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夕張市市長へのメール 

夕張希望の杜診療所・村上医師が、心肺停止状態の自殺企図者が搬送されるのを断った件で、市長はじめ、市の幹部は、村上医師に対して、抗議をしてきたそうだ。それは理に適わぬ、現実から遊離していると申し上げたいと思って、市長宛に、下記のメールを送った。

この件についての村上医師の発言は、こちら

夕張市行政へのメールアドレスは;ybrsom@city.yubari.lg.jp


以下、私のメールをコピー~~~

夕張市長殿

先日、報道されました、市立診療所での心肺停止状態の方の受け入れ拒否の問題について、一言申し上げたくメールを差し上げます。私は、茨城県で小児科の開業医をしています。

医療機関には、その規模・スタッフの陣容に応じて、担うべき機能があります。医師が一人しかおらず、また重症患者を受け入れる設備・スタッフのいない診療所では、心肺停止状態の患者を受け入れることはできません。その受け入れを強要することは、患者さんにとっても、医療機関スタッフにとっても不幸なことです。

その患者さんが、不幸にも死亡した状態で医療機関に運び込まれ、その死亡診断と検死とを医師一人の診療所に託することも、過剰な負担を医療機関に与えます。その検死作業を医師が行っている間の外来業務、その他の業務はどうすべきなのでしょうか。診療所機能を麻痺させることになります。

財政再建途上にある夕張市のような地方自治体では、限られたリソースで住民サービスを行わねばならないことは良く分かります。聞くところによると、市長はじめ、市の幹部の方々が、孤軍奮闘されている村上医師のもとを訪れ、譴責に近いことを仰ったとか。果たして、それが行政のとるべき対応でしょうか。

医療機関に過剰な負担になることを、行政が強要すると、医療機関そのものが存続しえなくなります。村上医師がいなくなれば、夕張は無医村(市)になります。もう誰も、彼の重責を引き継ごうとはしないでしょう。医療は、社会的なインフラなのです。医療を酷使し、医療に余分な負担をかけ過ぎると、社会的なインフラが失われるのです。行政の長として、もう一度市立診療所のあり方と、それに対する市民・行政の接し方を考え直してくださいますようにお願いいたします。

発信者名

コメント

使命感を萎えさせる行為

行政もマスメディアもいい加減医療たたき、医師たたきを止めて欲しいものです。
何かあるとその状況や問題点には目もくれず、ただただ医師を非難して喜んでいるようです。

そんなことばかり繰り返していると、
高い志を持って人助けをしたいと願う医師達の心をへし折ることにどうして気付かないのでしょうか。

無理難題ばかり吹っ掛け、感謝の気持ちも表わさない態度は、
危機的状況の夕張に使命感を持って赴任し孤軍奮闘している村上医師の気持を萎えさせ、
やがてそのつけは彼ら住民に返ってくることに気付いて欲しいものです。

福寿草さん

コメントをありがとうございます。やはり臨床現場にいらっしゃると、村上先生の奮闘振り、それをへし折ろうとする勢力の酷さがひしひしと理解されるのだろうと思いました。

彼の弁明が、下記のサイトに載っています。同僚医師4名が去ってから、この2ヶ月間、彼は毎日当直をしているそうです。

この問題は、市当局とのボタンの掛け違いもあったようなので、冷静に両者が話し合えば、適切な解決に到達できたものを、マスコミが一方的な思い込みでいい加減な報道をしたために、ことが荒立っている側面が強いようです。人の耳目を集めることだけしか関心のないマスコミが、社会のインフラを破壊していることを繰り返し訴えてゆく必要があります。

彼の善意と踏ん張りがわからないならば、やはり去ったほうが良いのかもしれない・・・と思いつつ、彼が踏みとどまっていることに全幅の声援を送りたい思いでいます。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3660

他に頂いたコメントには、また改めてレスをさせて頂きます。ご主人ともども、お体を大切に仕事をお続けになって下さい。

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