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Bill W7GKF 

昨夜、Bill W7GKFにお目にかかった。エレキーでとても美しい符号、それに適切な単語の間の間を保ってCWを打たれる。自慢話めくが・・・こうしたCWの美しさを、感じることのできる人間は、どんどん少なくなってきているのだろうと思いながら、彼の美しい信号にじっと耳を傾けた。最近のトレンドは、CWは簡易に通信できる道具という捉え方である。そうしたCWの用い方をしている限り、この美しさを味わうことは不可能だろう。懐古趣味と言われようが、通信効率が悪いと言われようが、そんなことは気にしない。電離層反射に伴い、微妙に形を変化させ、フェーディングに乗って、遠くから私の耳に飛び込んで来るCW信号。あちらに同じ楽しみを持つ友人が、リアルタイムで無線機にむかっている・・・。

彼とは、昔交信した記憶があったのだが、何時かは定かではなかった。当初、Ed W7GVEと混同して、Edと呼びかけてしまった。Billは、昨年11月に交信しているとすぐに教えてくれた。私の備忘録をめくると、最初の交信は、1980年12月となっていた。それを申し上げると、いや、それ以前から、彼の別なコールの時代に会っているのではないかとのことだった。以前のコールとは、KH6FIF、KV4JY、KH6FIF/KS6、WB6WEG、W6GKF(これは4年前、ワシントン州に引っ越してくる前に用いていたコール)である。KH6FIFは、聞き覚えがあるのだが、正確には思い出せない。

そればかりか、前回の交信では、私が、「政府が医療に対して、あまりに負担をかけてくるので、退職することを考え始めた」と言ったことまで覚えておられた。びっくりしたら、ロギングソフトにデータとして、入力しているのだとのこと。2000年以降の交信は、すべて入力したらしい。会話の要点も記録しておくのだと言っていた。同じ話を繰り返すのは、時間の浪費だから、とのこと。あぁ、すると私などいつも同じようなことを言っているから、痴呆が始まったと受け取られかねない・・・・。交友を深めてゆくためには、ロギングソフトなり、何らかのデータベースに相手のこと、話したことを記録してゆくことが必要になってきた、そうした年代に突入し始めたのかもしれない、と思った。

彼は、現在69歳、4年前にリタイア。お嬢様二人も結婚し、幸せに暮らしているらしい。ちょっと前に、イタリア、この夏はアラスカに旅行に出かけた、来年2月にはニュージーランドと、タヒチに行く予定にしている、とのことだった。無線のお供はないのかと尋ねたら、Steve W7QCからKX1を借りて持ってゆく積りだとのことだった。

彼の悠揚迫らざる、正確で美しいCWを聞きながら、こうした交信をなかなか楽しめなくなってきたものだ、得がたいことだと改めて思った。ちょうど懐かしい友人の肉声を聞いているかのような気分になるのだ・・・。

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