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後発品の使用を強制する厚生労働省 

後発医薬品(後発品)には、効果・副作用の点で問題が多いことは何度か記してきた。そうした問題があるからこそ、後発品が多く用いられないのだ。

厚生労働省は、専ら医療費削減のため・・・それに、官僚の権益確保のために、安価な後発品を使うように以前から宣伝している。だが、その効果が十分上がっていない。

今回、地方厚生局が医療機関を「指導」する際に、後発品の使用を促すとのこと。地方厚生局は、今年から、医療機関の「指導」を直接行うことになったのだが、それにも多くの問題がある。この「指導」とは、経済的な指導であり、医療の内容の点では、意味の無いことが多い。指導を行う行政官
は、カルテの記載形式等のかなり枝葉末節を問題にし、医療機関から診療報酬を返還させようとすることが多い。本来、保険診療とは、保険者・行政と、医療機関が対等の立場で契約関係に基づき行われるもののはずだが、この「指導」は対等ではなく、また医療内容の点からしても噴飯ものであることが多い。

地方厚生局が「指導」に直接乗り出すようになったのは、社会保険庁の余剰人員を受け入れて、その仕事を作り出すためという話がある。医療内容から離れたところで、後発品の使用を「強制」することも、地方厚生局の点数稼ぎである可能性が大きい。積極的に「指導」を行うようになったことと合わせて、この「後発品の強制使用」にも重大な関心を払う必要がある。

後発品の問題点が解決されれば、医師は率先してその薬を使うことだろう。しかし、行政は、そうした問題解決を行わず、強制力を使って、後発品を使わせようとする。そのしわ寄せは、薬を投与される患者さんが受けることになる。

高価な先発品の薬価はそのままに、安価な後発品を行政が率先して売り込む構図の背景には、厚生労働省官僚の天下り先として、先発品製薬企業だけでなく、後発品製薬企業があることも勿論のことである。



以下、引用~~~

保険医療機関及び保険薬局に、後発医薬品使用促進規定の周知徹底を要請 
09/07/03
記事:WIC REPORT
提供:厚生政策情報センター

 厚生労働省が7月1日付で地方厚生(支)局の医療指導課長に宛てて出した、「後発医薬品に係る保険医療機関及び保険薬局に対する周知徹底」に関するもの。

  通知では、後発医薬品の使用促進を図っているが、平成20年度に実施した「後発医薬品の使用状況調査」では、一部に、後発医薬品を使用しない強い意思を表示している保険医療機関・保険医や、患者への説明及び調剤に積極的でない保険薬局が見受けられたことを指摘している。その上で、平成21年度に実施する後発医薬品の使用促進策(P2参照)の一環として、各地方厚生(支)局において実施される保険医療機関及び保険薬局対する適時調査や集団指導等の際に、療養担当規則等における後発医薬品の使用促進に係る規定の周知徹底と遵守状況の確認及び必要な場合には指導をするよう要請している(P1参照)。

 資料2には、厚労省が同日に発出した、「後発医薬品に係る保険医療機関及び保険薬局に対する周知徹底等に関する取扱いについて」の事務連絡を掲載している(P3~P4参照)。事務連絡では、周知徹底等の実施方法等、適時調査及び指導の際に実施する聴取の内容などが示されている。


コメント

「同じもの」

 現在、処方箋に特記事項がない限りは、患者さんの同意が得られれば、後発品を薬局の判断で処方できるような仕組みになっています。

 これがくせ者で、薬局は、「成分が同じもの」として売り込みます。

 成分が同じで安いのなら、そりゃ飛びつきますよ。患者さんとしては。

 後発品は、「主成分が同じもの」と言うことのはず。
 先日、それをきちんと話をしないで、もっとも薬局としては話したつもりなのかも知れませんが、患者さんが理解されないまま、後発品にかえられた例がありました。
 もちろん、「後発品不可」と記載をいたしましたが、後発品の負の部分もきちんと報道すべきでしょう。

似て非なるもの

経験浅い薬剤師が先発品と見間違う程に処方されている『先発品メーカー製造の後発品』も有りますが、まだまだ数は少ないのが現状です。後発品を積極的に推奨している調剤薬局に勤務していた時の経験ですが、『成分が同じで安い』ならと後発品を希望したものの、直ぐに先発品に戻る患者さんが多く居ました。理由の第一位は『飲み難い』で、それに起因し『効かないみたい』となり、先発品に戻ることになります。良質の製剤なら自然に繁用され、製剤技術の未熟さを当局の圧力で補填しようとするメーカーに、先は無いと思います。

No title

コメントをありがとうございます。

後発品が、先発品と同じというのは、医療界だけでなく、国民にも良く知られつつあるのではないでしょうか。私も、後発品でも良いものは使いますが、とても使えないものもあります。

今回、後発品の使用を、地方厚生局の指導時に強制するとなった点に強く注目しました。行政は、強制力を使って、後発品を使わせる積りのようです。

埼玉県保険医協会では、この方針に異を唱えているようです。後発品を用いるかどうかは、臨床現場の医師と、患者に選択権が与えられるべきで、後発品を使えるものにさせるのが、行政の役割だと思います。今後とも、この問題に注目してゆきたいと思っています。

Generic

が全て粗悪とは思いません。しかし同じ薬ではないし、患者によって効果も違います。一般的には効果が薄いようです。(配合剤や財形の問題だと思います)

No title

仰られる通りですね。私も、後発品でも信頼のおけるものは使っています。しかし、効果が劣ったり、副作用の出やすいものも多いようです。

先発品の値段も下げませんかねぇ。

それに、官僚・政治家が、率先して後発品を使うべきでしょう。

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