JARL第49回総会 委任状 

5月20日に、上記が倉敷市で開催されます。PLC訴訟の原告団長 JA1ELY草野氏が、この総会に参加し、PLC問題に関するJARLの対応を質問されるようです。PLC訴訟は、門前払いを食らうことなく、実質審議される様子で、JARLの対応が大きな鍵を握る様子です。今回の総会が、その点から重要です。総会に参加できず、草野氏に、委任しても良いと言う方は、彼宛に必要事項を書き込んだ委任状を送って欲しいそうです。面倒であれば、JARL宛に送って欲しいとのこと。

送り先

〒144-8691

東京都蒲田郵便局私書箱59号

タミフル研究費問題は、厚生労働省の責任! 

厚生省研究班班長の横田教授は、製薬会社から寄付を受けることを厚生労働省に一々相談していたようだ。寄付金は、大学が管理し、研究だけに用いられたもの

それなのに、マスコミは、恰も悪徳研究者が、製薬企業から賄賂を受け取ったかのような報道を続け、柳沢厚生労働大臣まで、彼を断罪する始末。

厚生労働省よ、自らの責任だとしたら、最初から何故そういわないのか?尻馬に載って、横田教授を批判する大臣よ、自らの放言は一体どうなった?研究者に十分な研究費を出しているのか、良く考えてもらいたい。勤務医の仕事は大して忙しくない。診療時間以外は、仕事には入らないという労働基準法を無視した発言をしておいて、まだ大臣を続けるつもりなのか?

官僚の言うことそのままに、責任のない者を悪役に祭り上げるマスコミよ、少しは反省しろ。

横田教授は、人柄の良い臨床を大切にする方で、彼を擁護する発言が、小児科医のMLに数多く流れている。

以下引用~~~

タミフル販売元からの寄付、厚労省研究班には事前相談
インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動の関連について調べている厚生労働省研究班の主任研究者、横田俊平・横浜市立大教授らが、タミフル輸入販売元「中外製薬」から 寄付金を受けていた問題で、厚労省の担当者は事前に、寄付を受けることについて横田教授から相談を受けていたことが30日、明らかになった。

だが担当者は特に反対せず、寄付金の一部は研究班の研究費に充てられていた。

研究者1人が所属する研究所が中外製薬から受けた寄付は6000万円だったことも判明。同省は横田教授やこの研究者ら3人を研究班から外す。

同省によると、研究班は昨年夏、2006年度分の研究費が不足したことから寄付金を受けることを計画。同省担当者に相談した上で、研究班員が所属する統計数理研究所に中外 製薬から6000万円の寄付を受けた。昨年12月には、研究費の不足分を寄付金から補うことを同省側に告げた上で、今年1月、寄付金から627万円を使用したという。中外 製薬からの寄付金はこれで計7600万円となった。

30日に記者会見した同省の中沢一隆・医薬食品局総務課長は、「担当課が適切な指導、助言を怠ったことは問題。研究の信頼性に疑念が生じかねない事態になり、深く反省する 」と陳謝。しかし、寄付金が研究に使われたことを認識したのは「今月になってから」と弁明した。

これに対し、同日に記者会見した横田教授は、「常に厚労省と連絡をとって決めていた」と反論した。

(2007年3月30日23時46分 読売新聞)

大気に響く音楽 

Steve W7QCと先日会った時、彼が私のオケ活動を尋ねたので、最近再開したことを報告した。彼曰く、音楽的な才能が羨ましい。いや、才能なんてないが、楽しんでいるだけ、むしろ彼のCWが音楽そのものではないか、と私は申し上げた。すると、いやCWは音楽ではない。単一の音階だからね、と言って笑っていた。

しかし、確かに、流れるようで、リズミカルなキーイングの出来る方は、多くはないが存在する。Steveのように。それは、電離層と地表との間をこだまする音楽だ。

ブラ4 

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この一週間、余暇は、専らチェロの練習。ブラ4 4楽章が熱い。ブラームスが、聴く者の耳元で、こころの内に直接そっと囁きかけるような響き。






に、なれば良いのだが・・・。

天下り天国日本 

Asahi.comの最新ニュース。民主党からの求めで、衆議院が、下記の天下りの状況を公開した。

○2006年の官僚の特殊法人への天下りは、5789名。

○2006年天下り特殊法人は、589。

○昨年度までで、4576の特殊法人に、27882名の官僚が天下っている。

○天下りを受け入れた特殊法人への、政府補助金は、2006年前期だけで4.89兆円。

○国家プロジェクト1.8313兆円の内、98% 1.8001兆円は、競争入札を経ずに、任意契約でこうした天下り受け入れ特殊法人が請け負っている。

これを、何とかしようと、政府は天下りを統御する人材バンクを立ち上げようとしているが、自民党・官僚の抵抗に遭い、骨抜きにされつつある。こうした任意契約が、不正の温床になっている。

そこで、私の主張;

○官僚の給与体系を、天下らずとも済むものに改める(適正な給与にする)。老後は、自らが定め管理してきた年金だけで生活していただく。

○官僚は、原則定年まで勤め上げる。同期が先に出世したら、「勇退」するなんて馬鹿なことはしない。

○官僚の天下りは、原則禁止。少なくとも、官僚が勤めていた監督対象の企業・特殊法人への天下りは絶対禁止。

○政府事業は、すべて競争入札にする。

小泉さんの時代に、天下りは大きく増えたと言われている。彼が、改革の旗手であるかのように言うのは、大きな誤解。社会の隅々まで、特殊法人だらけになった。民間企業にも、天下って、官民癒着の尖兵になっている。そうした社会を小泉さんは齎した。安倍さんは、その後を忠実に走り続けることだろう。

読売新聞の救急医療に関する記事 

あるサイトで見つけた読売新聞の論説記事。切迫感も何もなく、医療現場に負担をさらに押し付けようとする、厚生労働省の意向を汲んだ記事としか読めない。

批判的に(笑)、ご紹介したい。こんなことはもう書いていても、無力感に囚われるだけなのだが・・・。

以下引用とコメント~~~

減少する救急病院
深刻な勤務医不足 実情に沿った診療体制に
 全国の救急病院(救急告示施設)が過去5年間で約1割減少し、4644施設になっていることが本紙の調査で分かった。(医療情報部・鈴木敦秋)

 救急病院が1割も減ったという現象は、一見ショッキングに見える。しかし、数の変化だけにとらわれるべきではない。救急病院の内実は患者には見えにくく、看板倒れのような病院も放置されてきたからだ。今回の調査結果を、患者にも医師にも有益な体制づくりを進めるきっかけにすべきだろう。

 救急医療の窮状を象徴する診療科の一つが小児科だ。

 「これ以上、医師を殺さないで」。14日の東京地裁。東京都中野区の病院で、激務のためにうつ病を患い自殺した小児科部長代行・中原利郎さん(当時44歳)が「労災」認定されたことを受け、妻(51)は切々と訴えた。

 夜間に救急施設を訪れる患者の半数は子どもだ。当直の小児科医が診察に追われ、翌日もそのまま勤務するという状態が続いた結果、疲労した勤務医が病院を離れ、残った医師がさらに過酷な勤務に直面する事態となっている。

このような連続過重労働は、私が勤務医をしている頃から当たり前のように行われていた。当直に入る前の日も、当直明けも通常勤務。疲弊した医師が第一線の医療機関を去る医療崩壊のおき始める以前から、このような勤務が常態化していた。それを、何で今さら!というのが率直な感想だ。

 この病院では、6人の常勤医が3年間で半分になり、中原さんは1999年に自殺する前の数か月、最高で月8回の当直をこなしていた。

 これは小児科だけの問題ではない。2004年度から始まった医師臨床研修の必修化で、約半数の研修医が大学病院から市中の大型病院に移ったため、人手不足となった大学病院が、派遣先の中規模病院から医師を引きあげ、残った勤務医がより厳しい労働条件下で救急を担わざるを得ないケースがあちこちで出現している。とりわけ地方では深刻な状況だ。

 さらに、医療事故のリスクの高まりは、勤務医の意欲の低下を招き、勤務医から開業医への転身も増えている。ここ数年は、年間約6000もの診療所が開業する“開業ラッシュ”が続いている。

 どうすればいいのか――。

 「地域の実情にあった救急システムの構築が急務だ。医師や機能の集約化は解決策の一つ」と、医療提供体制に詳しい東京医科歯科大大学院の川渕孝一教授(医療経済学)は指摘する。現在は各病院に医師が薄く広く配置されており、診療体制に余裕がない病院が多い。このため、拠点となる病院の医師数を増やし、1人にかかる当直などの負担を軽減するというものだ。

集約化が、まるで問題を解決するかのように言われているが、それは幻想だ。医療を受ける側からすると;医師を集約するということは、患者さんにとりアクセスが悪くなることを意味する。それを受け入れてもらえるのか。僻地などで、実際上、問題はないのか。医師の側からすると;たとえ集約化されたとしても、二次・三次救急医療機関では、重症者を診ることになり、入院患者の夜間急変にも対応することになる。小児科で言えば、新生児まで対応するとなると、少なくとも15名以上の体制が必要となる。さらに、カバーする医療圏が拡大するから、仕事は多忙を極める。これが一体可能なのかどうか。さらに、医師の負担を本当に減らせるのか。

机上の議論ではなく、実際に示して欲しいものだ。


小児科医数は足りている、偏在しているだけだというドグマが、厚生労働省のでっち上げであることは、以前のエントリーに記した。小児科医は足りないのだ。小児科が不採算部門(最近は、他の科も不採算にされつつあるので、小児科だけと言うと語弊があるが)であり、忙しすぎるのだ。小児科医を増やす、そのための財政的な対応をする、これしか根本的な解決はない。

 川渕教授は「その際に不可欠なのが、病院勤務を離れた開業医の協力。例えば、午後10時までの時間帯を交代で担当するなど地域医療の担い手としての自覚を求めたい」と強調する。

一次救急を開業医にさせるという厚生労働省の方針に沿った発言と思われる。患者の親御さんの小児科医志向をどうするのだろうか?専門外の救急を対応して、問題が起きたときに、医療訴訟になれば救急医は敗訴する時勢だ。60歳以上の開業医には、夜間救急を対応するのは体力的に難しい。さらに、小児科を診ることができる開業医といえば、小児科医・内科医しかいないのではないか。かなり少ない人数で担当することになる。開業医が夜間一次救急を担当して、上手くいっているように見えるところもあるが、時の経つに従って負担に耐え切れなくなっているところもある。

 集約化については、横浜市のケースが一つのモデルケースだ。これまで27の病院が小児救急の当直日を交代で分担してきたが、年間の患者数には1189~78人とバラツキがあった。こうした偏りを解消し、医師の勤務環境の改善を図るため、来年度から小児科医が8人以上常勤する病院を7か所指定し、3年間で11人以上の体制にしていく。当直は2人体制になる。

上記の小児科医の集約の問題が出てくるのではないか。8人以上常勤医を置いても、忙しさは倍以上、当直回数も決してそれほど減らないはず。それに、3年間で11人以上の体制にするという「計画」は、小児科医の足りない現在、一体実現するのか。出来たとしても、小児科医の労働条件は良くならないのではないか。

 集約化とは別に、施設の役割分担を徹底することで新システムを作った例もある。

 早期新生児などの死亡率が94年に最も高かった宮崎県は、出産の8割を開業医が担い、緊急時には産科医が24時間対応できる6か所の総合病院に運ぶシステムを導入した。病院には3~4人の産科医が常勤しているが、基本的に緊急時の対応に専念する。この体制整備により、04年に死亡率が全国最低になった。

異常分娩を受け入れる病院に、3,4人の産科医だけで済むのだろうか?24時間365日受け入れ態勢を組むのに、それだけの人数で足りるのだろうか?労働基準法から遠く外れた勤務体制を、当然のように考えてのことではないのか?

 同時に、救急医療の質を向上させることも大切だ。そもそも、すべての救急病院が全診療科で24時間365日の体制をとってきたわけではない。厚生労働省の05年の統計では、救急体制がある全国約5450施設のうち、小児科で深夜の救急対応が「ほぼ毎日可能」なのはわずか16%、内科でも約50%に過ぎない。

 「高熱を出して救急病院に駆け込んだのに、当直医はアルバイトの研修医で、オロオロするばかりだった」「腕を複雑骨折して深夜に救急病院に運ばれたが、『ここでは手当てできない』と言われ、別の病院に移された」……。

 患者からの不安の声が根強いのは、不十分な救急体制を非常勤の当直医でやりくりしてきた結果とも言えよう。蘇生(そせい)や外傷を扱うための講習を受けたこともない医師が救急病院で当直しているような状況も改めるべきだ。

 システムづくりと質の向上は、救急医療を改善するための車の両輪。その認識を社会全体で共有したい。

救急医療の質の向上とは、24時間、各科専門のベテランが診る体制を言っているか?そもそも、どんな業種であれ、日中と同じ体制を夜間も確保するのは困難なことは明らか。医療機関は、コンビニエンスストア化はできない。

さらに、救急を非常勤医に押し付けてきた?蘇生や外傷を扱う「講習」を受ければ、救急の第一線で活躍できる?医療現場を非難して問題は解決するのか?特定の科を一通りこなせるようになるのには、10年以上の経験を必要とする。医師が研修や、講習を受けただけで、一人前に仕事ができるようになると考えるのは机の上だけにしてもらいたい。

さらに、そうした中堅どころは、疲労困憊して、救急の現場を立ち去っている。「質を向上し、システムをつくる」ために一体どうしろと言うのだろうか?このようなスローガンは無意味だ。

救急医療の崩壊の背後にある問題、年々抑制され続けている医療費・数少ないスタッフ・年々増え続ける医療訴訟それに患者さんの志向と受診態度の問題などを踏み込んで議論しなければならない。そうしなければ、救急医療の崩壊は避けられない。


(2007年3月29日 読売新聞)』

イースター 

欧米、特に米国では、この時期、イースター休暇を取る方が多いようだ。先週末は、FOCのDinnerと称するミーティングが、テキサスのオースティンで開かれ、50名以上のメンバー、ゲスト、メンバーの家族が集まったと聞いた。VisaliaでのDXコンヴェンションに伴うミーティングが、今年は開かれぬために、Austinの今回の集まりが、特に盛大になったようだ。

K2UR Georgeと、月曜日に7メガで会った。彼は、この集まりに出て、木曜日まで、K5NA宅に滞在、その後、車でNJまで帰るらしい。何と言う長距離のドライブ!米国中で、人の移動が行われているのだろうと想像した。W0CGRはK5AYを伴い行ったはず。K6ZBもゲストとして、行った様だ。Ed K8RDは、飛行機で行くと言っていた。楽しい集まりだった様子。Steveは、Dinner会場に設置されたW5FOCから5人の異なるメンバーと交信したと言っていた。K8RDは、何十年も無線でだけ知り合っていて、今回初めてアイボールする友人も何人かいると言っていた。いつかは、私も参加してみたいものだ。

イースターと言えば、マタイ受難曲を初めとする、イエスの受難の物語を音楽にした作品が演奏される時期だ・・・が、BSなどでは、その放映は今のところないようだ。残念。CDを聴いて過ごすことにするか。

無線でも、HAPPY EASTERという挨拶が、飛び交っていた時期もあったが、最近は、あまり聞かれなくなった。大体、599QSLが多くて・・・笑。

水仙 

我が家の水仙が、花をつけ始めた。春を謳歌する花々。昔は、好きな季節は秋だったが、最近は春がお気に入りなった。

こうした花や、庭木も、亡き父親が植えておいてくれたもの。植木や草花を植えておくことは、後の世代へのプレゼントにもなると思う。負のプレゼント・・・崩壊した医療や、戦争する国、それに大量の生活ゴミを減らす、無くすことも大切だが、こうした陽のプレゼントも良いものだ。

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福島県立大野病院事件第三回公判 再び 

「周産期医療の崩壊をくい止める会」のウェブサイトで、福島県立大野病院産婦人科医不当逮捕事件の第三回公判の詳細な記録がアップされている。ロハスメディカルのサイトの記録では、やり取りの意味をコメントしてある。それに対して、こちらは、法廷での議論を淡々と記録したもの。臨場感にあふれた内容だ。

検察は、被告の産婦人科医が無理な胎盤剥離を行おうとしたこと、そこでクーパーという器具を用いたこと等を追及しているように思える。それは、専門外の私から見ても、滑稽と思えるほどにピントのずれた議論のように思える。癒着胎盤は、分娩(この場合は、帝王切開)に入って初めて診断できぬ病態であること、クーパーを「鈍的に」用いることは、通常行われる手術手技であることなどが理由だ。直接の死因も、いまだ不明のように思える。少なくとも、出血に伴う不整脈のためではないように思える。専門的な詳細な議論は、ネットや学術団体の声明の中で繰り返し行われている。

これを読みつつ、その手術現場に居合わせたかのような気持ちになった。赤ちゃんと対面した直後に生命を落とされたお母さんが無念だったろう。一般の方々には、お産には、こうしたリスクが「本質的に」あることを是非知っておいて頂きたい。現在の母体死亡率は、お産10万件あたり一桁の数値であるが、生命のリスクのある状況に陥ったケースは、250分娩に一回程度あることが、最近の調査で分かった。そうした危機的なケースも、医療の力で母体を救えるようになっているのだ。残念ながら、不幸な転帰をとるケースをゼロにすることは出来ない。手術室での医師、特に被告になった産婦人科医の心境にも思いが及んだ。

また、法曹界、特に検事の方々が、一生懸命勉強したであろう医学的な知識を披露しつつ、証人から被告人である産婦人科医に不利な証言を得ようとしていること自体に、何ともいえぬ違和感を覚えた。後医は名医という言葉があるが、医療経過を後から振り返ると、何とでも難癖を付けられる(この場合、難癖にもなっていないのだが)、また急性期医療の現場を知らぬ人間には怒りさえも覚えるような発言の羅列だ。医師になるには、教科書の勉強だけでは不十分で、一人一人異なる患者さんに相対して、それまでの知識と経験を総動員し、刻々と変化する病状を的確に判断して対処することを繰り返す必要がある。それが分かっていない。医療には、勝ち負けはない。あるのは、経験と科学的な知識による判断、その判断をリアルタイムに行い続ける連続した作業だけだ。あとから振り返って言えることは、以前の時点で、別な可能性があって、それをすればよりよい結果になったかもしれぬ、ということだけだ。

こう記すと、医療のことには、素人の方が発言すべきではない、と捉えられるかもしれないが、少なくとも、故意や、重大なミスのあるケースを除き、臨床的な医師の判断を、結論が出てから批判することは、法曹人も含めて素人には、無理だとは思う。

ランセットという医学雑誌に載った、英国の医療崩壊についての論説で、医学的経験・知識を、医師と患者が共有することは幻想だ、と述べられている。患者さんを患者様と呼び、恰も対等か、ないしは医師が患者さんに仕えるかのような発想の横行する現代には、言いにくいが、きわめて当然のことだと思う。患者さんに、出来る限りの説明を行い、理解していただく努力を、医師は怠るべきではないが、医学的な経験・知識の点で、対等な立場に立つことは無理なのだ。

こうした予期せぬ不幸な転帰をとるケースの検討は、専門家による第三者機関が行うべきだ。そうした社会のコンセンサスと、それを実現する努力が行われなければ、急性期医療は確実に崩壊に向かう。法曹人が、付け焼刃で行うべき議論では決してない。

昨夜は、このサイトの記録を読んでいて、眠れなくなってしまった。

国債の格付け 

企業債権の格付けと同様に国の債権(国債)にも、国際的な格付けが行われる。日本の国債の格付けは、フィッチ、S/Pでは、イタリア・香港以下のレベル、ムーディーズによる格付けに至っては、チリ・ボツワナ以下だ。

これらの格付け機関の評価は、必ずしも正確なものではない。経済活動には予期せぬ出来事が起きるし、また格付けに際して、何らかのバイアスが入る可能性もあるだろう。格付けを絶対視する必要はない。

しかし、それにしても、である。日本の国債の評価は、低い。その原因は、上記ソースにも記されている、言わずと知れた国家財政の赤字の大きさによる。

国は、国家財政の赤字を帳消しにするために、恐らく、ゆっくりとしたインフレに持ち込みたいと思っているはずだ。インフレは一旦生じると、制御が利かなくなるもの。その時、国民の貴重な蓄えは、限りなく無になる。

また、国債を個人的に買っていない人も、郵貯・銀行の預金を通して、国債を間接的に購入していることになる。国債価格の暴落は、その意味でも、国民の殆ど全員に降りかかる災難となる。

国の借金を増大させた原因は何なのか。私は、現政権与党の行ってきた公共事業優先の政治であり、それと密接に関わる官僚機構による支配だと考えている。

安倍政権では、公共事業だけでなく、輸出企業優先の政策も打ち出しているが、これまでの国の借金をこれだけ増やした原因は、やはり公共事業だ。小泉前首相は、財政再建を始めた宰相と評価されることもあるが、彼の下で、日本の赤字は大きく伸びた。

日本の国家予算中の対GDP公共事業費は、先進国のなかで突出して高い。これまでと同じ政党。官僚機構の支配下では、この構図は、根本的に改めることは出来ない。

タミフル発売元への厚生労働省官僚の天下り 

タミフルの検討をしていた厚生労働省班会議のメンバーが、大学を経由して、タミフル発売元から多額の研究費を貰っていたとして、マスコミは彼を叩いた。

タミフルの問題は、まだ決着がついていない問題であり、インフルエンザがもともと致死性のある重篤な感染であることも考慮して冷静に判断する必要がある。さらに、上記研究費は、大学を経由しているもので個人的に用いたりしているのでなければ、あまり格好が良くはないが、許されることではないかと私は思っている。(大学時代に、公的な研究費が少なく苦労した経験があるので、そう思うのかもしれない・・・政府は、潤沢な政党助成金を出すくらいなら、もっと研究者に助成金を出すべきだ・・・というのは、少し脱線・・・。)

ところが、マスコミがあまり追及していない重大な問題がある。タミフル発売会社への官僚の天下りが行われていたことが、国会での共産党小池議員の追及で明らかになったのだ。元ねたは、「東京日和@元勤務医の日々」。共産党の赤旗にその記事が出ている。

タミフルは、同じ作用機序のリレンザに比べて、異例の速さで発売が認可された。その背後に何かあるのではないかと、ずっと囁かれてきた。製薬会社の監督官庁である、厚生労働省から、タミフル発売会社重役への官僚の天下りは、この「背後の何か」であるのではないか。大学の研究者が、大学を通して研究費を、多くの製薬会社の一つとして、タミフル発売企業から貰うのとは大分意味が異なる。この官僚は、どうも企業からの接待を、官僚であった当時から受けていたらしい。

まとめると・・・
大学の研究者が受け取った研究費は、大学を通した公のお金だ。さらに、この研究者は、タミフルについて検討し報告する義務があるが、タミフルの発売認可取り消しや適応の変更を直接指示する立場にはない。

一方、官僚は、許認可権を握り、こうした製薬企業の利益に繋がる決定を直接下せる立場にある。天下りによる利益は、官僚個人の享受するものだ。賄賂に等しい犯罪だ。

どちらを批判すべきかは自ずから明らかだ。

それにしても、許認可権対象企業への官僚の天下りが、横行していることに驚く。こうした連中が、国の運営・財政を危うくし、国民の健康を損なっているのだろう。

これも、メジャーなマスコミは追及していないのだよなぁ・・・しっかりせよ、マスコミ。

メディア リテラシー 

いつも読ませていただいているブログ「新小児科医のつぶやき」で、「僻地義務化報道のメディアリテラシー」と題して、マスコミの報道のいい加減さが記されている。マスコミは、情報のごく一部だけを強調し、さらには情報を捏造することによって、本来の情報とはかけ離れた内容を報道することがある。医療、とくに医療事故に関連しての報道にそれが目立つ。

ここで議論されている、研修を終了した医師を僻地に強制的に赴任させる提言は、内容自体まるで実現する可能性のないことであるし、たとえそれが実現したとしても、研修したての医師を送り込まれる僻地の人々の立場も全く考えていないことだ。それを報道する、Asahi.comのいい加減さは、お笑いの対象である。特に、ブログ主が指摘するように、報道すべき「日医地域医療問題委員会の中間報告」そのものに目を通していないことは、マスコミ人として失格ではなかろうか。

昨今の「タミフル」騒動と言い、この問題と言い、マスコミの情報に踊らされぬ判断力が、我々に要求されている。「新小児科医のつぶやき」は、そうした判断を下す上で、とても有用で的確な視点を与えてくれる。様々な事象(医療に関する)の分析は、とてもためになる。

こぶしの花 

父親が植えてくれたこぶしの花が満開だ。梅の季節が終わる頃に咲き始める。一頃、このこぶしの木にグラスファイバーポールを沿わして、10MHzのバーチカルを建てていた・・・まだ残骸が、この木に残っているかもしれない。ごめんな、こぶし・・・。

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ペンシルバニアでも医師がいなくなっている 

と、今朝14メガで会ったSig N3RSが言っていた。

私が、こちらの医療の状況が悪くなっているので、リタイアを早くしたいと申し上げた。それに対して、医療現場から去らないで頂きたい、彼の住むペンシルバニアでも、医師が他所に立ち去るか、早期に退職する現象が起きているとのことだった。

医療訴訟が増えて、それに備える保険の費用が大きくなりすぎて、医療コストを大幅に上げないと仕事を続けられぬらしい。

昨今は、医療系掲示板でも、東南アジア等に移住して医師をする話も出てくる。日本の若い医師は、英語を身につければ、海外でも十分通用する力を持っている方が多い。このまま、官僚と財界が、医療を破壊し尽くせば、やがて医師の海外流出がおき始めることだろう。

医療システムは、重要な社会のインフラだという社会の合意が得られなければ、激烈な崩壊は避けられそうにない。

オケデビュー 

前エントリーに記した通り、新しいオケにデビューをしてきた。午後5時半から9時少し前まで、たっぷりチェロと格闘してきた。

オケが次回の演奏会で取り上げる曲の初合わせと聞いていたので、少し手加減して、テンポを落として弾くのかと思いきや、ばりばりインテンポ(笑。チェロは、私以外に一人だけ。人数に関しては地域のアマオケはこんなものだとは思っていたが、後ろで霞んでいるわけにはいかない。疲れた。この疲労は、若い時期には感じなかった類のそれだ。

しかし、皆さん、暖かく迎えてくださって、来週も是非来るように勧めてくださった。片道1時間超かけて通うエネルギー、それに曲を弾くエネルギーが枯渇しないか見極めてお返事申し上げるつもり。隣で弾いていた、ビオラのトップを弾く方が、大学オケの同窓だったことが判明。しばし、共通の知り合いの話、OBオケの話で盛り上がった。世の中は狭い。一緒に弾いてくださったチェロの方も、私より少し若い、優しそうな方だった。指揮者が、なかなかの力量の方と見受けられた。

ブラームス4番のチェロのソリの旋律、対位法的に他の楽器と絡む部分、熱い気持ちになる。しかし、難しい。構造が複雑。テンポが揺れる。視力が衰え、楽譜が見づらいことがある。音楽を記憶し、対応することが必要だ。

もう一頑張りしてみるか。

日曜日の夜 

オケに初めて出かける。今回の練習は、ブラームスの交響曲4番と、モーツァルト魔笛序曲。

久しぶりのオケ・アンサンブル・・・少し緊張。

今夜、少し根を詰めて練習していたら、左手の第二指に鈍痛。軽い腱鞘炎のようだ。昔は、何時間弾いてもこんなことなかったのに・・・と、型どおりの愚痴。ま、しかたあるまい。だましだまし弾くことにしよう。それから、準備運動としてのスケールの練習を、最初にするのを忘れていた。

今夜会ったJim N6JCも、この夏で仕事を退職する予定と言っていた。健康が保たれているうちに、野外活動等を楽しみたいから、早く退職することに決めたそうだ。

人生は短い。

さて、休んで明日に備えよう・・・。

同世代の人々と・・・ 

最近、同世代で大体同じ期間無線を楽しんできた人々と、次々に交信した。

北カリフォルニアに住むDave WZ6T。私と同年。無線は、私よりも1年早く、12歳の時に始めたようだ。彼との1st QSOは、Index Notebookに記録した限りでは1980年代にさかのぼる。高等裁判所の判事をしているとのこと。今日、カードを彼からダイレクトで受領。自宅と思われる瀟洒な邸宅の写真のQSLだった。

今夕、19時頃に7メガで会ったのは、Bruce AA5B。真冬では、この時間帯、北米の信号は完全にスキップしてしまうのだが、今夜は、彼の100W+GPの信号が、S9+を振っていた。1970年から、主にCWにずっとアクティブに出てきたらしい。彼との初交信も1981年にさかのぼる。雨降りで機嫌の悪い犬達に起された、と言ってぼやいていた。

今週末は、我がFOCのActivity Week Endのため、メンバーが集う7025でCQを出す。すると、Manuel LU5OMがコールしてくれた。会員番号1877、もっとも新しいメンバーかもしれない。K2 100Wに3.5用のウィンドムという設備のようだが、S9で来ていた。過去7ヶ月間、3.5のアンテナを色々試したが、上手く行かない。よく聞こえるのだが、飛ばないとぼやいていた。ハーフスローパーも試したが、タワー上に載っているのは、ハイバンドのクワッドなので、ラジアル効果が少なく、あまり良くなかったとのこと。ラジアルを75本埋めたが、逆Lも良くなかった。タワードライブもクランクアップなので、期待できない・・・もう、アンテナを試すエネルギーが枯渇した、とのこと。彼は、現在59歳。15歳時に、アフリカでCR6IK(コンゴだったか)として開局。30歳まであちらにいたらしい。WWテストなどでも活躍していたらしい。私の1960年代のログを調べれば、そのコールが見つかるかもしれない。

というわけで、50歳代パワーは、CW界で輝いている・・・と言うと自画自賛になるか(笑。

特別会計の闇 

地方も含めると国の借金は、1000兆円を超えている。これを作り出してきた大きな原因は、特別会計という公開されぬ予算にあるようだ。特に、公共事業の占める割合が、日本は他の先進国に比べると極端に多い。公共事業は、特別会計で処理されることが多いらしい。特別会計の内容を明らかにし、それをスリム化することが、国の借金を減らす一番の方策だ。

国は、国家財政の危機を乗り切るためと称して、医療福祉予算をどんどん削減している。特別会計を含めた実質的な国家予算200兆円超に占める、医療福祉予算の削減額の割合は大きなものではない。医療福祉を貧弱なものにすれば、国民は、消費行動を抑え、景気は落ち込む。また社会のセーフティネットが無くなることにより、格差社会が生じ、社会は不安定となる。

現政権は、それにはお構いなしだ。輸出企業が伸びれば良いという判断なのだ。そうした企業から、賄賂まがいの政治献金が、政治家に流れる。特別会計に抜本的なメスが入れられる様子もない。特別会計は、官僚の天下り先の特殊法人を温存するために必要なのだろう。

今年夏には、参議院選挙がある。我々国民一人一人が、こうした国家財政にも関心を持ち、現政権の財政運営を評価し、選挙行動でそれを表現しなければならないと思う。

あるサイトに、特別会計の出鱈目さについて以下のような記述があった。

以下、引用~~~

財務省(旧大蔵省)のサイトに、「財政法第46条に基づく国民への財政報告」という頁がある。この頁に、特別会計の全体(歳入/歳出総額、相互の出入を除いた純計)を記した報告が載っているのは、なんと平成16年度財政報告からである。
16年度の予算規模は、一般会計82兆円、特別会計の歳出総額387兆円(一般会計との出し入れ、特別会計相互の出し入れを除いた純計歳出で207兆円)である。
つまり、一般会計の他に、その2.5倍の国家事業(事業会計)が行われているが、その全容を、今まで明らかにしてこなかったという事である

福島県立大野病院事件第三回公判 

この公判の模様が、詳細にロハスメディカルというブログで報告されている。

医療関係者以外の方には、興味の湧かない問題かもしれないが、是非お読みになっていただきたい。警察・検察による調書の取り方の問題、それを証拠採用する刑事訴訟法上の問題、さらに医療と法曹の論理の軋轢といった深刻な問題が、医療界にとってとても大きな事件の裁判に即して議論されている。

この事件が、産科医療を崩壊に向かわせる大きなきっかけになった。繰り返しお読みになられることをお勧めしたい。

毎日新聞の偽善 

もうマスコミに期待を持つ気持ちもあまりないが、毎日新聞の偽善ぶりを示す記事を見つけたので紹介する。

赤い文字で示した部分。大淀事件があって初めて救えたとは、自己正当化も甚だしい。毎日新聞の意図的な誤報により、奈良県の同地区の産科医療は崩壊したのだ。その検証と反省をすることなく、まるで自らの報道が、母親の命を救ったかもしれぬ口調には呆れるばかりだ。

あたかも医療崩壊を喧伝する役回りをしているかのように振舞っているが、まずはこれまでの自らの行状を反省すべきではないのか。でなければ、第二次世界大戦前後のマスコミと同じ愚かな振る舞いとしか受け取れぬ。

以下引用~~~

未来を託す:秒読みの’07知事選/4 周産期医療 /奈良

 ◇環境整備、待った無し----勤務医の自己犠牲の上に成立

 昨年11月の昼下がり。県北部の産婦人科医院に、強い腹痛を訴え、顔面そう白の妊婦が来院した。産科医が最も恐れる症状の一つ、胎盤早期はく離だった。原因不明で、出産前に胎盤がはがれ、胎児への酸素が止まる。胎児は既に死亡。胎内の出血が妊婦の命も脅かしていた。

 男性担当医は、橿原市の県立医大病院に転送を頼んだ。しかし満床で、同病院が代わりに探した天理よろづ相談所病院が引き受ける。緊急手術。母体は無事だった。「あと1時間遅ければ母親も危なかった。あまり受け入れ例のない民間病院が、県内で収容してくれたのが救いだった」と担当医は振り返る。だが、同年8月の大淀町立大淀病院の妊婦死亡問題がなければ、救えなかった命かもしれない。
  ×  ×

 大淀病院の問題以前、県は財政難などを理由に、母子の命にかかわる環境整備を先送りしてきた。全国で8県だけが未整備の総合周産期母子医療センターは具体的計画さえなく、県内40床の新生児集中治療室(NICU)数は、県の周産期医療対策ワーキンググループに「全国ワースト1」と指摘されていたほどだ。

 貧弱な体制から、県内での重症妊婦の搬送先は県立医大、県立奈良(奈良市)の2病院にほぼ限られていた。4割近くは、遠距離をおして県外へ搬送。県医師会産婦人科医会が、わずかでも可能性がある天理よろづと近大付属奈良(生駒市)の民間有力2病院に受け入れ要請すると申し合わせたのは、問題発生の翌9月。県も10月30日、両病院に協力強化を依頼したばかりだった。

 「大淀問題」以降、県は県立医大病院にNICU30床を増床し、総合周産期母子医療センターとして08年1月に開設すると表明した。大阪府に対し、府内43病院の空床状況をオンラインで確認できる「産婦人科診療相互援助システム」への接続も求めた。民間病院の協力も含め一定の動きがあった。

 だが経過は順調とは言い難い。センター化に伴うNICU増床は、工事中に現在のNICUを移す場所が確保できず、県は10床増へ計画を縮小した。大阪とのシステム接続も、府側は毎日新聞の取材に「加盟病院以外は府内の病院でも見られない。奈良県の接続は困難」と答えている。

  ×  ×

 「この1年、何回家に帰れただろうか」。天理市立病院では、唯一の常勤医、飯岡秀晃・産婦人科医長(50)が基本的に週7日当直をこなす。3人いた常勤医のうち、1人が05年末に退職。勤務が過酷になり、もう1人も06年3月に去った。現在は週2日、60代の非常勤医の応援があるが、当直はほとんど頼まない。約10年前、別の年配の非常勤医が、当直明けに倒れたことが、脳裏を離れないからだ。

 県内の産科医は96年の102人から04年は94人に減った。06年の県立五條病院、済生会御所病院に続き、今年4月には大淀病院も産科を休診し、県南部(五條市、吉野郡)で分べん施設がなくなる。不規則な勤務や高い訴訟リスクを背景に、代わりが見つからない。

 思うように進まない環境整備、そして産科医不足。飯岡医長が多くの産科医の言葉を代弁する。「現場は私たち勤務医らの自己犠牲の上に、どうにか成立しているんです」(つづく)

日興コーディアルグループ問題の暗闇 

以前、日興コーディアルグループ(以下、日興と省略)の粉飾決算についての疑問を、このブログで記した。

ライブドアは、ホリエモン他の経営陣は逮捕、刑事訴訟の被告人になっている。さらに、東証の上場資格も失った。

それに対し、日興の元の経営幹部は、刑事罰は追及されぬようだ。日興から、民事訴訟で幾許かの経済的な負担を求められるだけらしい。さらに、日興は、東証からも排除されぬらしい。ライブドアの数倍の粉飾決算を行っていたのにである。

聞くところによると、日興は米国張りの、業績に連動する役員報酬制度を取り入れていたらしい。また、投資家の中には、現政権の要人も入っていたらしい。失脚した前社長は、現政権要人とのコネがあるから、自分は安泰だ、と嘯いていたという。

株式市場を見ると、中国は勿論のこと、米国もバブルの様相を呈しているようだ。日本も都市部を中心にミニバブルと言えるのだろう。社会の中で、格差は拡大する。持てる者と、政権さらには司法が結託するとしたら、空恐ろしい社会が到来する。この日興の問題では、金融当局・司法が、明らかなダブルスタンダードを示した。政権・検察が遵法の精神から逸脱し始めたとしたら、強い憂慮を感じざるをえない。

マスコミは、一体何をしているのだ?

KE4TWI 

今夕、いろいいろな仕事の合い間、日の沈む頃にしばらく無線を楽しんだ。14メガは、一応Gまで開いていたが、弱い。7メガに下りると、Wに開けていた。

テネシーのWes KE4TWIがコールしてくれた。ピークでS9プラス10dBまで振っている。リグは、600ワットにバーチカル。この季節のこの時間帯の北米中部からの信号としては、かなり良い方だ。

例により、ラジアルについて尋ねた。150本のラジアルを、地中に埋めているようだ。ラジエーターは、29ftというから、ほぼフルサイズだ。ラジアルは、地表に浮かべた方が効率が良いと言う論文もあるがと問うと、地表にこれだけのラジアルを張るのは実際的ではない、という返答だった。2000ft以上のワイアーを必要としたが、張っただけの成果は上がっていると言っていた。

彼は、7メガ以上で使えるログペリオディックを上げることを考えているらしい。数社から、そうしたアンテナが発売されているので、比較しているとのことだった。

彼は、ハム暦12年の26歳で学校の先生をしているらしい。春休みだそうで、午前3時までずっと起きて、DXをやっていたようだ。26歳のCWオペとは珍しい、是非頑張ってくれたまえと言うと、彼よりも若い友人をCWに誘っていると言っていた。楽しみなことだ。

医師の労働条件の悪さが、医療事故を増やし、医療を荒廃させる 

臨床医の仕事は、目の前の患者さんの問題をすべて瞬時に列挙し、それの重さ・原因の可能性を出来るだけ早い時期に判断する、治療に伴う病状の変化・検査結果が得られると同じ作業を繰り返す、それらの一連の連続した作業になる。睡眠が足りなくなると、様々な可能性を想定することが難しくなり、注意力・判断力も大きく低下する。これは、自分のこれまでの経験から実感することだ。

現在、医師不足が様々なところで明らかになっているが、特に、地域医療の中核の公的な病院での医師不足が目立つ。彼等が、やりがいのある仕事場を後にするのは、労働条件の悪さが大きな原因になっている。さらに、医療訴訟の増加も、医師の士気を大きく落としている。これらの問題は共に、労働条件の悪さ、長時間労働に起因する。

長時間労働が、医療事故を起す誘因になっている、という論文がある。長時間労働によって、36%も医療上の誤りが増えた、というのだ。

N Engl J Med. 2004 Oct 28;351(18):1838-48.

CONCLUSIONS: Interns made substantially more serious medical errors when they worked frequent shifts of 24 hours or more than when they worked shorter shifts. Eliminating extended work shifts and reducing the number of hours interns work per week can reduce serious medical errors in the intensive care unit.

官僚・マスコミそれに国民も、今まで通り、さらには今まで以上の低コストで、より安全な医療を要求している。それは、無理なのだ。

最近、僻地医療を研修を終えた医師に義務化する議論もあるが、医師を増員すること、その経済的な手当てを行うことの議論が欠けている。地方自治体に医師の配置を司る、大学医局に代わる協議会とやらを立ち上げる積りらしい。そこでも、財政的な手当てを伴う医師の労働条件の改善は検討される気配はない。僻地に若い医師を強制的に配置したり、官僚主導の医師配置の新しい行政組織を立ち上げる前に、現在地域医療で奮闘している中堅医師の労働条件を見直すことが必要だ。

安倍首相は、医療のどこが高コストなのか、早く明らかにせよ。その根拠の無い発想が、医療を荒廃させている。

小児の時間外救急診療 

私は、患者さんに自分の携帯電話を教えてある。電話に出られない状況でなければ、急患にも対応するということだ。ただ、夜10時以降は、休むことが多いので、出られないこともあると伝えてある。

冬場の休日は、まず休めない。往復1時間かけて、自宅から2、3往復することはざらにある。しかし、まず病状を聴いて、すぐに対応すべきかどうか、判断し、親御さんに理解を求め、適切な対応を自宅で行っていただくようにお願いしている。昨年冬の診療時間外急患の状況を調べたら、電話だけで問題が解決した(すぐに対応しなくても済んだのは)全体の約1/3に上った。

問題は、診療時間外救急「だけ」を利用する患者さん・その親御さんがいることだ。診療時間外救急は、人手が少ない。私の仕事場では、原則私だけ。対応は、あくまでその1,2日を乗り切ることだけを考えて行うことになる。救急だけを利用するのは、最終的には患者さん・親御さんにとって大きなデメリットになる。それに、蝋燭の灯のようにようやく維持されている小児救急を破壊することになる。これは、大きな病院でも大なり小なり同じ状況だ。自分のかかりつけの患者さんであれば、そのことを丁寧に説明して、通常診療時間にかかって下さるようにお願いする。比較的、それで理解していただける場合が多い。これは、顔見知りだから率直に言えるのであって、一回限りの救急センターのような医療機関での対応だと難しいことだろう。

さらに、当地のような田舎では、今のところ大きな問題ではないが、患者さんからのクレーム、さらに何らかの医療事故が、こうしたぎりぎりの体制下で起きた場合、万一医療訴訟になれば、医療機関側に不利な判決が降りることが、最近はっきりしてきた。地域医療のために、自分の時間を削ってでも、急患に対応しようとすることが、医療をする側からすると裏目に出ることがあるのだ。万一、医療訴訟になり、裁判に関わらなくてはならなくなると、実際のところ、仕事に大きな支障が起きる。それは、多くの患者さんにとり、さらに自分と家族にとっても、重大な問題だ。こうした風潮がこの田舎にも押し寄せてくれば、電話での対応も含めて時間外診療を止めざるを得なくなることを危惧している。

さ、急患がひと段落・・・。

K7AO vs K5RC 

先日エントリーした内容の続報。Tom K5RCの4エレと、Ken K7AO彼の2エレで、大差ないのはどうしてなのか知りたくて、昨夜Kenを呼びました。

Tomの6000フィートの海抜の22m高の4エレ、タホ湖を日本の方向に望む絶好の場所に建っているようです。それに対して、KenのCushcraftの2エレは、Tomのアンテナの半分程度の占有面積で、ロケーションは、谷にあり、4000フィート程度の海抜。JA向けには、タホ湖の湖面から20度程度ずれているということでした。

Tomがビームを上げたばかりなので、LPでの比較をまだしていないが、LPで差が出るのかもしれないということでした。

てなわけで、W7~JAの距離では、この程度の差は、あまり効いて来ないようです。

やはりオケに参加・・・ 

バイオリンを弾いている友人から、改めて、オケに誘われた。先日、一度お断りしたオケだ。腕を買われたのではなく、あちらのオケの人数不足と、一緒に室内楽を弾いたよしみで誘ってくださったのだろう。

その方とは、2年前の年末、ブラームスのクラリネット五重奏曲等を合わせたのだった。4楽章だけだったが、楽しかった。私は、下手なのだが、互いの息遣いが分かる室内楽が、やはり好きだ。また、何か弾く機会ができるかな・・・。

それで、良く考えて、お受けして、練習に出てみることにした。片道1時間超の道のり、しょぼしょぼになった目、それに難曲のブラ4・・・難関は幾つもある。結構大きな問題は、ここ数年で、記憶力が衰えたこと。数年前までは、2,3回譜面を読むと、大体その内容と、フィンガリングを覚えられたものだが、最近は、なかなか難しい。

しかし、弱音を吐いても仕方ない。オケの皆さんの足を引っ張らないように、せいぜい練習に励んで、仲間に入れて頂こう。上手くいかなければ、それはその時だ。

自宅に置いてあった楽器にしばらく手を触れていなかった。昨夜、緩んでいた弦を張って、しばらく弾いてみた。乾燥が続いたために、弦と指板の間の間隔が狭まっていたが、一応まだ弾ける。今夜も、少し練習しよう。

自宅介護療養の悲劇 

現政権は、病床を減らし、自宅での療養介護を進めています。地域を病院にする、というスローガンです。確かに、住み慣れた自宅で家族による療養介護を受けられれば、患者さんにとってはベストです。

しかし、経済的な理由で共稼ぎが多く、また核家族化している世帯が多い現在、自宅での療養介護は難しいことが多いでしょう。そこで、このニュースのような悲劇が起きることになります。これは、特殊な例ではなく、あちこちで起きる事例となることでしょう。

美しい国とは、こうした悲劇が起きる国なのでしょうか。

産経新聞から引用~~~

孤独な介護、出口なく…寝たきり夫を放置死の妻

≪働きづめで全財産5万円≫

 大阪市淀川区で2月、寝たきりの男性(63)が食事を満足に与えられず、床擦れから肺炎を起こし死亡した。介護を投げ出し夫を放置したとして警察は妻(50)を逮捕。公判は4月から始まるが、関係者の話から、出口を見失った孤独な介護の姿が浮かんできた。

 「土足で入って」。2月6日夜、庄司聖子被告=保護責任者遺棄致死罪で起訴=は駆け付けた捜査員に声を掛けた。市営住宅が立ち並ぶ川沿いのマンション。ごみが散乱し悪臭が漂う室内に、やせこけた夫、忠さんの遺体が横たわっていた。

 庄司被告は仙台市出身。人間関係のトラブルで地元を離れ、平成7年に忠さんと結婚、大阪に移った。忠さんは設立した会社が倒産、病気で2年前からほぼ寝たきりに。同じ階の住人は「夫婦で暮らしていることも知らなかった」と話す。

 仕事を3つ掛け持ちし、働きづめだった庄司被告。11年から近所の工場でパートで働き、空気清浄機の部品交換や洗浄を担当するグループのリーダー格だった。

 夜は焼き肉店、週末の深夜はお好み焼き店でもパート勤務。焼き肉店店長(55)は「悪臭なんて信じられない。店ではクーラーまで掃除してくれたのに」。地味だが清潔感ある服装を思い浮かべ、「プライベートは全然知らない」と首を振った。

 月収は約23万円。家賃に7万2000円、消費者金融への返済で5万円が消えた。週2回ほどパチンコに行き、全財産は5万円余り。

 「金がない」と夫を病院に連れて行かず「散らかった部屋を見られたくない」と救急車を呼ばなかった。死ぬ直前は添い寝してジュースを口移しで飲ませていたという。

 「昨年11月、淀川区役所に生活保護のことで相談に行った」と供述。だが実際には生活保護は受けておらず、この時以外に公的機関などを頼ろうとした形跡はない。

 逮捕後、遺体を前に「ごめんなさい」と号泣した。パート仲間の女性は「『主人が働けなくて私が世帯主なの』と笑っていた。もう一歩踏み込んで話してくれれば良かったのに、弱さを見せない性格で殻を破れなかったのかな」とつぶやいた。

 家庭での高齢者虐待に関する国の調査(平成15年度)では、虐待した介護者の17・7%は相談相手が不在。甲南女子大の津村智恵子教授(地域看護)は「高齢化と核家族化が進み、相談相手がいないケースは増えるだろう。介護者は独りで抱え込まずSOSを出してほしい」と訴えている。

安倍首相曰く、医療は高コスト構造・・・ 

安倍首相が、また言いたい放題を言っております。本当に脱力であります。日本の医療が、高コストだって?一体どこが高コストなのですか?診察券をICカード化するって、とりあえずIC関連産業が儲けるだけではないですか?このお方、結局、現実を自分の目でみて考える力がないということのようです。官僚の言うなりなのでしょう。

高コストだという客観的なデータを示して欲しいものです。GDP比医療費はOECD加盟先進国中でも最低レベルなのは繰り返し示されています。高齢化率と対GDP医療費の国際比較。彼等は、こうしたデータには目をつむる。医療を崩壊させる積りです。

医療の崩壊により、一番痛みを感じさせられるのは、社会的な弱者です。政治家・官僚は、地域医療を破壊し、在宅医療を中心に据えるつもりです。地域に、家庭に、その受け皿はあるのでしょうか。その上、皆保険は実質破綻、民間の医療保険に入ることが必要になる。入れなければ、または入っていても、一旦重病になれば経済的な破綻をきたす。

大企業は、医療保険の負担が減る、保険・銀行業界は、医療のパイを奪える、両者と密接な関係にある政治家・官僚は、甘い汁を吸う、さらに高齢者が早く亡くなれば、医療だけでなく、介護・年金支出も減らせる、ということを考えているのでしょうね、このお方。

脱力です・・・。

北海道新聞2007年3月17日付け朝刊4面から引用~~~

 数値目標設定を指示 首相 医療分野コスト減で

 安倍晋三首相は十六日の経済財政諮問会議で、医療・介護分野の「高コスト構造是正計画」の策定にあたり、コスト削減額など数値目標を設定するよう指示した。柳沢伯夫厚生労働相は幅広い項目での目標設定に難色を示したが、結局、内閣府と厚労省が協議して目標設定することになった。
 高コスト構造是正計画は、二〇一一年度までの社会保障費の伸びを予想より一兆一千億円減らすとした政府目標の実現に向けた具体策。今夏までに政府が策定する「骨太の方針」に盛り込む。
 安倍首相は会議で「医療分野の高コスト構造是正は非常に大事。数値目標や項目を使ったプログラムを作ってほしい」と指示。柳沢厚労相は「実行する立場で目標設定は設定しづらい」と述べたため、内閣府が可能な範囲で数値目標を設定することに落ち着いた。
 このほか柳沢厚労相は同じ病気に一定額の診療報酬を支払う「包括払い」の導入や、健康保険証のICカード化などコスト削減に向けた具体策を提示。民間議員は、地方の公立病院が医師確保の目的で国立や民間病院より高く設定している人件費の削減を提案した。

MY OFFER STILL STANDS... 

あぁ、良いCONDXの7メガを聴いていたら、この時間になってしまった。寝なくちゃと思いつつ、明日の忙しい予定で、ブログにエントリーできるかどうか分からんので、またキーボードに向かっている。

W6EDから呼ばれた。名前をサフィックスと同じEdと思い込んでいた。違うよ、Donだ・・・と訂正されてしまった。彼とは、1980年代に7メガでよく交信したことがある。私の備忘録によると、1st QSOが1984年になっているがと言うと、それも彼のログでは1981年だと訂正のお言葉・・・。

Donは、つい最近83歳になったらしい。リタイア後21年経ったようだ。1980年代前半、仕事がらみでW6に行くことになって、最初の海外旅行に興奮して、誰彼と無くその予定を話していた。Donは、それに早速反応してくれて、是非家に立ち寄れと言ってくれたのだった。それを思い出すと今でも、気持ちが暖かくなる。それを率直に申し上げたら、タイトルのような返事が戻ってきた。米国人の良い国民性、open mindedで、親切さが溢れ出るような性格を体現した方だ。

San Luis Obispoという、SFとLAの中間地点にお住まいらしい。近くに、これまた懐かしいJon W6KFVがお住まいのようだ。Jonをあまり聴かないがと言うと、彼は専ら聞いているようだということだった。やはり高齢になると、電波を出すのが億劫になってしまうのか・・・。海外旅行などままならぬ身、Donとお会いできるか分からなかったが、いつかお会いしたい、それまで元気でいて欲しい旨を打って、お別れした。

7020では、Steve W7QCが、Gary W0CGR/Mと交信中だった。Austinでこの週末行われるFOCの集まりに、Garyは向かっているらしい。Garyは14メガ用のハムスティックに、7メガを強引に乗せているようだ。Steveのところには、S3から8程度で届いている様子。JAには、存在が分かる程度だった。Steveを呼ぼうと思いつつ、少しスイープしていたら、Steveが別な局と交信を開始してしまったので、呼ばずにBig SwitchをOffとした。

さ、忙しい週末のために寝なくちゃ・・・。

僻地医療義務化を提言する?? 

日本医師会(日医)が、研修終了後の新人医師に僻地診療を義務づける提案の中間報告をした。この義務化は、官僚から少し話が出ていたが、医師達の反発で引っ込められていたもの。

唖然・呆然である。

下記に共同通信の配信内容をコピーするが、問題点は以下の通り。

○基本的人権の蹂躙
医師の基本的な人権は、どうなるのか?職業選択・居住の決定を国家権力が指示し、強制するのは、人権の無視だ。これが実行されたら、同じことがどのような職種でも行われることになる。独裁国家への一里塚だ。

○根本的な解決ではない
僻地医療・地域医療の崩壊は、医療行政の失政による。それを正さずに、表面的に人を動かすことで解決しない。厚生労働省によれば、医師は足りている、医師の仕事の忙しさは大したことがない、ということではなかったのか。限られた偏在だけが問題ならば、厚生労働省技官や、保健所の医師達でカバーしたらどうか。なぜ問題の根本的な解決を図ろうとしないのだろうか。

○モチベーションの低下
たとえ、この提言通り、研修後の医師(それに、開業をする予定の勤務医にも適用すると言う噂もある)が僻地に義務的に勤務させられるとして、研修終えただけの医師がどれだけ使い物になるのか。また、地域医療を志向しない医師は勿論のこと、それを志向する医師であっても、強制されて仕事をさせられると、モチベーションは下がる。そうした医師の医療で、僻地の方々は満足いくのだろうか。

○小児科・産科問題もイッショクタにするな
僻地勤務だけでなく、小児科・産科の医療を義務付けるようだが、小児科・産科の問題が、これで解決するとでも思っているのか。小児科・産科医療の崩壊を決定付けることになる。

○何故に日医が?
大体において、何故日医がこうした提言をするのか。日医は、医療問題の本質を明らかにし、それを解決するための方策を提言すべきなのではないか。この点に関して、様々な憶測がなされている。

  1)政府・官僚が、本来行うべきことだが、日医にそれを提言させ    ることにより、政治家・官僚の横暴だとの批判を封じる思惑が    ある。
  2)参議院選挙前の、リップサービスであり、実現することなども    ともと考えていない。
  3)日医にこの提言を行わせることにより、多くの医師が日医から    離反し、日医が更に弱体化することを、官僚が望んでいる。
  4)日医は、政府・官僚と裏取引をし、日医の主要な会員層である    開業医の利権を守ることにした。

○義務に誘導って?
日医は、給与・留学の機会を与えるなどの「誘導策」を考えていると言うが、義務化するのに何故誘導策が必要なのか。かなりヤバイことをしている自覚があるので、そんなことを言っているのではないか。いずれにせよ、医師の権利を守り、医療システムをあるべき姿にすることが「義務」のはずの日医が、「義務」を放棄した中間報告だ。

○提灯担ぎは日医だけでない
まだ日医内部で決まってもいない(拘束力のない)中間報告を大々的に報道するマスコミって一体何を考えているのだろう・・・。

以下、引用~~~ 

日本医師会(日医)の地域医療対策委員会は14日、研修終了後の新人医師に医師が不足している地域での「勤務の義務化を考慮する」とした中間報告書を公表した。

 日医はこれまで義務化に反対していたが、現在の医師不足や偏在をめぐる危機感が強く、「同委員会では義務化を求める声が大勢だった」(内田健夫常任理事)という。

 義務化する場合、医師不足が顕著な産科、小児科なども対象とするよう検討する。また、給与を手厚くすることや優先的に留学する機会を与えるなどの誘導策で対応すべきだとの声もある。

 同委員会は、義務化する場合の期間など具体的な検討も進め、来年の3月をめどに最終報告をまとめる方針。