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閉塞した日本から海外へ 

音楽絡みで知り合いになった方から、そのお嬢様のことを伺った。彼女は、大学で児童問題を勉強し、卒業後、海外に飛び出し、NGOメンバーとしてコソボ、チモール、コンゴといった地域で支援活動を行っておられた。しかし、目の前で子ども達がどんどん亡くなってゆくのに接して、医師になろうと思い立ち、ある外国の医学部に入学、現在は米国で外科の研修を行っているそうだ。彼女の母上も、小柄ながらとてもエネルギッシュな方で、お嬢様もきっとその性格を受け継がれたのだろう。

こうした能力と、体力に恵まれた若い医師が、海外に活躍の場を求めて出てゆかれることは、これから増えてゆくことだろう。日本の医療は、仕事をしても、それに対する評価が、低すぎる。医師が足りなく、地域医療が崩壊しかかると、ただ医師数を増やすという発想しか出てこない。恐らく、医師数だけ増やせば、労働環境・待遇等はそのまま、またはそれ以下に劣化しても、生きてゆくために、医師は現状を受け入れて、仕事を続けるだろうと、官僚・政治家は多寡を括っているように思われる。未来の閉塞した状況のわが国から、外国に出て行き、先に紹介した方のように自分の理念に従って生きるもよし、または医師としてより良い生活条件を求めるもよし、学問的な成功を追求するもよしだ。

芸術や、医療には、経済や法律以上に国境がない。日本人医師が外国で活躍するには、外国語のバリアーが多少ある(あった)が、恐らく、医師を目指すだけの能力があれば、それも易々と乗り越えて行くことだろう。

医師数だけを増やし、医療費は削減することを継続する、政府の方針は、第二次世界大戦中、ニューギニア戦線で戦死した方の多くが、戦闘行為によるものではなく「餓死」であったことを想起させる。政府の方針は、見当違いも甚だしいのだ。このような国で、医療に従事することは、自分のためにも、社会のためにもならない。若い医学生、医師諸君には、海外に雄飛することを是非お勧めしたい。

コメント

海外に出る、という選択ですか。医学を勉強したいという気持ちは当然ありますが、経済的な事情や、私自身、現役の高校生でなく、再受験生、といった立場であり、さらにどこかの医学部に受かるほどの頭のよさもありません。
 海外の大学へ医学留学という情報を2年以上前に知り、とても魅力的に感じましたが、言語や文化や生活といった問題や、日本に戻って医療活動はほとんどできない、といった問題があるので、今は殆ど諦めています・・・。
 自分のやりたい(夢)が、高校生の時以来ようやく見つかったのにどうしようもない、という絶望感にとらわれて、体の調子もよくありません。
 愚痴ばかり、書き込んでしまい申し訳ありません。

バートレットさん

体調はその後いかがですか。まずは体調を良くして、それからでしょうね。お大事に。

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