FC2ブログ

日本アマチュア無線振興協会の私物化 

平成3年、日本アマチュア無線連盟JARLがそれまで行なってきた、アマチュア無線技士養成課程事業を、日本アマチュア無線振興協会JARDが引き継いだ。内実は、JARLの現会長が、自分と、取り巻きそれに天下り官僚のために、同事業を私物化するためにJARDという特殊法人を立ち上げたのだ。

アマチュア無線の斜陽化によって、JARLは必然的に衰退する運命にあった。JARLにとってドル箱であった、同事業をJARDに渡したことにより、JARLの財政破綻は加速化することになった。最近、終身会員の身分を有名無実化することが、JARL現指導部によって決められた。これは、法的にも問題のある決定だ。JARLの財政が破綻寸前の段階にあることを示すできごとだ。

JARDの現状を下記のサイトの情報公開資料というページで見ることができる。

http://www.jard.or.jp/media/info/what_is_jard/index.html

JARDの現状について、気のついた点を列挙してみる。

○常勤職員は、理事長ともう一人だが、非常勤の理事には、天下り官僚が多くいる。

○主要な収入源である、アマチュア無線技士養成課程事業は、一年に数十%の単位で縮小している。

○財政は基本的に赤字で内部留保を取り崩している様子。役員退職金引き当て金がしっかり予算化されている。

○平成15年に制定された、役員給与規定では、特殊法人としては高くは無いのかもしれないが、赤字を出している邦人の役員給与としてはかなり高給の様子。退職金も十分得られる規定になっている。平成15年には、JARL・JARDともに財政が緊迫化していることがはっきりしていたのだろうが、その時期に、こうした規定を作るところが、私物化であることを物語っている。

○「電波利用秩序維持事業」への支出が、新たに前年度から始まっている。これも天下り官僚の特殊法人がらみだろうか。新しい事業に手を出せる財政状況ではないと思うのだが・・・。

こうした情報から見えてくることは、財政的に立ち行かなくなることが明確な特殊法人の財産を、役員が簒奪しつつあるということではないだろうか。JARLの問題であれば、JARL会員がクレームをつけることはできる(実際上、理事会等が、会長一派で占められており、難しいのだが・・・)。が、JARDは特殊法人であるから、監督権のある総務省しか、問題を指摘し、是正を求めることができない。総務省官僚も、権益に預かる当事者なので、そうした是正処置も期待できない。JARLとともに、JARDも破綻させる、という暗黙の了解があるのではないだろうか。

こうした、官僚と一部民間がグルになって、公の資産を食い潰す構図が、国のいたるところにあるのではないだろうか。こうした構図の関係を壊し、公のものが公に使われるようにすることを、我々は現政権に期待したわけだが、これまのでところ、何も変わらない。むしろ、政治が官僚機構に丸投げしている状況がいたるところで見られる。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/tb.php/1650-74171909