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冬休みの収穫 

この冬休みは、無線にかなりの時間を費やした。寒いとストーブに火を入れて、その前で身体を小さくして、リグの前に座ることが多くなるためもあるかもしれない。

毎日数多くの交信をしたが、そのなかで心に残った交信を二つ、三つ記しておこう。

一つは、アリゾナのDave W7AQK。例によって、クリスマス休暇・冬休みをどのように過ごしたのかという話題になった。彼は、息子さんは近くに住んでいるのだが、法律の勉強をしている娘さんがワシントン州におり、折からの豪雪で帰宅することがなかなか出来なかったようだ。

というのは、飛行機に乗ると酔うからだと言う・・・てっきり娘さんのことかと思いきや、彼女がワシントン州で飼っている犬のことだそうで、Daveの奥様が飛行機でワシントン州に飛び、娘さんと二人で、豪雪のなかを車をゆっくり運転して何とか帰着したとのことだった。それで、楽しいクリスマスを家族そろって過ごすことが出来たということだった。家族思いのDaveの家庭での出来事らしい、と感心したことだった。

家人にこの話をしたら、犬をワシントン州で誰かに預けてくれば良いではないかという反応だったが、Dave家では犬も立派な家族の一員なのだろう・・・。

もう一つ。フロリダのTerry N4TBとお会いした際に、奥様のKaren(実は彼女もW4JAというコールを持つハム)が、「看護学校」の最終学年で、この夏に卒業するので、それを二人して楽しみにしているということだった。Karenは、80から90年代にかけて、KC4で始まるコールでよくCWでお目にかかっていたのだが、このところお目にかからなかったのは、そのためだったのか・・・。

当時、彼女は、海洋生物関係のことに関心をもって活動なさっていたはずだった。どのような意図で、看護師を目指すことになったのか、彼女に直接お会いして是非伺ってみたいものだ。年齢ももう50歳は超えていると思う。きっと、何か思うところがあったのだろう。恐る恐る、看護師になってから、どこで仕事をする積りなのかTerryに伺ったら、自宅から数マイルのところに大きな病院があり、そこで(来るようにと誘われ)面接を受けることになっているということだった。

人生の半ば過ぎて、新しいことにチャレンジするKarenには脱帽だ。それを支える御主人のTerryも素晴らしい。

付け足しみたいで恐縮だが、久しぶりにお目にかかったウルグアイのGeo CX8BBHについても記しておこう。彼はしばらく生活していた米国から3年前に帰国、肺がんの治療を受けていたらしい。米国では、医療費が高くてとても治療を受けられないと言っていた。化学療法と放射線療法で、一応落ち着いているようだ・・・少し気がかりだが、いかにもラテン系らしく、コンテスト等で無線を楽しんでいると朗らかに話していた。現地では、早朝の時間帯だったが、米国にまだ在住の奥様に電話をかけると言って、去っていった。

あ、そうか無線に時間を費やすのは、細切れの自由時間しかないためもあるなぁ・・・いかん、また愚痴になってしまった。

無線を通して、世界中の(といっても、米国の方が多いのだが)知り合いにお目にかかり、彼等の人生の一場面のお話を伺う。この趣味もまんざら、捨てたものではない。

ケアレスミス 

新春早々さえない話なのだが、パドルのネジが、一つ緩んでいることに、昨日気が付いた。

このところ、何か送信でミスが多いなと思っていた。昨日、何気なく、ラックの最下段のテーブル上に収まっているマーキュリーパドルを手元に引き出して見てみると、長点の接点間隔を調節する、ネジが緩んでいる。それで、接点間隔もかなり広がり、またガタがきていた。

きっと、徐々に緩み始めたので、気が付かなかったのだろう。早速、適切な接点間隔に設定し、固定した。大分打ちやすくなり、ミスも心なしか減った様子だ。高速の打電が快適になった。

と、これだけの話なのだが、こんな単純ミスに気づかないのは、やはり年齢からくる問題なのだろうか。そして、こんなエラーが起きていることに思いが及ばない、思い込みの問題。

これで、軽快にキーイングができるようになったので、まずはめでたし。

何か、思いは本業の方に飛んだ。

仕事の上で同じようなケアレスミスを防ぐことこそが、この経験の教訓だ。さらに、生命を左右する医療に携わっている同業の方のことも思った。こうしたケアレスミスは、人が関わる限り、決してゼロにはできない。それを限りなくゼロに近づけるのが、システムを管理する者の責任だろう。その大元である、厚生労働省を始めとする官僚と、マスコミは、医療に携わる個人の責任だけを追求して、システムエラーについて反省していない。それでは、駄目なのだ。

コンビニ受診は、医療を潰す 

医療機関を、コンビニ感覚で利用する患者さん・親御さんが、確実に増えてきている。彼等にとって、医療機関が利用可能ならば、夜間でも休みでも、自分の都合の良いときに、どんどん受診する。

コンビニの24時間営業も大変だと思うのだが、医療機関も専門的技能を持つ数少ないスタッフで夜や休みの診療を行うので、その大変さはコンビニ以上だ。医療機関を、コンビニ感覚で利用すれば、医療機関スタッフは疲弊し、ついには機能を停止する。

その点を理解せず、3,4日前、またはそれよりも前から具合が悪いのに、夜になって、または休日に受診するという行動をとる、または軽微な症状なのに、そうした日時に受診するという行動が、医療機関スタッフを機能不全に陥らせる。

詳細は、ここに記さないが、私も、出来る範囲で救急に対応し続けてきたが、休日に、往復1時間かけて、2,3往復することが体力的に持たなくなってきたので、救急対応をするケースを限定するようにする心積もりだ。それは自分のためでもあるし(仕事のダウンサイズの一環だ)、一部の(しかし確実に増え続けている)コンビニ感覚で受診する患者さんに気づいていただきたいというメッセージだ。

北海道でコンビニ診療所の仕事をしていた医師達が一斉に退職したと、北海道新聞が報じている。


以下、引用~~~

24時間体制の穂別診療所 医師全員が退職申し出 「コンビニ受診」で過労(12/31 09:00)

穂別診療所で診察する一木崇宏所長。これまで穂別地区の医療を支えてきたが、過重労働に耐えかね、退職に踏み切った

 【むかわ】胆振管内むかわ町の国保穂別診療所の常勤医三人全員が、来年三月末の退職を申し出た。後任の医師確保の見通しはなく、四月から医師が不在となる可能性もある。同診療所は、前身の町立穂別病院の規模を縮小し、年中無休の二十四時間診療に取り組むなど、地域医療のモデルケースとして全国から注目を集めたが、緊急性のない軽症患者による“コンビニ受診”の横行など過重労働が、全員退職という非常事態を招いた。

 「地域医療を支えるのは使命と思っているが、限界を感じた」

 一九九八年から、前身の町立病院を含めて勤務してきた一木崇宏(いちきたかひろ)診療所長(44)はこう話す。

 一木所長は一月から夕張市の医療法人財団「夕張希望の杜(もり)」に移籍する。当面、三月までは派遣医師の形で勤務を継続するが、残りの医師二人も三月までに退職することになり、住民に激震が走った。

 退職の理由は過重労働だ。同診療所は二〇〇五年に六十三床の町立病院を十九床に規模縮小。一方で、常勤医三人が訪問診療や時間外診療など従来の医療サービスを維持しつつ、一木所長が住民向けの出前講座を開くなど地域と密着した医療活動が先進事例として道内外から視察が相次いでいた。

 しかし、医師三人が交代で行う夜間診療は、自宅待機で急患に対応する形を取ったが、呼び出されない日はなく、睡眠は数時間しか取れず、翌日、寝不足で日常の診察をする日が続いた。さらに症状が軽くても夜間や休日に来院する“コンビニ受診者”が多いことも医師を追い込んだ。

 一木所長は「精神的に参った。このままでは地域医療を継続できないことを住民に考えてほしかった」と打ち明ける。

 むかわ町は一木所長らの意向を踏まえ、一月から時間外診療の原則廃止を決定した。また、見通しは立っていないものの、後任医師は一木所長が移籍し、地理的にも比較的近い「夕張希望の杜」に派遣を要請する考えだ。

 むかわ町は、旧鵡川町と旧穂別町が合併して〇六年三月に誕生。旧穂別町長時代に診療所化を決断した横山宏史副町長は「医師への気配りや(医師の不満を受け止める)アンテナがなかった」と反省する。山口憲造町長は「今後の医療を考えるいい機会」と受け止めている。(苫小牧報道部 西出真一朗)

頌春 

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仕事場に来て、一人患者を診て、その後、こんなことをしている私・・・暇なのかな

今年もどうぞよろしく。