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もうコリゴリ・・・ 

私の仕事場では、以前から新型インフルエンザワクチンの予約を受け付けていた。突然ワクチンの供給が始まっても、スムースに投与開始ができるように、と考えてのことだった。しかし、厚生労働省の度重なる変更により、優先して投与すべき群の仕分け、予約者への連絡、希望者からの問い合わせで、(極めて小規模部隊である)事務は、テンヤワンヤである。季節性インフルエンザの予約・連絡・投与も並行して同時進行中だ。勿論、通常の診療も行なっている。ワクチン業務を担当してくれている、事務員の方の目が釣りあがっている

予約者への連絡が曲者で、中々電話で捕まらない。捕まっても予定が合わない。そのような電話連絡をしている傍から、地方自治体がだした小児優先のチラシ広告を見た親からのヤンヤの問い合わせの電話だ。なかには、ワクチンが何時入るのかと電話で30分以上粘る方もいらっしゃる。いつの間にか、ワクチンの投与を受ける小児に1000円の公費負担が付くことになっていたようで、我が事務は、スタッフが持ち込んだ、そのチラシで、その事実を知る始末。こうやって公表する前に、どうして医療機関に予め連絡をしないのだろうか。

小児へのワクチン配給数は、当県の場合、DPT三種混合ワクチン接種の実績によって決まるらしいが、どれほどになるのか、医療機関側には知らされていない

国が末端の医療機関を統御して、個別接種をすすめるのは、どう考えても無理がある。実務は県に任せているのかもしれないが、それであっても無理だ。今回の新型インフルエンザワクチン接種は、規模が大きく、同時に行なわなければならないのであるから、集団接種でしかスムースに行い得ないように思える。

厚生労働省・県も、集団接種を否定せず、地域で可能であれば行なうようにとの立場だが、既になし崩しで個別接種が始まっており、これから方向転換するのは難しいのではないだろうか。10mlボトル(巷では、パーティボトルとも呼ばれているらしい)は、末端の診療所では大きすぎて使えない。もし、そのボトルが回ってくるようなことがあれば、受け取りを拒否し、接種からの撤退をするつもりだ。

末端の医療機関の事情を無視して、中央が机上でプランを立てても、ことはスムースに運ばない。

電話をするスタッフの人件費等を出したら、今回の予防接種は、本当に社会福祉慈善事業になる。天下りを沢山受け入れている予防接種製造企業には、季節性インフルエンザワクチンよりも多くの利益が転がり込んでいるはずなのが、腑に落ちない。

ま、緊急事態なので仕方ないのかもしれないが、予測は十分可能だったはずだ。厚生労働省の担当者の、現場を省みない、硬直した発想が禍の元だ。

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