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『命の道』 

人口減少社会になってきているので、道路の需要が減ることは当然予測されたことだ。それを、国土交通章は認めた上で、人々を医療機関に運ぶための『命の道』を建設し続けると主張している。主張しているのは、官僚と土建利権にまみれた政権与党の政治家達だ。病人を運び込む先、即ち医療機関は減らしながら、『命の道』で人々を何処に導くつもりなのだろうか。

確かに公共事業予算は、減らされているが、他の予算項目への各種補助金として公共事業が行なわれており、公共事業の総計はあまり減っていないのではないだろうか。公共事業の乗数効果が、徐々に低下しつつあることが知られている。公共事業を経済刺激策としてカンフル剤のように打ち続けた結果が、現在の膨大な国家の赤字の累積だ。

『命の道』とはよくぞ言ったものだ。道路と救急車・ドクターヘリ、それに救急搬送情報IT化システムが揃えば、救急医療は心配ないということなのだろうか。『命の道』という呼称が、重たい響きをもつだけに、こうした口から出任せの公共事業利権に蠢く連中の言い草には嫌悪感を覚える。


以下、引用~~~


需要減でも道路整備=「総合評価」「命の道」-政府・与党

 国土交通省が26日、将来の道路需要推計を大幅に下方修正した。高速道路から市町村道まで今後の整備計画に影響を与えそうだが、政府・与党内には、救急医療や通院など生活に欠かせない「命の道」といった観点を強調し、道路整備の継続に向け予防線を張る動きが出ている。同省はこうした医療のほか、観光や地域活性化、企業立地などへの道路整備効果について「総合的な評価」を検討する方針だ。

 「災害や医療など(整備効果を)算定しづらいものはどうなる。田舎は人が少ないから道路を通さなくていいという議論は乱暴だ」(東国原英夫宮崎県知事)とする地方の声は、経済状況の悪化につれ大きくなる一方だ。河村建夫官房長官は同日の記者会見で「直ちに道路投資を減らせる状況にない。『命の道』など身近で重要な道路整備の要望は非常に大きい」と述べた。

 国交省は年内に策定する道路整備中期計画の下に「地方版計画」をまとめる予定。26日開かれた自民党道路調査会で同省の金井道夫道路局長は「地方版計画には『命の道』を着実に入れたい」と約束した。同調査会の山本有二会長も「整備スピードを遅らせたり整備をやめたりするかどうかは、地方版の計画との整合性があるので簡単に言い切れない」とし、今回の需要推計にとらわれない計画づくりに意欲を示している。(了)
(2008/11/26-21:20)

コメント

道路の先にも

行くべきセンター病院がない地域も出そうですね

No title

第二次世界大戦中、ドイツの作った強制収容所のゲートに記されていた言葉を連想してしまいました。

この政策で作られる『命の道』の入り口には、『この道は地獄に通じる』と記すべきでしょうね、正直に・・・。

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