FC2ブログ

神戸市で、勤務医の待遇改善の試み 

神戸市が、ようやく市立病院勤務医の待遇改善に乗り出したようだ。喜ばしいニュースだ。

しかし、国は全く違う。厚生労働省は、勤務医と同じ過酷な労働を開業医にもするように迫っている。24時間拘束の仕事をするようにと言い始めている。開業医の労働条件を勤務医と同じ過酷なものにすれば、勤務医が開業に逃げるのを止められるとでも思っているのだろうか。

経済財政諮問会議の、八代委員は、労働者の格差を是正するためと称して、かってこのように語った。「正規雇用労働者の労働条件を、非正規雇用労働者のそれまで引き下げる、そうすれば、格差が無くなる」と。名案ではないか。新自由主義の社会では、この論理がまかり通る。開業医の労働条件を下げ、さらにそれに合わせて勤務医の労働条件も下げる。終わり無き負のスパイラルだ。

徹夜をして朦朧とした医師に、自分の手術をしてもらったり、自分の子の診察を任せたりしたいかどうか、諸兄姉に是非尋ねてみたい。現状では、そのような事態がまかり通ってきたのだ。これは、国民の健康を軽視することに他ならないのではないか。

それ以上に、医師には、人間らしい生活をする権利が許されないのか。もしそうだとすると、国家資格で公的な制度下で働く職種の人間は、すべて昔の兵隊のように、人間として生きる権利が、国家によって奪われることになる。

この神戸市の試みが、軌道に乗るかどうかを、見守って行きたい。

以下引用~~~

宿直明け医師原則休み
市立病院など 待遇改善「引き留めたい」

 医師の公立病院離れを食い止めようと、神戸市は4月から、市立病院などの医師の勤務体制を見直し、宿直勤務翌日を原則、休日にするなどの制度をスタートさせた。宿直中は救急患者の受け入れなどでほとんど仮眠を取れず、翌日の通常勤務と合わせて32時間連続となる過酷な労働が、医師が病院勤務を敬遠する原因の一つと言われるため。宿直明けの休日の制度化は民間でも珍しく、市は「待遇の改善で何とか医師を引き留めたい」としている。

 医療センター中央市民病院など3つの市関連の病院に勤務する医師ら約360人が対象。宿直勤務は午後5時半~翌日午前8時45分で、宿直明けは原則休みとする。外来患者の対応などで翌日も勤務を続けた場合は、その分を時間外勤務として手当を支給する。

 また、宿直手当も、これまでは一律2万3900円だったが、実働時間に応じて時間外勤務手当を支給する方法に変更。徹夜勤務の場合、1回当たり最大約1万円の増額になるという。

 同市では、外郭団体が運営する西神戸医療センター(西区)で、小児科医6人のうち1人が退職したことから、それまで毎日実施していた夜間の小児救急を、昨年11月から週5日に縮小した。医療センター西市民病院(長田区)では、3月末までに医師8人が退職したため、24時間対応していた救急患者の受け入れを、1月から午前0時~同9時に休止している。

 全国の病院が加盟する日本病院会の調査では、勤務医の9割近くが当直の翌日も通常勤務を行っているとされ、日本医療労働組合連合会の池田寛副委員長は「勤務医の過酷な長時間労働は、医療の安全を揺るがしかねない問題。神戸市の制度見直しは先駆的で、ほかの病院も見習ってほしい」としている。
(2007年4月18日 読売新聞)』

名曲喫茶 ミニヨン 

都内、にミニヨンという名の喫茶店があるということをふとしたことで知った。そのサイトはここ。東京ベートーベンクワルテットという団体が、そこで25年間定期的にコンサートを開いているらしい。そのクワルテットのチェリスト、奈切敏郎さんは、以前から名前を存じ上げていた。曲目も、魅力的だ。5月26日のピアノトリオ二曲、聴いてみたいものだ。私は、まだ行ったことがないのだが、何時かお邪魔してみたいと思っている。

その昔、都内で学生生活を送っていた頃、ルノアールという喫茶店が、大学の近くにあって、時々出かけた。静かな店内には、クラシック音楽が流れていて、確かリクエストも受け付けていた。学園紛争が、落ち着き、ピンキーとキラーズの歌謡曲等が街中で流れていた時代だった(古・笑。

田舎にいると、演奏会に出かける機会も少ない。息の音が聞こえるほど近くで演奏される、質の良い室内楽をじっくり楽しむことが出来たら、魂の休息になるのだろうなぁ・・・少し、生活のピッチを落として、聴きに出かけたいものだ。

参議院議員選挙 

この夏に、参議院議員選挙がある。特定の政党を支持して、生々しい選挙運動をするつもりはないが、現在の自公政権にはお灸をすえなくてはならない。

前回の参議院議員選挙の各等の得票は、ここで見ることが出来る。当時は、年金問題でさすがの小泉さんの人気も少し陰りが出てきていた頃だった。このデータを、素人なりに分析すると・・・

○自公以外の政党の得票数が、自公のそれを上回っている。実際、民主党が最も多い議席を獲得している。

○自民党単独では、30%しか得票しておらず、公明党の助けを借りて、ようやく政権を維持しているに過ぎないことが良く分かる。

○公明党は、共産党と同じく、組織票に依存する政党だろうが、政党名ではなく、候補者名での得票が多いのが目に付く。一方、民主党は、候補者名での得票は相対的に少なく、政党で投票されている割合が多い。自民党はその中間。

○推測になるが、公明党の一部が、自民党の候補者へ投票を行った可能性が強い(選挙区毎の立候補の調整だ)。民主党は、候補者の人選に魅力がないといえるのかもしれない(別に、タレントを引っ張って来いとは言わないが)。

現在の自公政権は、50%程度の支持率とか、最近のニュースで聞いたような気がする。一部大企業、大都市でのミニバブルによって、好景気と勘違いしている向きもあるのだろうか。民主党も、少し頼りない。

が、現在の自公政権では、国民が国に奉仕させられる国、一人前に戦争の出来る国、そして強いものがより強く、弱いものはより虐げられる国になってしまう。是非、各党のマニフェストを検討なさり、これからの国の将来を見据えて、投票に出かけて欲しい。自民党は、公明党の組織票に頼ることだろう。また、選挙直前になれば、北朝鮮拉致問題等で派手なパフォーマンスに出たり、タレントを担ぎ出したりすることだろう。そうした目くらましには気を奪われぬことが大切だ。普段選挙に行かない方も、是非自分で検証し、投票して欲しい。

療養病床削減  

厚生労働省は、慢性疾患患者のための療養病床を、半減させるという。

そこを退院させられる患者さん達の受け皿が、準備されていない。自宅での介護・療養は、大きな困難が伴う。

何故このような事態になったのか。小泉首相時代、郵政民営化問題に絞り他の争点を争わなかった選挙で、政権与党が圧勝した。小泉さんは、新自由主義論者。強いものは、さらに強く、弱いものは、さらに弱くという政策である。メガバンク・大企業・輸出企業を手厚く遇した。財界の発言力が大きくなった。財界の主張を受け入れ、社会保障・社会福祉を大きく切り捨て始めている。厚生労働省は、政権と財界の言うがままだ。

医療機関側は、療養病床の介護施設等への変換の誘導策にも、今のところ余り乗っていない。数年前には一般病床を療養病床化するように誘導されて、投資を行い建物の改築等を無理して行った経緯がある。官僚の朝令暮改に辟易し、また経済的な余力がなくなっているために、当面療養病床の介護施設への変換は遅れるだろう。しかし、官僚・政治家は、融資をするとか、介護報酬を上げるとか、馬の前に人参をぶら下げるようなことを言い始めている。医療・介護で働く人間を馬鹿にするのもいい加減にして欲しいものだ。思いつきの施策は、無策よりも酷い

福祉・医療の切捨ては、まだまだ序章に過ぎない。入院が必要な患者さんも、自宅に帰り、家族が介護・看病せよ、自宅で看取れ、という方針だ。75歳以上の患者には、特に公的保険からの手当ては限られたものとなる。終末期医療には金をかけない。必要であっても、十分な医療を受けさせない。公言はしていないが、老人は早く死ねと言っているに等しい。

今健康で、若さを謳歌している人々も、歳をとり、病を得たときに、この痛みを痛切に感じさせられることになる。

以下引用~~~

明日の私:どこで死にますか 第1部・療養病床削減/2 都市部の特養にも待機者の列

 ◇「行き場がない」----団地住まい、車椅子も使えず

 京都市伏見区の京都南西病院は市南部の住宅団地と工場などが混在する地域にある。135床すべてが療養病床で、うち120床は国が全廃方針を決めた介護型だ。

 入院患者の要介護度は平均4・8。ほとんどの人に全介助が必要で、口から食事ができず、鼻や胃に管を入れている人が半数を超える。脳血管疾患などによりナースコールを押すことさえできない人も多く、自宅介護は相当な困難を伴う。

 療養病床が削減されても、都市部も「受け皿」は十分ではない。京都市の長寿福祉課によると、たとえば、特別養護老人ホームの定員は4193人だが、待機者は約850人に上ると推定されている。

 「病院がなくなったら、行き場がない。はよ死ねと言われるのと同じ」。パーキンソン病で要介護度5の男性(78)に南西病院で付き添う妻(72)=京都府長岡京市=は怒りをあらわにする。

 妻は昨年7月まで、6年以上、自宅で介護していた。夜中に何度もトイレに連れていくなどで睡眠不足が続き、ノイローゼ状態になった。

 「頭がフラフラで、夫にひどい言葉をぶつけたこともあった。介護虐待の話を聞いても、責められない」

 そう打ち明ける妻は「病院は地獄に仏。夫の症状は以前より重くなっている。2人がかりでないと動かすこともできず、家でみるのはとても無理」と訴える。

 加藤泰子・総看護師長は「これでも医療は必要ない、療養病床はいらないと言うのでしょうか」と語気を強めた。

     *     

 東京都清瀬市の住宅街にある信愛病院の介護型療養病床に入る里村ミツヨさん(77)は8年前、脳梗塞(こうそく)を患い、左半身にまひが残り、車椅子が手放せない。要介護度は3だが、都市部特有の住宅事情が自宅介護の大きな障害の一つになっている。

 市内の自宅は、30年以上前に購入した5階建て分譲団地2階の3DK。エレベーターがなく、移動手段は階段だけ。分譲なので、1階の部屋に移ることができない。

 一度、正月に自宅に戻った時は、数人がかりで車椅子ごと運んでもらうなど、大騒ぎになった。狭い家の中では、車椅子での動きもままならない。長女の美和さん(40)は「寝かし切りになってしまうと感じた」という。

 自宅には2年前に腰を手術し、週3回、訪問介護サービスを受ける父(84)=要介護度2=がいる。その介護も肩にのしかかる美和さんは正規雇用の仕事にも就けない。

 「突然『家に帰れ』と言われても無理。母は行き場を失う。国は現場をきちんと見ているのか」。美和さんの悲痛な叫びは国の医療費削減の大合唱の前ではかき消されがちだ。【山崎友記子、坂口裕彦】=次回は21日掲載

……………………………………………………………………………

 ◇14道県で5%以上減 転院先、通常は病院が紹介

 療養病床は06年12月末で36万9429床(厚生労働省調べ)。ピークの同年2月末と比べ3・3%減と全体では様子見状況だが、都道府県別では大分が12・2%減少するなど、14道県で5%以上減り、切実さを増す。

 では、病床廃止に直面したら、どうしたらいいのか----。通常なら病院から転院先が紹介される。別の療養病床か老人保健施設かなど、希望を病院の看護師長やソーシャルワーカーに伝えることが大事だ。他の選択肢は、地元の地域包括支援センターや担当のケアマネジャーが詳しい。

 なかには「自分で見つけて」などと半ば見捨てられることがある。東京都の医療安全支援センター「患者の声相談窓口」には、そんな苦情が複数寄せられている。担当の都医療安全課は「不安を招く対応自体が不適切。相談があれば病院側に事情を聴く」と言う。

 昨年6月、厚労省は都道府県に「相談体制の確保」を指示している。

 なお、療養病床が増加しているところも12府県に上る。11・5%増と最も増加幅が大きかった滋賀県は「医師、看護師の確保が難しく、一般病床より配置基準が緩い療養病床に転換する急場しのぎの現象が起こっているようだ」と話す。

……………………………………………………………………………

 療養病床削減に関するご意見、体験などをお寄せください。郵便は〒100-8051(住所不要)毎日新聞くらしナビ「明日の私」係。メールは表題を「療養」としてページ上段のアドレスへ。

W3MC 

昨夜、JIDXCが午後10時に終わることを知り、11時過ぎになって、シャックに入り、リグのスイッチを入れた。7メガ。コンテストの喧騒は既になく、2,3局聞こえるだけだった。7026で、AtsuさんがSteve W7QCと交信しているのを発見した。お天気のこと、AtsuさんのWへのビジネス旅行のこと、それに私とのW5からの交信のこと・・・聞いているうちに、眠気に襲われ、ヘッドセットをかけたまま意識消失。気がつくと、SteveがCQを出している。お呼びして、挨拶。AtsuさんをFOCに引き込もうと密談(笑。月曜日のことを考え、早々に失礼した。

今朝、家族の朝食を準備、その後、わずかな時間を割いて、またリグの前に座った。14メガ。イーストコーストが開けている。Mike W3MCに呼ばれた。2月のFOCのマラソンコンテストでお会いした以外では、3年ぶりの交信だとのこと。

彼は、ワシントンDC近郊に在住だが、最近電車を使って通勤し始めたらしい。最寄り駅まで7kmを自転車で、ワシントン市内の駅から仕事場まで3kmを徒歩で行くらしい。健康のことを考えて、車での通勤を取りやめたのかと尋ねた。すると、違う、車ではあまりに混雑するのと、市内で駐車場を確保するのが難しいからだ、そうだ。

運動としては、自転車に乗るのが好きで、週100マイル位は走っていると言っていた。雨の日にはどうするのか尋ねたら、濡れる、との返事(笑。電車の待ち合わせで1時間程度、待たされることが問題なのだが、と言うので、その時間本を読んだりできるではないかと申し上げた。

デイトンのコンベンションに行くか問われたが、そんな長い休暇は取れないといつもの通りお答えした。実際、週末の一日半以外の休みを取ることは難しい(その週末でさえ、大体仕事場に来ている・・・それなのに、官僚の皆様は、開業医は24時間オンコールで急患対応せよと言う・・・おっと、話題がずれた)。ここ数年以内に、リタイアすることを、seriousに考え始めたと申し上げたのだが、何時になるか・・・そう遠くではないことは確かだ。

Mikeは、最近エレクラフトK2にリグを代えたようだ。とても気に入っているという。CWの送信音・キーイング波形も、申し分なし。アルファのアンプに、30m高のTH11・・・恵まれているな。流れるようなCWの彼に別れを告げて、saltmineに向かった。

灯台躑躅 (どうだんつつじ) 

昨夜の雨で、草花や木々が元気になってきた。つい2,3日前まで、新芽も目立たず、枯れてしまったのかと思わせた灯台躑躅(どうだんつつじ)が、一斉に芽吹き、さらに可憐な白い花を咲かせ始めた。

IMG_0307.jpg

鬼怒川の土手で 

先週末、昼ごはんを食べに出かけた足で、鬼怒川の土手を車で少し走った。土手一面に菜の花が咲いている。遠くに、欅の木がすっくと立っている。きらめくような陽光。さわやかな微風。春が満開だ。

IMG_0299-1.jpg

障害を持って生まれた子ども達 

先日、家人がつぶやいた。「お子さんが障害者のお母さんって、強いのよね」。私も同感だ。強いし、輝いている。そして、明るい。お子さんのために、しっかり生きなければという意志が、お母さんをそのようにさせているのだろうか。

健康に育ったお子さんを持つお母さんも幸せだが、こうしたお母さんも、ご本人は大変かもしれないが、輝いた人生を送っておられると思う。

障害を持って生まれたお子さんは、言ってみれば、社会を輝かせる存在、光を放つ存在なのだろう。

コンテストの思い出 

先日、医師免許が必要になり、探し回った・・・何せ、この免許の現物は、そうめったに必要になるものではないのだ。その際に、シャックの押入れから、賞状を保管するホルダーが、幾つか出てきた。そこには、1990年前後の私の無線活動の賜物(といっても、たいした成果ではないし、今となっては単なる紙切れ同然なのだが)が、何枚か保存されていた。主に、コンテストで得た賞状だ。

私がコンテストに出るようになったのは、1960年代、無線を始めた当初からだった。専ら、7メガのCW。最初の頃の、6AQ5シングル送信機にダイポールでは、交信できる方が珍しかったような気がする。せいぜい20、30局程度だったのではあるまいか。夏休みの最後に行われていたオールアジアCWが印象に残っている。今と同様に、年齢をコンテストナンバーに送るコンテストだった。WA6IVM Rayは、まだ50歳代だった。その息子Steveも、10歳代だったか。10歳代、20歳代の若者が、無線の主役だったような気がする。

1980年代、カムバックしてきてからも、オールアジアCWやWWCW、それにARRLCWは事あるごとに出ていた。ベアフットにバーチカルだったので、交信できても、200局前後だったろうか。オールバンドに出るようになっていた。まだ、圧倒的に呼びに回ることが多かった。各バンドの特性、DXへのオープニングの具合などを少しずつ理解していった。特定地域へのオープニングが、たとえ良く聴こえていても、一方通行になることも知った。たとえば、7メガのヨーロッパは、日の出前は良く聴こえてもこちらからの電波を飛ばすのはきつく、日の出からその後1時間程度に交信し易さのピークが来ることが多い。これは、互いの地域の伝播状況以外に、ヨーロッパ側のローカルの混信の状態が関係しているのかもしれない。当時は、太陽活動が活発な時期で、21メガも結構使えた。朝、東海岸のビッグガンが、ずらっと並んでいる様は圧巻だった。

当時は、コンテストに入賞するとか勝つとかは想定外のことだった。しかし、リニアーを用いるようになり、ビームも上げると、呼ばれ続ける経験をするようになった。1980年代の終わり頃から、ログを提出するようになった。初日は、呼んで貰う側に立ち、二日目は、ニューマルチを探すのをメインにする、といった戦略を立てて頑張るのだが、なかなか思うようにはいかない。また、コンテストの終了する月曜日の仕事を休むわけにはいかなかったので、二日徹夜は出来なかった。コンテストの終わる2,3時間ハイバンドの北米局が、唸りを上げるようにして呼んでくる、それを朦朧とした意識のなか、捌いて行くのは、なかなかの快感だった。一種の自己陶酔か。

1990年代半ばになって、結構容易にJAトップになれた、JIDXCローバンド(この時代は、ローバンド、ハイバンドの二つに分かれて開催されていた)7メガシングルバンドCW等の「穴場(笑)」にもビッグガンが進出して来た。またWW CWのようなメージャーなコンテストでも、猛者が何局かいて、到底太刀打ちできぬことが分かってきた。手書きログの限界を感じ、K1EAのCTを入手、インターフェーズもN3JTに送ってもらって、準備を始めたところで、CONDXの低下もあり、コンテストから自然に撤退することになった。

コンテストの面白さは、CONDXを読み臨機応変に対応する技術と、ハイバンドでランニングすることだろうか。オールアジアで知り合いの年齢を、毎年確認することも楽しみだった。しかし、コンテストは、体力的にも何時までも続けられないし、また人間と対する趣味というよりもゲームに近いもので、私の場合飽きてしまったのだろうと思う。コンテストを楽しんでいる方に止めろというつもりはない。ただ、一頃自分も楽しんだ趣味だったなぁとほんのちょっぴり懐かしく思い出すだけだ。

ここで、自慢のようになってしまうが(実際、自慢できる成果ではないのだが)、賞状ホルダーに挟まっていた賞状と、今でも壁にかけてあるプラークの記録を記しておこう。

1989 WW CW Single Opr(S. Op) All Band(AB) #2 JA1
IARU CW #2 JA

1990 JIDXC Low Band CW 7MHz #1 JA
WW CW S.Op AB #2 JA1

1991 WW CW S.Op AB #3 JA1

1992 IARU CW #1 JA
WW CW S.Op AB #2 JA1
AA CW S.Op AB #3 JA
JIDXC Low Band CW 7MHz #1 JA

1993 JIDXC Low Band CW 7Mhz #1 JA
JIDXC High Band CW 28MHz #1 JA
WW CW S.Op AB #1 JA1 #2 JA
JIDXC PHONE 28MHz #1 JA1

1994 WW CW 7MHz Single Band CW #1 JA

こう列挙してみると、WW CWのオールバンドで、どうしてもJAトップにはなれないことを悟り、7メガシングルバンドにひよって、ようやくJAトップになれた、それを花道に引退、といったところか。1994年に、DXCCCWオーナーロールも得ていた。

その後、ここ13年間は専らラグチュー専門の人生が花開くことになる。


週末の午後 

午後、急患を診おわった後、自室にこもりHDDに録画してあった、ニコライ ルガンスキーの演奏する、コレルリ変奏曲(ラフマニノフ)を聴いた(見た)。

ラフマニノフって、感情に溺れすぎている印象があり、私にとってはイマイチな作曲家なのだが、このバリエーションは素晴らしい。冒頭のコレルリの主題が、こころに染み入って来る。バリエーションも凝ったつくりになっていて、聞かせる。バッハの作品をピアノで演奏した場合にも感じるが、静謐な響きが、とても良い。

その後、ブラ4の弾けないところをさらって、今日の予定終了。

スーパーで夕食の買い物をして(我が家は、共稼ぎなのだ)、帰宅する。メニューは二日分の温野菜(笑)。切ったゆで卵を添えて・・・。カラッと晴れ渡り、気持ちが良い。憂さの多い世の中、たまにはこうした週末もなけりゃやっていられない。

パブコメ締め切り間近! 

現場からの医療改革推進協議会によるパブコメ提出が迫っています。賛同署名してくださる方を募集しています。詳細は、先日のエントリーこちらから。医療関係者以外の方も署名してください。デッドラインは明日15日15時です。

「何故医師不足になったのか」 

保険医団体連合会が、何故医師不足になったのかを説明するパンフをつくり、ネット上でも公開しています。是非ご一読下さい。私は、外来で時間があるときに、このパンフを患児の親御さんにお渡しし、簡単に説明して読んでいただいている。パンフはこちら

厚生労働省と現政権が、如何に欺瞞に満ちた政策を行っているのか、良く理解できる。

税金がどれだけ社会保障に用いられているか 

少し旧いデータだが、税金がどれだけ社会保障に用いられているかということの国際比較。こうしたデータを見て、怒らない国民は人が良すぎると思う。この後、減価償却等の税負担の軽減等で、大企業は税負担が軽くなっている。

http://hodanren.doc-net.or.jp/kenkou/gkhtml/gktop/gk6s/gk6s5p/gk6s5p.html

国民投票法案可決 

上記が、衆議院で成されました。参議院でも可決される見通しですし、これでこの法案が成立することでしょう。

様々なメディアでも議論されていますが、この法案の大きな問題は、最低投票率の縛りがないことです。少ない投票であっても、組織票によって、如何様にも国の根幹を成す憲法が変えられることです。

当面は、政府は、憲法第九条を槍玉に挙げて、改憲の動きを強めることでしょう。しかし、もう一方、国民の基本的な権利にも制限を加える可能性も十分あります。

厚生労働省、医師不足対策決定版発表(嘲笑 

厚生労働省が、医師不足対策の決定版を出しました(笑。

NHKニュースより引用~~~

http://www.nhk.or.jp/news/2007/04/13/d20070413000021.html

今の医療制度では、保険証があればどの医療機関でも受診でき、一方で時間外を受け付けない診療所もあるため、本来は高度な治療を担う大病院に一般の外来患者が数多く訪れて 勤務医の負担が増し、医師不足に拍車をかけています。さらに急速な高齢化に伴ってお年寄りの患者が大幅に増えることも予想されるため、厚生労働省は、医療機関の役割分担を 抜本的に見直す方針を固めました。

具体的には、地域の拠点となる大病院は原則として入院治療と専門の外来のみを行い、診療所は時間外の診療や往診を受け持つとしています。 また開業医についても、休日や夜間に地域の救急センターに交代で出勤することや、時間外でも携帯電話で連絡がとれることなどを求めています。地域の拠点病院からへき地の診 療所に医師を派遣する新しい仕組みも作り、医師の確保を図るとしています。

厚生労働省は一連の改革を実現するため、関係する機関などと話し合いながら診療報酬や医療制度の 見直しに向けて、検討を始めることにしています。

引用終り~~~

要するに、病院は、入院と専門外来を担当、診療所にプライマリーケアを24時間365日担当させる、僻地には基幹病院から医師を派遣、これで、病院での医師不足、過酷な労働条件を乗り切るということのようです。

患者さんにとっては、良いプランのように聞こえるでしょう。

しかし、このプランには、いつもの厚生労働省の机上の空論の例に漏れず、幾つもの問題があります。

第一に、診療所の医師を24時間携帯で拘束するということが可能かどうかです。診療所医師は、多くの場合、自身経営者でもありますから、労働基準法が適用されぬのだろうとは思いますが、24時間拘束というのは、かなり辛いものがあります。診療所医師の平均年齢は、確か60歳を超えています。彼らに(私もですが)、このdutyを課すのは、あまりに過酷というべきでしょう。特に、開業医のなかでも、小児科医にとっては、きわめて過酷なdutyになります。

私の経験から言っても、携帯を全部の患者さんに教え、夜10時頃までは急患に対応することにしてきましたが、数は多くなくても、ポツリポツリと患者さんからの連絡が入ります。夜10時まで、落ち着くことができないというのが率直なところです。それを24時間体制で行えと言われれば、退散已む無しと言わざるを得ません。おそらく年配の開業医は同じ道を歩むことになることでしょう。

第二に、電話での患者とのやりとりが飛躍的に多くなることが予想されますが、電話での指示とは言え、医師には当然法的な責任を伴います。電話指示が結果として患者さんの容態の悪化を招き、医療訴訟に持ち込まれたとしたら、医師にとっては、「割り」が合いません。また、診療報酬上、時間外を厚く手当てするといった誘導策にも、医師は容易には乗りません。システムがまがりなりに稼動したら、行政は、かけた梯子をそっと外す(即ち、一旦厚くした診療報酬を下げる)ことを行うのを常としているからです。

第三に、患者さん(特に小児の場合)は、救急外来を利用する傾向が強くなっています。もし方々の診療所が、救急対応を始めるとなれば、そのシステムが需要を喚起することでしょう。救急のコンビニ化を、行政が推し進めるようなものです。救急センターは、紹介患者だけを診るということにしても、玄関に現れた紹介なしの患者を追い返すことは出来ますまい。

第四、地域の拠点病院からへき地の診 療所に医師を派遣すると机の上で言うことは易く、実行することは不可能ではないでしょうか。どの拠点病院も医師不足で一杯一杯の状態です。さらに、もし派遣できる医師がいたとしても、強制はできないでしょう。強制的に労働条件の劣悪な僻地に派遣されるとしたら、医師はその拠点病院から去るだけでしょう。

厚生労働省は、医師の不足はない、偏在だけが問題だと繰り返してきました。さらに、その背景には、医療費を何としても削減し、公共事業やら、特殊法人への助成やらを維持したいという思惑があります。日本では、社会福祉関連予算が、他の先進国と比べても、とても少ないのに関わらずです。それに、国民は気づいていないように思われます。

医師不足、とくに勤務医の不足を、開業医の負担でカバーしようという、厚生労働省の目論見は、まず実現できますまい。または、ある程度実現したとしても、開業医の疲弊を招き、地域医療が根幹から崩れ去ると思います。

結局、官僚は、それも見越して、この提案をしている節があります。彼らにとって、医療は崩壊することが好ましいことなのです。医療崩壊の責任を、医師・医療機関に負わせ、国民が痛みによって悲鳴を上げるときに、その解決策として混合診療を大胆に推し進めるのです。

Flex Radio 

というリグを用いているVE2WUに、一昨日会った。

FLEX RADIOとは、デジタル化されたPCを用いるリグということなのか?

彼との交信中に、自己紹介が始まったが、私の前に交信していたJA3の局に送った内容と、一字一句違わぬ文章が送られてきた時には、少し白けてしまった。もしかして、ファンクションキー一つの相手と話を私はしているのか、と一瞬思ってしまったものだ。・・・ただし、その後に、ユニークなメッセージも付け足されていたが(笑。

彼は、1ヶ月前にリタイアして、モントリオールから車で1時間の田舎の別荘で無線を楽しんでいるらしかった。羨ましいことだ。

所謂、異状死に関するパブコメ 

厚生労働省は、「診療行為に関連した死亡の死因究明等のあり方に関する課題と検討の方向性」について、パブリックコメントを募集している。

患者さんが診療にともない予期せぬ死亡をした場合に、どのような対処をすべきかという議論だ。診療行為は、どのようなものであれ、副作用・合併症が付きまとい、また場合によっては、診療行為そのものにリスクが伴う。診療行為による予期せぬ不幸な出来事が起きた時に、どのように対処すべきか決められていないと、医療する側は少しでもリスクのある医療行為は行えなくなる、即ち萎縮医療・防衛医療に陥る。それは、患者さんにとって、社会にとって大きなマイナスだ。そうならぬように、死因を究明する制度を考えようというのが、上記のパブリックコメントの主旨なのだろう。

現場からの医療改革推進協議会」という団体が、このパブリックコメントに応募することになっており、その際に賛同署名してくださる方を募集している。ネットで簡単に出来る。ここで、是非署名していただきたい。医療関係以外の方でも大丈夫。デッドラインは、15日15時だそうだ。他のサイト・ブログでも是非宣伝して欲しい。これは、医療崩壊を止める第一歩であり、国民一人一人の問題なのだ。

パブリックコメントは、行政関係の法令で行うことが義務付けられており、応募しても官庁は全くそれを一顧だにしないことが多い制度だ。形骸化した制度だと言える。しかし、だからと言って、黙っていたのでは、我々の考え・意思が、行政当局に届かない。きっと、しっかりした内容のパブリックコメントが、多数の国民から寄せられれば、腰の重い行政当局も動かざるをえないのではないだろうか。多少、無力感にとらわれるが、それでも行動しなければ始まらない。

厚生労働省の無策振り 

厚生労働省が、医師不足に対して如何に無策かということは繰り返し述べてきたが、また4月11日付けの共同通信記事のなかに、彼等の無策・無能振りを示す記事があった。

以下引用とコメント(青文字)~~~

 地方の医師不足対策などを話し合う厚生労働省の「地域医療支援中央会議」が10日開かれ、出席した病院団体関係者らから医療現場の環境改善や、病院の集約化の進め方など、問題解決に向けた意見が出された。

環境改善とは一体何のことか?労働環境の改善であれば、よく理解できるのだが。まだ、集約化というキャッチコピーを繰り返すのか。どこで集約化が進み、どれほどの効果を上げたのか、いい加減、示して欲しいものだ。集約化すれば、医師の負担が減るというのは大いに疑問だ。集約化すれば、重症患者がそれだけ集まり、入院患者への対応も忙しくなる。集約化とは、人(医師)だけでなく、仕事も同時に集約されるということだ。集約化された仕事は、単なる忙しさの加算ではない。医師は、より重症の患者に対応するという、より大きなストレスを抱えることになる。厚生労働省は、集約化によって、患者さんが医療機関にかかりにくくなるので、医療費を削減できるとだけ考えているのではないか?

 柳沢伯夫(やなぎさわ・はくお)厚労相も出席し、「医師が確保できない状況に大変危機感を持っている」とあいさつ、同省として対策に全力を挙げる考えを示した。

この期に及んで、危機感を持って、対策に全力を挙げる考えって、貴方の頭の中には、集約化とネットワーク化という実態を伴わぬ、スローガンだけがあるのではないか。危機感を持っているとは、到底思えない。ま、助産師問題等でも官僚の言いなりになっている大臣だから、期待はしていないが・・・。

 この日は日本小児科学会が独自調査を基に、小児科医の長時間勤務の実態や、一般病院での小児科医が不足している現状を報告。(1)入院に対応する小児科は地域で必要最小限にする(2)広域医療圏での小児救急体制を整備する―などの対策を提案した。

要するに、集約化ということか。医師が足りないから、病床を減らすとは最も安易な対応だ。こんなことは、2,3年前から、厚生労働省の班会議やらで何度となく打ち出している話ではないか。同じことを繰り返し提案しているということは、無為無策であることを自分で表明していることになるのだが・・・。

 社団法人日本病院会からは勤務医の長時間労働の実態をまとめたアンケート結果が報告され、委員からは「(会議として)宿直回数や労働時間を制限する指針を出すべきだ」との指摘もあった。

宿直回数や、労働時間を制限するとは、何を今頃という言葉が投げかけられるだろう。宿直は、実際のところ夜間勤務になっている。厚生労働省が出した、宿直勤務についての通達が守られているかどうか、すぐに現場を調べてみれば良いのではないか。厚生労働省の通達に違反すると、刑事罰の対象になるのではないのか。労働基準法に触れる違法労働が横行しているのも見てみぬ振りか。厚生労働省配下の労働基準監督署に、厳しく指導取締りをするように指示すれば、すぐ改善することだ。何を躊躇う。

 このほか厚労省からは、今夏にも予定している医師確保に取り組む都道府県への「地域医療アドバイザー」派遣などの取り組みが紹介された。

アドバイザー派遣とは、一体何を考えているのだ。厚生労働省自ら、この医師不足状態を引き起こしたのに、それに対するアドバイザーを自分のところから出すとは、一体何を考えているのだ。アドバイスが必要なのは、厚生労働省自身ではないのか。医療現場のアドバイスを受け入れよ。

要するに、医療を破壊しているのは、厚生労働省自身なので、それに対する対策を打ち出すことなど出来ないし、する積りもないということか。対策を、地方自治体に丸投げし、自分達は、高みから無責任で実効性の無いアドバイスをするつもりなのだろうか。

ダブルスタンダードの社会 

日本社会は、ダブルスタンダードが当たり前の社会なのだろうか。

コムスンという介護事業を行っている大手の会社が、不正請求を行ったが、その金額を返還し、その不正請求に関わった事務所を閉鎖しただけでお咎めなしらしい。

医療機関であれば、不正請求に関しては、保険医療機関指定取り消し、保険医剥奪などの処罰が下される(これは、当然のことだ)。要するに、医療を継続できなくなる。

ところが、数千万円というオーダーの不正請求をしても、この会社は介護事業を継続できるのだ。

百数十億の不正経理を行った日興コーディアル証券は生き残り、それよりはるかに少ない粉飾決算を行ったライブドアは潰され、社長は刑事被告人となった。

何が、このダブルスタンダードを生んでいるのだろうか?

以下引用~~~

4月10日14時37分配信 読売新聞

「コムスン」が訪問介護事業所3か所で、東京都の事業所指定を不正に取得するなどしていた問題で、都の監査対象となった同社の都内186事業所中、約8割が、ヘルパーの不 足や介護報酬の過大請求などの問題点を都から指摘されていたことがわかった。

都はこのうち、管理者の不在など介護保険法違反が明らかな16か所に対し業務改善勧告し、今月30日までに是正・報告するよう指導。介護保険の対象外のサービスについて介 護報酬を請求したり、訪問介護計画を作成していなかったりした147か所に対しては、文書で介護報酬の一部返還などを求めた。

都によると、事業所指定を受ける際に、ほかの事業所のヘルパーを常勤職員とするなど虚偽の申請書を提出していたのは、銀座(中央区)、奥戸(葛飾区)、千歳船橋(世田谷区 )の3事業所。都は介護報酬計4320万円を返還するよう指導。さらに、指定取り消し処分を内定していたが、監査結果を通知した先月23日に同社から廃止届が出されたため 、処分を見送っている。

K4EWG 

同じ人のことを、別な場所で、同じように繰り返し紹介しているかもしれない・・・ま、笑って読んで下さい。

Pete K4EWGはジョージア在住のハム。彼ほど、自己完結というか、すべての点で完璧なハムはなかなかいない。JAで言うと、JA1AEA 鈴木さんのような存在か。

今朝、14メガは、あまりCONDXが良くなくて、一応北米全体に開けているものの、全体として信号が弱い。PeteはS8程度で頭抜けていた。彼の何が自己完結なのか・・・リグはすべて自作、アンテナはワイアーを用いたVビーム。CWの運用も完璧。DX・コンテストもすれば、ラグチューも楽しむ。人柄もすばらしい。と、いうわけだ。

リグは、昔から全部真空管の自作のトランシーバーを用いている。整流器だけは、ダイオードだけどと言って笑っていた。Vビームは、片方のエレメントが210ft、高さは20m。オープンワイアーフィーダーで給電し、これまた自作のチューナーで160mから10mまで出ているらしい。JAの方向に張ってあるが、反対のZS方向にも十分使え、さらにサイドローブが出ているらしく、ヨーロッパにも飛ぶ、とのことだった。

奥様の許しが出たとかで、近いうちに、30mのタワーに7メガの3エレを上げるようだ。このVビームも30m高に上げて、両者を比較するのが楽しみだと言っていた。

彼のキーイングは、躍動感のあるキーイングで、ミスが少ない。とても個性的だというわけではないが、一度耳にすると忘れられないキーイングだ。エレキーが自作かどうか確認していないが、まず、間違いなく自作だろう。昔からのFOCメンバーで、少なくとも私がカムバックした1980年頃から、コンスタントに彼の信号が聴こえ続けている。

息子さんが1年前に結婚したので、早く孫の顔を見たいという希望だが、孫はしばらくお預けらしいと笑っていた。

官僚の世論誘導 

「じほう」から、以下のように医師の収入について報道された。厚生労働省からのデータ。元記事は、施設の大きさ、性別などで長々と分析されているのだが、ほとんど無意味な内容。

以下引用~~~

厚生労働省がこのほどまとめた「2006年賃金構造基本統計調査結果」によると、医師の所定内給与(月額)は前年から3万9600円増加して76万1000円(平均41.2歳)となった。一般労働者の30万1800円(同41.0歳)と比べて倍以上の水準となっている。

以上引用終わり~~~

「一般労働者」とは、どのような仕事をしている人々を指すのか?ここで、官僚が強調したがっているのは、「一般労働者」に比べて、医師がどれほど高給を取っているかということなのだろうか?

医師の収入を問題にするのであれば、同程度の教育を受けた職業(即ち、修士ないし博士課程の大学院を出た、年余にわたる厳しい修練を擁する技術職)かつ、リスクを伴う職業に従事する人々と比較して貰いたい。

さらに、医師は、拘束時間が極めて長く、当直業務が頻繁にある職業だ。また、当初の研修期間はかなり薄給であり、また転職をすることが多いために、退職金はあまり期待できない。

従って、時間給及び生涯収入で比較しなければ、意味が無い。

年収1千万の収入であっても、普通の医師の労働条件であれば、時間給が2千数百円になるという。生涯収入も、普通の大学出の方のそれよりもむしろ少なくなることが分かっている。厳しい研修を経て、訴訟の危険と隣り合わせで行う仕事として、見合う収入ではないことはもう医師は皆知っている。

官僚は、この収入データが、ほとんど意味のないものであることは分かっているはずだ。(医師検索システムのデータ管理のいい加減さからすると、収入のデータそのものを操作している可能性も十分ある)。

何故こうしたデータを出したか・・・恐らくは、医師が「高給取り」だという方向に世論を誘導したいのだろう。何故、そうした世論誘導をする必要があるのか・・・

一つには、最近勤務医が、労働条件のあまりの酷さに目覚めて、時間外労働に対する対価を求め、また36時間連続労働が常態化していることを是正することを求め始めている。それを牽制し、抑え込むことを意図しているのだろう。

二つ目には、来春、政府・官僚は更なる診療報酬の引き下げを画策しており、それを認める世論を盛り上げたいという意図が考えられる。医療費は、先進国中最低レベルにまで既に落ちている。これ以上破壊的に削減し、医療を一旦崩壊させ、混合診療を導入止む無しという声を挙げさせることが最終的な意図だろう。

官僚は、課長級で既に年収1200万円を超えるらしい。次官ともなれば、2千万円を超えるようだ。退職金は、数千万円、さらに、退職後天下りを繰り返し、それ以上の収入を得るようだ。まず、官僚諸氏は、まず自らの収入を明らかにし、それを分析してみたらどうか。人の収入を云々する前に、することがあるだろう。マスコミも、少しは考えれば、こうしたデータが無意味なことくらいわかるだろうに、考える頭がないのだろうか。官僚の流す情報の垂れ流ししかできないのか。

汚い世論誘導には吐気がする。

朝日新聞の論説;小児医療について 

朝日新聞としては、比較的、的を得たことを記している。

が、疑問・注文が三つある。

一つは、小児科が厳しいのは、小児科医数が足りないのは勿論だが、夜間・休日の救急に医療機関を訪れる患者が極めて多いことによる。いくら小児科医を増やしたところで、日中と同じ体制を夜間・休日に組むわけにはいかない。大きな大学病院クラスの病院でも、夜間・休日は大体一人の小児科医が急患に対応している。

夜間・休日の小児患者が多い理由は複数ある。子ども達は、夜具合が悪くなることが多い、共稼ぎ・核家族が多く夜しか医療機関を訪れることが出来ぬ、小児医療費の無料化で気軽にかかることができる、親が小児科医に子どもを診てもらいたいと希望する、等々。特に、医療費が無料であると、あたかもコンビニに行くように、きわめて軽い病状ないし数日前からの病状であっても、救急患者として受診する。そして、救急を担当する小児科医は、疲弊する。

こうした理由のうち、親に対する教育で解決することも多くある。子どもを持つ親に対する啓蒙が必要だと思う。ただ、患児の家庭的な背景、患児・親の性格等々ケース毎に異なり、さらに医師患者関係がスムースでないと、こうした議論を率直に出来ないことが多い。患児、その親はかかりつけ医と普段緊密に連絡を取り合うこと、話し合うことが必要だ。その点を、マスコミ自ら、きちんと述べる必要があるのではないか。

第二点、マスコミがこれまで行ってきた医療バッシングに対する反省をなぜしないのだろうか。医療訴訟が提訴された時点で、大々的に原告サイドにだけ立った新聞記事を書く。または、医療事故を、恰も医師・医療機関のミスであるかのように決め付ける報道をする。こうしたことが積み重なり、小児救急を含め医療が危機に陥ったのだ。それを、真摯にまず反省して欲しい。でなければ、こんな論説をそのまま受け取るわけにはいかない。状況が変われば、医療バッシングを始めるのがマスコミだ。医療を崩壊させつつある、一人の立役者がマスコミなのだ。

第三点、小児科の研修期間を長くすれば、小児科に興味を持つ若い医師が増えるだろう、というのはおかしい。小児科研修医を相対的に増やして、戦力にしようという発想なのか(どこかの省庁が望んでいる、小児科医療義務化に通じる発想か)。現状の厳しい小児科研修を行えば、小児科志望者は減りこそすれ、増えることはないのは明らかだ。

朝日新聞の論説;
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#syasetu2

W9RGB 

昨夜は、少し早く自宅に戻れたので、時々7メガをワッチし、波も出してみた。20時前後、北米東部が南太平洋周りで聞こえる。符号の立ち上がりの切れが良い、いかにも遠距離を飛んできたことを思わせる信号。4エレフェーズドアレーのW1MKが、一番強い。S9+。マサチューセッツは、まだ0℃とのこと。ベアフット組はS4,5程度。このパスは、長くは続かないのだが、それにしても挨拶だけのごく短い交信が続くのに少しがっかり。

早朝に出かける息子に合わせて、今朝は早めに起床。14メガを聴く。北米全体が、聴こえる。Vic W9RGBが、呼んで来た。CONDXはベストではなく、S5,6程度。ふわっとしたQSBを伴う信号だ。しかし、バックグラウンドが静かなため、ソリッドコピーだ。昨年8月以来の交信で、お互い喜び合った。

彼は、イリノイに住むエンジニアで、最近リタイアしたようだ。Purdue大学の出身だと誇らしげに言っていたが、その大学名を恥ずかしながら知らなかったのでネットで検索。ノーベル物理学賞を二人も輩出している、自然科学系の名門らしい。今朝、家族の様子を訊かれたので、次男が、まだ2年生になったばかりだが、将来大学院にも行きたいともらしていると話したら、是非Purdueに来いと言ってくれた。きっと外交辞令だろうとは思うが、それでもやはり嬉しい。

彼は、先月のテキサスでのFOCミーティングに出席、この後、中国への旅行、WashDCでのFOCミーティング、デイトンなどへ行くことも計画しているらしい。

弟のDave K6XGも、そのオルガニストの奥様Aliciaと元気に過ごしているらしい。Daveはリコーダーのレッスンを受け続けているようだ。Aliciaは、チェロを続けているらしい。きっと、バロックのソナタなど合わせているに違いない。

私のオケ活動も報告。「ブラ4はいいねぇ」と、共感してくれた。彼とは、数年前に21メガでお会いし、最初からブッシュ批判で盛り上がった仲なので、話が合うような気がする。彼も同じように思ってくれているのかな(笑。

統一地方選、都知事選 

統一地方選が終わった。全体としては、野党の議員が増えたようだ。これからの野党の責任が重い。

東京都知事選には、呆れてしまった。あれだけ公費を無駄遣いし、放言を繰り返し、弱いものへの暖かいまなざしなど感じられぬ人物を、都民が選択するとは・・・。

石原都知事に投票した理由の第一は、「人柄」であると言う。女性に対する蔑視発言、身体障害者に対する人権意識のみられぬ発言等々、彼の人柄のどこが知事として相応しいのだろうか。彼の記者会見を聞いても、自己正当化の言葉をくどくどと繰り返す、74歳の老人でしかない(いや、歳だから悪いということではないが、やはり幾らなんでも、これで80歳近くまで知事を勤められる知的・体力的な力がないのではないかと思わせるものだった)。

「人柄」という漠然とした基準は、結局マスコミにどれだけ登場し、面白おかしいことを言うかということなのではないか。彼の政策・他の候補者の政策が、どこまで浸透し、それを判断材料と出来たのか、「人柄」を判断基準にした投票行動では、大いに疑問だ。

「人柄」についで、投票を決める要因となったのは、「医療・福祉政策」だと言うことだ(前者とわずかな差だ)。医療に関しては、石原都知事は、親の所得制限はあるが、中学生まで医療費を無料化し、都立病院に365日24時間救急対応させると公約したらしい。小児の医療費が大きな負担になる家庭があることは認めるが、むしろこの無料化は、救急をコンビニ化するだろう。

夜間に軽症患者が救急に殺到することが、救急現場を疲弊させている。その疲弊をますます進めることになる。そのコンビニ化に対応するように、都立病院という二次・三次救急を行うべき医療機関に指示するらしい。そうでなくても、都立病院は、かなり厳しい状況になっていると聞く。これで、都内の小児救急は崩壊に向かうだろう。そして、より重症で手厚い医療が必要な小児が、割を食らうことになる。

こうした医療政策を、記者会見で得意げに述べる石原都知事を見て、彼は医療の現場を知らない、医療の問題を少しも理解していないということを確信した。選挙民の耳に心地よい言葉を述べるだけの候補者。その問題点を追及しないマスコミ。痛い思いをするのは、本当に救急医療が必要な子ども達だ。

K4XU 

今朝、出かける前に、14メガで、モービル運用のDick K4XUにコールされた。時々、S3,4まで落ちるが、ピークでS6程度。静かなバックグラウンドなので、十分コピーできる。

彼は、FOCのメンバーで、コンテストを主な関心事とするハム。クロアチアが独立して間もない頃に、9Aからオンエアーした彼と、7メガで交信したことが記憶に残っている。確か、パワーデバイスを専門とするエンジニアだ。以前、アマチュア用のアンプ会社に勤務していたような・・・。

3年前、仕事の旅行で日本に滞在した時に、我が家を訪れたことがあった。我が家のリビングダイニングルームが改装中で、埃っぽいところでお茶を飲んでいただいた。その話をしたら、またこちらを訪れ、inspectしたいものだと言って笑っていた。

息子さんが大きな病気を抱えているのだが、それにもかかわらず、バイク販売店で責任ある仕事をこなしている、と報告してくれた。彼は、3月下旬から4月上旬にかけて、日本を仕事で訪れたが、多忙で私に連絡も取れず残念だったとのこと。

車からはTS50とベンチャーのシングルレバーのパドルで出ていたが、キーイングは紛れも無くDickのそれだった。ただ、シングルレバーに慣れぬ所為か、JA1と打つべきところが、JA・・----なんてなるものだから、私がIDを送出する際に、それを真似たら、彼に大うけだった。

朝の14メガ、北米が結構良いようだ。

メトロノーム 

アンサンブルの曲の練習をする時に用いていた、メトロノームが見当たらなくなってしまった。今日、新しいメトロノームをテに入れてきた。電子回路によって、リズム・小節の頭を刻む機械だ。

明日のオケの練習に備えて、魔笛序曲、それにブラ4の3、4楽章をさらう際に、そのおニューのメトロノームを使用。思わぬところに、落とし穴がある、というか、足を突っかけている箇所が幾つもあることが判明。速度を落として、さらいなおす。まだまだ繰り返さないとだめ。繰り返し同じフレーズを練習していると、学生時代に戻ったかのような気分になる。違うのは、目がしょぼつき、あまり繰り返すと、手や腕の筋肉に痛みを生じやすいことだ。

人生の様々な出来事、さらには社会の諸事象を、主観で捉えるのではなく、より普遍性・客観性をもってみることが出来るようになりたいものだと、ふと思った。メトロノームの一切ぶれぬリズムを聞きながら・・・。メトロノームのように、人生の軸になるものを、一生かかって追い求めることになるのかもしれない。

赤ちゃんポスト 

赤ちゃんポストの話題が、他のブログでもあったので・・・。

赤ちゃんを捨てるということは、許されざること・・・しかし、致し方ない状況もあるだろうし、親の未熟さによって実際に遺棄されたり、虐待されたりする場合もある。児童相談所が、十分に機能していないという側面もあるらしい(人手と、予算を、まず削られる部署なのだろう)。赤ちゃんを遺棄せざるを得ない親、特に母親の悲しみを想像する必要がある。

私は、親がいい加減な気持ちで利用せぬように、できるだけの配慮をした上のポストの設置であれば、仕方ないことなのではないかと思う。ポストという言葉に、郵便配達のポストのようなイメージを抱く向きもあるかもしれないが、実際はそうではなさそうだ。

現実に遺棄される生命を何とかして助けようという、民間のこの試み、暖かく見守るべきなのではないか。

医療福祉の予算を、ばっさばっさ切捨てて、格差社会を積極的に作り出している、どこかのアフォな宰相には、この件を批判する権利は無い。

以下、共同通信より引用~~~

親が育てられない新生児を匿名で受け入れようと、熊本市の慈恵病院が計画している「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)について、同市の幸山政史(こうやま・せいし)市長は5日、同日付で設置を許可したと発表した。ドイツなど欧州を中心に同様の取り組みが既にあるが、国内での本格的な施設は初めて。同病院は近く工事を始め、早ければ今月末にも運用を始める。

 「命を救うための緊急措置」と評価する声がある一方、「捨て子の助長につながる」との批判も根強く賛否は分かれている。市は赤ちゃんを置く行為が保護責任者遺棄罪に当たらないかなどを国に確認した上で許可を判断。「(設置が)ただちに関係法令に違反しているとは言い切れない。許可しない合理的理由はない」としている。

 市の許可を受けて厚生労働省は同日、「子どもを置き去りにする行為は本来あってはならない」として、出産や育児に悩む人向けの相談窓口の周知を図るよう、都道府県などに緊急に通知した。

 慈恵病院が計画する「ポスト」は、病院の外壁の扉を開け、温度などを保った台に赤ちゃんを匿名で預けられる設備で、赤ちゃんが置かれると警報でスタッフが駆け付ける。

 同病院は新生児の産み捨てなどを少しでも減らそうと、ドイツの施設などを視察した上で昨年12月、医療法に基づく施設の変更許可を熊本市保健所に申請していた。

 幸山市長は会見で「現実に遺棄される赤ちゃんがおり、最終手段としてこういう施設が必要」と説明。子どもの安全の確保など3点に留意して運用するよう病院側に求めた。

 できるだけポストが使われないよう努力するべきだとも強調、市役所に「妊娠に関する悩み相談電話」を月内にも設置し、24時間態勢で相談を受け付ける。

 慈恵病院の蓮田太二(はすだ・たいじ)理事長は5日、「明日にでも工事に取り掛かりたい。ただ、一番の願いは赤ちゃんを預ける前の段階で相談してもらうことだ」と訴えた。

 病院には賛否双方の意見が寄せられている。政府は法律上問題があるとはいえないとの立場だが、安倍晋三首相や塩崎恭久官房長官は同日、「匿名で赤ちゃんを置き去りにすることは許されないのでは」などと、設置許可に不快感を表明した。

▽慈恵病院

 慈恵病院 1898年にカトリックの神父らが熊本市に創設した慈善診療所を母体に、1978年に「医療法人聖粒会慈恵病院」として設立。病床数98。産婦人科、内科、小児科などがある総合病院。妊娠中絶手術は行わず、2000年から妊娠に関する相談を24時間受け付ける取り組みを行っている。

▽保護責任者遺棄罪

 保護責任者遺棄罪 高齢者や幼い子ども、身体障害者、病気の人らを保護する責任のある者が、こうした人たちを遺棄、または生存に必要な保護をしなかった時は3月以上5年以下の懲役に処すと、刑法218条で規定している。「赤ちゃんポスト」に新生児を預ける行為が同罪に当たるかについて、長勢甚遠法相は「生命、身体に危険が生じる恐れがなければ罪の成立は認めにくい」とする一方、適用については実際の運用を見極め捜査機関が判断すると国会で答弁した。

ある母親との対話 

アレルギー性鼻炎・慢性副鼻腔炎の3歳の男の子を持つ、ある母親との会話。(基礎疾患については、既に何回も十分説明を繰り返しているケース)。

母親;この子は、しょっちゅう風邪をひくので、その時々に自宅で飲むように内服薬を下さい。

私;風邪の大多数は、ウイルス性なので、特効薬はありません。お子さんの場合は、アレルギー性鼻炎がありますから、そのための外用薬を続けることと、一時的に悪化したら、自宅で吸入をしましょう。

母親;吸入をすると良くなるのだけれど、また悪化するのを繰り返していて・・・。

私;年齢的にも、基礎疾患のためにも、ウイルス感染は繰り返しやすいものです。それを繰り返して、段々抵抗力が付いてくるものですよ。

母親;しかし、何でよくならないのか・・・私の歯の治療にも行きたいのに、行けないし・・・。

私;それは、大変でしょうが、ご家族の中で助け合って、お二方とも治療を受けられるように考えなければならないのではないでしょうか。(毎日、こちらを受診するように言っているわけではない)。

母親;・・・(不満そう)

私;どうしても納得行かないのであれば、他の医療機関でご相談になってみたら如何ですか?

母親;別に、そこまで言わなくても・・・。

私;いえ、お子さんを診ないという積りはありません。お母さんが、他の選択肢があると思われるのでしたら、他に行かれることも考えても良いのではないでしょうか。

母親;いや、吸入をしてみます・・・(本当は納得が行かない様子)。

出鱈目な医師検索システム 

先にエントリーした、上記システム、以下のようなことが判明しているらしい。

物故者の少なくとも6割は掲載されている

○結婚などにより姓が変わって、それを届け出ていても、新しい姓では載っていない。要するに、2年毎の医籍調査、医師本人からの変更届が、全く反映されていない。

このシステムの惨状で判明したことは、以下のようなことか。

○厚生労働省のデータ管理がまるで出鱈目。彼らの出すデータは信頼が置けない。

亡くなった医師を、医師数にカウントしている可能性がある(まさか二重帳簿で、正確な現役医師数を把握しているなんてことはしないだろう・・・これだけ出鱈目なデータを公表するいい加減さを考えると・・・)。

「医師数は足りている、偏在しているだけ」という柳沢厚生労働大臣の発言(これは、従来の厚生労働省のドグマそのもの)が、トンでもない出鱈目発言ということになる。亡くなった医師をカウントしているとしたら、厚生労働省発表の医師数よりも現実の医師数は大幅に少なくなるわけで、OECD発表の単位人口当たりの医師数は、さらに低下し、国際平均を大きく下回るはず。

あぁ、日本の官僚とは、もう少しきちんと仕事をする人種ではなかったのか?これでは、日本の行く末が危ないぞ

そういえば、このシステムを公表したのが、4月1日だったな・・・。

過酷な労働の外科医 

外科は、手術を行うために、医師にとりハードな科だ。7割の外科医が、当直明けにも手術を行っている、という。殆ど眠れない当直の後に、心身共にハードな仕事である手術を行う。そうした医師に手術をして貰いたいと思うか、患者さんに尋ねてみたい。これは、医師、患者双方にとって、忌々しいことなのだ。単純作業などではなく、全神経を張り詰めて行う作業である手術を、このような過酷な労働条件の医師が行っている。これが日常行われているといって、惰性で見過ごしてはならない。

さらに、1割の外科医が、医療訴訟を経験しているということにも驚かされる。医療訴訟の対象として、明らかに医師・医療従事者に落ち度のあるケースがあるだろう。しかし、上記の労働条件で外科医が行った手技の所為だとしたら、外科医を追及できるだろうか。

外科の志望者が減っているのは、この過酷な労働条件と、医療訴訟に巻き込まれる可能性のためではないか。外科医は、これではやっていられないと言って、立ち去っている。行政・政治家それに国民は、この事態に対して何をしようとしているのだろうか。何かをするべきなのは、医師の側ではない、国民の側なのだ。

以下、共同通信より引用~~~

外科医7割、当直明けに手術 病院勤務は週70時間
2007年4月5日(木)03:00

外科医の7割が当直明け手術をしており、病院勤務では平均で週70時間労働――日本外科学会が会員1276人を対象にしたアンケートから、過酷な実態が浮かび上がった。約 1割が医療訴訟も経験しており、同学会は「この状態が続けば、外科学会への新規入会者は2018年にゼロになる」と予想している。

大阪市内で開かれた関西プレスクラブの月例会で4日、同学会長の門田(もんでん)守人・大阪大学教授(消化器外科)が発表した。

調査は去年11月、インターネット上で回答を募った。勤務時間は平均週59.5時間。病院勤務では同68.8時間。労働基準法で定める週40時間を大幅に超過していた。

当直明けの手術参加は「いつもある」31%、「しばしば」28%、「まれに」が13%。「当直明け手術はしない」は2%しかなかった。20~40代では、約9割が当直明け に手術をしている。

医療訴訟の経験が「ある」は、判決と和解を合わせて10%。ほかに「示談」11%、「訴訟準備などの具体的な行動」は15%、「患者や家族とのトラブル」は38%が経験し 、85%が「訴訟が治療に影響する」と答えた。

激務の原因は、高度な治療が増える一方、外科医数が減少しているためとみられる。全身麻酔の手術は96~05年の10年間に約4万件増え、臓器移植や腹腔(ふくくう)鏡な ど長時間の手術が増えたが、94~04年で外科医は6%減った。特に新しく外科医になる人は20年前から一貫して減っている。アンケートでは志望者減少の理由に、労働時間 の長さ、時間外勤務の多さ、医療事故と訴訟リスクの高さがあがった。

門田教授は「過重労働や当直明け手術は、医療の質や安全性の観点からも問題だ。医師が訴訟に対し防衛的になれば、治療の選択肢がせばまり、患者への影響も大きい。国は医療 費抑制の方針を抜本的に見直し、医師数の増加や過重労働の是正に乗り出してほしい」と話している。