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絶望を超えられるか? 

世界的な金余り現象のなかで、CDSという一種投機的な金融商品が生まれ、それを米国の金融資本が多く取り扱っていた。その総額は、6500兆円という途方もない額になるらしい。サブプライムローンの破綻が、CDSの売り手である金融機関に巨大な損失を生じさせつつあるという。我々の預かり知らぬところで起きている問題だが、我々の生活には直結している。この未曾有の金融危機が現実のものとなると、我々の持つ僅かな資産や、年金等がほとんど吹っ飛んでしまうようだ。世界の金融当局が、必死に、その危機が現実化しないように、手立てを打っているようだ。何とか、落ち着くことを期待したい。

だが、それにしても、市場原理主義が、ここでも破綻しているということなのではないだろうか。1990年前後に、多くの共産主義諸国が崩壊し、そのモーメントは、市場原理主義という化け物に向かって突き進んだ。しかし、その動きは、世界的に、かつ各国内部での格差を生み出し、さらに国際金融にも、未曾有の崩壊の危機を生み出している。緩やかに統御された資本主義社会への回帰の動きが、ここで始まらなければ、世界経済に明日はないということなのではないか。ハイエクが語ったとおり、統御された資本主義等というものは所詮無理なことなのだろうか。希望はないのだろうか。

CDSで莫大な損失を抱える保険会社が、それを知らぬわが国の大衆相手にテレビコマーシャルをばんばん打っているのを見ると、何か無力感に襲われそうになる。どこかに希望を語る哲学はないものだろうか・・・。

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