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4年前の経験から学んだのだろうか? 

鎌倉市で、新しい産科診療所が作られ、運営を始めた。市が建物・運営費補助それに訴訟対策(保険)を提供し、医師会が医師等の人事・運営を行うということのようだ。今朝、そこで働く産科医三名の内、一番年長と思われる矢内原巧氏がテレビに出ていた。彼は、以前このブログでも取り上げた、元昭和大学産婦人科教授で様々な社会的活動もなさってきた大ベテランだ。彼のラジオ放送での言葉に感銘を受けて、そのエントリーに記した。彼も、すでに74歳。もう一方が60歳代らしい。

産科医療の医療機関がそれまで一つしかなかった鎌倉市では、とても歓迎される医療機関誕生なのだろう。矢内原元教授等医師会の面々も善意でこの仕事を進められているのだと思う。

だが、産科医療機関を集約化するという流れから見ると、どうも中途半端な規模に思える。一日一分娩としているようだが、少数の分娩であっても、正常分娩が異常分娩と判明する、変化することがありうる。その場合、3名の産科医だけで対応ができるのだろうか。また、新生児に仮死等があった場合の蘇生はどうするのだろうか。夜間の緊急事態には、ベテランを含む3名の医師で対応可能なのだろうか。

もう一つ、現在、極めて好意的に産科医療機関に対応し、サポートしている行政が、一旦、医療事故が生じたときに、どのような対応を医療機関・医師にとるのだろうか。大事にしまいと、医師側に不利な解決策を取らないだろうか。さらに、保険金額が2億円と高額だが、この支払いを安易に行うとすると、それは産科医療をますます窮地に追いやることになる。

4年前の今日、福島県で起きた出来事から学んでいるのだろうか。



以下、引用~~~

医師会独自の産科診療所 市民の要望受け、鎌倉に
09/02/17
記事:共同通信社
提供:共同通信社


 神奈川県鎌倉市の市医師会が設立した産科診療所「ティアラかまくら」が17日、開院した。2月中は外来診療と妊婦健診のみで、3月から分娩(ぶんべん)を扱う。

 日本医師会によると、医師会独自で産科診療所を開設するのは全国で初めて。新たな取り組みとして注目を集めそうだ。

 開設のきっかけは2006年秋、市からの「お産施設ができないか」という相談。市内には分娩を扱う医療機関が最近まで1カ所しかなく、07年度に市内で生まれたのは、出生者全体の約3割。市民から「地元で安心して出産したい」との要望が市に多く寄せられていた。

 医師会は昨年5月、早期の産科診療所設立に向け市と協定を締結。運営や医師の人員確保は医師会が担い、市は運営費などを補助するほか、トラブルや訴訟への対応について積極的に支援することが協定に盛り込まれた。

 ベッドは8床で、通常分娩を扱う。産科医3人、助産師9人と看護師3人が常勤。分娩数は、08年度15件、09年度300件、10年度以降は360件を見込んでいる。市医師会の細谷明美(ほそや・あけみ)会長は「医師の早期確保など医師会のメリットが生かせて開院にこぎ着けられた」と話している。

 長女(3)と訪れた近くの主婦内田有加(うちだ・ゆか)さん(31)は「長女は神戸市で里帰り出産したが、2人目は自宅近くで産みたかった。臨月なので開院がぎりぎり間に合ってよかった。今度は夫も出産に立ち会えるかも」と笑顔を見せた。

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