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「超急性期小児救命救急センター」創設? 

7月8日、中医協 診療報酬基本問題小委員会で、小児救急について議論されたとのこと。下記、m3医療維新より引用;

『小児救急医療については、日本は乳幼児死亡率は低いにもかかわらず1-4歳児の死亡率は高く、国 際的水準と比較するとOECD27カ国中17位であること、厚労省「重篤な小児患者に対する救急医療体制の検討会」の中間取りまとめにおいて超急性期を担う「小児救命救急 センター(仮称)の創設が提唱された』

確かに、1~4歳小児の死亡率は比較的高い。が、これの多くは、事故によるもののようだ。事故は、予防することが一番であり、そのための対策を作り、実行することが必要だ。さらに、経済的に成り立ちがたい小児救急医療への診療報酬引き上げと、それによる既存の高次小児救急医療機関でのスタッフの育成・増員が必要だ。

ところが、行政は、重症救急患者に対応する「超急性期小児救命救急センター」を新たに作るようだ。高次救命救急センターを充実させるということだったら理解できなくもない。しかし、小児科医療の中身に対する援助、人材育成なしに、ただ、「センター」という箱物を作り、さらにそこに行政の人間が天下りすることを考えているとしたら、大きな問題だ。政権与党のマニフェストでは、地域医療・救急医療の窮状を打開するために「基金」を作るとされている。「基金」は、行政が直接関わり、行政の利権の源になっている。これと考え合わせると、高次小児救急を出汁にして、行政が基金を通して箱物を作り、そこで利権に与ろうとしているのではないかとの疑いを抱く。

さらに、小児救急のより大きな問題は、軽症患者が高次救急医療機関に夜間・休日に押しかけることで、高次救急医療機関のスタッフが疲弊していることだ。その面でも、アクセス制限・患者教育といった、患者には苦い提言も行ってゆく必要がある。高次小児救急医療機関が本来の役割を果たすために、それがどうしても必要だ。

コメント

No title

「ウケ」狙いレベル(=与党も野党も一過性健忘の如き)の政治はもうとっくに飽きました。
本当に未来の子供を救い、未来を頼む人として育てたいなら、金も人もつぎ込むことを示せ!です。

ここでいっていても仕方がないのは承知の上ですが、死ぬも生きるも自由なら為政者のおためごかしに反応せず、です。

またしてもハコモノ医療d

ですか。どんなでかい箱を作ってもそこで働く人間を大切にしない国などだめですよねぇ

No title

お二方、コメントをありがとうございます。本当に、その通りだと思います。

政権が変わって、果たしてどのようになるでしょうか。官僚との距離を置き、官僚をコントロールできる政権になってもらいたいものです。

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