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パンデミックへの危機対応にハッタリは不要 

先日、参議院の予算委員会のテレビ中継を、仕事の合い間にちょこっと見ていた。民主党の議員が、舛添厚生労働大臣に、新型インフルエンザの検疫について尋ねた。

検疫自体の有効性に疑問がある。成田の検疫では、サーモグラフィの機械(一台300万)を150台も新たに仕入れて検疫を続けてる(いた)。サーモグラフィの発見率は、0.02%でしかない。それを、どのように考えるのか?・・・といった質問だった。

舛添さんは、メキシコからの直行便の飛行機が飛んでくる、その中に感染者がいるかもしれない、だから検疫をしようということでやっている・・・といった答えをしていた(答えにはなっていない)。

如何にも一生懸命やっているという答弁だったが、発見率が低いサーモグラフィの検疫には有効性がほとんどないこと、また感染していても、潜伏期だったり軽症だったりしたら、そのような検疫はすり抜けることは素人でも分かることだ。

一生懸命対応している姿勢を見せたいという政治的な意図はよく分かるが、こうした事態では、そうしたことは一切止めてもらいたい。今回の新型インフルエンザであれば、まだ余裕があるようなものの、高毒性の病原体では、こうした非科学的なハッタリ行動を、政治家・行政官が取ることは、致命的だ。

これは政治信条といった問題ではなく、感染のパンデミック対応は、政治家や、行政官には無理だということだろうと思った。専門家が、科学的な知見を元に、現状を分析し、犠牲の「より少なくなる可能性の高い」対応方法を冷静にとることが必要なのだ。舛添さんの後ろには、厚生官僚の医系技官や、学者も揃っているのかもしれないが、今回の対応はお寒い感じがする。政治的なハッタリや、目論見は、一切無しにしてもらいたい。ただ、医学的な判断だけが要求される。

今回は、今のところ予行演習である。が、それでも、かなりドタバタしている。本番のパンデミックが襲来したときに、果たして対応ができるのだろうか。

コメント

国民の危機意識を煽って

与党連合の票を増やそうとする作戦にしか思えません。プロの意見を聞くなら感染症学会の緊急提言を読んで、可能なことをさっさとはじめた方が国のためになるんではないかと思います。

No title

スタンドプレーの臭いがぷんぷんしますね。厚生労働大臣も大衆受けのする発言をするだけじゃなくて、本当の対策をきちんと打ってほしいものです。

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