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老母インフルエンザに冒される 

昨日、診察中に、家から電話があった。よほどのことがないと電話が家からかかることがないので、厭な気分で受話器を手にすると、老母が発熱をして動けなくなっているとの家人の報告。常日頃お世話になっている、C先生に相談すると、わざわざ往診してくださった。A型インフルエンザの診断。リレンザを吸入器を用いて、投与したようだ。

夕方戻ってみると、母は傾眠傾向。呼吸困難はなさそう。熱がなかなか下がらない。オムツと下着の交換が、一大事の様子。それを少し手伝い、夜は添い寝をすることにした。私が3時間程度眠り込んでしまった。午前3時前、紅潮していた顔色も落ち着き、顔のほてりがなくなってきた。体温37.7度。声をかけると、にっこり返答するが、まだ傾眠状態。お腹は空いていない様子。何が食べたいか尋ねると、悪戯っぽい顔をして(いや、本気なのだろうが)、アンコロ餅との返答。

その後、私もまた横になり、CDを聴くが眠れず。母親の状態がよくなってきたこと、点滴が漏れる心配があまりなくなってきたので、母屋に帰ることにした。家人が程なく起きてきた。太陽が昇る頃に、再び母のもとに。体温37.6度程度。呼吸状態も悪くない。

高齢者のインフルエンザは、とても怖いということを知っていたので、どうなることやらと心配したが、一先ず山は越せたように見える。今朝、仕事場に来る前に、母のところに行ったら、家人と帰省している娘が、トイレに行く母を手助けしていた。

筋肉が落ち、下顎を落して、軽いいびきをかきながら眠る母。壁には、5年近く前に亡くなった父の微笑む写真。父には、家族として医師として何もして上げられなかったが、母には、できる範囲でベストのことをしよう、そして最晩年の今の時期を苦しむことなく過ごせるようにしてあげようと改めて思った。

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