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フローランを一ヶ月使うと500万円超 

特発性肺高血圧症という病気は、肺動脈の血圧が上がり、そのために心不全を来たす、極めて重篤な疾患だ。それに対して、外科的には肺移植が行なわれる。内科的治療薬は、根治的なものはないが、幾つか対症療法としての薬が開発されてきた。同症の患者さんとご家族の会(PAHの会)が、MRICのMLを通して、驚くべき情報を寄せてくれた。

内科的治療薬の代表が、フローランという薬品名の薬(プロスタグランディンI2)だ。その薬価が、凄まじい・・・

 商品名   規格         単価    1日     1ヶ月
フローラン 0.5mg 1瓶(溶解液付) 21,735  150,000   5,000,000
フローラン 1.5mg.1瓶(溶解液付) 37,994  それ以上も  それ以上も
  溶解液:50ml 2,395円、(1日2本使用)

フローランの保険収載薬価が、米国での薬価の10倍の価格に決められたためのようだ。で、保険者から、この薬に対する支払いを拒絶されるケースが出ているらしい・・・患者にとっては、死ねといわれるに等しい。

一ヶ月、500万円以上の薬価である。確かに、同症の患者は少なく、この薬剤は、所謂オーファンドラッグなのかもしれないが、余りに凄い薬価だ。

これほどの薬価ではないが、慢性白血病の分子標的治療薬や、その他精神神経系に作用する新しい薬等が、かなり高額の保険収載薬価となっている。

その高額に決められる経緯は、このフローランと同じという話を耳にする。日本での薬価を、米国の薬価を基準にして決めているのだが、自由市場の米国で、製薬会社は人為的に一次的に薬価を吊り上げ、それを基準にする、ということらしい。

日本の当局は、そうした経緯を知らないはずはない。これも噂話程度だが、米国から輸入する医療材料、薬剤等を高く誘導し、米国の企業に利潤を上げさせるように、日本の政府・行政は命じられているらしい。恐らく、政治家や官僚にとっても、何か利権が絡むのだろう。

こうした利益誘導をしておきながら、一方で、小泉「構造改革」以降、徹底した医療費削減を政府・行政は行ってきた。

こうした医療、病む人々を食い物にする政治・行政は何とかならないものか。

コメント

酷いですね

米国並みの薬価でも暴利なのに、日本は植民地ですか。各地でこの話題を紹介することにします。

米国発のグローバリゼーションとは、所詮こんなものだったということなのでしょうね。それにまんまと乗り、ましてや讃えた連中が、今でも政界・財界にうじゃうじゃいますね。

国辱ものだと思わないのでしょうか。

直接関係ないかもしれませんが、書籍(雑誌)の特約店の件でも日本の読者が良い鴨にされていますね。専門雑誌が、日本以外では、数割安い価格で直接米国の出版社から購入できるのに、日本では、特約店経由だけしか認められない・・・と。某特約店に何故価格が高いのか尋ねたら、1ドルを150円で計算しているとか言っていましたっけ・・・恐らく、出版社へのバックバージンが沢山あるのでしょうね。

肺動脈性肺高血圧症

私はこの病気です。沢山話したい事や告げたい事がありますが…
お金がないと病気にもなれないんだなぁと数年前に心臓手術を二度受け思いました。生きたいのに生きられない辛いです

マリアさん

今日は。辛い病気で、毎日が戦いでいらっしゃることでしょう。

こうした馬鹿げた高い薬価の設定を止めさせましょう。様々な機会に声を上げて参りましょう。私も声なき声の一人ですが、声を上げ続けて参ります。

TPPに日本が加盟すると、こうした薬価が米国製薬企業からさらに押し付けられ、また医療も混合診療となり、重たい病気に普通の方がなったら、破産し、命を失うような社会になります。TPP参加の行方も要注意です。

どうぞお大事になさってください。

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