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インフルエンザについて 

A型インフルエンザの流行が本格化してきた。今夕、帰ろうとしたら、A型インフルエンザの確定診断を今日日中つけた幼児が、痙攣を起したと、連絡が入った。抗ウイルス薬タミフルを投与した(親御さんの希望で)症例で、二回同薬を投与したが解熱していない。幸いなことに、脳炎や脳症の所見はなし。単純型熱性痙攣との診断で、痙攣止めの座薬を投与して帰宅させた。

このシーズン、流行しているAソ連型インフルエンザは、殆どタミフルに耐性を示すと報道されている(下記)。このケースも、Aソ連型に侵されているのかもしれない。タミフルの副作用としての痙攣も否定は出来ず、もう一度タミフルを投与しても解熱・改善が認められなければ、投与を中止するように話した。

インフルエンザの一番の対策は、流行している地域で人ごみの中に出かけないこと。それに、予防接種をすることだ。ネット上等で、予防接種の有効性に疑問を投げかける議論もあるが、流行株と予防接種株が一致する場合,有効性は、70から90%ある。昨年は、残念ながら一致が不十分だったらしく、有効性が40%程度だったが、今年はマッチしていると報じられている。健康小児、成人の場合は、予防接種を積極的に受ける意味は、ハイリスクの疾患をかかえる方や高齢者に較べると小さいが、現行の不活化ワクチンでも十分な効果が期待できる。


以下、引用~~~

Aソ連型の97%がタミフル耐性=今冬流行の3分の1-日本へ本格上陸・厚労省
1月16日16時36分配信 時事通信


 厚生労働省は16日、今冬流行しているインフルエンザウイルスを国立感染症研究所が調べた結果、11都道府県で採取したAソ連型ウイルス(H1N1)35株のうち34株(97%)が、治療薬タミフルに耐性を持つウイルスだったと発表した。流行している3種類のウイルスのうちAソ連型の患者は今冬2番目に多く、全体の約3分の1という。

 ワクチンは有効と推測されるが、これらの患者にタミフルを投与しても、十分な効果が期待できない可能性が出てきた。

 昨シーズンに日本国内で流行したウイルスの調査では、Aソ連型のうちタミフル耐性だったのは2.6%にすぎず、欧米などで既に高い割合で見つかっている耐性ウイルスが日本に本格的に上陸したことが裏付けられた。

 同省は「検査したウイルス株数は限られており、引き続き発生動向を注視したい」としている。

 感染研は全国の地方衛生研究所を通じ、インフルエンザの流行状況を観測している全国約4700の定点医療機関の約1割を対象に、患者から検体を採取。届いた検体を調べ、8日現在でまとめた。 


コメント

昨日は息子へのエールをありがとうございました。いよいよ明日本番です。
我が家は全員予防摂種をしました。お蔭様で誰一人罹患しておりません。
一年で一番寒い時期になんで入試なのかと疑問ですが(^^

今年は、予防接種が効いているような気がします。

息子さん、今週末試験ですねぇ。力を出し切れますように。

仰られる通り、インフルエンザの一番流行る季節に試験をするのは、ちょっと考えものですね。熱を出して、試験で実力を発揮できない受験生が可愛そうです。

昨年は有効率40%だったんですか。どうりで小生もかかったはずでした。今年もワクチンを自分に接種しました。これまでたくさんの患者さんに接してますが、今年はまだ感染してません。どうやら有効なようですね。

それにしても病院や診療所で、患者さんが「明日・・・があるから早く治してくれ」というのはやめてほしいなぁ。気持ちは分かりますが、そんなことができればそもそも医者は病気になんかならないんですがね。「でも先生は病気で休んだことないじゃないか」って言われても。。。皆様予防が一番です。うがいと手洗いとマスクを実行しましょう。

はい、WHOのサイトに、そのように書いてありました。

インフルエンザも鼻腔に投与する生ワクチンですと、効果が大分上がるようですね(特に小児では・・・)。日本では、治験を行なおうとする製薬企業がないとか・・・旨みがないのでしょうか。

確かに、すぐに治してくれという方が時々いますね。しかし、タミフルを希望する方が減りましたね・・・タミフルの耐性も、タミフルの使用によるよりも、変異を起しやすいインフルエンザウイルスの特徴そのものによるのではないかと思っています。タミフル使用の多い日本よりも、北欧等からタミフル耐性ウイルスが多く出てきましたから、ね。

私の仕事場でも、スタッフ全員予防接種しましたが、まだ罹患する方はいません。今年は、効果ありのようですね。

ノロウイルス感染もまだ多く、なかなか忙しいです。お互いに倒れないように、走りきりましょう。

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