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仕事場の新しいオーディオ 

仕事場では、これまで10数年前に購入したコンポで音楽を聴いてきた。結構良い音で鳴ると思っていたのだが、最近オーディオの雑誌や、ネットのサイトでオーディオ機器の新しいものを知るようになり、新調しようかという気持ちが芽生えた。自宅に既にそれなりのセットもあるし、仕事場にまで不要ではないか、浪費するんじゃないという内心の声もあったのだが、仕事場で長時間過ごすし、旅行するでもない、飲み歩くでもなし、まぁ良いではないかと、自分を納得させた。

で、一群のハイエンドオーディオ機器の広告、さらに雑誌での試聴報告等を目にして、ハイエンド機器に少し気持ちが傾きかけた。しかし、引っかかったのが、価格の高さ。多くが海外の製品であり、現地での価格を調べると、日本での価格の半分以下というのがザラである。Geo W0UAと、こうしたオーディオ機器の価格設定を話していたら、その直後、Tom K7GMFが呼んで来て、「ハイエンド機器の価格は、ベラボウだよ。録音スタジオ等でもあんな価格の機器は使わない。ハイエンドを買うのは止めたほうがいい。」と、天の声。そんなこともあり、不況著しい日本製のオーディオ業界を支えるために(大げさ・・・笑)、日本製の機器にしようと決めた。

ただ、試聴をしに、都内になかなか出かけられない。今年春KEFのスピーカーを購入したときの記憶と、様々な試聴記をもとに、決めざるを得なかった。VictorやYAMAHAのスピーカーを最後まで候補に挙げたが、最終的に、当初の意向とは異なり、英国のブランドQUADの魅力的なトールボーイタイプのスピーカー「22L2」に決定。クラシック向きであるという評判と、繊細かつ品の良い響きがするという試聴記を頼りに、決めた。アンプ・CDプレーヤーは、DENONのベストセラーモデルに決定。

私が10代の頃、ほんの少しオーディオを齧ったのだが、日本製のオーディオ機器市場に、当時の活気がないことがとても気になる。YAMAHA等、リタイア時期を迎えたベビーブーマー世代を意識した新製品の投入をしているメーカーもあるにはある。しかし、一般的には、オーディオを愉しむのは、せいぜいiPodまたはミニコンポまで、下手をすると、PCのスピーカーで聴くという方が多いのだろうか・・・。

ラックは、7千円なりのセンターテーブルを組み上げ、代用。スピーカー等を二階の自室に持ち上げ(看護師さんにお手伝い願う・・・)、スピーカーをくみ上げ、結線するのに、昼休みまるまるかかった。

IMG_1189-1.jpg

このセットを用いて、最初にかけたのは、ブラームスの4番。ザンデルリンクの指揮するシュターツカペレの演奏。さらに、ポリーニとイタリアSQの奏するブラームスピアノ五重奏曲。現在は、マイスキーのバッハ無伴奏が鳴り響いている。

もうこれで十分だ。ふくよかで、暖かい響き。低音も締まりよく鳴っている。床に轟くような超低音は余り感じられないが、目の前で、オケやソリストが演奏しているかのよう。このQUADモデルは中国製らしいが、つき板に塗装が繰り返され、とても美しい仕上がりだ。それに、しっかり作られている。家具のようだ。

オーディオの生み出す音は、結局のところ、作り物。オーディオマニアは、それを本物に近づけるために、高価な機器を揃えるのだろうが・・・度を超すと泥沼に陥る。私は、この設備でもう十分だ。

コメント

やっぱり

ザンデルリンクのブラームスの四番ですか。
以前からお好きでしたよね。わたしも教えていただいて1番から4番まで買いました。
最近はバッハの無伴奏ばかり聴いていますが、久しぶりにブラームスも聴きたくなりました。

えにおさん程の博識の方に、お教えしただなんて、赤面してしまいます。

でも、やはりザンデルリンクのブラ4は、良いですね・・・。私にとっては、ベストです。

チェリストにとって、最後は無伴奏に行き着くのかもしれませんね。一頃、2,3番あたりを一生懸命さらいましたが、なかなか物にならずに、最近は、無伴奏の譜面は、書庫に収まっています。

いつか、どこかでオフでもしたいですね。チェロを持ち寄って・・・。

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