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オリックスは、甘い汁を吸い続ける 

高知県立病院と市立病院を合併し、高知医療センターを作った。地方自治体が、建設と医療事業を受け持ち、医療以外の事業を、オリックスが担当した。小泉構造「改革」で規制改革会議の前身の諮問会議を動かしていた、宮内氏が、オリックスの経営者であることは繰り返し述べた。このシステムをPFIという。PFIについても、以前に当ブログで取り上げた。

経済財政諮問会議・規制改革会議の面々にすれば、医療の官の部分を民に移行させ、効率化を図るとても素晴らしい制度ということになる。

ところが、高知医療センターの経営は赤字続きで破綻寸前の状態になっている。そこで、地方自治体の長達は、オリックスに値引き交渉に出かけたが、体よく断られた・・・というのが、下記のニュースだ。

オリックスに医療以外の事業を丸投げする、それも30年契約という長い契約期間。オリックスは、医療機関の経営が上手くいかないからと言って、この事業で得られる利益を手放すはずがない。もし契約破棄となれば、オリックスは膨大な違約金を地方自治体からせしめる積りなのだろう。

こうした結果になることは、中央・地方の政治家・官僚それに財界人は分かっていたのだろう。財界から、政官への何らかのキックバックもあったのではないか。結局は税金で尻拭いをすればよいと、登場人物たち全員が考えているのだろう。

小泉構造「改革」を推進した面々の考えていたことは、このような内容なのだとしか考えられない。

で、問題は、この地方の潰れかかった一医療機関には留まらない。小泉構造「改革」論者、それに付く政治家・官僚は、医療保険を民営化することを目指している。医療費は、膨大な額に膨れ上がり、その大部分を、財界が吸い上げるシステムになるはずだ。膨れ上がった医療費を支払わせられるのは、国民だ。

この高知医療センターの迷走は、そうなると予想させるに十分な事例なのではないだろうか。


以下、引用~~~

高知医療センター赤字、オリックス本社へ経費削減など要請 県知事と市長
09/01/21
記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

高知医療センター:赤字、オリックス本社へ経費削減など要請  /高知

 ◇知事と高知市長

 高知医療センター(高知市池)の経営問題で、尾崎正直知事と岡崎誠也・高知市長は20日、オリックス本社(東京都港区)を訪れ、医療行為以外の業務を受託している特定目的会社(SPC)「高知医療ピーエフアイ」主要株主のオリックス不動産の幹部に、経費削減などへの協力を要請した。【服部陽】

 知事と市長はセンターの運営主体、県・高知市病院企業団の構成自治体のトップとしてオリックス不動産の西名弘明会長(前SPC社長)と面談した。県によると、西名会長は「協力は難しい」との趣旨の回答をしたが、引き続き企業団とSPCで検討していくことを確認したという。

 センターは、医業収益が当初の見込みに届かない一方、薬品などの材料費が抑制できない状態で、今年度末に約7億6000万円の資金ショートに陥る見込み。赤字続きの病院経営に対し、企業団は2011年度までに収支を黒字化する方針を示し、8億6000万円の費用削減を見込んでいる。

 このうち、企業団は材料費や委託料で6億円の削減をSPCに要請したが、SPC側は先月、PFI事業は単年度ではなく、事業期間(30年間)全体で効果を算定するものと位置付け、経費削減に「応ずることはできない」などと回答していた。【服部陽】

コメント

医療で儲けようと思うな

欲ボケの金貸しに医療をやらせると言うことがどういう事なのかよくご理解頂けた事と存じますw

こうした連中が、医療で金儲けを企んでいることを、まず国民が知らないといけないのですが・・・関心を持たない、持てないのでしょうね。高知県民の税金が何十億、何百億とこうした吸血鬼のような人間に持っていかれようとしているのに、話題になりませんね。

しかし、この高知医療センターの医師の忙しさは半端じゃないそうですね。

その一方で赤字垂れ流しとは、これ如何に・・・。

癌研が粉飾決算

悪代官に泣き寝入りする貧農、親の医療費の形に売られる娘、現代に再現されそうな気配を感じる。政官財の癒着構造、特にオリックスに代表される政商、なぜ悪政を止めることができないか? 政財界が巧妙に仕組んだ教育システムが従順な国民を作り続けているからだろう。教育現場の崩壊は意図的に仕組まれた結果に違いない。
  
癌研の粉飾決算が報道された。全職員が懸命に働いても赤字になるとはおかしな話だ(研究所の光熱費を病院が負担しているとはいえ、研究費のほとんどは科研費と委託研究費だから病院の負担にはなっていないとのことだ)。どのマスコミも粉飾決算とそれを指導した事務長を悪人に仕立て上げているが、700床満床で国立がんセンターの150%の患者を抱えて奮闘している癌専門病院が、粉飾決算をせざるを得なかった医療システムの欠陥を報道の視点にすえるべきだ。


以下、読売新聞からの引用
癌研が13億4000万粉飾
融資確保目的 架空医療費、赤字圧縮
 国内屈指のがん専門病院を運営する財団法人「癌(がん)研究会」(東京都江東区)の安西邦夫理事長(東京ガス相談役)は16日、記者会見を開き、財団が2007年度の決算報告書で、収入を水増しするなどして約13億4000万円の粉飾決算を行っていたと発表した。銀行から融資を受けるため、虚偽の決算を作成したという。

 発表によると、決算の粉飾は前事務局長(65)が前常務理事(69)の承認を得た上で、財務部などの職員に指示して行われた。財団が経営する「癌研有明病院」(同)の07年度の財務について、架空の医療費の収入伝票などを作成して約8億9000万円を水増しする一方、業者に支払った薬代のうち、約4億5000万円分を帳簿から除外した。その結果、実際は約33億円の赤字を、約20億円に圧縮していた。

 財団は16日、同年度決算を修正する報告書を文部科学、厚生労働両省に提出した。

 同病院は05年3月、東京・西巣鴨から江東区有明に移転した際、用地購入費などとして金融機関から約317億円を借り入れた。さらに、薬剤費の高騰などが重なり、資金繰りの厳しい状況が続いていた。そうした中、年2回の賞与の際には各約10億円を銀行から一時的に借り入れ、半年ごとに返済してきたという。前事務局長は財団の調査に対し、「計画通りに収支が改善しないと、銀行との関係が悪化し、貸してくれないと思った」と説明した。

情報をありがとうございます。国立がんセンターがようやく黒字、他の国立の高度専門医療機関は軒並み赤字のようですね。特に小児科の成育医療センターなど、収入が支出の8割位しかカバーしていないようです。癌研も恐らく厳しい財政状況なのでしょうね。粉飾決算と言っても、社会主義的な貧しい医療政策のもとで止むに止まれず行ったことなのでしょう。

一方では、医療を食い物にしようとする宮内某のような輩が、政治の中枢に巣食っている現実があり、やるせない気分になります。宮内某は、叩けばたくさん埃が出てきそうですが、いずれも何か中途半端にしか、マスコミには取り上げられていませんね。

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