい。今回の西日本大水害を受けてのことだ。

5日午後に気象庁は、豪雨による大災害の異例な警告を行った。その夜、安倍首相達は、議員会館で定例の宴会を開いた。そこで、酒を飲み比べたといったポストを、二、三の参加議員がSNSにアップした。

その後、下記のブログによれば、災害対策本部立ち上げまでに66時間かけている。立ち上げた災害対策本部も、首相ではなく、国務大臣が長を務める、非常災害対策本部。昨日昼にようやく、安倍首相が外遊を中止することを公表するまで、最後まで、外遊をする可能性を探っていたようだ。

上記の宴会に出ていた、西村副官房長官は、7日の時点で、2万1千人の自衛隊員を現地に派遣したと述べているが、実際は600人しか派遣されていなかった。被害の甚大だった、倉敷市には全く派遣されていなかったようだ。自衛隊の県境を越えた派遣は、国の命令が必要になるが、それが行われなかった可能性がある。今後、被害の全貌が明らかになるだろうが、この災害対策本部立ち上げの遅れが、被害の拡大につながった可能性が極めて高い。その政治的責任は重たい。

安倍首相は、3.11の際に、菅政権の対応がまずかったとことあるごとにこれまで批判してきた。菅政権が、あの未曽有の災害・事故に対して完璧な対応をとれたとは思わない。が、菅政権は、地震後30分で官邸に災害対策本部を立ち上げ、菅首相が責任者になった。3日間近く、この大水害に対して積極的な対応をしなかった、安倍政権とはそれだけでも大きく異なる。

安倍首相は、常々、国民の生命・財産を守ると口癖のように言い続けてきた。そのために、北朝鮮ミサイルからの避難訓練を定期的に国民に強いてきた。だが、実際に国民の生命・財産が危険に冒されているときに、彼とその取り巻きが何をしていたのか、よく見ておくべきだろう。

今回の災害・政府対応の時間経過;

玄界灘の暴れん坊のブログより引用。こちら。

5日夜の宴会を報じる記事を引用。予想しなかっただの、豪雨が異質だのというのは、弁解にはならない。この政府対応が、危機意識の欠如を示し、これまでの国民を守るという言いくさが出まかせであることを示している。

以下、KYODOより引用~~~

自民幹部、5日夜の飲み会を釈明
西日本で大雨さなか

 自民党幹部は9日、西日本で大雨が降り続いたさなかの5日夜に衆院議員宿舎で同党議員の飲み会を開催したことについて釈明した。飲み会には安倍晋三首相や西村康稔官房副長官も出席した。

 主催者の一人だった竹下亘総務会長は会見で「正直、これだけすごい災害になるとは予想しなかった」と見通しの甘さを認めた。同時に「もう開いてしまった。どのような非難も受ける」と述べた。

 飲み会に参加した岸田文雄政調会長は会見で、5日時点の豪雨対応に問題はなかったとの認識を示した上で「今回の豪雨は今まで経験した災害と比べ異質だと感じる。災害の変化についても考えなければいけない」と語った。

豪雨被害拡大 政府対応は遅滞 

今朝早々に起きだし、豪雨がどうなっているか、その被害はどうかと思って、テレビをつけた。ところが、ワールドカップライブ映像を放映するNHKの画面周囲の情報だけしかない。断片的な情報であり、全体像が分からない。民放や、BSでは、通常の放送だけ。昨夜の下記の毎日新聞記事では、51人死亡、76人不明とある。豪雨が関西から東海地方にまで進んできている気配がある。長良川が氾濫したのか・・・。あのオウム集団処刑の報道よりも、こちらの報道の方がよほど大切なのではないか。報道規制がかけられているのだろうか。

山間部の集落や、川の氾濫に巻き込まれた集落で、助けを求めていながら、公的機関に連絡がとれない人々がいるのではないか。

救援物資、救助のための特殊車両等が不足しているらしい。孤立している場所から、救援物資を求める悲痛なtweetが書き込まれている。

政府は、この時点でも、災害対策本部を立ち上げていない。激甚災害指定も行っていない。災害本部を立ち上げると、11日からの安倍首相の訪欧外遊ができなくなるという判断だったらしい。さすがに、これで訪欧するのは取りやめるだろうが、今は、対応が「後手後手」に回ったと非難されることを恐れているのではないか。

安倍首相は、5日は、自民党議員と議員会館で宴会、6日も会食、そして昨日は、10時から15分間だけの閣僚会議。その後は、私邸に戻って「静養」している、と報じられている。

迅速な危機対応が求められている。安倍首相は、ここで指導力を発揮しないでどうするのだろうか。国の防衛は、軍備を拡張し、外に向かって緊張を高めることではない。国民の危機を乗り越えるために先頭に立って対処すべきだ。

以下、引用~~~

豪雨:51人死亡、76人不明 広島・愛媛で被害拡大

2018年07月07日 22時55分 毎日新聞

豪雨:51人死亡、76人不明 広島・愛媛で被害拡大
堤防が決壊し、濁流に覆われた倉敷市の市街地。奥は高梁川=岡山県で2018年7月7日午後0時41分、本社ヘリから加古信志撮影

 停滞する梅雨前線の影響による記録的な大雨は7日も、西日本を中心に降り続いた。各地で河川の氾濫や土砂崩れなどの被害が拡大し、救助活動が続いた。毎日新聞のまとめで8日午前0時現在、全国で51人が死亡、1人が心肺停止、安否不明者は少なくとも76人に上った。岡山県倉敷市真備(まび)町地区では川が氾濫し、地区面積の約4分の1が水没。8日も雨が予想される地域もあり、被害がさらに広がる可能性もある。

 死者は、広島県23人▽愛媛県18人▽岡山県3人--など。このほか安否不明者は、広島県47人▽愛媛県10人▽岡山県6人▽京都府4人--などとなっている。

 広島県呉市天応西条では6日夜、高齢夫婦が付近の大屋川からあふれた濁流に流された。夫婦は避難中だったとみられる。無事が確認された夫は「目の前で妻が川に流された」と消防に通報し、妻は安否不明になっている。この地区では7日午前11時ごろ、「川に人が流れている」と110番があり、付近で成人女性が遺体で見つかった。

 広島市安芸区矢野東7では、梅河団地(約100世帯)を中心に土砂崩れで十数棟が倒壊。高齢男性が心肺停止の状態で見つかったほか、10人の安否不明情報がある。

 愛媛県では7日朝以降、被害が次々と明らかになっている。西予市内を流れる肱川(ひじかわ)が氾濫。同市野村町で、川に流されたとみられる59~82歳の男女計5人の遺体が見つかった。松山市の離島・怒和島(ぬわじま)の上怒和地区でも崩れた土砂が住宅に流れ込み、住人3人が巻き込まれて死亡した。安否不明だった母親と小学3年と1年の女児2人と確認された。宇和島市吉田町でも土砂に埋まった3人が死亡した。

 岡山県倉敷市真備町地区では7日朝、1級河川・高梁川の支流の小田川の堤防の決壊が確認された。川の北側の広範囲で建物が2階まで浸水、真備町地区の約4分の1にあたる12.5平方キロが水没した。多数の住人らが建物内に取り残され、救助要請が消防に殺到。ヘリやボートで順次救出され、消防や警察が夜を徹して救助を続けているが、被害の全体像は分かってない。

 一方、山口県では岩国、周南両市の山間部で、土砂崩れによる家屋の倒壊や流失が相次ぎ、70代の女性と80代の男性を含む計3人が死亡した。福岡県筑紫野市では、6日から安否不明だった60代女性が水路内で見つかり、死亡が確認された。鹿児島市・桜島では80代夫婦と連絡が取れなくなっているほか、北九州市門司区で2人、佐賀県でも2人の捜索が続いている。

 今回、数十年に1度の異常な大雨に、気象庁が最大の警戒を呼びかける「大雨特別警報」が計9府県に出されたが、順次解除されている。【寺岡俊、益川量平、花澤葵】

 【ことば】大雨特別警報

 台風や集中豪雨で数十年に1度の大雨が降り、重大な災害が予想される場合に気象庁が出す。48時間雨量または3時間雨量に加え、地中にたまった雨量が一つの都道府県程度の範囲で50年に1度の値を超え、さらに雨が降り続くと予想される場合に発表される。