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新型インフルエンザ流行への対応 

昨夜、Art K0ROと交信している時に、H1N1騒ぎのなかで母親達がどうかと尋ねられた。沖縄で初の死者が出たが、基礎疾患を持った方だったようだ、だが、きっと外来で、インフルエンザの検査をしてくれという患者の親御さんがどっと増えるに違いないと返事した。コスタリカの大統領もH1N1に罹患したと報じられているし、親御さん達の過剰反応が心配だね、と彼。

こちらの行政の目に見える対応は、保健所から、「患者集積施設(多くは、学校)の名称と、そこが休校になる期間」を知らせてくるのみだ。その施設(学校)に通っている患者が、インフルエンザ様の症状を生じたら、PCR検査をするようにということなのだろう。しかし、これは「後ろ向きの」対応でしかない。流行している施設・地域でさらに患者が出ることは当然のことだ。

定点での流行状況の観測を継続的に行い、それから、地域レベルでどの程度の流行になっているのかを知ることが必要だ。もう施設レベルの問題ではない。そうした流行の程度によって、ハイリスクな患者さん・人々への手厚い対応をすることが必要なのだ(こうした対応は、当然行われているはずだと思うが・・・)。こうした情報が、行政からは全く入らない。

今は目立たないが、H1N1による死者がさらに明らかになれば、国民の間で、過剰反応が生じることだろう。これまでの行政は、流行を意図的に過小評価し、さらに後ろ向きの対応しかとってきていないように思える。H1N1の流行はさらに混乱を生じ、その混乱のなかで、守られるべき人々への対応が疎かになってしまうのではないかと強く危惧する。

コメント

はじめまして

はじめておじゃましました.

わたしも小児科医をしています.
fluも親御さんによって対応はまちまちのような印象があります.もう、行政は特別な対応をしてくれそうな感じではないですね.

とても素敵な趣味で楽しく読ませていただきました.アマチュア無線はよく分からないのですが(汗)

kanoさん

初めまして。同じ専門なのですね。私は、もうリタイアを現実問題として考えている世代で、kanoさんとはウン世代の違いになるかもしれませんが、同業と言うことで、いろいろとお教え下さい。

kanoさんのサイトも一通り読ませていただきました。また、立ち寄らせて頂きます。

お体を大切に、お仕事に励んでください。

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