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最後の時代の証人か・・・ 

午前中に急患を二名だけ診て、仕事場を後にした。午後は、自宅でのんびりと過ごすことができた。7メガは、午後2時過ぎには北米に開き始めたが、CQを出しても応答がない。様々な雑用をしながら、時々CQを出し続けると、午後3時半頃からボツボツ呼ばれるようになってきた。バックグラウンドはとても静かだ。

LAの南50マイルのところに住むAlan WA6MOW。64歳。無線暦50年間。ほとんどCWで運用しているとのことだ。テンテックのArgonaut15W出力で、アンテナは木陰に隠して張った8m高のオフセンターフェッドツエップ。海岸に近いとのことで、この設備でも十分ラグチューができる強さで飛んでくる。

このところ、CWのactivityが低い、米国では、無線の免許を取るのに、CWが要求されなくなったからか、と嘆いておられた。160m、80mとオンエアーしてきたが、相手がいない、と。

私もここで何度も記してきたが、確かに、CWのactivityは、年余の経過で観てきて、徐々に低下してきている。静かに幕が降りるかのように。Alanには、でも、このCWという通信モードの最後の時代を証言することなのではないかと申し上げた。我々が楽しんでいて、それを見聞きして関心を持つ方がいればそれはそれでよいし、そうでなければ、静かに幕が降りるのを見届けることになるのだろう。

Alanから、私が英語が上手いがどこで習ったのかと尋ねられた。お世辞半分、社交辞令半分の質問であることはよく分かっていたが、仕事上英語の文献を読む機会があった、それ以上に、無線をしていたので、英語にも関心を持ったと答えた。如何に話すかよりも、何を話すかが大切だと思うのだが、というこうした問いかけへの定型的な答えをするのは止めておいた。

Alanの危惧は、私も共有するところで、無線の揺籃の地、米国の無線家と交信しても、「話が通じない」ことが結構の頻度で起きるようになってきた。恐らくCWの受信能力が不十分なのだろう。こちらが何らかの問いかけをしても、関係の無い話題を一頻り話してお終いになるというパターンだ。分からなければ、分からないと言ってもらえれば、もっと分かりやすく話す、ないしスピードを落とす等して、ダイアローグが続くのだが、自分の言いたいことを言いっぱなしだと互いにモノローグのぶつけ合いになってしまう。

同じことを繰り返し書いているような気もするが、CWの最後の時代を生きる証人としては、こんな愚痴めいたことを記録するのも許されることだろう。

コメント

No title

札幌からの帰り道、交信を聞かせていただきました。お呼びしようと思ったのですが、SWRが無限大。同軸のコネクターが接触不良を起こしていたようです。

Alanの信号は取れませんでしたが、「そうか…ぼくらはやはり絶滅危惧種だよな~」などと思って車を走らせておりました。

No title

地域のクラブ局へ行っても、JARLの支部大会へ行っても、ハムフェアへ行っても、40前後が大量にいる最若年層です。
私が定年を迎える頃にCWのみならず、アマチュア無線は最後の輝きを迎え、やがて静かに消え去っていくのかもしれません。

No title

Leoさん

ドライブ旅行、お疲れ様でした。峠の上は、まだかなりの積雪だったんじゃないでしょうか。

車に付けたモービルホイップのコネクター接続部分(ないし、マウント部と車体との接続)が、確かに緩んだり、接触不良になることは良くありましたね。私の場合、リアバンパーに取り付けた大きなハスラーのヤツでしたが、スピードを出すと、後ろに大きく傾いていました。

ustさん

いや、悲観論ばかり語っても仕方が無いですから、ここは、最後の超新星爆発までいかなくても、大きな光彩を放って散ろうではありませんか。

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