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挽歌 

昨日は、早朝覚醒で4時過ぎに起き出した。朝食をとり、14メガをワッチ。北米、ヨーロッパに開けている。北米は、普段なかなか聞こえない、ニューイングランドから入感している。ベアフット・ワイアーアンテナ組が559程度、一方、リニア・ビーム組になるとS8から9を振ってくる。その後、仕事や、庭仕事の合間にちょこちょこと聴いていたが、少なくとも西海岸には殆ど一日中開けていた。夕方、陽の暮れる頃に、東海岸に対して、もう一度開けた。

夜になり、7メガでバグキーを使って、のんびりCQを出す。バグキーを使うときに、時々思い起こすのが、バグキーを上手に使いこなしていた、今は亡きOM達のこと。Sam W6TSQや、Merle W6ULS(その後K6DC)、それにもっと遡って、Joe AH2GやHarry 9V1MT等々。これらの惚れ惚れとするバグキー裁きの名人たちは、すでにいない。バグキーの紡ぎだすCWの温かみや、美しさについて、語るべき相手も、数少なくなってきた。

そんなことを漠然と思いながら、せっせとバグキーでCQを出す。Dave W8FGXが、呼んで来てくれた。30m高のビーム(3エレだったかしらん)の信号は強い。S9。彼は、偉大なラグチュワーで・・・一回の送信が長い(苦笑)。でも、旧きよき時代のスタイルを守っている方だ。共通の知り合い、Bill N4ARが、最近聞こえないという話題になった。彼の家から、Billのミシガンの別荘まで90マイル程度らしく、その内、アンテナが建っているか、スパイをしに行ってみると言っていた。Billが、Johns Hopkins大学の学生ないし研修医だったころ、Daveは同じ大学でbusinessを学んでいた由。1960年代、BillがK4GSUだった頃からの知り合いだとのことだった。私も、60年代にAATESTで、K4GSU/8と交信した記録があるとお話しした。Billも既に70歳代の大台に乗っているはず。Daveは、今年3月で職場を解雇され、経済的に大変なのだが、無線にだけはお金を使っていると笑っていた。75A4と、Central Electronicsの200Vという送信機(?)を入手し、近くの局とラグチューするために、打ち上げ角の高いアンテナを上げ、それらの機械を用いて、楽しむ積りだとのこと。

Mike W6QUVという懐かしい局からも呼ばれた。1980年前後から、良く交信してきた友人。Sacramentoに在住だ。もう(まだと言うべきか)72歳。3つ事業を営んでいたが、2つは整理した。最後の仕事に係わっているが、セミリタイアしているとのことだ。

JA1AEA 鈴木氏の消息を尋ねられた。この10年間以上お聴きしていないと答えた。1980年代に鈴木氏がカリフォルニアを訪れたときに、夕食を一緒にとったものだが、とのことだった。鈴木氏は、「キュビカルクワッド」という単行本を書かれ、すべて自作の機械でオンエアーなさっていた、わが国で五本の指に入る優れたアマチュア無線家だ。また、信号をお聴きしたいもの。耳にしたら、よろしくとの伝言をお伝えすると約束した。

もう一人、Geo K6SGが、3年前にサイレントキーになられたことも伺った。DXとラグチューにとてもアクティブな方で、1980年代に良く交信させて頂いた方だった。少し鋭角的なキーイングが今でも耳に残っている。彼が没したことは、Mike自身か、誰かから既に聞いていた気がするが、K6SGのコールは、お孫さんが受け継ぎ、Geo愛用のTS930も、新しいK6SGのシャックにある由。

Mike自身は、丘の上に7メガのフルサイズ3エレ、それに50メガの9エレスタックを上げている様子。50メガでのDXに熱中していたが、CONDXが良くないとのこと。知り合いが余り年をとらぬ前に、一度ベイエリアを訪れたいと真剣に考えていると言ったら、是非寄るようにと言ってくださった。アンテナが良く見えるから、すぐに分かるよ、と。

どうも過去を振り返る話ばかりになってしまう・・・MerleやBill、Daveのことは何度も記したし、実際私の意識のなかでは、しばしば登場する人物なのだ。彼等の中の何人かがまだ生きておられるうちに、そして私の元気なうちに、一度米国を訪ね歩きたいと改めて考えた。

CWには、挽歌が似合うな・・・。

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