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フォーレの室内楽 

フォーレは好きな作曲家の一人だ。一人と言うより、私にとって、一、二を争う存在だ。

フォーレの作品群の中で、室内楽が光彩を放っている。トリオ以上のピアノ入りの彼の室内楽作品五つの内、ピアノ四重奏曲二曲、ピアノ五重奏曲第一番の三曲が収められたスコアがある。詳細に聴くときに、そばにあると便利だ。

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昨夜、邦人演奏家によるピアノ四重奏曲1番を聴いた。BSの番組を録画してあったもの。野原みどりのピアノ他による、常設アンサンブルではない演奏家達による演奏。弦が少しダイナミックで負けているように聞こえたが、録音の所為だろうか。フォーレの旋律の美しさ、響きの色彩感を十分聞かせてくれた。野原のピアノ、粒がそろっていて、美しい。

二曲のピアノ五重奏曲も、ピアノ四重奏曲とともに絶品なのだが、いかんせん聴く機会が少ない。特に、1番。このような宝のような作品を、どうしてあまり演奏しないのだろう。

フォーレは、晩年、一種の聴覚異常に襲われたという。彼の息子による、彼の伝記によれば、高音域が低く、低音域は高く聞こえる異常であったという。作曲家にとっては、聞こえないよりも苦しいことだったのではないだろうか。彼の後期の作品群には、渋み、怒りのような感情も聴くことができるのは、そのことと関係しているのかもしれない。チェロソナタ1番1楽章等、怒りを音楽に昇華しているように聞こえる。

さて、もう一度、ピアノ四重奏曲1番の演奏を聴きながら、昼休み・・・。

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