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戸塚洋二さん 

7月10日、ある物理学者が逝去された。元東大教授の戸塚洋二さん。彼は、ニュートリノの質量の問題の専門家で、小柴博士の下で研鑽を積まれ、大きな業績を上げた方である。ニュートリノの生成から質量を解析する実験が開始される直前に亡くなられた。

彼が記していたブログが残されている。ここ

深い内容が簡明な文章で記された、素晴らしいブログ。ご一読をお勧めしたい。

特に、彼と同じく末期の大腸がんに侵された患者の方に、同じ病を抱えながら、どのようにして戸塚さんは積極的に生きることができるのかと問われて、その返答として記された文章が、こころに残る。2008年5月3日のエントリー。

残された日々を充実して過ごすなどということはなかなかできるものではない。読み聞く記すといった活動に、いままでよりも注意深く、時間をかけてみることが、「恐怖」に捉われるずに、充実した時間を過ごすことになる・・・やってみませんか、と質問者の方に優しく語り掛ける・・・。

それに、正岡子規の言葉も、紹介なさっている。悟るとは、平気で死ぬことではなく、平気で生きることだ、という言葉。

研究の話、自らの病気の記録、それに美しい花々の画像。最初にも記したが、平易な文章で、こころに染み入る内容を記されている。

戸塚洋二さんのご冥福をこころから祈りたい。

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