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官僚の目指すもの 

昨日のNHKスペシャルが、あまりに凄まじい内容だったので、夜なかなか寝付けなかった。

官僚の目指す体制は;

1)人事権

大学医局も持っていた人事権を手中に収める、即ち、医師の専門選択・就業医療機関の選択の自由に制限を加え、それを官僚が掌握する。開業も官僚がコントロールする。

2)医療内容・診療報酬の完全なコントロール

オンラインレセプトを利用した診療内容の掌握とコントロール、さらにEBMに基づくガイドラインによる標準化医療という幻想の実現を目指す。

3)強制力

医療事故全般を扱う委員会を立ち上げ、強制力を持たせる。これは、医療機関の存続を左右する強大な権力を持つことになる。

4)「医療事故」への保障

産科医療保障制度と同様の制度を全科に広げることを目論んでいる。この掛け金は、官僚の天下り団体が取り扱い、莫大な利益の上がる構図になりそうだ(産科医療保障制度では毎年100億円以上の黒字になる)。



医療という極めて専門的な領域では、自律的な制度運営が最も望ましいのだが、官僚は、自らが招来せしめた「医療崩壊」に乗じて、自らの権益を確保しようとしている。社会保険庁の余剰人員を、上記の新しい制度のなかに吸収させようとしているとも言われている。

笑ってしまうのは、自らが医療を崩壊させてきたことを自覚しているがゆえに、問答無用に制度を作り上げることができないでいる。昨夜のNHKスペシャルのような御用番組を利用したり、各種の諮問会議に諮ったりして、自らの意図が表にでないように、巧妙に立ち回っている積りのようだ。

しかし、これらの制度が実現したときに生まれる、国民の痛みは、生半可なものではない。その痛みが怨嗟の声になって彼等にぶつけられることは必至だろう。現在の官僚のトップは、その頃には、天下り、甘い生活を享受していると多寡を括っているのだろうか。我々は、彼等の姦計を決して忘れることは無い。

コメント

以前に紹介したかもしれないが、英国の医療事情を実体験した医師が、報告している。下記のサイトを参照されたい。

http://www.geocities.jp/jgill37jp/dates.html

彼の経験以降、医療費は50%増額されたが、状況は好転していない様子だ。

「イギリスで病気になってはいけない」を読みました。これだけ酷いとは思いませんでした。
これを読んだら絶対に家族で駐在など行けませんね。

あぁ、ビジネスマンだと、そのようにお考えになるのですね・・・いえ、日本の官僚も、どうも英国型医療制度にする積りのようなのです。ですから、病気になって急いで帰国しても、医療は英国と同じようになる可能性が大きいと思います。残念なことなのですが・・・。

わが亡き後に洪水よ来たれ、というやつですかな…

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