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医療現場の意欲を削ぐ報道 

財政破綻した夕張市では、公的なサービスが引き下げられ続けている。市立病院も規模を大幅に縮小され、診療所化された。そこで孤軍奮闘しているのが、M医師だ。その診療所に、自殺企図によって心肺停止状態の男性が運び込まれようとしたが、M医師は、検死の業務は、外来診療よりも重要度は低いと判断して、受け入れられぬと断ったようだ。

それは、当然の判断だと思える。ところが、市長は、「誠に遺憾、市民の不安が募れば再生に水を差す」と、M医師を非難する発言をしている。

検死のみならず、心肺停止のようなケースを、医師一人の診療所に運び込むことに何の意味も見出せない。対応できぬだけでなく、診療所の機能を麻痺させる。

こうした発言をする行政の長と、それを報道するマスコミは、有為の医療人の意欲を削いでいることが分かっているのだろうか。


以下、引用~~~


市立診療所、救急搬送断る 夕張市長「誠に遺憾」
10/06/02
記事:共同通信社
提供:共同通信社

 北海道夕張市は1日、財政破綻(はたん)後に市立病院から公設民営化した市立診療所が5月、心肺停止だった男性の救急搬送受け入れを断っていたことを明らかにした。男性は別の診療所に運ばれ、死亡が確認された。

 藤倉肇(ふじくら・はじめ)市長は同日、記者会見で「誠に遺憾」と話した。市立診療所を運営する医療法人「夕張希望の杜(もり)」から事情を聴き対策を協議する方針。

 夕張市などによると、5月19日午前8時ごろ、同市旭町で50代の男性が自殺を図り、心肺停止となったと119番があった。救急隊は診療所に受け入れを要請したが断られた。希望の杜は市に対し「自殺と聞いて回復が望めないケースと判断した。医師1人で外来などへの対応があった」と説明しているという。

 診療所は昨年9月にも同様に断ったことがあり、その後、心肺停止患者は市内で最も近い医療機関が受け入れることで合意していた。希望の杜は3月に常勤医3人が退職し現在は常勤医1人。5月19日はほかに非常勤医1人が来る予定だった。

 藤倉市長は「夕張市が立ち上がろうとしている時に、市民の不安が募れば再生に水を差す」、希望の杜は「話せることはない」としている。

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市長は正しい

医師が傲慢

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