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財界人が官僚と一緒になって手前味噌な提言をしようとしている 

財政制度等審議会のメンバーの大多数は、財界人である。医療関係者は、独立法人医療機構の理事長お一人だけ。さらに、この会は、財務省の諮問会議の一つに過ぎない。そのような集まりが、医師の専門性・開業権を制限するという医療制度の根幹に関わる提言を行なう、ということが解せない。

医療費配分の見直しとは、別な報道によると、勤務医の待遇改善のために、開業医への報酬を抑制するということのようだ。この台詞、どこかで聞いたなと思ったが、昨年度の診療報酬改定で、全く同じことを中医協の方々が言っていた。財務省のキャッチフレーズらしい。前回の「見直し」の結果どうだったのか、彼等は検証しているのだろうか。医療費の総額を抑制しないというニュアンスで、西室氏は述べたようだが、実質は異なる。昨年の診療報酬改定でも結局かなりの国の医療支出の削減になっている。医療費の削減は、社会保障負担の減る財界にとっても喜ばしいことなのだ。

一方、こうした提言を行なう財界の方々は、レセプトのオンライン化にえらく執着している。オンライン化
は医療内容の向上に寄与するなどと言っているが、狙いは、医療の平準化による医療費削減、およびオンライン設備の設備投資による財界への収益の二つだろう。ここでも、国(財務省)と、財界双方にとって、レセプトオンライン化は大いに歓迎すべきことなのだ。

こうして、国の施策によって直接利益に与る連中が、施策を決定している。医療内容、さらに医療のインフラは、どうなっても良いのである。

こうした癒着構造は、いたるところにあるように思える。それを白日の下に晒し、改善しなければ、日本は、ゆっくりと沈んで行くことだろう。

以下、引用~~~

医師の偏在是正へ規制を 財政審、来月提案へ
09/05/19
記事:共同通信社
提供:共同通信社

 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の西室泰三(にしむろ・たいぞう)会長は18日の会合後の記者会見で、都市部や特定の診療科に医師が偏りがちな現状を是正すべきだとの認識を示した。地域ごとに開業できる医師の数や、診療科の選択に制限を設ける規制の導入を提案。来月まとめる建議(意見書)で提言する方針だ。

 診療報酬では、救急医療などで負担の重い勤務医の報酬を手厚くし、技術力の高い専門医の処遇を改善する配分見直しを求める。

 この日の会合では、日本医師会からの出席者が診療報酬の総額引き上げを要求。西室会長は「必要な部分もあり(総額を)抑え込むわけではない」と述べつつも、診療報酬の配分見直しを優先させるべきだとの考えを示した。

コメント

No title

元東芝らしいですが、自分とこの経営も怪しいのに国の財政なんか無理でしょう(大笑) 国を滅ぼすんではないですかね。

No title

そのようですね。経済団体の長か何かも歴任していたと思いますが、官のお膳立て通りに発言する御仁なのでしょう。官僚・財界人の意向で、医療制度を弄繰り回す、その理不尽さにマスコミは全く反応せず。いつの間にか、医療制度もボロボロにされるのでしょう。

最近は、その崩壊過程を眺めて、記録することくらいしかできないのかという無力感に襲われます。

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