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敗戦の日に 

敗戦の記念日だ。マスコミでは、市民や、元兵士の証言特集を組んでいる。その幾つかを観た。あの戦争で苦労され、命を失った方々のお陰で、現在の日本、そして私自身があることを痛感する。

沖縄戦で集団自決を迫られた渡嘉敷島の方々の話を伺うと、戦後の歴史が彼等にとっていかに重苦しいものだったろうと思う。ニューギニア戦線等、いかに軍部が無責任であったか、改めて教えられる。

ただ、証言特集は、兵士として、市民として、いかに悲惨な経験をしたか、という被害者の視点での内容が主体だ。この被害者の視点だけで、戦争を本当に反省し、戦争に訴えぬ国際関係を築く力になるだろうか。証言のなかには、まるで昔話・・・それも、凄惨な昔話を聞かされるように感じたものもあった。

日本の戦後史のなかで必要なことは、戦争責任の総括だと思う。安易に国外の出来事に戦争の理由を求めるのではなく、内なる戦争責任の追及だ。それを怠ってきたために、ただ被害者としての戦争の証言になるのではないだろうか。

被害者は、状況次第で、容易に加害者にもなりうる。

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