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ギルバートさん、それは占領軍マッカーサー元帥に言うべきですね 

ケントギルバートというタレント(本来弁護士らしいが)がいる。彼は、そのブログで、なかなか右寄りの論陣を張っている。

韓国に竹島の占拠を許したがために、わが国の漁民が殺され、拿捕された、したがって、憲法第九条を放棄して軍隊を持ち、自国の領土を守らなければだめだ、というポストを、彼が最近投稿している。こちら

竹島問題に関わる重要な歴史的事象は

1)占領軍により、マッカーサーラインと呼ばれる占有ラインが戦後引かれた。それによると竹島は日本の領土から外れていた。
2)下記のサンフランシスコ条約締結直前に、韓国の李承晩大統領が、自身の名前で呼ばれる国境線を引いた。それは、マッカーサーラインを踏襲するものだった。竹島は韓国領に組み入れられた。
3)サンフランシスコ条約締結。竹島の領有権は日本に帰属。

ということのようだ。

で、ギルバート氏の記した日本漁民銃撃事件は、李承晩ラインの韓国側で起きた。場所は、済州島付近のようだ。韓国による竹島占拠とは直接の関係はない。わが国の漁民が殺されたことは遺憾なことだが、問題は、憲法第九条ではない。いわば、占領軍の政策上の誤り・・・竹島を韓国の領土と解釈できるマッカーサーラインを一旦引いたこと・・・に由来する問題だ。それを、短絡的に、憲法第九条の問題に絡めるのは、誤りである。

米国が占領していた当時のマッカーサーラインと、サンフランシスコ条約で定められた国境との相違が、現在の竹島問題の直接の原因なのではないだろうか。これは、米国が仲介すべき問題だ。

日本に正規軍を持たせて、米国の世界戦略の一端を担わせようという動きが盛んにある。そのための集団的自衛権行使であり、憲法第九条改定ということだ。それで良いのだろうか、一旦米軍の世界戦略に組み込まれると、何千人という単位での死者を出すこと、本国もテロの脅威にさらされるようになること、そして最も大切なことは、戦後営々として築いてきた平和国家という名誉をかなぐり捨てることになる。我々に、そうするかどうかの選択が問われている。



友人たちの回復を祈って 

私は、特定の宗教を信じているわけではないが、今日、明日と、友人、知り合いのために祈るような気持ちだ。

その対象のお一人は、今日ある臓器の悪性疾患のために手術を受けられたKemp K7UQHの奥様だ。彼女は、北海道出身の方で、Kempとは無線を通してのロマンスで結ばれた。1980年代にお二人の結婚式の写真を送って頂いたことがあった。2年前、半世紀近くの無線の付き合いをへて、シアトルで開かれたFOCの集まりでお目にかかってきた。奥様は可愛らしく、優しそうな方だった。2時間ほど時間をかけて、愛犬Luckyともども私たち夫婦に会いに来てくださったのだった。あの光り輝く結婚式から時間が経ったものだと、Kempとメールで話しをしたものだ。早期の病変らしいので、恐らく確実に回復なさることだろう。Kempは、毎週火曜日の夜遅く(こちらでは水曜日の夕方)、ジャズバンドの練習終了後、7メガにモービルから出てくるとのことだったので、今夕ワッチしようかと思ったが、考えてみれば、奥様の手術直後であり、まずお出にはならないだろうと、リグのスイッチは切った。

もう一方は、最近、このブログでも紹介した、Tom W6NLK。今朝、たまたま21メガでお目にかかった。彼は、明日脳のグリオーマの手術を受ける。グリオーマはたいてい浸潤性であり、彼の場合も治癒ではなく、腫瘍マスの剔出、減圧が主たる目的のようだ。それでも、彼はこの冒険にかけてみる、と言う。自らの人生に感謝している、そして(これはあまりに過分な言葉なのだが)私の存在に感謝すると言ってくださった。明日早朝、奥様に付き添われて入院、朝8時から4時間の予定の大手術を受けられる。彼は謙遜な人柄で、「CWを少し遅くしてくれないか」と率直に依頼してくるような方だ。こちらの時間で今夜遅く、彼の手術の成功とできるだけの回復を改めて祈りたいと思った。今日は彼の74回目の誕生日。誕生祝は、手術が終わってからですね、と申し上げた。

しんしんと冷え込むなか、友人たちのことを思いつつ過ごす。 

我が家の銀杏。かなり落葉している。

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政治はどこを向いているのか? 

日刊ゲンダイによると、2013年度の自民党への献金総額は、19億5480万円らしい(自民党政治資金団体「国民政治協会」の2013年度収支報告書)。前年度比1.5倍程度に伸びており、特に「アベノミクス」で多大な恩恵を受けている、証券業・自動車業界・建設業界からの政治献金が増えている、という。

これも表に出てくる政治献金の類であって、恐らく裏の政治献金がかなりあるのではないだろうか。政治スキャンダルが表になるたびに、そうした裏の政治献金が明るみに出る。

そもそも、企業と政治の癒着を断つために、政党交付金の制度がつくられた。その総額は2年前で320億円に上る。自民党には、この半分程度がわたっていると思われる。この助成金は、他の国と比べても格段に高額であると言われている。ドイツの2倍、フランスの数倍、イギリスの100倍以上の額だ。米国には、この助成金はなし。イタリアは20年ほど前に、この制度を取りやめた。

政党交付金がありながら、企業献金を受け続け、自公政権は、大企業に有利な税制改正をめざし、輸出企業を潤す政策をとり続けている。そうした政策で潤っている企業から、より多くの献金を受ける。これはあからさまな収賄の構図ではなかろうか。個別の収賄関係が特定できなくても、企業群と政権与党の癒着である。

55年体制が続くなかで、企業と政治・行政の強力な癒着が生じた。それが行きづまり、国民からも支持されなくなって、2009年の政権交代が実現したのだった。民主党は、こうした古い癒着構造を根本的に改めるべきだったが、理念を具現化できず、政権から去ることになった。しかし、この政権交代の実現は、国民が不在の政治への風穴が確かに開けられるという確信を我々に与えた。また、あの古い産官業癒着構造に戻って良いわけがない。自民党支配体制は、もう時代にそぐわなくなっているのだ。

私としては、日本の財政破綻は必至だろうと思っている。国家予算総額が54兆円で国債費・地方交付金を除いた自由になる予算が14兆円程度、一方赤字国債が40兆円以上。このような国家財政が存続し続けるわけがない。我々の目の前にあるのは、その破綻の傷がどれだけ浅くできるか、という問題だ。アベノミクスという赤字垂れ流しの経済財政政策(政策とは呼べぬ代物)にははっきり否を言う必要があると、あの政治献金の様子を知り、改めて思った。

年金資金運用の出鱈目にも、もう一度注意を喚起しておきたい。我々の年金資金が、数十兆円規模(年金資金全体の最大67%)で株式投資に回されている。現在、株式市場は活況を呈しているが、やがて、それは落ち込む。経済循環もあるだろうし、公的資金をつぎ込む官製相場は続きようがないのだ。財務官僚は、彼ら自身の共済年金資金は株に投資していない(依然と同程度の少額の投資に抑えている)。やがて株式相場で年金資金が大損を喰らうときになって我々が気付くのでは遅いのだ。年金受給者たる国民を愚弄する政策である。

WWCW 2014 

先週末のWW CWコンテスト、大分CONDXに恵まれたようだ。7メガを日中から時々聴いたが、午前9時過ぎまでヨーロッパが入り、午後0時には北米に開いていた。21メガでは、今朝、北米・南米は勿論のこと、北ヨーロッパが入感していた。モロッコで前々から準備をしていた、CN2AAが2万局以上交信し、これまでのワールドレコードを書き換えたと、フェースブックでオペレーターの一人が書いていた。マルチマルチなのだろうが、それにしても2万局とはすごい。160mでも1千局以上交信している。そんな浮世離れした話は置いておいて、私も、1、2時間ワッチし、今朝1時間ほど21メガで呼びに回って参加した。

コンテストの最初と最後は、局数が増えて、至る所でパイルが起きるというのが、20年程前の記憶にはあるが、少なくとも、北米のビッグガンが、パイルを受けている様子はなかった。JAのビッグガンも、パラパラと呼ばれるという状況だろうか。主観的な印象では、やはり参加局が減っている。JAの参加局の減少が特に目立つ。これは、西海岸のコンテスターにとっては、死活問題だろうなと思った。コンテストのぶっちぎり優勝は、やはり大西洋沿岸の局に限られることになるのだろう。そして、太陽面活動が最大のこの時期に、これだけのactivityだとすると、コンテスターの高齢化と相まって、あと数年したら、かなりさびしくなるのではないだろうか。

今朝、コンテストが終わると、潮が引くように、何も聞こえなくなった。CQを数回出したが、応答なし。昔は、コンテストが終わったあとに、何やかやと出てきて、コンテストについて、お喋りしたものだったのだが・・・。AAテストの直後に21メガでN6EAと会い、親しくなったことを思い出した。1980年代のことだったか・・・。コンテストに出る局にとっては、やはりコンテストだけが目的なのだろう。疲労困憊、睡眠不足で、すぐにリグのスイッチを落としたのかもしれない。今夕になって、7メガに出てみたが、やはり応答は皆無。う~ん、と唸ってしまう・・・。

こうしてWW CWが終わると、本格的な冬のCONDXに移行する。