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Pacifica Quartet 

BSで放映された、上記団体の演奏を鑑賞した。ベートーベンの弦楽四重奏曲、ラズモフスキー1番と、アンコールに作品130の5楽章。

ラズモフスキー1番は、ベートーベン中期の傑作。とても充実した内容。冒頭から、チェロが気宇壮大なテーマを奏でる。緩徐楽章の歌が、また素晴らしい。作品130の弦楽四重奏曲の5楽章に、大いに感動した。エネルギーに満ち溢れ、人生の最も活動的な時期に作曲されたラズモフスキーから、また一つ先に進んだ音楽。以前にも記したが、この後期のベートーベンには高貴さと自由闊達さを聴くことができる。一連の後期の弦楽四重奏曲をもっと聴きこみたいと改めて思った。

Pacifica Quartetは、まだ30歳代前半、半ばと思われる若い演奏者の団体。そのサイトはこちら。米国イリノイに本拠を置く、新進気鋭の団体のようだ。全員素晴らしい技量の持ち主で、熱い情熱のこもった演奏を聞かせてくれる。特に1stバイオリンとチェロ奏者が、ソリスティックな技量を持ちながら、しっかりしたアンサンブルを作り出している。

ベートーベンの後期を改めて見直して、手持ちのスメタナ弦楽四重奏団とゲバントハウス弦楽四重奏団の演奏を聴き直している。作品132、15番イ短調が、私にとって、一番の曲。哀しみと喜びが、一つの音楽で同時に表されている・・・バッハの音楽に通じる重層構造の音楽。

Pacificaは現代音楽も録音を残しているようだ。手に入れてみたい。

こうした素晴らしい演奏をすべて経験するには人生は短すぎる。

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