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2008補正予算案をこのまま通して良いのか? 

平成20年度補正予算が、現在国会で審議されている、というか審議をろくにされずに通されようとしている。解散を目指す民主党が、ほとんど審議をせずに通すことを了承しているのだ。

この問題は「きっこのブログ」にも取り上げられているが、この補正予算の中身の議論をしなくて良いのだろうか。2兆円超の規模の国家予算の使い道である。与野党には徹底して議論をしてもらいたい。現在、世界規模で進行する金融財政危機があるからといって、十分な議論せずに、この国家予算を通すべきではない。

景気対策としての補正予算らしいが、結局、公共工事を通してのばら撒きが主体であり、政権与党の選挙運動の色彩が圧倒的に強い。その一例として、医療体制確保対策費を見てみる。総額146億円ほど計上されているが、内訳を見ると(単位100万円)、

医療施設運営費補助金7,649

国立大学法人設備整備費2,773

国立大学法人施設整備費2,226

私立学校振興費1,021

遠隔医療等モデル事業費650

医療施設等施設整備費補助金156

自衛隊医療器材整備費149

計14,624

となっている。赤字で示したものは、明らかに、設備・施設に対する予算であり、公共事業に強く関連しているものと思われる。

「安心の」医療を目指すために、こうした設備・施設を増やすことが必要とされているのか。現在の医療の危機は、医療現場で働く人間を大切にしないことから起きている。こうした予算をつけても、問題は解決しない。

過日、民主党の衆議院議員候補予定者の話を伺った際に、官僚出身の彼は、こうした予算が、名目上公共事業と関係しない項目であっても、中身は公共事業そのものだということが多々あると言っていた。今春のガソリン価格高騰に対処するための予算も、その大半が、ガソリンの備蓄基地の建設に費やされた、結局、公共事業予算になっていたとの話しだった。この類の話は、他の領域でもしょっちゅう耳にする。上記の補正予算も中身の大半は、ばら撒き公共事業に対するものなのではないのだろうか。

財政金融危機が、世界を覆いつくそうとしている現在、こうした旧来の政治手法では、問題は解決しないばかりか、公共事業という麻薬にさらに冒され、結局財政赤字をさらに積み上げるだけに終わる。

コメント

大学の整備費は医学部の老朽化した校舎や施設やの修繕に当てられる費用、あるいは高度先進医療の整備のための費用なので、国が支給しても良いと思います。
それでも、校舎や施設の整備にが足らないそうです。
大学によっては、多額の借金をしていかなければならない学校もあるそうです。
予測した以上に利息が高すぎて、借金を諦めて、ボロ設備のままで我慢せざるを得ない地方国立大学もあります。

そういえば、旧帝大の代表格の京大医学部が民間企業からの寄付で、素晴らしい施設を作りました。
国立大学といっても、激しい格差社会です(笑)。

大学の設備が、不十分であることはよく分かっているのですが、それの強化を単発の打ち上げ花火である、経済対策として実施することに抵抗を感じます。

それに、まずは人的な面での予算が必要なのではないでしょうか。

>まずは人的な面での予算が必要

ハード面整備のための予算も必要ですが、ソフト面の予算も必要ですね。
医師の増加策に合わせた医学部の定員増にはコストがかかりますが、教員数も据え置き、かつ国から国立大学に支給される運営費(ほとんどが人件費と光熱費に消える)も毎年減額されてますから、先生のおっしゃるような予算確保は急務です。

でも、どうなのかなぁ、定員増は認めるが、そのための人的面での予算は多くは増やさないみたいです。

やっぱり仏を作って魂入れずですかね。

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