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奥田某と、テリー伊藤が官邸で厚生労働省改革 

官僚が行政を思い通り進めるために、審議会・有識者会議を立ち上げ、それに自らの主張を代弁させる手法を常用する。そうした会議のメンバー選びに、まずバイアスをかける。また、会議の最初に、官僚からのレクチャーを入れ、会議の方向性を決めるらしい。官僚の意向に反する意見を述べるメンバーが出ると、論点を拡散させて意見集約ができないようにする、またはメンバーの数を増やして、一人当たりの意見陳述時間を物理的に減らすといったことを平気で行うらしい。

「厚生労働省改革」をするための組織を、官邸に移したことは、その点である意味評価できる・・・のだが、有識者メンバーが余りといえば余りだ。奥田氏は、かってトヨタ・財界のトップを長く務めた人物、小泉政権当時経済財政諮問会議の主要メンバーであり、大企業を優遇する政策を実現し、一方社会保障を切り捨て続けてきた人物だ。それに、テリー伊藤氏は、一体医療行政と何の関わりを持っているのだろうか。官邸に移したという事実だけをアピールし、内容は、やはり官僚がお膳立てした通りにするということなのではないだろうか。

医療行政に直接関わり、有形無形の影響を受けているのは、まず医療従事者だ。医療現場の人間を何故、この会議に入れないのだろうか。厚生労働省の行政機構としての問題点をきわめて身近に感じ、苦しめられているのは医療従事者なのだ。それに、患者サイドの方々も是非入れるべきだろう。この場合、是非、末期の癌や、慢性疾患で長期の療養を余儀なくされている方々を入れてもらいたい。彼等こそ、医療現場の惨状を良く分かっているはずの方々だから。

この面々で厚生労働省改革を行うと、政府は本気で考えていないに違いない。今回の組閣では、金融財政の大臣二人ともに、財務省OBであり、財政再建路線という名の増税・社会保障切捨て路線を突っ走る方を据えたことからも分かるとおり、財務省の意向を着実に実現することを目指しているようだ。厚生労働省改革は、財務省の改革にも結びつかないと実現しない。厚生労働省は、財務省の言いなりにさせられ、その官僚は汲々と自己保身に走っているだけだからだ。社会保障を切り捨て入ることによって、財政再建を行う、現政府の路線が方向転換されぬ限り、厚生労働省の改革などありえない。


以下、引用~~~

厚労省改革は官邸主導で 懇談会移管、舛添氏は不満
08/08/05
記事:共同通信社
提供:共同通信社


 政府は5日、厚生労働行政の抜本改革策を検討するため厚労省に設置するとしていた有識者会議「厚労行政在り方懇談会」を、官邸に移すことを決めた。7日夕に官邸で初会合を開く予定。

 官邸主導で改革に取り組む姿勢をアピールするのが狙い。年金記録不備問題など不祥事の当事者である厚労省内に設けることに批判が出たこともあり、方針転換した。

 これに対し、自ら改革の先頭に立つ意欲を示していた舛添要一厚労相は5日午前の記者会見で「厚労省の中にあるから、まったく改革できず、官邸に移したら改革できるなんてものじゃない。この1年間、(薬害肝炎問題などで)どれだけ官邸内の官僚機構と闘ってきたか」と不満をぶちまけた。

 懇談会は奥田碩トヨタ自動車相談役を座長に、浅野史郎前宮城県知事、演出家テリー伊藤氏らで構成。政府は先月末に決めた社会保障に関する緊急対策「5つの安心プラン」の中で、厚労省組織の問題点などを懇談会が総点検し、行政の見直しに反映させるとしている。

コメント

テリー伊藤とか、自動車会社の会長とか、厚生省の元役人で地方の県知事だった人も入っているようですが・・・全く医療システムの専門家でもないド素人集まって議論して、何が生まれるんでしょうか?
バカにしていますね、医療人を。
有益なことは何も出てこないでしょう。こんな会議でも税金が使われますから、まずは、こんなくだらないメンバーが集まった会議のために税金が使われないようにすることを会議の結論とすることが、厚生行政改革の第一歩でしょう(笑)。

自民党政治の終焉が近づきました。

その通りですね。Yosyanさんのブログでも話題になっていますが、このところの朝令暮改、また甚だしくなってきています。厚生労働省官僚が我々を振り回すのはいい加減にして貰いたいものです。そのためには、きちんと現場の意見を聴けと言いたいですね。こんな連中が、どんな提言をできるのでしょうか。

麻生幹事長が、プライマリーバランスを成立するのを遅らせて、景気対策を打つような発言をしています。

http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY200808060197.html

選挙前に、土木建築業界にばら撒き、その一方、社会保障は「安心安全な社会」とお題目のように唱えるだけで、予算は厳しく削減し続ける、ということのようですね。

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