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医療介護現場の労働条件はそのままに・・・ 

医療介護現場のスタッフが足りない。国外から有資格者を連れてきて働いてもらおうという施策を、政府は取るようだ。

彼等が資格試験を通りやすくするように、資格試験の文章に振り仮名をつけるらしい。

外国人に敷居を低くするのは一見親切のようでいて、結局は、何としても人間を引っ張り込みたいという目論みでしかない。外国からやってきた方々が、低い敷居の試験で資格を得、日本で仕事を始めても、様々な書類を読んだり、記録をつけたりする時に困難にならないのだろうか。また、外国の優秀な人材を日本の介護のために引っ張り込むことは、彼等の母国の人的損失になる。その点からも彼等の母国で批判が出るのではないだろうか。

日本では、若い人々のかなりの割合が職にありつけない状況が続いている。中には、医療介護を目指す人々もいるのではないだろうか。介護の収入では、なかなか生活が成り立たないほど低い。その一方で、24時間連続勤務に近い労働条件が多いことをしばしば耳にする。で、介護職を実際に志望する若い方が少ない、ないし若い方が介護の仕事を始めても長く続けられない、ということをしばしば耳にする。

この政府の目論見は、現実となることはないだろう。

政府が行うべきことは、医療介護現場の労働待遇の改善だ。24時間労働当たり前、賃金だけでは生活がなりたたないという現実を放置しては、介護現場の人手不足は解決しない。

外国人介護師を導入しようという施策は、医師不足だから、現場の窮状はそのままに、ただ医師を新たに増やせば良いという発想に似ている・・・。

医療介護で働く人々の労働条件の改善に目を向けない政治・行政は、結局、医療介護を受ける国民を蔑ろにしていることになる。


以下、引用~~~

介護士試験に振り仮名を 枝野氏、外国人受験で
10/04/20
記事:共同通信社
提供:共同通信社


 枝野幸男行政刷新担当相は19日、介護福祉士や看護師の国家試験で外国人受験者の障害となっている専門用語の漢字表記について「現場で困らなければいいとの視点で取り組むべきだ」と述べ、試験問題に振り仮名をふるなどの配慮が必要との認識を示した。インドネシア人の介護福祉士候補が働く神奈川県海老名市の老人施設を視察後、記者団に述べた。

 一緒に視察した仙谷由人国家戦略担当相も同調した。

 インドネシアやフィリピンからは日本との経済連携協定(EPA)に基づき介護福祉士や看護師の候補者が来日しているが試験合格率は極めて低い。政府への提言を募集する「ハトミミ・職員の声」の問題提起を受けて枝野氏らが視察した。

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