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医療を荒廃させるもの 

昨日、福岡県から里帰りしているお母さんが、お子さんを連れて来院された。お子さんの診療を終えて、某首相の経営していたという医療機関の評判などを伺った。よく事情をご存知だったので、医療関係者か尋ねると、ご主人が、自治医大卒の医師の様子。

9年間の義務年限終了後、ご主人はどうされるのか伺った。未定の様子。どうも義務年限を終えると、自分で就職先なり、大学医局なりを探し出し、動かねばならないそうだ。県当局は、何も面倒をみてくれぬらしい。自治医大の卒業生が義務年限を過ぎた後、ほっぽり出されるという話は何度か聞いたことがある。彼女のご主人もそうしたケースになるのだろう。

地方の公的病院では医師不足が厳しいと言われているが、地方自治体は、現にそうした病院で仕事をしている医師を大切にしていないのではないだろうか。それに、大切にするだけの財政基盤を、国は診療報酬という形で与えていない。むしろ、公的病院は、存立し得ない財政状況に陥らせてきた。

その一方で、医師から自由を奪うことを画策している。即ち、専門を決め、研修先を選び、仕事を続ける場を選ぶことを自由にさせない、強制的な管理体制を組もうとしている。

これは、医療界の更なる荒廃を招く。

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