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母親が具合悪くなる 

老母が2,3日前に、微熱を出し、その後咳をするようになった。食欲もまあまああるし、大丈夫かと思っていたが、今夜帰宅後、聴診すると右肺野に湿性ラ音が聴こえる。どうも元気ももう一つで、日中脈拍が少し速かったようだ。初期の肺炎の可能性がある。

とりあえず、仕事場にとって返し、抗生物質と気管支拡張剤の点滴及び吸入薬を持って帰った。母親に点滴するのは何年ぶりだろうか。血管は良く見えるのだが、いざさそうとすると、逃げる。何とか静脈路を確保し、先程点滴をし終えた。熟睡している。

93歳という年齢では何が起きてもおかしくないのだが、今夜のところはこれで何とかなるだろう。明日、医療機関を受診させるつもりだ。

親族を治療するというと、少し気を使うところもあるが、相手がこちらを信頼しきっているという安心感もある。微妙な医師患者関係のなかで、一晩中眠れずに仕事をしている若い医師のこと・・・それは、20年ほど前の私の姿でもあるのだが・・・を思った。

年老いた親にほとんど孝行はしてあげていない・・・親子で旅行をと思っていたが、10年以上前に信州に二泊でドライブ旅行に行ったきりだ。その後、母親が糖尿病や認知症になり連れて行ってあげられない。人生の中で親に孝行できる時間も極めて限られていることを痛感している。こんな時に点滴をさす位しかしてあげらることはできないものだが、それでも、その機会が遺されていることはありがたいことだ。

コメント

先週、私の祖母が91歳で亡くなりました。脳出血を患い、半年間寝たきりでした。親父は長男で、その母のことを大事にしていました。倒れてから「ああしていれば良かった、こうしてあげれば良かった」と申しておりました。

親孝行、したいときには親は無し、とはよく言ったものです。
ご母堂様を大事にされて下さい。
…と自分自身にも言い聞かせつつ。

あぁ、御祖母様がお亡くなりになったのですね。ブログで、そのことを読ませて頂きました。先生の父上のことを思う、御祖母様の言葉、こころを打ちました。

ついつい忙しさと、自分のしたいことにかまけて、離れで生活する母親の顔を見に行かないこともある、親不孝者でしたが、これを機会に、少し頻繁に顔を出し、声をかけようと思います。今朝は、まだラ音が聴こえるものの、元気に朝食を食べていました。

今夜は、救急診療所のdutyです・・・。休めない開業医でございます 苦笑。

罪深き我が人生

NUTさん、今晩は。お母様をお大事になさって下さい。私は母を思い出すと犯罪者のように後悔の念に駆られます。「親孝行したいときには母はなし」という言い訳が通じない状況にありました。函館で一人暮らしをしていた母ですが、惚けが始まり二回もボヤを出しました。都内のマンション暮らしだった私は埼玉に家を求め、母を引き取りました。同居して介護は妻に頼んだわけですが、デイケアセンタ-、老人クラブの会合で母は嫁に虐げられている姑を演じ続けたのです。真に受けたご近所さんは母に同情し妻を陰で批判しはじめました。休日は私が母を見張る番でしたが、この私にも鬼嫁の創作話をするわけです。叱っても、5分もたてば叱られた記憶すらないのですから、意味はないのですが、声を荒げて母を叱責したことが何度かありました。やがて息子の顔も分からなくなり、肺炎をきっかけに老人病院に預けました。妻の苦労を思えばこその叱責だったかもしれませんが、母を思い出すたびに自己嫌悪を覚えます。

MSUさん

奥様ともどもご苦労なさったのですね。

加齢に伴い、人格的な偏りが表に出てきてしまうケースがありますね。私の父親がそうでした。晩年の持病の治療でも、彼に頑固さや思い込みの強さが表に出てきてしまい、周囲の者は振り回されました。

母上のことも、できることはなさったのではないでしょうか。きっと、天国でそれを理解なさり、お二人に感謝されていることでしょう。

私の母親は、認知症はあるものの、精神的にフレキシブルで、周囲の人間には愛情を振りまいて生活しています。彼女の生き様そのものが、我々への良い教育になっています。有難いことだと思っています。

・・・しかし、最近、何も世話をしてあげていないなぁと気付かされました・・・明日朝にはご機嫌を伺いに離れに行ってから仕事にでかけましょう。

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