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CWの未来 

CWという通信モードは、はっきり言って、時代遅れである。HF等という不確定な通信媒体を用いるとなると尚更だ。しかし、通信の原初の形であり、何らかの形で生き延びてゆくのではないかと思っている。いや、念願しているというべきか。ま、このモードを好み、趣味としている私が、何を念願しようが、時代の大勢には全く関係のないことかもしれないが・・・。

CWをどのように楽しむかということが、CWを楽しむ個々人の思いを超えて大きく影響しそうな気がする。

昨夜、14メガで呼んできてくれた、John ON4UN。ローバンドDX界の大御所だ。3.5、7メガではお目にかかったことがあった。いつも、所謂ラバスタ式の簡単な交信だった。今回も、私と以前に会ったことは覚えていてくれた様子だが、手短な交信だった。どうも今週末のIARUコンテストに参加するらしく、週末に同コンテストで会おうと二度ほど繰り返していた。きっとコンテスト前にセットアップの動作を確認するために出てこられたのだろう。私は、もうコンテストには、あまり関心がなくなってしまったが、聞こえたら忘れずにお呼びするとだけ答えてお別れした。彼の設備が立派なこともあるのだろうが、S9+で入っている信号で、こうしたそっけない交信で終わるのは、私としては不本意なことだ。

所謂コンテスター・DXerと呼ばれる方々は、Johnの楽しみ方をする。私もかってはコンテスト・DXに狂っていた時期があるので、彼等の心情は良く分かるつもりだ。競争での勝利ないし設定した目標への到達を、なによりの喜びとする。そこでは、CWは専ら手段であり、相手との人格的なコミュニケーション等は視野にない。コンテスト・DXでいかにスマートに目標を達成するかということに満足するのだ。

もう一方、所謂ラグチュー派の典型的な方に、3日ほど前に7メガでお目にかかった。Les DU5/ZL4POである。彼は、まだ57歳だが、プロの無線通信士の仕事をリタイアし、フィリッピン人の奥様の故郷で過ごしておられる。昔、プロの通信士であった経歴から、John 9V1VVのことを言及したら、以前から良く知っているとのことだった。最近、Johnからメールがあり、所謂ラバスタの交信には飽き飽きしたと言ってきたらしい。Lesは、数年前に来日し、関東以西を旅行して歩いたらしい。ハムフェアにも行って、その規模の大きさに感銘を受けたとのこと。2002年に日本人のハム達とVK9Mに出かけたらしく、彼等と今でも交流がある様子だ。

Lesは、他のラグチュワーと同様に、CWの質・技量にも関心を示す。お前のCWは取りやすく、美しい・・・と、それなりのお世辞を頂戴したが、その内容はともかく、CWの質・技量への関心は高い。さらには、人格を持つ相手への関心を強く抱く。CWは、通信手段であり、なおかつ楽しむ目的となる。関心は、相手の人柄、生き様だ。それらが渾然一体となって、このモードの楽しみを形作っている。

どのような楽しみ方をするかは、個々人の問題で、他人がとやかく言うべきことではない。が、CWが生き長らえ、次の世代に受け継がれてゆくためには、どちらの楽しみ方の方が良いかは、一目瞭然のような気がする。残念ながら、Lesのような楽しみ方をするCWオペレーターが、段々少なくなってきているのだが、絶滅危惧種としての存在をアピールするために、せいぜいアクティブに出たいものだ。

コメント

音楽家ですね。

昨夜7メガでNUTさんがCQを出されれいるのを聴いてました。音楽のようなきれいな打ち方でしたね。私もそんな符号を打ちたい・・・といっても私はコンピュータキーボードですが。こんどNUTさんのCWを録音して、コンピュータでシミュレートしてみようかな、なんて考えてます。著作権に引っかからないように。Hi

そうでしたか。そんなことを言わずに、コールして下さい。

最近は、CQを出しても、何の応答もないことが多いです。もっとも、最初からラバスタの予測される方には、呼んで下さっても返事をしないこともあるのですが・・・。

いや、最近はとみにミスキーイングが多くなりました・・・苦笑。

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