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ある日の診察室での会話 

私;息子さんは残念ながら喘息ですね。ご家族に喘息の方はいますか?

患児の母:この子の父親が、小児喘息で、今も季節の変わり目に苦しくなるようです。

私:お父さんも、治療が必要かもしれませんね。ところで、タバコを吸う人はいますか?

母:この子の父親が吸います。

私:それはまずい。同じ部屋や近くで、タバコを他人が吸うと、タバコの前から出る煙を、この子が吸うことになります。すると、その煙で、喘息の悪化を生じます。さらに成人してからの様々なガンのリスクも背負うことになります。近くで喫煙することはぜひ止めてもらってください。それに、お父さんご自身が喘息のようですから、ご自身のためにも止めたほうが良いですよ。

母:なかなか言うことを聞いてくれなくて・・・。

私:お父さんはまだ若くていらっしゃるから、この10年間程度は体が持つかもしれませんが、それ以降持ちこたえられなくなる可能性があります。お子さんの将来に責任を持つためにも、よく話し合ってください。

医療を、アメリカのように、民間資本の保険業界や、利益追求を第一とする株式会社に行わせようとする動きがあります。そうすると、医療費の自己負担は、とても重たいものになります。自己負担に耐え切れなくなって、自己破産する患者さんが多く出ているのが、アメリカの実情です。そうした動きに関心を持って、それを画策している人たちの意図を実現させないように選挙等を通して動いてください。また、そうした厳しい医療になる前に、喘息を良くしてしまうように、しっかり治療してくださいね。

コメント

アメリカの医療

こんにちは。

 アメリカの医療なんて大げさなタイトルをつけましたが、私の見聞きするのは、FL,USAの娘一家のことだけです。

 孫2人が時々病気になったときの娘の対応を見ていると、日本の医療って本当に「ありがたいな」と思います。患者の症状より先に保険の有無を確認される、目の玉の飛び出るような治療費を覚悟して救急ですぐ行くべきか、or半日~1日待って通常診療で行くべきか、分業が進んでいて一つの医院ですまないことが多いetc..娘の話を聞いていると、涙が出そうになることもあります。

 日頃、健康保険料が高いetc..文句ばかり言ってる私たちですが、払う方が多いうちは健康なんだと、逆に感謝すべきなのかもしれませんね。

  • [2006/12/30 15:52]
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  • JA3AVO/Masumiなかで
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>>母:この子の父親が吸います。

(汗)i-201i-204i-204i-246i-202

いえ、なかでさん、日本の医療も着実にアメリカ化しつつあります。医療費削減を徹底して進めている点では、一昔前の英国の状況にも近づいています。救急医療を受けること自体が難しくなり、手術も数ヶ月から1年以上待たされる、といった状況になることでしょう。米国の状況も是非いろいろと御紹介くださったらと思います。マスコミにも、外国の医療について、もっともっと報道して欲しいものです。医療が庶民の手に届かないものになってからでは遅いように思います。

ブラスパパさん

タバコだけはイケマセン!あれを吸うことは、税金を余分に払いながら、ゆっくり自殺するようなものです・・・って、以前にも同じことを申し上げたような気もいたしますが・・。タバコをJTに売り続けさせることによって、これ以上の高齢化を阻もうと、政府は考えているのではないかという冗談もあります。

さ、タバコを止めて貯金しましょう。丘の上の1000坪・・・待ってますよ。

御礼

以前、私の体調についてアドバイスをいただきました。数年前に呼吸器科で診察していただき初期の喘息とのこと。
今は気管支拡張剤を飲んでます。タバコは若いときから吸ってません。いや吸う事が出来ません。

あるお医者さんが、タバコを吸う患者に熱心のあまり
”あなた知らないけれどこの病院で毎月多くの人が亡くなってますよ。”(勘違いすると少々怖い発言。)

毎日何本吸うと、寿命は何年短くなると言う計算式も
患者に伝えてました。

年寄りの喘息は怖いということを肝に命じ、無理をしないようにします。ありがとうございました。
良いお正月になりますように。

堀尾さん、何時のことでしたか?最近記憶力が・・・(笑。

何れにせよ、良い方向に向かっているのでしょうか。どうぞ御自愛くださいね。

私も呼吸機能を調べて見ると、正常を少し割るデータが出ます。喘息予備軍だと自覚しています。呼吸機能は、加齢に伴い、正常でも少しずつ低下して行くもので、これもヒトの命が永遠でないことを示しています。我々、ややもすると永遠に生きるかのように思い込んでしまいます。やはり、毎日を大切に生きることが大切なのだろうと思っています・・・話がずれてしまいました。

呼吸機能の低下を確実に促進し、大きな発ガン因子であるタバコは、止める、近づかないに限りますね。お吸いにならないことは、大変結構なことです。

どうぞ、良いお年をお迎えください。

 漠然としたマスコミ批判は読まないことにしていますが、NUTさんのBLOGは具体的&的を射ているので、つい読んでしまいます。私は元記者とはいえ“100%"経済畑でしたので、医療の分野は患者としての視点しか持ちあわせていませんが。

 KGZさん,私は退職直前の10年前に狭心症の診断をくだされ(本人は酒とタバコのせいで、心臓とは夢にも思っていませんでした)、「命かタバコのどちらかを選びなさい」と言われ、命を選びました。KGZさんも命を選んでください。Hi

  • [2006/12/31 10:25]
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  • JA3AVO/Masumiなかで
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なかでさん、私のマスコミ批判、少しトーンが強くて、引いてしまわれるかもしれませんが、問題が深刻なための強調ですので、どうぞお気を悪くなさらずに。マスコミ人も、良かれ、正しかれと奮闘されているとは思うのですが、どうもそれが逆方向に向いてしまっていることが少なくないような危機感を抱いています。いろいろとまたご教示ください。

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