東電は原状回復・損害賠償を拒否 

[福島県などの住民約2600人が、原子力発電所事故による放射能汚染からの原状回復や損害賠償を求めた裁判で、被告の東京電力が「莫大な費用がかかると予想されること」などを理由に拒否する姿勢を示した。]

だそうだ・・・さもありなんである。東電福島第一原発事故が起きるまで、深刻事故に対する保険は最大支払額1200億円だったそうだ。現在までのところ、除染費用だけで5兆円以上かかっている。これ以外に廃炉のために莫大な費用がかかる。その上限はまだ見えない。結局、これらの事故対応のコストは、電気料金として我々が支払うことになる。

現時点でも、政府の茂木大臣等は、原発のコストが低廉だと、時々述べている。以前のように、それを原発のセールスポイントのように主張することはなくなった。が、原発を再稼働させるためには、根拠のないことを述べ立てる。

以下のことを改めて記しておこう。

〇東電福島第一原発事故の収束はまだ先が見通せない。コストの面だけからもゆうに10兆円は超えるだろう。それは、すべて電気料金として我々が負担することになる。

〇原発の深刻事故は、東電福島第一原発事のこれまでの経過のように揮発性放射性物質が拡散するだけで済む場合と、原子炉自体が作動中に爆発することによって全組成の放射性物質が拡散する場合とがある。後者の方が圧倒的に被害は大きく、条件次第では、国家予算を優に超えるほどの経済的損失が生じると、予測されている(1960年、原子力産業会議)。

〇上記の原子炉作動中の事故のリスクは、原子炉の中性子照射による経年変化によって高まっていることはすでに何度も記した。原子炉作動中の深刻事故が起きたら、日本の国土の半分程度が酷く汚染されると予想されている。上記の経済的な負担だけでなく、国土の喪失という点からも、日本という国が立ち行かなくなる。



東電福島第一原発事故は、まだ終わっていない。そして新たな事故が起きたら、その時我々は母国を失うことになる。

父の日記 

一昨日、春めいた陽気に誘いだされるように、庭で草むしりに精を出した。前傾姿勢を取り続けると、腰に来るが、それでも気持ちが良い。

ほどなく、家に入って休もうと、玄関に回った。玄関のドアが開かない。仕事が今日休みの家内が、カギをかけて出かけてしまったらしい。何時かは、これをやるのではないかと思っていた。家の周囲を歩き回って、窓や出入口の開いているところがないか、探し回った。ない。万事休すだ。

両親がかって住んでいた離れに入り、お茶碗に水道の水をくみ、母親がいつも座っていた、リクライニングの椅子に腰を下ろした。離れの空気の入れ替えがてら、そこでしばらく休むと決めた。

本棚の本も多くが、両親が生きていた頃のままになっている。何か本を読んで過ごそうと考えた。加藤剛のエッセー等に目が留まった。また、父が私淑していた高橋三郎先生の著作集にしようか・・・。ふと、父がかかさずつけていた、日記に目が留まった。父がなくなってもう十年ほど経つのだが、彼の日記を読むことはなかった。彼の内面に踏み込むようで、躊躇したのだ。昭和37年の日記・・・ページをめくってみた。

私たち子供のことが多く記されていた。中学生になり、無線に関心を持ち始めた私についての記載が多い。あの当時勉強しろ等とは、記憶にある限り、言ったことのない父だったが、「明日から試験だというのに、ラジオの部品を買いに行った」と私のことが記されいた。私自身子供を育ててきて、父が私たちにどれほどの関心を抱いていたのか、今になってみると痛いほど分かる。

あの当時、そして成人してからも、父に対して関心をもち、父の心配と希望を、どれほど理解してあげただろうか・・・全く足らぬことの多い息子だったのではないか、もう取り返しのつかぬことだが、親の期待と愛情に育まれてきたことを、改めて感じた。父とは行き違いもあり、なかなかそのこころに飛び込んでゆくことをしなかった。今になって後悔しても仕方ない。

自分の子どもたちが、私の思うように行動しないとしても、もう彼らを遠くから見守る以外にあるまい。もし、彼らが私に目を向けてくれれば、それは望外のことなのだ。親子関係は、繰り返すのだろう。それで良いのだ。そう父が私に向かって語りかけているような気がした。

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両親が住んでいた離れの前の紅梅。ほぼ満開だ。

日本医療機能評価機構が、医療事故調に名乗りを上げた 

日本医療機能評価機構(以下機構と略す)が、医療事故調を担当すると名乗りを上げたらしい。

この機構は、医療機能評価、産科医療補償制度を担当しているが、そこで様々な問題を抱えている。これまでに何度か、取り上げた。こちら

想像していた通りに、物事が進んで行く。ピッタリ当たるので、怖いほどだ。

機構は、医療機能評価という名の病院のランク付けをしている。医療の機能とは名ばかりで、表面的なこまごました事項を突いてくる。同機構の評価が入ると、やたら委員会の類が増えて、仕事が増えると、医療現場ではすこぶる評判が悪い。その評価には数百万円単位のコストを、医療機関が機構に支払うことになっている。評価にやってくるスタッフの滞在費等も医療機関持ちである。もし評価を得れぬ場合のフォローも同機構が行い、それにも莫大なコストが要求される。さらに、評価は数年おきに更新され、それにも莫大なコストがかかる。評価を受けぬ間も、賛助という名のコストを支払わせられるのだ。さらに、産科医療補償制度では、5年間で1000億円の余剰金を生じているという。対象患児を増やすことにはしたらしいが、その後、余剰金がどうなっているのか公表しない。また、集めている補償のための金を減額するという話しも聞こえてこない。要は、機構は天下りのための集金システムなのだ。医療から甘い汁を恒常的に吸うためのシステムなのである。

医療事故調は、医療における予期せぬ死の原因を究明し、再発防止に資するために設立される、という建前である。しかし、医療には、医療事故と過誤が明確に区別できぬ場合もありうる。特に、これだけ専門分化した医療現場での医療を正当に評価することは、容易なことではない。行政畑の医師、または専門外ですでに引退したような医師が、担える仕事ではないだろう。行政は、国民大衆の声には弱い。責任追及ではなく、原因究明をと言う建前が、責任追及のための情報収集をすることに変わってしまう可能性もある。これは推測だが、現在だぶつき始めた弁護士の新たな草刈り場を提供するために、機構が医療事故調を動かして行く可能性もぬぐいきれない。

医療は、労働集約的な事業であり、医療労働者の労働環境を評価することが絶対必要なだずだ。機構が毎年公表する、「ヒヤリハット事例」についてのコメントを観てもらうと分かるが、機構は、個々の医療機関の労働環境・労働条件について、通り一遍の検査しかしない。要するに、現状肯定なのだ。勤務医の労働環境・条件を正視したら、労働基準法違反になるケースが大多数である。それは見過ごしている。これまでの医療機能評価の実績から、医療労働者の労働環境・条件を、個別的に取り上げることは、機構には期待できない。としたら、この面からも、医療事故の真の原因究明は行われえないのではなかろうか。

機構が、医療事故調を担当するのは、医療現場にとって悪夢である。

そして、この悪夢は、医療訴訟多発に伴う医師保険高騰によって、医療費増をもたらし、国民にとっての悪夢に跳ね返る。

広野町を訪ねて 

以前記したかもしれないが、我が家が栃木から、東京都下清瀬町(現在の清瀬市)に移り住んですぐに、母は清瀬の救世軍の病院に看護婦(当時)の職を得た。1950年代末のことだ。そこで30年近く勤め上げ、その後こちらに戻ってくることになる。救世軍は、キリスト教による慈善事業を行う団体だが、その名からわかる通り、スタッフは軍隊組織に倣う階名を与えられていた。そこで、下士官・・・伍長だったか・・・をなさっていた方が、母が引退するのと前後して、退職し、福島県の浜通り、いわき市の北のご実家に落ち着かれた。確か、広野町だったと思うのだが、記憶が定かではない。その方と親しくしていた、私の両親が、彼女に会いに行くことになり、私が運転手役を買って出た。もう25年程前になるだろうか。

私のおぼろげな記憶では、常磐高速道が、いわきまでしか伸びておらず、いわきで同道をおりてから、ひなびた田舎道を大分走った記憶が残っている。訪れたお宅は、水田に隣接したそれほど大きくない農家だった。近くに常磐線の線路があった。1,2時間お邪魔して、また引き返してきたのだった。両親を連れて、ドライブしたことはそう多くはなかったので、行ったこと自体ははっきりと覚えていた。私の両親よりも年配であったその方は、すでに亡くなられていることだろうと思ったが、彼女が住んでおられた実家が、あの震災と原発事故に襲われたであろうといつも気になっていた。ただ、名前も住所も記録にない。訪れた辺りを見てみるだけでもと思って、今日、出かけてみた。

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常磐高速道。福島県に入ったところ。一車線になる。

常磐高速道は最近終点まで開通したと聞いていたが、広野町に近いインターで降りた。いわきより先は、一車線になることが多い。結構、車両が走っている。インターを降りると、放射線量の実測値が表示されており、3マイクロシーベルト毎時程度の値を示していた。関東平野での値の数倍だ。すこし緊張が走る。広野町は、避難区域からは外れているはずだったと思うが、道を歩く人の姿がない。また、家は、殆どがカーテンや雨戸が閉じられて、人が生活している気配が感じられない。恐らく、除染作業を担当する方相手の宿屋やレストランと思われる建物には、人気があり生活臭が感じられた。

その方が住んでおられたと思われる場所をおおよそ推定できたが、以前訪ねたときの面影はない。新しい家が建っていたが、やはり人気が感じられなかった。海岸の方に出てみた。広野火力発電所の少し北側。そこに出るまでの田畑のあとと思われる場所で、恐らく除染作業が行われていた。または、除染で生じた汚染土を充填された合成樹脂製の容器(大きく分厚い黒いゴミ袋のようなもの)が、数え切れぬほどに並べられていた。除染作業自体、他の田畑あとや人家周囲では行われている様子がなかったので、すでに済んでおり、汚染土の一時的な貯蔵場所になっているのかもしれない。

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広野町、海岸近くの人家。恐らく津波で破壊されたのだろう。

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並べられた除染土。この地域一帯に多数ある。

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やはり津波で破壊されたと思われる海岸の構造物。先に見えるのは、広野火力発電所。

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この海岸線の10数キロ先に破壊された福島第一原発がある。

福島第二原発まで数キロ、第一原発まで十数キロの地点まで行った。結構車の往来はあるが、半分は土木作業に関わるトラックのようだった。第二原発までは、行けたのかもしれないが、途中で検問があると表示されていたので、そこまで行かず、途中で引き返した。第一原発のある富岡町には入ることはできないようだ。


3・11に記したことと重複するが、原発事故の起きた周囲の町はすでに死んでいる。人が生き、仕事をし、子供を育て、年老いたものを介護する姿がない。20数年前に訪れた、あの鄙びた、しかし確かに人々の生きる息吹の感じられた町はない。13万人以上の方が、いまだ避難を余儀なくされ、その中のかなりの方々は、故郷を失う。こんなことが起きてよいのだろうか、と改めて思った。原発を安全に再稼働する、という為政者は、彼らが推進してきた原発の一つが、人々が生活していた町と、そこに住む人々を抹殺した現実に真摯に向き合うべきだろう。

私の両親が訪ねた方も、私の両親もすでにいない。あの方のご家族も、どこかに去って行かれたのかもしれない。人生は、あっという間に過ぎてゆく。そうであっても、いやだからこそか、あの現実と我々は向き合うべきなのだろう。このようなことを絶対に繰り返さぬために。

作曲と天皇制と 

今夕、東京都下にお住まいの常連の友人と短い交信を7メガで終えたあと、シアトルのDoug NC3Iから呼ばれた。Dougは、昔のTR4というリグを使っており、一番新しいリグは、アイコムの何とかいう、全波受信のRXだとのことだ。彼のQRZ comページを見ると、メルアドがワシントン大学となっている。大学で何をなさっているのか伺った。ちょうど博士課程の大学院を終えたばかりとのことだった。専攻は、音楽。作曲をなさる方らしい。

私は、現代音楽は苦手で、せいぜいベルクやシェーンベルクの初期までしか聞かない。現代音楽は無調によって生命感を失ったのではないか、と生意気なことを申し上げた。すると、無調音楽はもう古いのだよ、というお返事。KYOTO MUSICというから、日本の伝統的な宮廷音楽のことなのだろうか、彼は、それに基づき、即興演奏も取り入れた作品を書いているとのこと。あちらの時間で丁度前日の夜に演奏会が終わったばかりだと言っていた。日本でも演奏会を開く予定があるらしい。アマチュア無線との接点で電子音楽にも関心があるとか。どんな音楽なのだろう。少なくとも伝統的なクラシックからは少し離れた作風なのか。彼は、武満徹のことを高く評価していた。日本に彼が来るときに是非お会いしようと言ってお別れした。

夜、寝る前にと思い7メガにまた出た。Don WB6BEEからのコール。昨日1時間程交信したばかりだったが、彼の奥様の新しい仕事、そのオフィイスの話題でまたひとしきり。現在はGoogleで。どこでも詳細な地図を見られるので、新しいオフィイスの場所を見つけようとしたが、分からず。彼自身もまだ正確に把握していないらしい。彼の住む町は、リゾート地域の小さな町のようだが、やはり全体を眺めると、そう簡単には見つからない。私は何をやって過ごしていたのか、と話題を振られた。庭仕事は全くせずに、本を読んだり、その倍以上の時間を無線に費やしたり(とは言わなかったが)して過ごした、と答えた。天皇制についての面白い本(「昭和天皇の終戦史」岩波新書)を読んでいるのだ(正確に言うと、読み返している)。すると、日本の天皇は、選ばれてその地位に着いたのか、という彼の質問。米国の普通の市民の方の認識では、そういったところなのだろう。天皇の系譜は、古代にさかのぼるとされており、明治時代に、その万世一系の天皇家の系譜と神道の宗教性が組み合わされて、日本民族が優れているという観念が生み出され、それが一種の宗教性を帯びた、それによって第二次世界大戦という破局に国が導びかれたことを説明したのだが・・・ちょうどCONDXが落ち加減となり、その話はまたの機会にということで終わりになった。こうした話を、冷静沈着に分かりやすく短時間で説明するのはなかなか難しい。まずは自分でよく理解しないといけない。

興味深い交信を楽しむためには、勉強が必要であることを改めて痛感した。

実り豊かな会話か、壮大な独り言の集積か・・・ 

先日、夜も更けた7メガをワッチしていた。いつもの周波数辺りで、顔見知りの二人(ともにWの方)が、「ラグチュー」をしていた。だが、長い・・・一人が話し出すと、優に10分近く、独演を始める。多少は相手の話題を受けつぐのだが、後は自分の話題を延々と繰り出すのだ。こうした交信の相手をさせられることも時にはあるが、この交信はけた外れである。60、70歳台の二人だが、やはり年齢によるものなのだろうか。彼らが互いに話す話題を全部追ったわけではないが、老化とともに、相手への関心、共感が減少し、相対的に自分の世界に閉じこもる傾向が露わになることを改めて感じた。

老化は、一種の自閉傾向とでも呼ぶべき状態を我々のこころにもたらすということだろうか。老年精神医学、心理学について全くの門外漢なのだが、現代のそうした学問は、老化が認知機能、その他の機能を劣化させ、記憶力も減退させるが、理解力は深まることもあり、また中核的な人格は保たれさらに向上さえもすると我々に教える。老化のポジティブな側面を最大化し、様々な機能の低下を抑えるためにどうしたらよいのだろうか。

様々な社会認知機能は、人との具体的なやり取りのなかで、維持されまた活発化するのだろう。アマチュア無線も、そうした機会を与えてくれうるものなのかもしれない。だが、それもやはり当人の意識次第なのだろうか。ただ、機械的に交信を重ねていても、老化を防ぐ手立てにはならないのだろう。残念ながら、この交信を聴きながら、そんなことを感じていた。交信は、豊かな会話にもなりうるし、一方では、壮大な独り言の集積にもなりうるのだ。

さて、私はどうだろうか・・・。

春の到来 

ようやく春めいてきた。我が家の梅、すもも、その他の木々の多くは、父が30年前後前に植えたものだ。それらの木々がこの時期から、花を咲かせ、春の到来を教えてくれる。

親から我々への贈り物だ。この土地に、次の世代が生活し続けるかどうかわからないが、この贈り物を、だれかが喜んでくれるのだろう。そうあってほしいものだ。誰か分からぬが、春に芽吹き花咲く木々を植えた人物がいたことを、それが誰であるかわからずに、または意識せずに、愛してくれることだろう。

そうした人々のために、大切に、これらの木々を残して行きたい。

白梅が7、8割方咲いた。次は紅梅。そして木蓮に開花が受け継がれてゆく。

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椿の花。

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二つのタイプ 

今夕、ノイズが多くなってきた7メガだったが、西海岸の数局から呼ばれた。実にQRPの局が多い。QRPだと受信するのに苦労するが、その苦労は相手との分かち合いのような気がして、あまり苦にならない。むしろ、相手が感動している様子が聞こえると、こちらもその感動を分けて頂くような気がする。

Mark WU7FもQRPerのお一人だ。5ワットだが、ノイズや混信が無ければ、問題なく受信できる。彼のQRZ.COMのページを覗き見ながら、コピーする。息子さんMikeがおられて、彼もCWをするらしい。Mikeは元気かと尋ねると、NYの大学に進学したとのこと。あちらで無線をしているのか、尋ねた。すると、もうすぐ彼の誕生日なので、無線機を誕生祝いに送った、あと二週間で着くはずなので、そしたら出てくるだろう、とのことだった。どういうわけか、私は、この話にとても心動かされた。

お父さんと同じ趣味を楽しむ息子さん、その息子さんに無線機を誕生祝いとして差し上げるお父さん。親子で同じ楽しみを持つ、息子が親の趣味を受け継ぐ、その親密な親子関係が、何かまぶしいように思えたのだ。そして、この趣味には若い世代が入ってこないなか、息子さんがしっかりCWの世界に歩を進めておられることも嬉しいことだ。

交信を終えてしばらくすると、私の英文ブログ宛てに彼のコメントが送られてきた。短い交信をすることが多いが、相手と場合を選んでラグチューも楽しむ、という趣旨のコメントだった。QRPなので制限はあるが、基本的には、ラグチューで相手を深く理解することに喜びを見出す、という方のようだ。

考えてみると、アマチュア無線家は大きく分けて二手に分かれるような気がする。勿論、両者にまたがる方や、どちらにも属さない方もいるし、この分類はかなり単純化したものなのだが・・・。一つは、大きな設備を備え、DXやコンテストで競争に打ち勝つことを目指す人々がいる。いわば、量的な拡大を目指すと言っても良いだろう。無線が通信手段として時代遅れになった今、無線を一種のゲームのように見做して、そのゲームで競うのである。

もう一方は、リグやアンテナを自作し、一つ一つの交信に電離層反射の不思議さを感じ、その限られた設備でどこまでできるのかを楽しむ人々だ。彼らは、交信局数とか、交信エンティティを競ったりしない。むしろ、相手と通信すること自体に喜びを見出す人々だ。そして、その先には、相手を理解することに関心を持つ。

私はどちらかというと、後者のタイプであったし、比較的系大きな設備を現在使っているが、後者に親近感を持つ。問題は、設備の格差によって、こちらが受信することに少し負担がかかるのだが、前者の方と交信するのであれば、後者を選ぶことだろう。Markも典型的な後者のタイプであるような気がする。ノイズのなかから、一生懸命相手の言わんとするところをコピーすることに励むことにしよう。

国会審議を観る 

前にも書いた通り、自宅にいることが多く、国会での討論をできるだけ観る(聴く)ようにしている。ニュースでほんのわずか報じられること以外に、質問者、答弁者の質疑内容は勿論のこと、表情、表現などから理解できることが多い。

まずは、野党に気迫がない。安倍首相におもねる風情の野党議員もいる。国会では、さまざまな問題を明らかにし、その解決の方向を見出す、そこまでいかなくても、国民に問題の所在が明らかになるように、徹底した議論をしてもらいたいものだが、どうもその点では物足らない。野党の議員がしっかりしないと、国会は有名無実になってしまう。政権側の答弁の大半は、官僚が書いたと思われるものの棒読みである。時に痛いところを突かれると、キレてしまう閣僚もいる。

安倍首相の答弁で何度もお目にかかり、可笑しいと思うことが二つある。

一つは、集団的自衛権がなぜ必要かを説明する際に、彼が持ち出す例が何時も同じなのだ。米国の艦船が第三国から攻撃されたとき、自衛隊の艦船がいても何も援護ができない、そうした状況をなくすための集団的自衛権だというのだ。そのような状況が起きうるのかどうかも疑問だが、「いつも」彼の口から出てくるのが、この例えだけ、というのが納得しかねる。米国は、主に国家予算を削減するために、現在世界戦略を改めつつある。そこで日本にも応分の負担をしてもらおう、ということが、この集団的自衛権が持ち出されてきた背景にあるはずなのだ。米軍の世界戦略を補助し、ともに戦うために、自衛隊を海外派遣する事態に当然なる。すでに海外派遣は行われており、その先にあるのは、米軍と一緒に戦うことがある。その説明が出てこないのは、納得しかねる。安倍首相は、自衛隊の隊員の生命を米国に差し出しているのだ。

もう一つ、労働者派遣法改正についてである、派遣労働者を3年ごとに配置換えをすれば、いつまでも派遣労働者の身分で雇用し続けられる、即ち、派遣労働が永続化するのではないか、という疑問だ。安倍首相、担当閣僚の答弁は、派遣労働者のスキルアップを図るように、派遣業者に義務付けたので、派遣労働者のためになる、というピントがずれた答弁を繰り返している。このようにピントはずれの答弁を繰り返しているということは、派遣労働が永続化することを認めていることと同義だ。新卒者のかなりの部分が、派遣労働者になるという。派遣労働者の身分は不安定で、収入も良くない。そうした派遣労働者がどんどん増えて行ったら、内需の拡大なぞ望むべくもないではないか。消費税増税分の大部分が、大企業と公共事業のための予算に使われることと考え併せると、現政権は、(大)企業が生き延びることだけを考えているように思えてくる。

国会審議は、なかなかの見ものである。報道では伝わらぬ、問題の所在があぶりだされるように明らかに見えてくる。時間の許す方は、是非ご覧あれ。

STAP細胞騒ぎについて 

理研の小保方晴子氏らが、STAP幹細胞を発見したというニュースに接した時には、驚き、そして祝福したい気持ちになった。が、このところ、報道されている通り、彼女たちの実験が再現できず、さらにその報告に、明白な作為があることが判明した。NATUREに投稿した論文も取り下げになるらしい。

彼女たちの報告に見出された作為とは、一つは、STAP幹細胞の由来が成熟した体細胞であることを示す根拠であり、もう一つはSTAP幹細胞が三胚葉に分化しうるという根拠を与えるものについてだった。これでは、STAP幹細胞なるものが虚構であると疑われても仕方ない。ただし、以前からストレスによって成熟細胞が幹細胞様に再構成されることが知られており、さらに今回のSTAP幹細胞の追試の一環として、マウスの脾細胞にストレスを与えると、一部に幹細胞の幹細のマーカーが出現したことも報告されている。この報告自体は、あまりに杜撰な内容だったので、白紙に戻すのは当然のこととして、さらなる研究が進展することを期待したい。

このような杜撰で、詐欺的と言われても仕方のない研究を、彼女たちがどうしてすることになったのかも是非明らかにしてもらいたい。第一研究者である小保方晴子氏のキャラクターによるところが大きいのだろう。彼女の大学院での博士論文にもコピペが見つかったという。彼女の責任が重たいことは当然として、彼女を指導する教官は一体何をしていたのだろうか。科学研究の厳しさ、その厳しさを通してしか、本物のデータが出せないことを教えなかったのか。また、再生医療に結びつくこうした研究では、多額の研究資金が動くらしい。それに絡んで、理研の上層部の判断が誤ったことはないのだろうか。

彼女たちの「成果」への賛辞を以前このブログでアップロードした。それは本来削除すべきかもしれないが、こうした事例があったことの一つの記念として残しておくことにする。

原発再稼働への動きが急だ 

日本は地震の多い国だ。世界で起きる地震の2割が日本で起きると言われている。そして狭い国土に54基の原発が存在する。地震の頻度、原発の密度は、世界の200から300倍になる、という。こちら参照。過去の地震の起きた地域を見ると、兵庫・京都・福井近辺にも多く起きている。原発銀座の若狭湾に近い地域だ。死者の生じる地震は10から30年毎に「必ず」起きている

現在、原子力安全規制委員会が、原発が安全基準に適合するかどうか検査中という。だが、このように狭く、地震の多発する地域で、果たして、原発の「安全性」を議論することができるのだろうか。科学的な議論というが、東日本大震災の地震を、地震予知の科学者が予測していたのか。地震を予知すること、それによる被害を予知することは無理なのだ。経年変化で劣化した原発をどうやって評価するのだろうか。また、彼らの評価では、地元の人々の避難については検討されない。避難が難しい場所に立地された原発も多い。彼らの評価は、安全を担保するものでは決してない。

東電福島第一原発事故は、既に何度も述べた通り、不幸中の幸いで運転停止ができたこと、放射性物質の多くが海側に流されていったことで、直接的な被害が「思ったほどは」なかったように見えるために、原発のリスクに対する警戒感が緩んでしまっているのではないだろうか。

巨大地震は必ず起きる。津波も再びやってくる。それらは、再び原発の深刻事故を起こしうる。環境要因意外にも、稼働開始から40年近く経った原発が多く存在し、老朽化に伴う深刻事故のリスクも高まっている。「次の」事故が起きたら、恐らく日本は経済的にも、社会的にも、それの負担には耐えられない。

外来でかわいい子供たちに接していると、この子供たちにそのようなリスクを負わせてはいけない、と改めて思う。お子さんを抱えた方々に訴えたい。原発再稼働は、言葉通りの意味において、日本を滅ぼしうる政策だ。是非、原発再稼働に反対の意思表示をして頂きたい。それが、次の世代に対する責任だろう。

多数の中の一事例 

官製談合は、まだまだ行われているらしい。

官僚の天下った特殊法人に甘い汁を吸わせる、こうしたやり方が、日本の国を蝕んでいる。官製談合の具体的な話しを以前に知り合いから聞いたことがある。直接利益相反はなくても、業界を官僚が「取り仕切る」らしい。それによって、官僚は最終的には利権にありつくのだろう。

ここで、またあの秘密保護法が思い浮かぶ。あの法律は、行政が行政のために行政自身によって秘密を指定し、管理し、そして内部告発・情報取得の試みに対して罰則を科すための法律だ。官製談合も、きっと秘密指定されるようになる。すると、その実態が、我々の目に触れることは金輪際なくなるのだ。罰則の対象は、情報を得ようとした国民にまで及ぶ。

こうした行政の腐敗は、特に権力を持つ警察・検察に生じると、問題は大きくなる。10、20年前、警察・検察の裏金作りが問題になった。捜査報償費をそっくり裏金にしていた問題だ。特的秘密保護法を審議する国会で、警察庁長官は、捜査過程での協力者に関する情報は、同法の秘密になると言明した。こうして、行政の使う金の出所、行き先が、国民の監視の目を外れてゆく。金の問題などまだましな方かもしれない。公安警察が、この法の施行組織として大きく刈ることが予想されている。彼らの仕事が増える社会にはろくなことがない。

こうして官製談合について報道され、また情報を得ることができる時代が、過去のものになるのだ。


以下、引用~~~

厚労省入札問題 公示前日に訪問「情報漏洩」疑惑浮上

2014年3月9日(日)10時26分配信 日刊ゲンダイ


 自民党政権になって、シロアリ官僚が完全復活。やりたい放題は度を越している。

 厚生労働省が“身内”の天下り法人に職業訓練事業を回すため、入札条件を書き換えていたことが発覚。国会でも取り上げられているが、新たな「重大疑惑」が出てきた。


 問題になっているのは、独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)」が20億円で落札した「短期集中特別訓練事業」。厚労省は入札条件を途中で変えて、JEEDしか入札できないようにしていた疑惑があるのだが、もちろん、厚労省はスットボケている。そうしたら、2月18日の公示前日に厚労省の担当企画官がJEEDを訪問していたことが分かったのだ。


 7日の衆院厚生労働委員会で、この問題について聞かれたJEEDの小林利治理事長は、「17日に(厚労省の担当者が)訪問したことは事実」「求職者支援担当の人間が対応した」と認めた。厚労省が入札内容について、事前に説明をしていたとしたら大問題だ。いわゆる官製談合防止法(入札談合等関与行為防止法)に抵触する可能性が高い。


■余りにも露骨な構図が明らかに


 事前説明の有無について、小林理事長は何を聞かれても「調査中」の一点張りだったが、いつまで逃げられるか。


 この問題を追及した民主党の玉木雄一郎議員が言う。

「公示前日に事業の担当者同士が会っていて、まさか世間話をしていたわけではないでしょう。実は、私の手元にJEED側から入手した資料があります。表紙には『短期集中特別訓練事業における企画書作成のための仕様書(案)』と書かれている。『案』ということは、正式な公示の前に作成されたものと考えられる。中には具体的な数字も書かれています。こういうものがJEEDに渡っていたことが何を意味するか、徹底解明する必要があります。事前に入札要件や内容を漏らしていたとすれば大問題で、そもそも最初からJEEDが落札することが決まっていたと見られても仕方ありません」


 厚労省は、短期集中特別訓練事業の予算(今年度補正で149億円)を基金にして、中央職業能力開発協会(JAVADA)」に管理委託。そこから今回の事業を落札したJEEDに20億円が流れることになっていた。

〈表〉の通り、JAVADAにもJEEDにも、厚労省OBがぞろぞろ天下っている。09年以降、厚労省からJAVADAには緊急人材育成・就職支援基金などで9950億円の税金が支給されている。昨年時点で2266億円もの余剰金が発生し、人件費・事務費には毎年約13億円が使用されている。JAVADA理事長の報酬は月93万2600円という高額だ。


 厚労省がブン捕ってきた予算を身内でグルグル回す構図が出来上がっているのではないか。田村厚労大臣は入札をやり直すと言ってるが、それで済む問題ではない。


【JAVADAの天下り役員】

理事長/青木豊/元厚労省労働基準局長

常任理事/室川正和/元厚労省職業能力開発局育成支援課長

常任理事/石丸雍二/元特許庁総務部長

常任理事/庄野勝彦/元経産省製造産業局伝統的工芸品産業室長

常任理事/市川祐三/元経産省大臣官房審議官

理事/日比文男/元国交省大臣河川局次長

理事/山名良/元国交省官房付

理事/江口信彦/元経産省産業技術環境局産業基盤標準化推進室長

理事/湯原孝志/元経産省経済産業政策局調査統計部統計情報システム室長


【JEEDの天下り役員】

理事長代理/渡延忠/元厚労省大臣官房付

理事/清川啓三/元厚労省大臣官房付

(日刊ゲンダイ2014年3月8日掲載)


厚労省の役人とJEEDの間でこんなやりとりがあったらしい・・・

その議事録によると、JEEDを訪ねた厚労省の職員は能力開発課の企画官や課長補佐、係長など8人。機構側は10人が対応し、こんなやりとりをしているのだ。

機構 「一者応札になるが問題にならないか?」
厚労省「問題にならない。外部から問われた際は厚生労働省で対応する。企画官の説明会は26日に予定している。プレスリリースは行わない。公示はあす18日、昼ぐらいを予定している」

機構 「今回の事業は1年限りか?」
厚労省 「ここ限りだが、効果が上がれば今後は求職者支援訓練の中で恒久化したい」

 生々しいやりとりだ。まさしく官製談合そのものである。この事業をJEEDは20億円で落札した。

東日本大震災・東電福島第一原発事故から3年 

東日本大震災から3年。2万人超の方々が死亡、ないし行方不明。まだ、26万人が避難生活を送り、特に原発事故を経験した福島からは13.5万人が避難し続けている。福島では、地震・津波で亡くなった方の数を、原発事故・避難生活で亡くなられた方が上回ったと、今年1月に報告されていた。原発事故で命を落とされた方はない、というのは誤りだ。福島からの避難者のかなりの方は、故郷に戻ることを断念し、または断念させられている。そうした方は、故郷、共同体、仕事、住処を喪失することになる。それは社会的な死を意味する。

こうした数字を挙げても、被災された方、亡くなられた方、そのご家族の無念と悲しみを共有することにはならない。むしろ、数字という抽象的な「量」で、震災・原発事故をとらえることになる。それがいかに難しくても、この悲しみのなかにある人々に思いを寄り添わせることが我々に課せられた課題なのではないか、と思う。

ここでも何度か記したが、私の母も、震災の数年前に弟に連れられて、仙台に行き、施設暮しを始めていた。そこで震災にあい、電気や暖房のない数日間を過ごすことを余儀なくされた。そのストレスがあったのかどうか、震災の翌月帰らぬ人になった。もしこちらに置いておけば、もう少し長生きできたのではないかと、痛切な思いで振り返る。

現政権は、原発の再稼働を目論み、一方で自然エネルギーの開発実用化に熱心だとは到底思えない。あの原発事故以来、エネルギーについて根本的な発想の転換が、我々に要求されているのに拘わらずである。原発を、ベースロード電源と位置づけ、ベースロード電源であるから、安定している、と所轄の大臣は公言する。21世紀に入り、大きな事故を起こし発電不能になった発電方法は専ら原発であった。

原子力規制委員会は、原発が規制基準に適合するかどうかを判断するだけで安全性については判断しない、一方安倍首相は、規制委員会が安全と判断した原発は再稼働するという。責任をどちらも摂らない。原発が、安価であるとも国会で未だに言い続けている。原発の再稼働はおろか、旧い原発の更新にも積極的である。また、太陽光発電の買い取り価格は引き下げられた。原発立地のための社会的コスト、将来の見通せぬ廃棄物処理、そして何より福島原発の原因究明・同地域の復旧が全く見通せぬなかで、こうしたことを現政権は述べ、実行している。

原発に関わる政官業の癒着は少しも変わっていない。エネルギー政策全体のなかで、原発はすでに過去の発電方法と判断すべきだというのが、福島原発事故の教訓だったはずだ。これでは、福島原発事故の被災者の方々に申し訳ないことだと改めて思う。

この震災と原発事故を風化させぬように、関心を持ち続けてゆきたい。

4時間の長距離走 

今朝は6時過ぎから先ほどまで4時間ほど、21メガで北米の友人たち、旧友、新しい友人、から呼ばれ続けた。CONDXが良いことと、あちらが日曜日の午後にあたるためなのだろう。

記憶に残った交信・・・

NK8O Chas バルコニーに張ったワイアーアンテナと5Wの局。初めてお目にかかる。QRZ.COMの私の自己紹介をみて、共通点が多いと話しかけてこられた。QSBの谷間になるとコピーできなくなるのだが、必死に解読。61歳の小児科医で、若いころに音楽をやっていたらしい。楽器までは分からず。カンザスで開業していたのだが、病院に勤務するためにオレゴンにやってきたとのことだった。さすがに彼の設備では厳しいが、それでも同じ境遇の方と知り合いになれたのは嬉しいことだった。

WA7HJV Jack 常連の方。昨夜仕事先のオクラホマに戻ったとのこと。オクラホマの設備と、リモートコントロールによるオレゴン ペンドルトンの設備と、交互に電波を出す。オレゴンからの方がちょっと強いが、大した差はない。奥様が二週間後にオクラホマに来て、一緒に休日を楽しむらしい。ペンドルトン出身の女性が南相馬でボランティア活動をしていることをテレビが報じていたことを話した。ケイト オバーグという名の大変チャーミングな方で、もしかして知っているかたずねてみたが、そのファミリーネームの方は近くの町にはいるが、ペンドルトンにはいないような気がする、とのこと。人口1万7千人の町。ファミリーネームの綴りが分かれば良いのだが・・・。いずれにせよ、私の知っている町から彼女がはるばる南相馬にまで来て、社会に溶け込み、ボランティアをしていることを家人に誇らしく話したと、彼に伝えた。

WB6BEE Don 常連中の常連。Jackとも噂話をしていたのだが、どうもPCの具合が悪く、数日間無線をやっていなかったらしい。水曜日には新しいPCが来るから、それを奥様に悟られずに如何に家に運び込むかが問題だと言って笑っていた。奥様の新しい仕事のこと、さらには彼自身6歳から10年間ほどピアノを習っていたとのこと。バンジョーを始めたいとかねてから言っているが、それだったらピアノをまた弾いた方がよほどいいよとアドバイス。

W7AYN Bob 先日、どうも急性の心不全を起こしたことはすでに伺っていた。胸水が溜り、EFが34%にまで低下したようだった。今朝は大分元気になったようで、外出もできるまでになったらしい。先日失神発作を起こし、それは低血圧のためと思われたが、どうもホルター心電図を装着しているらしい。不整脈を疑われているのだろう。6月の結婚50周年記念に向けて、体調を再び改善させて、懐かしの地オレゴンに行かねば、と申し上げた。

K1BG Bruce マサチューセッツの方。何度かお目にかかっている。先日の交信後、私がQRZ.COMに記した内容にいたく感激して、599TUの交信ではなく、ラグチューを愉しむことに決めた、私の文章のおかげだと言ってくださった。リニアもラグチューに備えて、フルQSKにした由。恐らく、彼自身がもともとラグチューを志向する性質で、それがあの拙文を目にして表に出てきたのではないかと申し上げた。それでも、こんなことを言っていただけるのは嬉しいこと。西海岸の局よりも強い。彼のような局が増えてくれれば、無線ももっと楽しめるようになろうというものだ。

W7LPV Mike 弱い信号。一生懸命耳を傾けた。奥様が先月二日に亡くなられたという、晴天の霹靂の知らせ。Mikeと昨年夏交信したときには、奥様は、別に健康問題もなく、白内障の手術を終え、車の運転を彼に代わってしておられると伺っていたのだが・・・。もともと片肺で、感染を起こし、最後はホスピスに入所して亡くなられたらしい。2年前の訪米の際に、Mikeの住むアリゾナのSedonaを訪れることを最後まで迷い、結局行かずなかった。それを改めてお詫びした。彼はピアノを弾き続けている由。それがこころを慰めてくれるとのことだった。彼はSedonaで一人で生活を続けるらしい。近いうちに訪ねたいもの・・・。

K5Kv Benny いつもの常連。Donに声をかけたかったが、私へのパイルが続いていたのでできなかったと・・・Donを私が代わって呼んだが、すでにいなくなっていた。もう4時間近く無線漬けだから、休息を取るといって、早々にお開きにさせて頂いた。

これ以外に数局・・・。

喜ばしい知らせもあれば、哀しい知らせもある。世の中の人間関係と同じだ。

ヘッドセットで耳たぶが痛くなった・・・もう満腹。しばらく無線はおやすみだ。それにしても、CONDXが良い。

財政破たん一歩手前 

わが国の財政状況。さすがに、円高には振れないようだ。この財政状況をみれば、それも分かる。

マスコミは、この問題をあまり突っ込まない。バラマキによる一時の多幸感に酔っているのだろう。

私は、社会福祉、特に医療、それにエネルギーに、技術面、人的な面で投資を行い、それによって国内の需要を喚起することだろうと思うのだが、ここまで財政状況が悪化していると、そうした対策も、効果が期待できないのかもしれない。少なくとも、公共事業と輸出業主体の対策は意味がない。

さて、この1、2年後にどのような経済状態になっていることだろうか。


以下、引用~~~

財務省が31日発表した2012年度末の「国の財務書類」によると、負債が資産を上回る「債務超過」の金額は、これまで最悪だった11年度からさらに17・7兆円増えて477・0兆円となった。

 社会保障費などを賄うために発行した国債(借金)残高が増えたためで、12年度の名目国内総生産(GDP)の472・6兆円を上回った。

 資産は、円安が進んだため国が保有している米国債などを円換算した評価額が膨らみ、11・3兆円増の640・2兆円となった。

 一方、負債は28・9兆円増の1117・2兆円で、5年連続でこれまでの最大を更新した。基礎年金の不足分を穴埋めするための「年金つなぎ国債」を2・6兆円発行するなど、国債の発行残高が36・3兆円増の827・2兆円となったためだ。

(2014年1月31日20時14分 読売新聞)

バラマキによるユーフォリア 

時々、国会での予算委員会のやり取りを視聴している。安倍内閣が比較的高支持率だからか、民主党議員までが、安倍内閣を持ち上げるような質疑をしている。参議院の桜井充議員は、経済財政政策の根本を問いただしていたが、他の民主党議員はまるで与党みたいだった。

現在の外見的な「景気持ち直し」は、じゃぶじゃぶのバラマキと、国債増発がその一因である円安の信仰によって、公共事業と輸出産業が一時的に業績を伸ばしたに過ぎない。デフレの原因は、高齢化社会の到来、生産人口の減少に伴う需要減少のはずだ。本来は、そこに手厚くすべきだが、政府の行っているのは、消費税増税分の大部分を公共事業に回すという政策である。企業が設備投資に金を回すという話しもあまり聞かない。これは、自民党政権が1990年代から繰り返してきた、公共事業・輸出業へのバラマキによる、国民の一部の一瞬のユーフォリアだ。

給与が上がるというが、輸出業を中心とする大企業中心の話ではないか。中小企業は、消費税増税をもろにかぶり、今後さらに景気の後退に見舞われることだろう。収入の格差が、さらに拡大する。

平成12年度時点で就学援助を受けている、小中学生は、155万人で、全体の15%程度にまで増えていると報じられている。これは、生活保護とそれに準ずる経済状態の小中学生に教育を受け続けさせるために与えられる経済援助ということだ。

さらに、生活保護受給者も過去最高を記録している。こちらの主要な年齢層は高齢者なのだろう。

若年者、高齢者を中心に、貧富の差が拡大している、ということなのではないだろうか。

こうした事態は、貧しい人々の生活苦だけではなく、社会の安定性をも損なうことになる。当然、需要も下げることになる。この社会的な問題に対処することが、国の安定と持続的な発展をもたらすのではないか。安倍内閣、それに多くの政治家は、それを無視している。国民も、外面的な一時的ユーフォリアに酔わされているようだ。その酔いから醒めさせられるのもそう遠くはない。


以下、引用~~~

生活保護受給者が過去最多


2014年3月5日(水)10時47分配信 共同通信


 厚生労働省は5日、全国で生活保護を受けている人が昨年12月時点で216万7220人となり、前月比で2363人増えたと発表した。3カ月連続で過去最多を更新した。

 受給世帯数は2476世帯増の159万8072世帯で、こちらも過去最多だった。

 厚労省は「高齢受給者の増加が続いているが、全体の増加ペースは過去と比べて落ち着いている」と説明している。

 世帯別では、65歳以上の高齢者世帯が1533世帯増の72万2149世帯で、全体の約45%を占めた。働ける世代を含む「その他の世帯」は527世帯増の28万8546世帯で、全体の約18%だった。

過去へのオマージュ 

このところ、一日中自宅にいることが多く、夕方になると、7メガを聴くことが多い。あの夏特有の雷によるノイズはまだ多くない。しーんと静まり返ったバンドを、ゆっくりスイープする。が、海外の信号は聞こえないことが多い。

以前に何度も記したことだが、こうした時期、それに秋の7メガは、私にとって無線の故郷みたいなものだ。1960年代当時、自作の受信機であっても、日が暮れかかる前に7メガをワッチすると、必ずWのオールドタイマーがのんびり交信をしているのを聞くことができた。その経験が海外との交信を夢見るきっかけと、動機とを与えてくれた。

CQを叩く。殆ど応答がない。この数年間、同じことを繰り返している。時に、寝そびれた、または目が覚めて寝付かれぬというWの局が現れることもあるが、めったにない。それでも、私はCQを出し続ける。30分もCQを出すと、これで今日やるべきことは終わりか、という気持ちに落ち着く。それで、私は無線機を離れる。

日の暮れるころの7メガは、東半分の地球に対して、同時に開け始める。時間が経てばたつほど、CONDXは上昇する。いわば、青春時代を二重の意味で思い起こさせるのだ。青春時代を過ごしたバンドであり、かつ可能性がどんどん広がることも青春時代そのものだ。

だが、アマチュア無線全体が変質し、その一部分の現象として、夕方の7メガ(にたむろする連中)も変わった、ないしいなくなったということだろう。無線は、もうゲームでしかない。Tell me your storyという時代ではないのだ。さらに、高齢化が進み、あちらで夜中に起き出し無線機に灯を入れるオールドタイマーもいなくなってしまったのだろう。こちら側でも同様だ。それが時代の流れというものだ。それに抗することはすまい。ただ、夕方日の暮れる前に、二三度CQを出す。それが、私にとっての過去へのオマージュだ。