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食料安保の危機 

東大鈴木宣弘教授による「食料自給率の低さ」に警鐘を鳴らす論考。肥料・飼料・種・農業資材の高騰・枯渇により、38%と言われる食料自給率は、実際は10%前後になるのではないか、という。

https://yuime.jp/article/reality-food-self-sufficiency-rate-vulnerability-japanese-agriculture?fbclid=IwAR1idh59PRYgMHBzPNNEjpyijbPPuyc-1M1SomzndzrVu3MhT_1otDC2Yxs

核戦争が万一起きたら、核の冬が到来し、食料危機が生じる。その際に多くの人々が飢餓で亡くなる。その大多数が日本に集中するという予測。この問題は、昨年にも何度かここで取り上げた。

新型コロナのパンデミック、中国の食料爆買い、異常気象、ウクライナ戦争と、食料危機をもたらす要因は揃っている。それに対して、食料安保と掛け声はかけるが、食料自給率の向上に向けて動き出さない政府。そして、この危機を報じようとしないマスコミ。

わが国は、政府債務が激増し、国の中央銀行たる日銀も財政ファイナンスに関わり莫大な国債を抱え込み、インフレに対処できない。国家として貧しくなりつつある。購買力平価でみる国民一人当たりのGDPは、36位と台湾・韓国にも抜かれた。その一方、軍拡にだけは熱心で、国債に頼って軍拡を進める。

食料・その原料・資材を輸入に頼っていたら、この国はすぐに食料不足に陥る。

まるでプロパガンダのように聞こえるかもしれないが、数年以内に大きな危機が訪れる可能性がある。この鈴木教授の論考にしっかりと目を通して頂きたい。


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