FC2ブログ

アンテナの比較 

昨夜、Tom K5RCと7メガで交信した。Tomは、懸案だった故障中の4エレ(確か、Force12のリニアーローディングタイプのもの)を修理したとのこと。私の小さなビームは、ヨーロッパに向いていたが、それでもS9+20dB。

その交信途中に、Ken K7AOがブレークをかけてきた。Tomの信号と自分を比べてくれと言う。自分より大きな設備の局と比べて、自分の信号はどうか知りたいという心理は良く分かる。Kenの設備は、ベアフットに2エレ(確かクッシュクラフトのありふれたローディングタイプの2エレ)。Tomは、丘の上に居を構えているらしく、さらにビームが15ft、Kenのものより高いらしい。

両者、ベアフットに落としてもらうと、殆ど差がない。わずかにTomの方が強い。せいぜい2,3dBの差。一応、5dBの差とは言っておいたが・・・。

両者のアンテナの高さの絶対値を尋ね忘れたが、Kenが20数mというところで、Tomのものがその4.5m上になるのだろう。

この差の小ささに驚いた。彼らのアンテナの差は、ハムにしてみると結構なものだ。だが、その差はそれほど大きくはない。ロングパスになると、もう少し差が開くのかもしれないが、パイルで、先を争ったりするのでなければ、大した差ではない。

耳の違いがどれだけあるか、さらにロングパスではどうか、今度会ったら訊いてみよう(彼らは、数十マイル程度しか離れていないローカル同士だ)。いずれにせよ、アンテナの違いは、アンテナの大きさ・高さ・費用の違いにリニアーに比例するわけではなさそうだ。

二人とも、あちらの朝のヨーロッパのロングパスシーズンは、終りだと言っていた。

さ、ラグチューシーズン到来だ(笑。

DPC 

医療費の医療機関への支払い方法は、大きく分けて、出来高払いと包括払いとがある。現状は、前者であり、個々の患者さんに必要な個別の医療に対する対価が支払われる、それに対して、包括制では、主な疾患に対して支払われる一定の対価が決められている。

両者には、長所短所があるが、同じ疾患であっても、個々のケースで対処方法は様々であり、必要十分な医療を行うには、出来高制の方が優れている。下記に示す、毎日新聞の記者は、出来高制では「無駄な」医療が横行するかのように記しているが、現実問題としては、支払い基金・保険者による厳重なチェックが入り、その可能性は極めて少ない。

一方、包括制では、最小限の医療を、出来るだけ短い入院期間・通院期間で行わないと、経営的に成り立たないために、患者さんへの負担は、大きくなる。

米国では、伝統的に包括制である。20年前、Eric W6DUを訪れた時に、彼は肺がんの手術直後であったが、手術後3日程度で退院させられ、自宅で娘さんの看護をしばらく受けたという話を聞かされた。また、テキサスのMDアンダーソンのがんセンターのような大きな施設では、近くに患者さんが滞在するホテルがあり、そこから通って、治療を受けるということも聞いた。大きな病気になってからの負担が患者さんに如何に重たくのしかかるか、色々な機会にわんさか聞かされたことがある。

厚生労働省は、医療の効率化の指標を、入院患者の入院日数としている。彼らのいう効率的な医療とは、入院日数を限りなく短くすることだ。医療の中身、患者さんへの負担は知ったことではない、包括制にして、それを実現したいというのが官僚の本音だろう。

包括制の一つで、わが国でも導入されつつある、DPCという制度による結果が、下記の通り報道された。

以下、引用~~~

医療費:定額病院の治癒患者減少、4.84%に--厚労省調べ
厚生労働省は14日、1日の医療費を定額とするDPC(入院費包括払い)を試行・準備している731カ所の病院について、06年7~12月に退院した約85万人の追跡調査 結果(中間報告)をまとめた。03年度から試行している82病院は、06年の平均入院日数が02年の20・37日から16・83日に減るなど入院日数は短縮したが、「治癒 」した患者の割合は12・51%から4・84%に落ち込み、長短両面の影響が表れた。
通常、医療費は治療をするほど膨らむ出来高制だが、DPCは1日の医療費を手術料などを除いて定額とし、医師にムダな医療をさせない(筆者注、何を持って無駄というのか、この記者のバイアスのかかった見方そのもの)仕組み。入院日数減による医療費抑制を 目的に03年度から始め、毎年試行病院を増やしている。
平均入院日数をみると、04年度から導入した62病院でも、03年の15・97日から14・36日に減っており、厚労省は「入院医療の効率化が進んでいる(筆者注;治癒率・再入院率ともに悪化して、何の効率化?と尋ねてみたくなる」と分析している 。
しかし、同じ病気で6週間以内に再入院した人の割合は、03年度に始めた病院の場合、02年の2・54%から4・63%へ約倍増。日本医師会は「入院させていても収益があ がらず、十分な治療をせずに退院させている(筆者注;医師・患者共に官僚によって退院させられている、が正しい表現)可能性がある」と指摘している。

後期高齢者医療制度 

後期高齢者医療制度の基本的な枠組みが作られようとしている。

疑問がある。

○後期高齢者とは、一体どのように決めた年齢層なのか?何故、75歳でこのように医療システムを変えるのか?ただ、医療費を抑制すること「だけ」を考えて、恣意的に引いた線ではないのか?

○低賃金が横行し、共稼ぎ家庭が多くなっている。さらに、地方では、高齢者だけの家庭が多くなっている。それなのに、原則在宅医療にすることは無理があるのではないか?在宅医療を出来ぬための不幸な出来事が、日本国中で起きるのではないかと強く危惧する。

○高齢になればなるほど、様々な病気にかかるのは自明のこと。高齢者に医療費がかかるのは自明のこと。それを抑制すること「だけ」を考えて制度設計しても良いのか?

高齢者には、ほどほどの医療だけで、早いうちに社会から退場願おうという、官僚の意図が、これほど明白な施策もない。元気な高齢者を含めて、強い抗議の声を上げるべきだ。高齢者医療を抑制し、さらにそれ以下の世代の医療も破壊しようとしている。これは高齢者世代だけの問題ではない。

以下、報道より引用~~~

厚生労働省は1日、後期高齢者医療制度について、「在宅医療の重視」を盛り込んだ検討のたたき台を社会保障審議会の医療保険部会に提出し、同部会は詰めの議論を始めた。今月中に同制度についての「基本的考え方」を取りまとめ、秋までには診療報酬体系の骨格を取りまとめる。

 同日の部会では、医療関係団体を代表する各委員が意見書を提出。在宅重視の方向性に反対する声はなかったが、「複数の病気がある高齢者を総合的に診られる医師などの養成が急務だ」「在宅医療の供給体制が伴わないようなことがあってはならない」などの声が上がった。

 昨年の医療制度改革で2008年度のスタートが決まった同制度は、75歳以上の高齢者を対象とし、都道府県単位の広域連合が運営し、保険料も医療費に応じてそれぞれの広域連合が決める仕組み。高齢者の窓口での自己負担分を除く医療給付費の1割は高齢者全員の保険料、4割は現役世代からの支援金、残り5割を公費(税金)で賄う。

 高齢者の医療費が抑制できれば、それだけ保険料や税からの支出を抑えることができるため、都道府県単位で医療費抑制の取り組みが進むとの狙いがある。

 医療保険部会に提出されたたたき台も、(1)急性期医療でも治療後の生活を見越した評価が必要(2)かかりつけ医による訪問診療や訪問看護などの在宅重視(3)患者自身の決定を重視した安らかな終末期を迎えるための医療(4)介護保険との一体的なサービス提供―など、「必要以上の治療はしない」と解釈できそうな表現を盛り込んでいる。

 同制度の診療報酬体系について、厚労省は既に、診察や投薬など医療行為ごとの価格(診療報酬)を積み上げて医療機関に支払う「出来高制」ではなく、病気の種類などで決められた「定額制」を大幅に拡大し、医療費の抑制を図る方針を固めている。一方、日本医師会は「出来高制と定額制の併用」との意見を公表、厚労省をけん制している。

 社保審が今月中にまとめる基本的考え方は、診療報酬に関しては踏み込まず、抽象的な表現にとどまる見通しだが、診療報酬に関係しそうな文言をめぐっては、部会のメンバー間で駆け引きもありそうだ。

 一方、運営の受け皿となる都道府県単位の広域連合は、今月中に47都道府県で設置される見通しとなっている。

Lindsay 弦楽四重奏団 

上記の演奏を、DVDで観た。演奏曲目は、ハイドンの作品20-2、ハ長調。

ハイドンの弦楽四重奏曲の美しさ、肌理細やかさを十分味わうことのできる演奏。感情表現の細やかさに改めて感動した。バッハのようなポリフォニーの壮大な構築物を聴くことは出来ないが、旋律がこころに直裁に入ってくる。

この弦楽四重奏団は、英国の団体で、1970年代から活動をはじめ、マンチェスター大学に長く本拠を置いていたらしい。残念なことに、昨年弦楽四重奏団としての活動に終止符を打ったようだ。各奏者の力量が十分であるのは当然のこと、表現の仕方を合わせ、さらに精緻なアンサンブルが素晴らしい。弱音のフレーズ、それに複数楽器が一緒に出るアウフタクトなど本当に息が合っている。1st Vn奏者のおかげだと思うのだが、あたたかみのある響きの団体のようだ。

このような団体の生の演奏を聴けたら楽しいだろうなぁ。リタイア後の活動リストの一つに上げておかなくては・・・。それにしても、私の知っている弦楽四重奏団は、殆ど活動を停止しているのだろうと思った。しかし、このリンぜーのように多くの音源を残してくれているのだろう。

医療法人解散・閉院資料 

という名のファイルを、今朝仕事を始める前に作った。私は、現在50歳代後半だが、仕事を辞める時期が何時来てもおかしくないと思うようになったのだ。

私の内面的欲求として、そうするかもしれない。また、健康問題によって仕事を続けられなくなる可能性だってある。さらに、医療環境の悪化で仕事を続けることが出来なくなる、または無意味になる可能性もある。

できれば、仕事を引き継いでくれる方を見つけて、2,3年一緒に仕事をして、それから自分のしたいことをする悠々の生活に入るのが理想だが、どうなることか。1,2年後にそうなるかもしれないし、そうこうしている内に、10年や20年経つかもしれない。しかし、準備を進めておくのは、患者さん達・スタッフ・家族に迷惑をかけぬために必要なことだろうと思うようになった。

やがて、この世に別れを告げるときのための小さな予行演習というところかな。

机上に並んだこのファイルのタイトルを眺めると、少し気持ちが落ち着く。

DST 

米国では、DAYLIGHT SAVING TIME(DST)が始まったようだ。夏時間で、1時間早く一日が始まる。11月まで続く。

7メガでは、今までよりも早めに、寝坊をしていたOM達が現れる。14メガでは、仕事帰りのOM達が、バンドが死ぬ前に自宅に到着する。米国との交信には都合が良くなる。

今朝も出勤前の10分程、14メガに出てみた。KL7QKと交信。DSTは、インディアナの一部、アリゾナ、ハワイでは施行されていないとのこと。驚きだ。米国全体で一斉に実施されているものと思っていた。州政府の権限がそれだけ強いと言うことか。インディアナの一部だけとは一体どこなのだろうか。

朝の14メガは、北米に良く開けている様子だったが、出ている局が少ない・・・ほんと、閑古鳥が鳴いている。朝の雑用が早めに終わったら、少しずつ出ようか。

リハビリ制限撤廃へ 

昨年の診療報酬改定で「リハビリ期間の制限」が施行された。下記のニュースに示すとおり、原則180日間でリハビリが打ち切られることになったのだ。

それに対し、多田富雄元東大教授を始め多くの方が、これの撤回を強く求めてきたのは、最近のエントリーで記した通りだ。

リハビリ期間制限の緩和を知らせるニュースを、私のコメントと共にここに載せる。

以下、引用とコメント~~~

医療保険:リハビリ期間を延長 医師判断で運用----厚労省方針

 医療保険で受けられるリハビリの期間が最長180日間で原則打ち切られている問題で、厚生労働省は、改善の見込みなどがある場合、保険適用の期間を医師らの判断で延長できるよう運用を拡大する方向で見直す方針を固めた。早ければ今年4月から適用する方針。12日に中央社会保険医療協議会に報告されたリハビリの実態調査で、疾患によっては1割の患者が、改善の見込みがあるのに、上限期間を超えたためリハビリを打ち切られていることなどが判明した。

 06年度の診療報酬改定で、一部の難病を除いて▽脳卒中などの脳血管疾患180日▽骨折など手足の損傷150日▽肺炎など呼吸器疾患90日、などと疾患別に保険適用期間の上限を設定。一方、市民団体が上限撤廃を求め患者ら約44万人の署名を昨年6月、厚労省に提出していた。

 実態調査は昨年12月、リハビリを行っている医療機関2822施設を対象に実施。回収率は30・3%。関節の炎症性疾患では、改善の見込みがあるのに上限があるため、リハビリを打ち切られた患者が15%に達した。同様の患者が急性心筋梗塞(こうそく)で11・3%、狭心症発作で10・3%に上った。

4月にリハビリ上限を設定、それの影響を12月になって初めて調べるという遅い動き。この間に、どれだけの方々が、運動機能を奪われたか。官僚は、よく反省するべきだ。

 「判明した」等とひとごとのようなことでは、行政機関として失格ではないか。人の命が関わる決定だ。こうした重大な施策は、それのもたらす影響を十分検討してから実施されるべきだ。改善の見込みがあるとはどのような基準で決めたのか。改善しなくても、運動機能を保持する効果で、人間的な生活を送れる人々も沢山いたのではないのか。

 改善する予測の患者さんにだけリハビリの延長を認めるということは、運動機能を保持するためのリハビリは認めぬということなのか。第二、第三の鶴見和子女史の悲劇を繰り返させる積りか。

 厚生労働省は、思いつきでこうした重大な変更をしてはならない。これだけの影響を予測せずに、たった1年で制度を手直しするのは、官僚が機能していないことを意味する。官僚のこの軽さは一体何処から来るのか。

超過勤務手当て割り増し率を上げる積り? 

先ほど、政府は、労働者の超過勤務手当て割り増し率を、50%まで上げる方針を固めたと報道されていた。

しかし、まずはサービス残業の実態を解明し、それを無くすことが先ではなかろうか。

現政権の本音は、参議院選挙が終わったら、ホワイトカラーエグゼンプションという名の超過勤務代搾取法を成立させて、この超過勤務手当て割り増し等、財界にとって関係なしとする積りなのではないか。

勤務医の労働時間は、48時間と明言する、労働基準法違反の厚生労働大臣がいる政府の言うことは、なかなか信じられん。自分の官庁の管轄する法律を犯す発言をする厚生労働大臣って、一体何なのだろうか。

それに、マスコミは、この件を全く追求しないのも大いに不可解だ。医師の生活の質・労働環境を改善しなければ、医療崩壊を食い止められないことが、分かっていないのだろうか。


官僚・政治家が向かうところは? 

医師数は足りているんだ、忙しくは無いんだという厚生労働省の見解のネタ元になっている、「医師の需給に関する検討会報告書」について、「新小児科医のつぶやき」で詳細に検討されている。

その検討内容は、当該ブログに当たって頂くとして、その報告書が、結論ありきで作られた、官僚主導の内容のようだということが目を引く。

さもありなんである。以前、このブログにもエントリーしたが、厚生労働省の班会議の出した「小児科医数」についての報告書の内容も、事前に結論ありきだった。米国の小児科医数と、わが国のそれとを比較して、日本の小児科医数は決して不足はしていない、偏在だけが問題だ、という結論だった。しかし、米国のデータは、二昔前のものであり、さらに日本の数値と直接比較できぬものだった。

これは厚生労働省が予め掲げた結論に導くための稚拙なゴマカシである。そのゴマカシを知って、私は厚生労働省の担当者に電話で問い質したことがあった。電話に出た担当者はOECDの数値を持ち出してさらに誤魔化そうとしたので、そのゴマカシも畳み掛けて指摘すると、班会議の先生方に直接尋ねて欲しいとうろたえながら言い出す始末だった(下っ端の官僚で、本当に分からなかったのかもしれない)。

結論は最初に決めておき、それを権威付けるために班会議の報告書などを利用する。また、マスコミに、世論誘導のための情報を故意に流す。これは、官僚の常套手段である。それをよく承知した上で、官僚やマスコミから出される情報に接する必要がある。

官僚のドグマは、医療費を削減する必要がある、そのための様々な方策の一つとして、医師数は減らす、ないしは増やすことは決してしない、ということなのだろう。医師数増が、医療費増大を齎す大きな理由であるというドグマは、医療経済学的に誤りであるとされている。しかし、官僚は、そのドグマを捨てない。さらに、医療の崩壊は、社会のセーフティネットの破壊を意味する。社会における経済的な再分配の放棄とあいまって、医療崩壊により出現するのは、甚だしい格差社会だ。何時の時代にも、格差はあるものと、安倍首相はぬけぬけと言う。しかし、この政権と官僚は、その格差を、拡大し、固定化しようとしている。OECDが、昨年夏、日本が、先進国の中で米国についで二番目に酷い格差社会になったことを指摘している。

どうして、このような方向に、官僚と政治家は日本の社会を向かわせようとしているのだろうか。

50年を超える友情 

先日、ここで記したCliff K6KIIと、昨夜また会った。

彼と、Jim W6YAが、知り合いだったような気がして、先日会ったときに、しばらく会っていなかったJimのことを尋ねた。Cliffは確かにJimの親しい友人で、数日後Jimと会うことになっていると言うので、くれぐれも宜しく伝えて欲しいとお願いしておいたのだった。

結局、Cliffは、Jimと会うことができず、電話で話をしたらしい。個人的な事情で、しばらく無線が出来ないというJim。近日中に、その問題や、リタイアメントについても結論を出すとのことだった。

驚いたことに、Cliffは、Jimと同い年であり高校時代からの知り合いだそうだ。50年間を超す友人のわけだ。高校生の時に、無線を通して知り合い、その後、途切れることなく、付き合い続けてきたようだ。同じ趣味を通して知り合い、半世紀以上共に過ごしてきた友人、素晴らしいことだ。

Cliffは、つい最近67歳になったのだが、奥様が、ベンチャーのパドルを誕生祝に贈ってくれたようだ。それまで使っていたW5SAH製のハンドメイドのパドルから、持ち換えるらしい。Jimにも、CWを忘れないうちに、オンエアーにカムバックするように伝えて欲しいと申し上げた。お二人とも、往年のCWの名手・・・。

信州から、上州へ・・・? 

ある産婦人科医のひとりごと」3月11日のエントリーに、佐久市長が、群馬や山梨に産科救急患者を運ぶプランを提唱したことが記されている。

しかし、群馬でも産科医療は、火の車・・・受け入れ余力は乏しいらしい。

この佐久市長は、患者を山梨に運ぶために中部横断道路の建設を求めるとしている・・・あぁ、道路建設ですか・・・脱力です。

政治家達は、現実が分かっていない。国民は、なお更分からないのだろう。やがて、人の命が失われる事態にならないと・・・。

NHK教育テレビ「患者と医師のコミュニケーション」 

昨夜、午後8時から2時間上記の番組が放映された。芸能人も含めた患者及び医師が、NHKの準備したこの問題についての映像にコメントする、という形式で番組は進められた。

患者さんの訴えは、医師が共感をもって話をしてくれない、医学用語を用いられて医師の話が分からない、治療の選択肢を示してもらえなかったといったものが主だったようだ。

一方、医師の仕事が紹介されていた。仕事が忙しすぎるということに尽きる。自治医大の外科医が、当直をして3時間しか眠れず、その翌日午前中、患者を20名診て、その間に病棟に呼ばれ、さらに午後に手術に入るという仕事をしていることが紹介されていた。

彼等の間の溝を埋めるものとして、medical mediatorという職種(といっても、ボランティアのようだったが)を取り上げていた。

この議論で欠けていたのは、こうした行き違いが起きる背景にある問題の掘り下げだった。患者さんの訴えは、極めて多岐に亘る。その背後に、医療不信があることも少なくない。医療不信を煽ることを続けてきた、マスコミの反省はないのか。今回も、患者さんの家族に、キャスターは「主治医に不信を抱きませんでしたか」といった質問をしていた・・・その家族の方は、そうしたことは全く言っていないのにである。また、患者さんの訴えを、すべて解決すべき問題として取り上げることにも無理がある。中には、無理難題を言ってこられたり、精神科的なアプローチが必要な場合もある。

一番欠けていたのは、医療費削減という名目で、医師は増やせず、激務を強要されている現状をもっと掘り下げ、国の医療政策、さらにその背後にある経済財政政策までをも検証することだったように思える。medical mediator等というボランティアの仲介を経ずに、時間をかけて、患者さん固有の問題を理解しながら、患者さんと医師が共に問題解決に向かうことができるようにするには、この問題の検討がどうしても必要なのだ。医師の資質やコミュニケーション技術「だけ」に問題を貶めてはならない。

以下、NHKに送った感想・・・

私は小児科の開業医をしています。患者さんの訴えを取り上げる際には、是非、その患者さんを診た医師のコメントも取り上げていただきたいと思います。交通外傷後の低髄液圧症候群のような、まだ確立しているとは言いがたい疾患概念の患者さん・・・医師の慰めの言葉が欲しかったと言われますが、医師にそうした配慮が全くなかったのでしょうか、低髄液圧症候群と診断されることで見かけ上の安心感を得たに過ぎないのではないでしょうか、問題は解決しているのでしょうか、さらに糖尿病・高血圧の老人が脳梗塞を発症するのを予測できなかった問題、このような予測が出来たら、脳梗塞は世の中から消失することでしょう。

こうした患者さんの番組での取り上げ方があまりに一方的です。医学的な検討・主治医の見解が、ほとんど取り上げられていません。または、患者さんサイドに立った、一方的な取り上げ方に終始しています。確かに、患者さんを思いやる医師の気持ちの足りなさの問題もあるのでしょう。しかし、現時点での最大の問題は、医師にあまりに時間的な余裕が無いこと、さらに医療費削減により人員があまりに少ないことなのではないですか。

マスコミとして、何故その点をもっと掘り下げないのでしょうか。一方的に患者さんに肩入れするだけでは、問題は解決しません。むしろ、この番組のシナリオでは、医療不信を煽ることになります。medical mediatorが、仲介する、それもボランティアがそれを行うことを、解決策のように提示されていましたが、医療現場の構造的な問題は、それでは解決しません。

100億の財政処置 

新小児科医のつぶやき」というブログは、冷静に医療問題を分析し、それを様々な角度から議論している、きわめてプロダクティブなブログだと思います。

同ブログ、今日のエントリーで、安倍首相が医療崩壊に対して「100億円」の財政処置を行うと、参議院予算委員会でぶち上げたことを取り上げています。100億というと、凄い財政処置のように聞こえますが、内容を知ると、な~~んだ!となります。


演奏会 

Tさんの演奏会を聴きに行った。近くの町のこじんまりとしたホール。200脚程の椅子は、ほぼ満席。彼女は、音大卒業後、2001年から5年間ドイツで研鑽を積んでこられたバイオリニスト。渡独なさる前に、室内楽のお相手をして頂いたことが何度かあった(このブログの最初の方のエントリーにも登場している)。立派なバイオリニストになって、堂々とした演奏だった。モーツァルト、シューマン、モンティ等。彼女が留学するのに、様々な努力をなさっていたのを、傍で少し知っているので、感慨一入だった。

IMG_0275.jpg

国立循環器センター心臓外科医2名退職 

先に退職したICUの医師5名の行っていた仕事を、この2名が肩代わりするはずだったようだ。

さて、厚生労働省はどうするのだろうか。

産経新聞より引用~~~

国立循環器病センター(大阪府吹田市)の外科系集中治療科(ICU)の5人の専門医全員が3月末で一斉に退職する問題で、4月以降ICUをカバーすることになっていた心臓血管外科からも40代のベテラン外科医2人が3月末で退職することが9日、分かった。

 同センターの心臓血管外科は、虚血性心疾患や弁膜症、不整脈疾患の外科治療のほか、慢性心不全患者に対する補助人工心臓の装着や心臓移植などを担当する。循環器病治療の国内最高峰である同センターは、国内で実施された41例の心臓移植のうち半数の21例を手がけている。

 退職する2人の医師は執刀を含め、そうした治療の中心的役割を果たしていた。

 ICU専門医の一斉退職にともない、同センターは外科とICUの分業態勢の見直しを検討。4月以降は、術後患者の管理・集中治療も執刀した外科チームが継続して行うとし、心臓血管外科にはこれまで以上の治療内容と責任を担わせる計画だった。

 同センターは「2人に代わる新しい医師を採用するため努力している。4月には補完し、患者に迷惑がかからないようにしたい」としている。

「労働時間=実働時間+手待時間」 

柳沢厚生労働大臣が、参議院予算委員会でトンでも発言を行ったのは、少し前ののエントリーで指摘した通り。医師の労働時間とは、実働時間だけを指すのであって、手待時間は含めない、というのだ。これは、厚生労働省研究会の報告書に基づくものらしい。

労働基準法の定めるところでは

「労働時間=実働時間+手待時間」

なのだ。手待時間とは、いわゆる仕事場での「待機時間」である。

休憩時間は、差し引くとして、研究時間・会議時間だけでなく診療を行っていない待ち時間を、手待時間としては認めぬ、手待時間を一切認めぬというのが、この厚生労働大臣の発言なのだ。

これは、ホワイトカラーエグゼンプション(超過勤務代搾取法)の意図するところと同じだ。仕事への拘束時間は問題にしない、無制限にする。それで、馬車馬のように働けということだ。

医師以外の方にも是非関心を持っていただきたい。

厚生労働省の医師の平均労働時間68時間というのは、医師自身の実感とはかけ離れて少ない。それが問題の一つ。

さらに、手待時間を差し引いて考えるべきだ、と厚生労働省は言っている。

他の業種で考えてみよう。工場ではプラントが動き、工場労働者が直接手を動かしている時間だけ、教師は、授業をし、子ども達に接している時間だけを労働時間としよう、ということに等しい。

一度は引っ込めたホワイトカラーエグゼンプション(超過勤務代搾取法)、参議院選挙後には、彼らは必ずまた持ち出してくるだろう。それは、政権の後ろにいる、財界の強い意向だからだ。

政権・官僚は、国民の方を向いていない。

医療事故死調査委員会? 

医療事故の原因を医学的に究明する第三者機関の設置は、緊急の課題だ。現状では、民事・刑事訴訟の場で、医学的知見・臨床的知見とは相容れない法曹による判断が行われている。また、善意によって行う医療が、刑事罰の対象になることは「原則としては」あってはならない。刑事罰の対象にすることは、医療事故の原因究明を妨げるだけでなく、少しでもリスクのある医療を行おうと言う医師がいなくなるからだ。

医療事故死の原因究明を行う第三者機関の設置を、厚生労働省が検討し、素案をまとめたという(下記ニュース)。一歩前進と言いたいところだが、不十分な点がいくつかある。

医療事故死亡例を届けることを義務付けるのはよいとしても、それを怠った場合に、罰則を加えるというのは如何なものか。医療事故と、そうでないものとの間で、一つの線を引けるわけではない。現代医学に基づく医療は、薬物・外科処置・放射線投与どのような治療であれ、患者に「侵襲」を加えるものだ。重篤疾患末期に、病状の進行とつばぜり合いのように治療する際や、根治手術として手術を行う際、さらには放射線療法を行う際に、患者さんには、ある程度の副作用・合併症が避けられないことが多い。そうした治療の結果、不幸な転帰をとられた場合、すべてを届けるのか。届け出義務違反に罰則を与えるとなれば、病院で死亡した症例は、すべて届け出の対象になりうる。

また、第三者機関を、厚生労働省や地方自治体に置くということにも反対だ。委員会にするというが、行政が主宰する組織は拙い。厚生労働省は、一定の方針をもって医療政策を推し進めてきている。それには、大きな誤りがあるのは繰り返しここで述べている通りだ。厚生労働省の班会議で、医療についてのデータが出されているが、それは厚生労働省の施策を推し進めるのに都合の良いところだけをもってきていることがかなりある。厚生労働省が、純粋に学問的な第三者であるべきこの組織に何らかの圧力を加える可能性がある。例えば、医療スタッフの少なさ、労働条件の過酷さが原因で医療事故死が起きたとする。それを、厚生労働省の息のかかった委員会が認めるかどうか、大いに疑問なのだ。言ってみれば、厚生労働省も「当事者の一人」であり、第三者ではない。また、委員会の人選も、学問的に臨床的に第一線で仕事をしている専門家とすべきだが、行政が主宰するとなると、そうはならないことが多い。

ここで報道されるような医療事故死調査委員会が出来たとしても、原因究明・再発防止には殆ど役立たないだろう。

以下引用~~~

医療事故死 届け出義務化、究明組織 素案まとまる

 医療版の事故調査委員会の新設を検討している厚生労働省は、医療事故による死亡事例の届け出の義務化などを盛り込んだ素案をまとめた。

 医療事故死に関し、新組織が一元的に原因究明にあたることを念頭に置いたもので、この素案をたたき台に、来月設置される検討会が本格的な議論をスタートさせ、2010年度の新制度開始を目指す。

 新しい制度は、診療行為中に患者が予期しない形で死亡した事例について、調査組織が解剖や診療録(カルテ)の精査などにより原因を調べる仕組み。

 素案によると、医師と法律家が調査結果を評価した上で、報告書を医療機関と患者の遺族の双方に提供。医師に過失があると認められた場合は、厚労省が医師の業務停止などの行政処分を速やかに行う。該当する死亡事例については、医療機関に届け出を義務づける方針で、届け出を怠った場合の罰則も検討する。

 現在、死因究明を目的とした届け出制度は設けられていない。医師法21条に基づき、医療事故による死亡事例が「異状死」として警察に届けられるケースは多いが、捜査を目的としているため、迅速な死因究明や再発防止には必ずしも結びついていないのが実情だ。

 これに対し、新制度導入後は、届け出の義務化を前提に調査組織が一元的に原因究明を担当し、暴行や毒物使用の形跡があったり、交通事故が疑われたりする場合について警察に届け出るという役割分担案が、同省内で検討されている。

 また、調査組織には高度な中立性が求められることから、公益法人としたり学会に置いたりするのではなく、厚労省や都道府県に設置するか、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会のような委員会組織にする案を軸に検討を進める。

(読売新聞、2007年3月8日)

Ron ZS6QU SK 

最近のFOCニュースシートに、Ronが心臓発作で2月に亡くなったことが載っていた。彼は、ガンも抱えていたのだが、そちらは、寛解状態にあったのに、自宅で発作を起こし、病院に運ばれるまでもなく、SKとなった、と。

Ronは、享年70歳前後だったかと思う。やはり60年代からの知り合いだった。K6DCが、7メガのロングパスで交信する仲間の一人だった。私がカムバックしてきた1980年頃から、毎年のように交信を続けてきた。

彼は、小高い丘の上に住んでいたようで、信号はどのバンドでも強かった。旧きよき時代の話を繰り返ししていたような気がする。Robbin ZS5KIが、1970年代にSKになっていたことも彼から聞いたのだったか。Ronは、快活な人柄で、よく可笑しなことを言って笑わせてくれた。彼のガンとは、前立腺ガンだったのだが、自分のことをホルモン療法で女性になってしまったMiss Ronだといって、笑い飛ばしていた。

ZS1XR、ZS1AAX、ZS6ME・・・当時からactiveだった南アのCWオペ達、まだ出ている局はどれくらいになっただろうか。秋冬の深夜、7メガでZSというかなりのDXからの信号を聴く機会がめっきり少なくなってしまった。

合掌。

K6KII 

ここ2,3日、7メガの深夜が、西海岸に良く開けている。昨夜は、K2 5Wに10m高のダイポールの局が、S8で入っていた。ウッドペッカーもあまり顔を出さなくなり、東南アジアの猟師のSSBの信号もあまり目立たない。

2日前に、Cliff K6KIIに呼ばれた。彼とは、1960年代から、2,3年に一度位の頻度で交信してきた。どちらかというと、DX orientedの方で、パイルアップのなかでよくコールを聴くことができる。

彼のキーイングは、単語の間を十分空けた特徴のあるものだ。サフィックスのIIという部分で、きりっと引き締まって聞こえる。一度聞いたら忘れられぬキーイング。訊いたことはないが、きっと彼自身そのキーイングに拘っているのだろうなと思う。私も、単語の間を空けるようにしているが、彼ほどはしない。

若いイメージのあった彼も、もう67歳。息子さんは、コロラドで、血液腫瘍科の医師をし、お嬢さんは、マーケッティングリサーチのコンサルタントとして仕事をしているらしい。彼自身もまだコンサルタントとして働いているようだ。

私の信号は良く聴くのだが、いつも交信中で呼ぶ機会がなかった(というお決まりのexcuse(笑))が、これからはもっと会おうと言っていた。

彼が、FOCメンバーに推挙されていることが、ちょっぴりチャット指向に彼を変えたのかもしれない。それはそれで良いことだ。今のお空は、あまりに無味乾燥な交信が多い。

K6ZB/4 もう一つ 

20070307175523.jpg


MFJのチューナーと、アンテナ給電部。

K6ZB/4 

Bruce K6ZBが、先日のARRL CWコンテストの前後、東海岸に仕事で出張、ヴァージニアの義理の妹宅で無線をやってきたと知らせてきた。

いやぁ、好きだねぇ、という感想しか出ないが、それにしてもガッツはすばらしい。ラジアルは1m程度のアルミの角材を用いただけで、チューナーを用いて、SWRはバッチリ下がったそうだ。降雪していたこともよい結果につながったのか。アンテナは、近所の野球をやっている高校生に、木の枝にワイアーをかけてもらったらしい。45度の傾斜したワイアー。アジアを除く大陸全部を含めて200局程度と交信。いたくご満悦らしく、またこうした運用をする予定のようだ。機械を持ち歩くか、それともネットで自宅の機械をコントロールするか、いずれも可能だとのこと。

20070307175455.jpg

more

年度末道路工事 

昔ほどではないが、年度末になると、やたら道路工事が多くなる。私の通勤途上でも、新たな立派な道路の建設中。この道路、以前からあった畑道を、余裕の二車線道路に拡幅するものらしい。以前からあった畑道も舗装されていたのだが、かって車が走っているのを見たことがない。この道路の、北側200m程度のところに、かなり交通量の多い二車線道路が、この道路に並走している。周囲は広大な畑。それに、この道路は、終点で閑散とした既存の道路とT字路を形成している・・・不便なはず。なんで、こんな道路を作るんだろう。予算消化?土木業者へのバラマキ?


IMG_0272.jpg

参議院予算委員会 

を、仕事の合間に、ちらちら観ていた。

共産党小池議員が、安倍首相に、医師数が足りているのかどうか質した。

すると、安倍首相、OECD平均を大きく下回っていることを認めながらも、「人口密度が高いので、効率が高い」から、医師数が少なくてもよいと答えていた。人口密度が高いと、医師の数は少なくて済む・・・おいおい、人口密度の多寡に関わらず、ある一定の人口があれば、ある割合で病気にかかる人が出る、それに高齢化も進み、医療の専門化も進んでいるではないか。安倍首相は、野党の質問に正面から答えていない。

柳沢厚生労働大臣も、ボケた発言を繰り返していたようだ。医師の労働時間が多すぎないかという質問に対して、医師は待機時間が長く、自分の研究時間もあり、拘束時間すべてが、仕事をしているとは限らない、というように答えていた。労働者の立場に立つ行政のトップが、労働時間についてこの認識なのだ。

この政権は、医療崩壊などどこ吹く風、むしろ崩壊させて、官僚が医療支配を強め、大資本の医療への参入を認めることを目指していると自ら吐露しているようなものだ。

こうした議論は、夜のニュースなどではまず取り上げられない。折角の国会中継、せいぜい時間の許す限り観続けてゆきたいものだ。政治家が何を考えているか、有言無言いずれであれ、読み取れるものだ。

医療費国際比較 

NIKKEIメディカルに公表されたデータ。私は専門外なので、これらの疾患で日本で同様に診療を受けた場合、どれほど医療費がかかるのか分かりませんが、現状、これほどにはなっていないように思います。某医療系BBSからの転載です。

表1 海外での事故例と治療・救援費用保険金支払額 (ジェイアイ傷害火災のホームーページ2004年度データより)

国名 :事故状況 治療・救援費用保険金支払額

米国 :脳内出血により30日間入院 422万5823円

ハワイ :腹部動脈瘤で手術を行い8日間入院 693万3940円

イタリア :階段を踏み外し上腕骨骨折。手術を行い7日間入院 451万9563円

カナダ :右大腿骨骨折。手術を行い入院 337万8764円

ドイツ :胃の痛みを訴え検査。胃ガンと診断され手術を行う 572万7930円

ドイツ :嘔吐の症状。胃潰瘍と診断され、手術を行い入院 403万391円

英国 :急性痙攣発作で倒れる。一過性脳虚血発作と診断され、3日間入院 354万4436円

スイス :胃痛で受診。胃潰瘍と診断され入院 325万3087円

中国 :転倒して左大腿骨骨折。手術を行い入院 431万9430円

香港 自宅で倒れているところを会社の同僚が発見。脳梗塞と診断され入院 339万9315円

フィリピン :肺炎となり呼吸困難。12日間入院 423万1045円

タイ :吐血症・胃潰瘍で手術を行い7日間入院 443万6084円

カンボジア :転倒し、右脛の部分を骨折 303万2326円

アメリカ医療システムの危機 

あるブログで、上記のタイトルのエントリーが3月5日付けでされている。是非一読して頂きたい。

ポイントとしては、
無保険者が、4700万人おり、増え続けている。
医療に年間1兆7000億ドル、GDPの15%以上を用いながら、効率がはなはだ悪い。
医療福祉への連邦予算を減らし、それを軍事費に回している。
民間保険に入っても、加入者への支払いがなされぬことが多い。
民間保険資本が、空前の利益を上げている。
乳児死亡率・平均寿命等の指標が、先進国中でも最低レベル。
医療費支出が個人破産の第二の理由になっている。
といったことか。

日本の医療が、アメリカと同様のシステムになるだろう(なりつつある)ことは繰り返し記してきた。10年後20年後の話ではない。この1,2年以内に、そうなるだろう。マスコミは、医療の米国化・米国の医療の深刻な問題を取り上げようとしない。

アメリカ化する理由は、以下のようなものだろう。

○国家財政の健全化を目指すため。医療福祉への支出を減らすことの効果は、限定的と思われるが、経済界・財務省の意図は明白である。高齢者を切り捨てる医療は、実現されつつあり、これは明らかに、年金支出負担を減らすことを意図している。

○新自由主義経済体制に移行するために、企業の被雇用者への福利厚生支出は最小限に留めたいという経済界の意向。ワーキングプアを、安い労働力として確保するため。内需の拡大は、不要。国債を引き受けてきたメガバンクと、輸出により国際収支を支えている輸出大企業を支えることが、政権の一番の目標となっている。

○米国の強い意向。混合診療・株式会社の医療への参入は、米国の年次報告書により、以前から繰り返し要求されていた。ここ数年の米国資本保険会社の、凄まじいマスコミ広告は、この米国の要求が受け入れられることを先取りしたもの。

これでも、国民が諾々として現政権を支持し続けるのか。自分の問題ではないと、無関心を続けるのか。アメリカの医療危機は、我々の問題になりつつある。

K5XK・W6CYX 

昨日朝、14メガでお二人と会った。旧知の間柄。

Ron K5XKは、以前どこかで記したが、放送局に勤めていて、すでにリタイアしていたはず。数年ぶりの交信だった。医学生だった息子さんは、泌尿器科医になり、ホンジュラスでのボランティア活動から帰国したばかり。もう一人の息子さんは、中東での兵役を終え帰国したばかりのようだった。とても幸せそう。

Bob W6CYXとは、1000回の交信終了後、会う機会がすっかり減ってしまったが、最近TS2000を手に入れたらしい。なかなか美しいキーイング(CWオペは、この点にまず拘る)。1200や440メガでも、この機械で遊んでいるらしい。彼から、お子さんの話を聞くのは珍しいが、三人ともにエンジニア・実業の世界で、国際的に活躍しているようだ。インド・韓国それ日本に、相次いでビジネスの旅行でやってきたらしい。彼もとても幸せそうだ。

子供を育てるということによって、自分の人生を、それだけ豊かにし、また時には悲哀も余分に味わうことになる。当然のことだが、最近それを改めて感じる。子育てが上手く行って(とはいえ、人には言えぬ悩みも親御さんとしては抱えていたのかもしれぬが)、こうして幸せな老後を過ごせるお二方は、本当に祝福されていると思う。

医療の在り方 

どうも、ディスプレーの見すぎで、左の首の筋肉を傷めてしまったみたいだ。ここ2,3日段々酷くなり、つばを飲み込むのにも激痛が走るほどになってしまった。何とかの不養生を地で行っている。こうした日に限って、今年一番の外来患者数を記録。一旦寝たのだが、再び寝ることがまだ出来ず。

いろいろネットを徘徊していると、現政権が、新自由主義的な政策を取っていること、そうせざるを得ないことが分かってくる。富の再分配を行わず、一部の人間に集中させるのだ。そうした、社会では、医療も当然自由主義経済の体制に組み込まれる。到来するであろうその社会を待ち望む医師の声も聴くことができる。そこで、いかにして生き延びるかを議論している医師もいる。

それで果たして良いのだろうか。以前から繰り返しているが、病める人々は、多くの場合、社会的な弱者なのだ。そうした人々と手を携えて行かなければならない、医療が、利潤追求の場になり、利潤追求の目的になることは、許されるべきことなのだろうか。社会システムとして、新自由主義経済体制に組み込まれた医療を、我々は選択すべきなのだろうか。

格差社会の到来 

安倍首相は、再チャレンジ可能な社会というスローガンを、既に捨て去っているように思える。

現政権は、富の集中を是認しているように思える。社会に様々な格差が生まれている。地方と中央。正社員とパートタイマー・派遣社員。大企業と下請け。偽装請負。国民の大多数が、貧しい階層に属すようになったら、経済を回復させるために、内需が喚起できないではないか、という疑問が出てくる。それは、外需による、ということらしい。事実、日本経済の輸出への依存度は、さらに高まっている。

また、この格差は、固定化される傾向が強い。子どもに高学歴を得させるために、最低でも1000数百万円の資金が必要となる。中学・高校時代から学校での勉強以外にも勉学させなければならない。いわゆる名門大学に進むには、学費の高い私立の学校に行かねばならないことが多い。格差が固定した社会の方が、社会的なコストが低く済むということらしい。

医療は、主に医療人のヒロイックな努力によって・・・今となっては、お人よしそのものであるが・・・低医療費に関わらず、国民がどこでもあるレベルの医療にアクセスすることが可能だった。しかし、これは、現政権、さらにその背後にいる経済界の目指す方向とは、相容れない。全く逆の方向なのだ。それで、経済界の要望を入れて、現政権・官僚は、医療を根底から突き崩そうとしている。医療には平等は最早ない。持てるものには厚く、そうでないものには、最低限の限られた医療を提供する。さらに、医療も利潤追求の道具にされる。

医療崩壊は、国の方針なのだ。それに気づかぬ国民、それを気づかせぬマスコミ。近い将来、この国は、格差によって激しく歪んだ社会になる。

公然とした賄賂要求 

昨日朝、仕事場に向かう車中で、NHKの政治討論会を聞いていた。NHKの解説委員が議論を取り仕切るので、突っ込んだ議論にならないため、あまり面白くない。いつもは聞き流しているだけだ。

しかし、昨日の議論を聞いていて、「頭に来た(笑)」ことがあった。

事務所経費の透明性について議論していた時のことだ。自民党の石原議員が、政党助成金は、国民から頂いた政治資金であるから、明細を公表するが、企業からの寄付等は、自分達で謂わば稼いだ金であるから、自由に使いたい、使途明細の公表は、政党や政党支部(要するに議員のことだ)の「プライバシー」を妨げるので、出来ないというのである。

これは、賄賂を公然と認めよ、と言っているに等しい。業者・企業からの献金は、自分の懐に入れて自由に使う。そのような甘い金には、便宜の取り計らいや、官僚への働きかけが、「必ず」ついて回る。所得税の捕捉されぬこうした収入を得ることに、議員は血眼になるだろう。これでは、賄賂が公然と横行することになるのだ。

そもそも、政党助成金を国庫から支出することになった時、一番の目的は、政治に纏わる金の問題をなくそうということではなかったのか。今の政権与党は、長年権力の座に胡坐をかいてきて、公然と賄賂を要求するまでに堕ちたのではないか。

バブルを放置し、それに載って土建業者と甘い汁を吸ってきた政治家・官僚達、今その「つけ」を、医療・福祉予算の削減として、弱者に付け回そうとしている。

はねずみ 

最近お会いしていなかった、John VK4TJを、FEAネット終了直後にちょっとお呼びした。

何時も元気そうなJohn。こちらは、インフルエンザの流行が、長引いてそれなりに忙しいことを伝えたら、彼は、自転車で片道20kmを仕事場まで通っていた(いる・・・ここが、XYLからのQRMで分からず)ので、風邪をひくことはないそうだ。

はねずみが、あちらには沢山いるようだ。ZLの友人宅では、はねずみが電源ラインのショートを起し、家庭配線に100KVが流れて、電化製品の多くがいかれてしまうというトラブルがあったらしい。同軸ケーブルを噛む鳥が、二種類いて問題になっているとのことであった。

悠然と毎日を過ごしているらしいJohn、羨ましい生活ぶりだ。

この週末、北米にはバンドがそれなりに開いているが、CWではあまり聞こえてこない。昨夕15時頃に7メガで会った、Bob W9KNIの言うとおり、ARRLフォーンに皆行ってしまったのかもしれない。

今夕、14メガで17時前後に、G、EA、F等ヨーロッパの奥深くが、結構よく開けた。ワイアーアンテナにベアフットの局が、S8程度振ってきていた。しかし、そのオープニングもあっという間に下火になってしまった。FOCメンバーとは会うことが出来ず。