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愚策ここに極まれり 

やはり、読売新聞の「提言」は、官僚の意向を受けたもののようだ。提灯持ちとはよく言ったものだ。

片や、舛添厚生労働大臣は、初期研修を2年間から1年間にするというし、まさに、戦時中の様相を呈している。

しかし、現在は戦争中でもないし、戒厳令下でもない。

こんな小手先の「改革」は、医療を崩壊させること必至だ。

憲法で保障される労働者としての医師の権利を奪うといった建前論を言う前に、こうした方策は医師の「士気」を木っ端微塵に打ち砕く。医師は、定時に与えられた仕事をする、当直は夜間労働でなければ、救急対応などしない、少しでも医療訴訟に巻き込まれそうなケースは担当しないということになるだろう。若い医師の中には、医療現場から立ち去る者、海外に雄飛する者が出てくることだろう。

現在の医療システムが、患者さんが低コストでどこでもそれなりに高度の医療を受けることを可能にしていたのは、医師の「士気」によるところが大きい。それを、木っ端微塵に打ち砕こうとしているのだから、結果は目に見えている。

愚かな為政者と官僚よ、やってみるが良い。



以下、引用~~~

読売提言の医師計画配置、厚労省課長が前向き発言

厚生労働省の佐藤敏信医療課長は18日、秋田市内で講演し、医師の計画配置について「結論から言うと、計画配置をする考えはある。よい規制だ」と導入へ前向きな考えを示し た。

佐藤課長は、医師の計画配置には、職業選択の自由や官僚統制などを理由に批判があるとしながらも、「今はハコ(病床数)の規制があるのに、人の規制はできない」と現状に疑 問を投げかけた。講演後の質疑に答えた。

医師の計画配置を巡っては、読売新聞は16日に発表した医療改革の提言で、医師不足解消を図るため、若手医師を地域・診療科ごとに定員を定めて配置するよう求めている。

(2008年10月18日19時01分 読売新聞)

コメント

>読売新聞の「提言」は、官僚の意向を受けたもののようだ。提灯持ちとはよく言ったものだ。

でしょー、でしょー、でしょー、先生。
2面に厚労省官僚から、お褒めの言葉を頂いた、ってありましたからねー。

単に厚労省の官僚の言い分を読売が代弁しただけ。

厚労省官僚も落ちたもんですね、日本国憲法を踏みにじるような発言をしていますね。

どの程度の計画配置なのか、厚労省の案が出ないと判りませんが。

もともと日本の医者は足りてます、病院勤務医も足りてます、なんて未だに言ってるくらいだから、認識不足と支離滅裂な医療政策が、全く訂正されていない。

今、必要なのは厚労省の医系役人に臨床経験豊富な現場のことがわかっている臨床医を”計画配置”することと、日本国憲法と臨床が全くわかっていない医系役人に余計な口出しはさせない”規制”が必要なのです。

もっとも厚労省の医系役人のいう計画配置って、どうってことない、欧州や北アメリカやオセアニアがやっているような、専門医コースへの入り口段階の人数制限みたいなもの・・要するに専門医の数を制限する・・そのかわり、GPみたいな家庭医を増やす、みたいな感じの規制で、だから何、って感じのものかもね。
あとは、せいぜい大都市の研修医募集数を減らすとか・・そんなことしたら田舎だけじゃなくって、大都市も崩壊します。

ほんと、臨床がわかっていない役人が口を出すとロクなことはない。
彼ら、自分達の愚かさに気づいていますんですよね。

したがって駄目なものは駄目と、彼らに徹底抗戦すれば良いのです。

追記です。

厚労省の役人、計画配置って簡単に口走るけど、何をどう計画配置するかって、全然わかってないでしょ。
臨床経験がなく、現場も知らないから、適切な方法なんて、彼らには絶対にできっこないと思う。
自分達の能力不足を自覚していないから、きっとズレまくりの計画配置案を発表して、各方面から徹底的に叩かれて、計画配置案は即ボツ・・・見通せます。
この人たち、政策立案者としては、能力面で崩壊していると思う。

計画配置は、きっと地域への強制配置も含まれるのではないでしょうか。医師を配置する医局機能を彼等は自分達のものにしたくて仕方がなかったわけですから、きっとやる積りだと思います。

医療が崩壊しても、彼等はあまり気にしないでしょう。これから医療崩壊は、恐らく地域社会・高齢者社会の崩壊と同一の歩調、またはその中の一つの事象として進行するのではないかと思います。

行政コストのかかる地方の地域社会・高齢化社会が崩壊してくれれば、彼等にとって好都合なのではないでしょうかね。決して、そんなことはおくびにも出さないでしょうが。

>医師を配置する医局機能を彼等は自分達のものにしたくて仕方がなかったわけですから

新研修医募集制度で医者の移動の自由化に拍車をかけて、今度は自由を制限する強制配置案、って・・・

厚労省の医系役人、やってることが支離滅裂で一貫性がない。

計画配置には公平なルールが必要だが、そのルールすら彼らにはわかっていない。運用もできないでしょう。
荒唐無稽な計画配置案を出して、各方面から叩かれるのが目に見えるようです。

強制配置は憲法違反であり、やったところで実効性があるデータがない(だから先進国も行っていない)、として徹底的に厚労省役人の愚かな政策をスクラップするしかないですね。

JA1NUT 先生もブログでたびたび指摘されているように、臨床の経験がなく、現場も現実も知らないから、医系役人の出す政策は殆どがデタラメなものばかりです。

医療安全委員会の議論といい、5分間ルールといい、後期高齢者医療制度、といい、やることなすこと、きちんと練ってはいない、無知に基づく愚かな政策ばかり。

とどのつまり、能力の欠如に尽きます。

これ以上、医系役人が、愚かな政策で現場を混乱させることをストップさせるには、彼らの無能ぶりを明らかにして(もうなってますが、それでも彼らは愚行をやめない)、徹底的に彼らを叩きつぶしていくいしかないでしょう。

現実と現場を知らない無能な役人が、でしゃばるとロクなことはありませんから。

それにしても、どうしこんなにも出来の悪い医系役人が多いのだろうか。
情けない。





計画配置

後期研修医の先生方は、まだ研修中ですから、指導医のいる病院でなくては安心して働けないのではないでしょうかね?
指導医になるはずの中堅の医師の方々がどんどん離職していますから、指導医のいない病院で後期研修医の先生が臨床を行う、という場合もありそうですね?

やっぱり出来レース

わかっていたとは言え余りにもミエミエの出来レースに失笑します。厚労省提案では批判が自分に直接来ますので、マスコミに世論を作ってもらい便乗する手法でしょう。

さ~て、無理算段で強行した結果がどうなるかの責任転嫁も考えているのでしょうか。異動すれば免責という古典的手法でチョンなんでしょうけどね。

臨床研修を1年で終えてどんどん一線に駆りだそうというわけですか。討ち死に必至。何やら昔の特攻隊ですな。強制的に医師を配置しても全国に医療の過疎化がはびこるだけでしょうね。ある意味どこに住んでも平等の国家ができます。

皆さん、コメントをありがとうございます。

官僚の「能力」そのものは、それほど低くはないのだろうと思いますが、彼等の向いている先が、医療現場ではないということなのではないでしょうか。

現厚労大臣が、医系技官の現場研修を義務付けたと言われていますが、週に一度、国立医療センターの外来を「見学」するだけのようですから、形だけでしょうね。医療現場に目を向けるようになれば、彼等も変わってきたかと思えるのでしょうが、しばらくは駄目でしょうね。

予算・利益分配調整能力だけでやってきたこれまでの与党政治家の存在も大きな問題です。官僚は、理念も、現場を観察する能力もない政治家の尻拭いをさせられているということなのではないでしょうか。

地方での研修、とくに指導医が足りないことも大きな問題になるでしょうが、何しろ、「強制」された配置では、士気は大いに下がりますでしょうね。専門医の定数制限も必要かもしれませんが、専門医になって何のメリットがあるのか、となったら、若い医師諸君は取らないのではないでしょうかね。

初期研修を短くするプランも、高々1学年の人数分の医師が、後期研修に早く入るだけで、それも一回だけです。医師が足りない>>医師を増やせという短絡思考だけでなく、こうした焼け石に水の政策(あぁ、政策ともいえぬ思い付き)を堂々と提案する大臣・・・これでは、問題が解決しませんね。

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