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新しいチェロ 

2001年(だったろうか)に購入したチェロに別れを告げて、イタリア製のチェロを先週末入手した。音楽文化の貴重な財産を、ど素人の私が占有してよいものかとか、道楽にさらに金をつぎ込んでもよいのだろうかと迷っていたが、これから楽器演奏をリタイアするまでの間、自分を楽しませてくれる楽器に投資をしてもよいではないか、楽器を弾かなくなったら、楽器に相応しい方に引き継いでいってもらったらよいではないかと、自分を納得させての購入だった。

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先々週の土曜日に東京の楽器店で当りをつけ、石岡市に在住の楽器修理製作の専門家でいらっしゃる平原氏にご意見を伺い、さらに先週末には、バイオリンの教師をしていらっしゃるTさんに同行してもらった。お二方には、貴重なご意見を頂いた。先週末、楽器店にご一緒して下さったTさんの目の前で、この新しい楽器の調弦を始めると、調弦の音だけで、音の違いが明瞭だとの、Tさんの言葉。これまでの楽器と冷静に比較し、結局、これまでのチェロを下取りに出し、このチェロの購入を決めた。

少し明るい赤みを帯びたニス。美しい造形。音は、全般に良く出ている。少し、倍音の伸びが目立ちすぎる気もするが、芯のある音だ。低弦も、迫力のある音。中音域は、中抜けのする音だ。高音域も素直に伸びてゆく。

どこかのサイトで、こんな意味の文章を読んだことがある。楽器を擬人化した言葉である・・・『かって、森の中で風に揺られて、歌を歌っていた。切り倒され、楽器になった今、新たに歌を歌う』・・・。この言葉を読んだとき、素敵な表現だなと思うのと同時に、何か、音楽文化の財産である楽器に対する畏敬の念を抱いたものだった。巡り巡って、イタリアのクレモナから日本の田舎にやってきた楽器、それに付与された音楽的な生命を絶やさないように、大切に使って行きたいと思っている。

コメント

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Sさん

今晩は。コメントをありがとうございます。このチェロ、あまりヒットではなかったかも・・・です。少し、表板・裏板が厚いのかもしれません。まぁ、以前の楽器に較べると、弾きやすいので良しとしましょう、というところです。素人が選ぶと、こうなる典型のような(笑。

すばらしい経歴ですね。いつかご一緒にアンサンブルでも致しましょう。今後ともよろしくお願いします。

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