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社会保障予算削減に玉虫色のベールを被せて・・・ 

毎年、社会保障費の自然増2200億円分が削られてきた。トータル1.1兆円削減であるが、毎年の削減分が、積み続けられて効いてくるので、この削減は医療を崩壊させる上で、じわじわと効いてきている。

何故、毎年2200億円削減なのか、根拠はない。この程度は、削減できるだろうと、まずは金額を決め、その後どのように減らすか、どの項目を減らすかを議論している。今回の景気対策15兆円と同じ手法だ。景気対策では、防衛庁の車500台を新車にしたり、30の「基金」を新設したり、思いつきでばら撒いている印象が強い。で、この削減も、思いつきの削減金額を現場に押し付けて、無理矢理削減し続けている、ということになる。

選挙間近のためか、下記の報道で、厚生労働大臣や財務大臣までが、この毎年の削減を止めるかもしれないという玉虫色の答弁をしているが、決して、止めるとは言明しない。無駄があれば、やはり削るということのようだ。どこに無駄が転がっているのだろうか。セーフティネットが、まるで無駄と等価のような発言であるが、これもセーフティネットの社会における重要性を無視するものだ。セーフティネットがしっかりしていなければ、社会の経済が成立しないことがまだ良く分かっていない様子だ。医療・社会保障で金儲けをするという、近視眼の意図に、この厚生労働大臣も毒されている。社会が上手く機能するために何が大切なのかが分かっていない。骨太を「夢と希望を与える新しい」と言い換えようという話を読んで、後期高齢者医療制度を、中身を全く替えずに、長寿医療制度に言い換えたエピソードを思い出した。このような言い換えで、中身まで変われば良いのだけれどね>舛添さん。

社会保障予算を削減するということは、国民の健康と福祉を蔑ろにすることだということを、我々はよくよく肝に銘じておこう。


以下、引用~~~

国民不安解消へ、社会保障の機能強化が必要 2200億円削減問題で舛添厚労相
2009年6月5日 提供:Japan Medicine(じほう)


 舛添要一厚生労働相は2日、参院厚生労働委員会で、社会保障費2200億円削減問題について「国民の不安や不満を解消するため、社会保障制度のセーフティーネット機能を強化することが必要」と述べた。ただ、セーフティーネットの強化一本やりでは駄目だとし、「無駄の排除を行うべき」との見方も表明。さらに「財源投入によって、介護や医療がさらなる成長への起爆剤となり得ることを、もう少し明確にする必要がある」とも述べた。石井みどり氏(自民)の質問に対する答弁。

 舛添厚労相は、政府が進める2011年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化や、社会保障費の抑制政策について「与謝野馨財務相も、旗はあるが相当ぼろになったと言っている」と述べ、限界に近づいているとの見方を示した。ただ「効率化をするという旗は捨ててはならず、無駄があればきちんと是正する態度を捨ててはいけない。無論、セーフティーネット論だけでも駄目だ」と述べた。

 2200億円削減を骨太方針2009に盛り込むべきではないとの要請には「骨太とは、役人言葉で、国民に夢と希望を与える新しいビジョンに変えた方がよいのではと麻生首相と話した。単に財政コストとして2200億円は限界との話でなく、それを超える新しい夢と希望を与える新しいビジョンを設ける時期に来ている」と述べるにとどめた。

 また「日本の人口は3000万人ではなく1億2500万人。どうしても外貨を稼がないと食べていけない。輸出戦略の中で、厚労行政でも大きな発想の転換を求められており、例えばワクチンで素晴らしいものが出来れば、外貨を稼ぐ成長産業になれる」と期待感を示した。

 2200億円削減問題については山本博司氏(公明)も質問し、舛添厚労相は「社会保障費についても効率化しないといけないが、政策にはプライオリティーを付けないといけない。今、2200億円抑制が大事なのか、国民の生命と健康を守るために必要な施策を行うことが大事なのか、これは言をまたないと思っている」と応じた。


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