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CW受信は、「読むこと」と近縁関係にある 

かってAA5JGに紹介された、ARRLのサイトの記事を読み直してみた。過去のエントリーに記したものだ。CW受信におけるショートタームメモリーの作用を実験的に調べている、被験者を求むというピッツバーグ大学心理学科の研究者の発言を紹介している。これによって、人が音を聴くプロセスを解明したいとしている。

その実験の被験者の一人,John K3WWPが述べた下記の言葉は、所謂暗記受信の内容そのものだ。

"You don't hear letters," he said. "You hear words or sometimes short sentences. You have to use a keyboard to copy because no one can write that fast and you always copy 'behind,' meaning that you are typing in what was sent several seconds earlier, so you're definitely using short term memory."

CW受信に際しては、文字を聞くのではなく、単語や、時に短い文章を聞く。そのプロセスは、受信する作業が、即「意味を取る作業」であることを意味する。

このプロセスは、文章を読むことに近いと言えるように思える。文章を読むときに、文字一つ一つを認識するのではなく、文字の集合体の「意味するところ」を、直接理解する、そうすることによって、文章を理解できるのだ。文章を「文字の集合体全体」として理解することは困難だ。

CWを受信する際に活性化する脳部位の局在を調べた報告を過去に紹介したことがある。それによると、CW受信という作業は、「読むこと」と類似するという。

読むという知的な作業と、CW受信が関連する、または近い関係にあることはとても興味深い。

コメント

何となくわかる気がします。
CWにアクティヴな人は、WebLogもやっていたりして。
CWと文章と音楽はどこかでつながっているような気がします。

私は本を読むのがすごく遅いので悩んでいます.Xや娘は短時間で小説などを読んでしまうのに私はもたもた.しかも一人集中しないと落ち着いて読書が出来ません.
読書とCWで同じ脳を使っているとすれば読書が得意なXや娘がモールスを覚えればすぐにCWでも追い越されてしまうのでしょうか...
実験してみたいのですが,彼女達CWを覚える気がないようなのでできそうにありません.Hi

読むこととCW受信が、脳の機能面からも関連しているという知見は、興味深いことだと思います。

で、それをCW受信能力の向上にどのように生かすかが、我々の問題ですね。

1980年以前には、そうした心理的な側面からのアプローチもあった・・・当時は、CWが、業務上の通信手段として生きていましたからね・・・。その時代の文献も渉猟してみようと思うのですが、なかなか難しい。軍隊でCW受信訓練の効果を上げるにはどうしたらよいかといった文献もあるようです。

音刺激の認識機構を研究する方法の一つとして、CW受信を研究するのが、ここで上げたピッツバーグ大学の心理学教室の研究で、こうしたCW受信機構の研究報告が時々見受けられます。

我々、ノンネーティブにとっては、CW受信の際に、英語を翻訳するというプロセスも一つ余計に加わるのですね。

本を読むためには、読解力以外に、集中力も必要ですね。集中力も養いましょう(笑。

> 我々、ノンネーティブにとっては、CW受信の際に、英語を翻訳するというプロセスも一つ余計に加わるのですね。

和文erと欧文erの脳力の違いも然りですね。古くて新しい永遠の話題です。

和文は、文章を単語で区切らないので、その点、取りにくい感じがありますね。勿論、翻訳というプロセスがなくなるのは大きな利点ですが・・・。

先日、JA9のとあるOMとしばらくぶりにワブナーになってラグチューしましたが、やはり時々使わないと、さび付きます。

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