FC2ブログ

歳若い友人との会話 

昨夜、10時過ぎ、7メガが北米西海岸に開けきらないころ、Nathan KO6UがCQを出していたので、お呼びした。バックが凪の静けさなので、信号はS6前後と決して強くはなかったが、容易にコピーできる強さだった。11時前後のピークでは、S8から9にまで上がってきた。グレーラインの上に我々が乗っていることを実感した。

彼がFOCに関心を持たれたようだったので、入会の手続きについて説明した。英国のメンバーから推薦を受けることが、難しそうだが、CONDXが上がってくれば、きっとそれも可能になることだろう。彼の技術力からすれば、FOCメンバーになる資格は十分あると申し上げた。

彼は、学校の管理関係の仕事をしているらしいが、仕事の上で色々とストレスが重なっているらしい。コストカット等々。あちらの企業も、不景気になってきているようだ。日本ではどうかと彼に問われたので、同じく、不景気になりつつあること、さらに郵貯銀行が米国に投資していて、それのかなりの部分が不良債権になっている可能性があることを申し上げた。恐らく、これから更に酷いリセッションに陥るだろう、と。彼は、米国での生活が厳しくなってきたら、奥様ともども日本に戻りたい、とのことだった。米国の景気後退は、かってないほどに酷く、さらに長引くことが予想されている。彼と、奥様が日本に戻ることも実際ありえるのかもしれない。

ストレス解消するためには、CWをぶっ叩くのが良いね、ということで、意見が一致。彼は、月末サンクスギビングの日に父上が、アイコムのIC2KLを持ってきてくれるので、その準備をしているようである。QSKスイッチ、ハイパワー対応のバラン等々。リグとアンプを接続するコード・コネクター類を忘れていた様子。アンプは、彼の交信範囲を広げてくれることだろう。

それにしても、CWのアクティビティが低いということでも意見が一致。彼が、無線を始めた頃は、7メガのCWバンドは信号で一杯だったのだが・・・とのことだった。彼は、まだ32歳だから、高々10数年前のことだ。その通りだと思った。1960年代には、どの時間帯でも、北米に開けているときには、誰かがラグチューに興じているのを聞くことができたし、80、90年代にも、西海岸が良く開ける日本の深夜、西海岸のビッグガンがアフリカやヨーロッパとロングパスで悠然と交信しているのを聞いたものだ、とお答えした。そうした面々も、この10年間で蝋燭の火が消えるかのように、聞こえなくなってしまった。

確かに、不確実なバンドコンディションに左右され、多少大きな設備の必要な、この楽しみ方は、時代の流れに押し流されているように思える。だが、ラグチューを楽しむ者にとっては、その苦労以上の楽しみがあるのだ。フェージングを伴って聞こえるか弱い信号の局と、話題に花咲かせる、それに耳を傾ける局(read mailする局)がいて、時に話しに加わり、または交信終了後どちらかの相手を呼び、ラグチューは続く。

いや、だけどやはり、そうした楽しみが、時代の流れに押し流されつつあるのかもしれない。

我々が(といっても、Nathanと私では二世代以上の開きがあるのだが)、CW愛好者の最後の世代になるのかもしれない(それを、胸を張って受け入れようではないか・・・)と、彼に申し上げた。終末の美学だ・・・。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/1165-313ae7af